大河ドラマ2022年「鎌倉殿の13人」でキャストの新納慎也と彼が演じる阿野全成(あの ぜんじょう)を紹介します。
阿野全成は、義朝の7男で頼朝の異母弟、義経の同母兄です。
有名な兄と弟に挟まれながらも、あまり知られていませんね。しかし、今回、脚本を担当するのは三谷幸喜さん。
これまでも大河ドラマ「新選組!」や「真田丸」で、歴史上目立たない人物にも注目し、魅力的に描いてきました。
阿野全成の魅力をどのように表現してくれるのか、とても楽しみですね!
阿野全成は、頼朝の父・源義朝の七男として生まれました。
母は常盤御前で、義経と同じです。
父・義朝が平治元年(1159年)の平治の乱で敗死すると、出家して醍醐寺(京都市伏見区)に幼くして出家していますが、「悪禅師」と呼ばれた荒くれ者だったそうです。
そんな全成ですが、頼朝の挙兵時には、兄弟の中で義経よりも先に駆けつけ、鎌倉入りに同行しています。
治承4年(1180)4月、以仁王が「打倒平氏」の令旨を各地の武士に送ります。
と当時に、全成は修行僧に身をやつし、醍醐寺を密かに抜け出すと、そのまま東国へと下りました。
全成は東下の途中で頼朝方の佐々木氏兄弟と会い、その所領の相模国渋谷荘(神奈川県大和市)でしばらく潜伏生活を送ります。
同年10月になって、全成は下総国鷺沼(千葉県習志野市)の宿所で、念願の頼朝と対面をはたします。
大河ドラマの第7話「敵か、あるいは」で登場しました。
頼朝との対面は、頼朝兄弟としては初めてだったようで、頼朝は初めて全成に対面したとき、歓喜の涙を流したとのことです。
頼朝は全成に対して、武蔵国長尾寺(神奈川県川崎市:現妙楽寺)を与えました。
その後全成は、北条義時の妹・阿波局と結婚し、妻が実朝の乳母となったことで、実朝の養育係を務めました。
大河ドラマでは第7話「敵か、あるいは」で伊豆山権現で初登場し政子たちと安房国に向かおうとしていました。
そこに僧兵たちが押しよせて伊東勢に差し出しそうになった時、全成は陰陽を行うがみごとに失敗します。
これが三谷ワールドですね。
⇒「鎌倉殿の13人」第7話「敵か、あるいは」のあらすじ(ネタバレ)感想とキャスト。
阿野全成が2代目鎌倉殿に?。
第26話「悲しむ前に」で時政が頼朝死後は全成が2代目鎌倉殿にたてようと動き始めるのです。
26話は頼朝最期が描かれていました。
⇒「鎌倉殿の13人」第26話「悲しむ前に」のあらすじ(ネタバレ)と感想。
阿野全成が頼家へ呪詛。
第29話「ままならぬ玉」で全成は時政とりくの陰謀である「頼家への呪詛」を結果的に引き受けてしまいます。
この出来事が北条と対立する比企へ伝わり頼家の判断で全成は窮地に追いやられるのです。
⇒「鎌倉殿の13人」第29話「ままならぬ玉」のあらすじ(ネタバレ)と感想。
詳しい史料も残っておらず、あまり有名とはいえない阿野全成。
「鎌倉殿の13人」では、三谷さんがどういった人物として描くのか注目していました。
新納慎也さんが阿野全成の最期を演じた第30話「全成の確立」は神話作品として残りでしょう。
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