大河ドラマ2023年「どうする家康」第10話「側室をどうする!」のあらすじ(ネタバレ)と感想をお届けします。
第10話では、瀬名は岡崎城近くの築山に、民の声を聞くための庵を開きます。
そんなある日、家康の母・於大は2人に子が少ないことを心配し、側室を迎えるよう主張するのです。
では、瀬名はどうしたのか?瀬名は家康の妻ですよね・・・。どうする瀬名!
さて、先週の第9話「守るべきもの」で、三河一向一揆との和睦がなんとか成立しました。
項目 | 内容 |
2023大河ドラマ | どうする家康 |
放送話 | 第10話 |
放送日 | 2023年3月12日(日) |
週タイトル | 側室をどうする |
視聴率 | 7.2%(先週比:▼4.6%) |
出演者 | 松本潤(役:徳川家康) |
有村架純(役:瀬名) | |
松島菜々子(役:於大) | |
関水渚(お田鶴) | |
北香那(きたかな):お葉(よう) | |
脚本 | 古沢良太 |
さて、「どうする家康」は家康(リーダー)と家臣達(部下)との絆を描いた物語とも言えます。
個性的な家臣達(部下)をどう活かすのか?職場で「リーダー」の方ならきっと共感することでしょう。
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側室に選ばれたのは、不愛想だが気の利く侍女・お葉でした。
当然、家康はお葉と一夜を過ごすことになりますが、お葉は思わぬ行動に出るのです。それは・・・。
そんなのどかな日を送っていた家康ですが、京の都では政変が勃発します。織田信長や武田信玄の動きも活発化し、家康は時代の荒波に巻き込まれていくのです。
一向一揆を鎮めた家康は、三河国内の支配を一気に強め、さらに今川方の国衆たちへの調略もじわりじわりと進めていきます。
その一つの遠江引間城の城主・飯野連龍(つらたつ)を訪ねます。連龍の妻は家康の妻・瀬名の幼馴染みのお田鶴(たづ)です。
タイトル終了後、一向一揆を治めた家康は引間城主の飯尾連龍を訪ねていました。
連龍:「三河をまとめあげたお手並みに感服いたしました。これからは松平殿と共に歩みとうござる」
飯尾と松平が結べば心強いものにはなるが、連龍の妻は家康が討ち取った鵜殿長照の妹・お田鶴です。
それを心配する家康に、連龍は「この世の常でござる。お田鶴もそのことはよくわかっておりまする。・・・と。
今日も家康殿とお会いするのをのを大層楽しみにしておりましたが、生憎風邪をひき床に臥せっておりまする」と答えます。
その言葉に家康は安堵したが、実はお田鶴は風邪などひいておらず、なにかを決心したかのような表情で一人、花を活けているのでした。
⇒関水渚が演じる2023年大河ドラマ「どうする家康」のキャスト「お田鶴」とは。
一方・甲斐・躑躅ヶ先館(つつじ)の信玄は新たな獲物・駿府に目を向けて、金をバラまきながら氏真の家臣を「調略せい」と命を出します。
その氏真は今川館にて家康と会っていた「飯野連龍」を誅殺(ちゅうさつ)。密告者は妻のお田鶴でした。
そして、家康は信玄からの文を受け取るのでした。戦乱の時代は、次の段階へ進もうとしていました。
⇒阿部寛は2023年大河ドラマ「どうする家康」でキャスト武田信玄を演じる。
今川家臣・鵜殿家の血筋の娘・お葉。お葉は侍女として松平家に入り、控えめで働き者、人の嫌がる仕事も率先して行っています。
ある日、家康の母・於大は瀬名のいる築山にやってきて、家康の側室選びを瀬名に相談します。
瀬名と於大が目を付けたのがお葉でした。お葉は「西郡の局」として知られています。
お葉は家康の最初の側室でしたが、お子は一人しかいません。何故か?お葉は同性愛者だったのです。
大河ドラマで同性愛者を描いたのは「鎌倉殿の13人」で柿澤隼人さんが演じたキャスト「源実朝」がいましたね。
第10話の「どうする家康」でもかなり長い尺で展開していましたね。
お葉に好きな人が出来た事に大激怒する家康です。
が、その相手が女性で、しかも互いを庇い合って「私を手打ちに!」「いいえ、私を!」と言い合う様子に何も言えなくなってしまう家康。
「殿に触られる度に吐きそうに…」と言われてしまい「そんなに?!」と傷つく様子でした。
さて、あなたは「LGBTQ」をご存じですか?
身体と心の性が一致していな いため身体の性に違和感を持 ったり、心の性と一致する性 別で生きたいと望む人
ドラマとは離れますが、なぜ10話で取り上げるのでしょうか?脚本家の古沢さんのメッセージなのでしょうか?
今国会でも取り上げていますよね。
仲睦まじいのになかなか3人目に恵まれない瀬名に「おなごとして仕舞いじゃということ」と言い放ち、家康に側室を持てという於大の方。
瀬名だけで充分という家康に「殿はもはやただの国衆ではありませぬよ。三河一国を束ねる御方。
子をどんどん作ってあっちとくっつけ、こっちとくっつけ、松平家を盤石なものにしていかねばならぬでしょ!」と一喝。
於大の話は確かにぐうの音も出ない理屈です。瀬名もそれはわかっているから自らも側室選びを買ってでるのです。
あれだけ渋々だった家康が、側室選びが始まるとノリノリでした。老若女々が側室の座をかけて集まり、若いおなごには鼻の下が伸びに伸びる家康です。
瀬名から側室をと頼まれたお葉は、側室としての心得や夜伽の指南を瀬名から受けます。
そして、一夜を過ごします。
最初はお葉を怖がっていた家康が、次第に心惹かれ、嫌がっていた薬湯も我慢して飲んでいました。
しかし、お葉の良いところを当たり前に褒める家康の様子に、少しずつ傷つく瀬名の姿は痛々しかったです。
側室選びのコミカルな展開後のエンディングは信長、信玄が登場しシリアスな場面が描かれていました。
尾張・小牧山城の信長は、京の都で将軍・足利義輝が殺されたとの報告を柴田勝家から受けます。
「永禄の変」ですね。
大河ドラマ2020年「麒麟がくる」では第24話のイントロで描かれました。
⇒大河ドラマ2020年「麒麟がくる」第24話「将軍の器」のあらすじ(ネタバレ)感想とキャスト。
どうする家康のあらすじ(ネタバレ)と感想のまとめはこちら。
⇒大河ドラマ2023年「どうする家康」のあらすじ(ネタバレ)と感想一覧。
紹介紀行は愛知県の東浦町、刈谷市、蒲郡市でした。
愛知県蒲郡市の三河木綿の体験工房では於大の方がこの地で広めたとされる木綿は柔らかい生地を生かしベビー用品でも使われています。
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今回、印象深かったのは、やはり側室キャストの「お葉」を演じた北香那さんですね!北さんは、昨年の「鎌倉殿の13人」では源頼家の正妻・つつじを演じていました。
控えめな姫であった前作「鎌倉殿の13人」とは異なり、どうする家康10話では猪をサクッと捌けてしまう荒々しさ漂う女性を演じていました。
監督からの「ロボットのように」と言うリクエストに、動きを直角に見せる事で見事に応えていらっしゃいました。
瀬名達がお葉に教えた寝所の心得(殿方を落とすテクニック)通りの事をやっているのに、お葉にかかるとその所作全てが殿の寝所に忍び込んだ暗殺者のようになってしまって、それにも大爆笑!
しまいには殿を羽交い絞めにして「よーし!よしよしよし!!」とまるでムツゴロウさんのように殿の腹をわしわし撫でるという演技は涙が出るほどに笑ってしまいました。
なんでもこのアイディアは家康役の松本潤さんからのものだとか。そんなエピソードからも「どうする家康」のチームワークの良さが感じられました。
放送年 | 役 | |
2019年 | いだてん~東京オリムピック噺~ | |
2022年 | 鎌倉殿の13人 | つつじ |
⇒大河ドラマ2022「鎌倉殿の13人」のキャスト一覧。残りのキャスト発表。
「どうする家康」第10話はいかがでしたか?
殿の側室選びはコミカルでした。ただ、お葉が同性愛者の設定で描いたのは現代社会にも通じる多様性へのメッセージですかね。
そして、大河ドラマでこんなに笑っていいの?!と心配になるくらいに、笑いが絶えない10話でした。
前作の「鎌倉殿の13人」の時も、コメディパートとシリアスパートの織り交ぜ方が秀逸でしたが、今回の「どうする家康」もすごい。
後の不幸の種を笑いに乗せて撒いているという印象を受けました。
てんやわんやで全体的に笑いに包まれた10話でしたが、お田鶴様のことや、『築山殿』や、その居には「誰が来ても良い」とか…のちの布石となものがたくさんありました。
歴史に詳しい人にも、そうでない人にも、楽しみが詰まった10話でした。
引用:ヤッフーニュース
わたしは面白く拝見してますけど、別居なのに仲が良いという設定は見ていてやはり無理があり、せめておだいの方に言われたから築山に移るとか、瀬名が家康に愛想をつかして別居するとかでも、別に良かったのにと感じました。
有村架純さんなら、今川に残る両親の行く末(最新の歴史研究で、今川に残った瀬名の父関口氏は、失脚はしたものの書状が残っているので、切腹はせずに生きていたと推測されています)
との葛藤の心の襞をちゃんと演じられたと思うし…
有村架純さん、撮影後、深夜までスタッフと何時間も話し合うみたいな姿が報道されてましたが、彼女も設定に違和感があり、自分を納得させるためにそうなるのではないかと感じました。
他にお葉のロボットみたいな演技、監督からの指示みたいですけど、あれもよく分からなかったなあ…
次週は、「どうする家康」第11話「信玄との密約」のあらすじ(ネタバレ)と感想。(無料動画/見逃し配信)です。
いよいよ武田信玄の登場です!
そして、お田鶴も鮮やかな鎧を身に纏っていますね。女城主と言えば直虎のイメージが大きいですが、お田鶴もなかなかのものです。
お田鶴は瀬名の従妹でもあるので、心優しき家康にはまた試練になりますね。大きく物語が動きそうな第11話に、期待です!
大河ドラマ俱楽部の管理人です。
NHK大河ドラマをこよなく愛し毎週楽しみに視聴しています。
ただ視聴するだけでなく「あらすじと感想」を紹介しています。
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時々は歴代の大河も視聴しています。
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