大河ドラマ2024年「光る君へ」第30話「つながる言の葉」のあらすじ(ネタバレ)と感想をお届けします。
今週は、都に干ばつの危機が襲います。一条天皇もみずから雨ごいをしますが、成果はありません。
道長は晴明に頭を下げるが引退した晴明は体がもたないと断ります。それでも道長は必死で頼むと…。
先週は⇒2024年大河ドラマ「光る君へ」第29話「母として」のあらすじ(ネタバレ)感想でした。
項目 | 内容 |
2024大河ドラマ | 光る君へ |
放送話 | 第30話 |
放送日 | 2024年8月4日(日) |
週タイトル | つながる言の葉 |
視聴率 | 10.3%(先週比:%) |
さて、「光る君へ」のまひろ(紫式部)と藤原道長の関係に引き込まれ、柄本さんと吉高さんの魅力に魅了されていると思います。
脚本は大石静。描き方はとてもセクシーです。平安時代の“セックス&バイオレンス”がキャッチフレーズですからね。
心豊かで裕福な大河ファンはすでに「NHKオンデマンド」で二人の関係シーンを再視聴しているとは思います。
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まひろの夫「宣孝」の死から三年が経ちました。
⇒大河ドラマ2024年「光る君へ」で佐々木蔵之介(キャスト)が演じる藤原宣孝とは。
まひろは四条宮の女房達に和歌を教えながら自作の物語を披露し、都中で話題になっています。
そんなある日、そこに歌人の「あかね」がやってきます。まひろは自由奔放なあかねに、どこか心ひかれます。
その頃、宮中では「枕草子」が流行していました。
「枕草子」を読んでは亡き定子を思う一条天皇。道長は気をもみ、安倍晴明に相談すると…。
紫式部(まひろ) | 吉高由里子(役:紫式部) |
藤原道長 | 柄本佑(役:藤原道長) |
まひろの父・藤原為時 | 岸部五郎(役:藤原為時) |
まひろの将来の夫・藤原宣孝 | 佐々木蔵之介(役:藤原宣孝) |
藤原隆家(道隆の次男) | 竜星涼(役:藤原隆家) |
道長の姉・円融天皇の后・藤原詮子 | 吉田羊(役:藤原詮子) |
一条天皇 | 塩野瑛久(役:一条天皇) |
道長の友 | 町田啓太(役:藤原公任) |
道長の友 | 金田哲(役:藤原斉信) |
道長の後輩 | 渡辺大知(役:藤原行成) |
一条天皇の后 | 高畑充希(役:藤原定子) |
歌人・清少納言 | ファーストサマーウイカ(役:ききょう) |
藤原彰子 | 見上 愛(役:藤原彰子) |
脚本 | 大石静 |
道長は晴明に雨ごいを頼みますが、晴明は「何を下さいますか」と道長におねだりします。道長は「それでは私の寿命を10年やろうと」と応えます。
晴明はその条件で雨ごいを夜を徹し、命がけの気迫で祈り続けると朝になって恵みの雨が降り出してきました。
都の人々はそれはそれは歓喜したのです。
まひろは、藤原公任の妻、敏子が主催する和歌の会で講師を務めます。まひろは、和歌について…、
「人の心を種としてそれがさまざまな言の葉になったもので、この世で暮らしている人の思いを、見るもの聞くものに託して歌として表します」
と説明します。
もののあわれがわからなければいい歌は詠めないと教えるのです。
一例として、
「人はいさ 心も知らず ふるさとは 花ぞ昔の 香ににほひける」
という歌を挙げています。
泉里香(役:あかね=和泉式部)
まひろが和歌の講師を務め、「変わりゆく人心と変わらぬ花の香りを対比させていると読み解いていると」、この会にあかねが遅れてやってきました。
そして、歌を詠むときに「そんなに難しいことを考えているのか」とまひろに問いかけます。その後に、
自分は思ったことをそのまま歌にしているだけだと述べるのです。
あかねは向こう側が透けて見えるほどの薄い衣をひらひらさせながらまひろたちに言い聞かせます。
「声聞けば あつさぞまさる 蝉の羽の 薄き衣は みに着たれども」
と詠みます。
蝉の羽のように薄い衣を着てはみたが、その声を聞くと余計に暑さが増してしまうという意味ですね。
さらに、その会にいる女房たちに「薄着におなりなさいませよ」と勧め、「いっそのこと何もかも脱いでしまいたい」と爆弾発言をもする大胆な行動にでるのです。
さらに、さらに、主催者の藤原公任の妻、敏子から遅刻を咎められると、親王との話が弾んでしまったとあけっぴろげに釈明。
まひろは娘の賢子に学問の面白さを伝えるべく文字の書き方を教えていますが、当の賢子はまひろの厳しい指導に音を上げています。
そんな賢子を為時は溺愛し、優しく接しています。まひろとは全く違う接し方です。やはり孫はこの時代でも可愛いのですね。
エンディング近くで、まひろが執筆していた原稿を賢子は燃やしてしまいます。一緒に遊んでくれないからなのでしょう。
為時は、まひろに叱られ、泣き続ける賢子に優しく寄り添います。賢子を激しく叱りつけるまひろ。
為時はそんな創作に熱中するまひろも理解しています。翌朝、為時は沈んだ面持ちの賢子を連れ、賀茂神社に行くと言います。
孫を無条件に愛する“じいじ為時”は、「お前は一人で書きたいだけ書け」との台詞は娘を愛するがゆえに発した言葉でしょう。
まひろは「学問が私を不幸にしたことはございませぬ」と言い放っていましたよね。でも、なぜか独りぼっちになると筆が進みません。
⇒岸谷五郎(キャスト)が2024年大河ドラマ「光る君へ」で演じる藤原為時とは。
一条天皇は、皇后・定子の死後4年が経っても、中宮・彰子には見向きもせず、定子の兄・藤原伊周から受け取った「枕草子」を幾度も読み返し、定子を想い続けていました。
「生まれ変わって再び定子に出会い、心から定子のために生きたい」と言うと、伊周は、
「枕草子」をお読みくださり、どうぞ華やかで楽しかった日々のことだけを思いくださいませ。笑顔のお上を、定子様はご覧になりたいに違いありません。
と言います。
一条天皇は「そうであるな…」とつぶやくのです。
⇒大河ドラマ2024年「光る君へ」で塩野瑛久(キャスト)が演じる一条天皇とは。
中宮・彰子は17歳になりました。内裏の藤壺で亡き定子の子敦康親王と暮らしています。
一条天皇は敦康に会うために藤壺を訪ねてはくるが、彰子を気にかける様子はなく、彰子のほうからも一条天皇に話しかけようとはしません。
定子の死から4年が過ぎても2人の仲は深まりません。
⇒2024年大河ドラマ「光る君へ」で見上愛が演じる藤原彰子とは。
彰子の母である倫子はこのままでは彰子が惨めだと嘆きます。
「なにゆえ帝は中宮様を見てくださらないの?中宮様が何をなさったというの?」と嘆くのです。
悩んだ末、倫子は道長に頼み込み、内裏の清涼殿で一条天皇と対面する機会を得ます。
帝:中宮への数々の心遣い、ありがたく思っておる。
倫子:もったないお言葉、痛み入ります。そのようなお言葉を、どうか中宮様におかけくださいませ。
倫子:幼き娘を手放し、お上にささげまいらせた母の、ただ一つの願いにございます。
同席していた道長は倫子の大胆なふるまいに驚愕したが、倫子はひるむことなく続けます。
倫子:出過ぎたことと承知の上で申し上げます。どうかお上から、中宮様のお目の向く先へお入りくださいませ。母の命を懸けたお願いでございます。
⇒大河ドラマ2024年「光る君へ」で黒木華(キャスト)が演じる源倫子とは。
すると一条天皇は…
一条天皇:そんなことで、命を懸けずともよい。そなたの気持ちはよく分かった。
道長は彰子のことを案じる嫡妻・倫子ともすれ違いが生じ、自分が闇のなかにいると感じていました。
そんな道長はある日、陰陽師・安部晴明の元を訪れます。
晴明は「今、あなた様のお心に浮かんでいる人に会いにお行きなさいませ。それこそが、あなた様を照らす光」と応えます。
道長を照らす光とは「まひろ」のことですよね。
⇒大河ドラマ2024年「光る君へ」で柄本佑(キャスト)が演じる藤原道長とは。
道長は、仲間にも相談します。藤原行成は「枕草子を超えるおもしろい読み物があれば」と提案すると、
藤原公任が、自分の屋敷に出入りしている女が、おもしろい物語を書いていると言います。
その女とは「前の越前守・藤原為時の娘」と言います。そうです、まひろのことです。
遂に道長がまひろに会う口実ができましたね。
⇒大河ドラマ2024年「光る君へ」のあらすじ(ネタバレ)と感想のまとめ一覧。
兵庫県姫路市:圓教寺(えんぎょうじ)
和泉式部は数々の浮き名を流した歌人として、その情熱的な恋の歌とともに、多くの伝説が語り継がれています。
夫と離婚し、冷泉(れいぜい)天皇の2人の皇子と次々に恋に落ちた和泉式部。
日記には、敦道(あつみち)親王との逢瀬と、その心情が赤裸々につづられています。兵庫県姫路市。圓教寺(えんぎょうじ)を訪ねたという伝承があり、歌塚(うたづか)が残されています。
「闇の中にいる罪深い我が身を月の明かりで照らしてほしい」と、切なる思いを歌にしています。
京都府京都市:貴船神社
京都の奥座敷、貴船(きぶね)。清流と蛍の名所として知られています。
2人目の夫との復縁を願い、貴船(きふね)神社を訪れた和泉式部は、夫恋しさのあまり、「蛍の光がまるで我が身から抜け出した魂のようだ」と詠んでいます。その後、復縁したことから、貴船神社は縁結びの神様としても知られるようになったのです。
引用:ヤッフーニュース
どんどん道長サロンの仲間達の位が上がってきて初期の頃より衣装や小道具が豪華で艶やかで重厚感のある様になってきているように感じました。 毎週どんどん話が深くなってきていておもしろくて楽しみです!! 特に今回は和泉式部が登場してきたのが面白かった!恋に恋をして、溺れる乙女はいつの時代も変わらなく存在しているのが考え深い。
次週は第31話「月の下で」です。第30話のエンディングはまひろのもとを道長が訪れるシーンで終了しました。
晴明が予言したのは「今、あなた様のお心の中に浮かんでいる人に会いに行きなさいませ。それこそが、あなた様を照らす光にございます」
でした。光りはまひろですよね。
そして31話の予告映像は、道長がまひろの娘・賢子に「そなたはいくつだ」と話しかけるシーンがありました。
賢子は成長し「6つ」と答えていましたね。目の前にいるのが父だとはもちろん知りません。
さらに、月を見ながら道長が「直秀も、月におるやもしれんな」とポツリと言い、まひろは「いずれの御時にか…」と、「源氏物語」の書き出しをつぶやいていました。
遂にというかやっと「源氏物語」の登場です。
大河ドラマ俱楽部の管理人です。
NHK大河ドラマをこよなく愛し毎週楽しみに視聴しています。
ただ視聴するだけでなく「あらすじと感想」を紹介しています。
でもリアルタイムで見ることができない時は見逃し配信で見たり
時々は歴代の大河も視聴しています。
また、管理人の大好きな大河ドラマ出演者の他のドラマや映画を
まとめていますので見逃し配信と一緒に楽しんで下さい。
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