大河ドラマ2025年「べらぼう～蔦重栄華乃夢噺」第42話「招かれざる客」のあらすじ（ネタバレ）と感想をお届けします。
第42話「招かれざる客」とは、先週登場した「オロシャ＝ロシア」ですね。また京の朝廷からも定信が逆上する件が持ち込まれました。
めでたいこともあります。蔦重に子ができたのです。
ただ、蔦重と歌麿に不協和音が見え隠れしていまし。「歌麿」はエンディングで蔦重から離れる決意を固めます。
歌麿を演じる染谷将太の演技をプライムビデオの「NHKオンデマンド」で視聴しましょう。
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| 項目 | 内容 |
| 2025大河ドラマ | べらぼう～蔦重栄華乃夢噺 |
| 放送話 | 第42話 |
| 放送日 | 2025年11月2日（日） |
| 週タイトル | 招かれざる客 |
| 視聴率 | ％（先週比：％） |
【蔦重の書物問屋】「べらぼう」第42話「招かれざる客」あらすじ。
歌麿の美人大首絵で持ち直し、書物問屋も始めた蔦重は、年が明けて身上半減から店を立て直しました。
歌麿の新作、江戸の「看板娘」を描いた錦絵も大評判となり、看板娘に会いたい客で各店は繁盛、江戸の町も活気づきました。
そんな中、ていは蔦重に“子ができた”と告げます。
一方、定信は、オロシャ問題や朝廷の尊号一件に対する強硬姿勢で、幕閣内で孤立し始めます。
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【蔦重の書物問屋】「べらぼう」第42話「招かれざる客」のネタバレ。
42話のネタバレ注目ポイントは蔦重と歌麿の関係性です。
蔦重の書物問屋。
寛政五年（1793年）蔦重は新たに書物問の看板を掲げました。新作の黄表紙や狂歌集、書物、歌麿の美人画と、多彩な品揃えで店はにぎわっていました。
蔦重の母・つよが亡くなる。
蔦重が尾張で書物問屋の永楽屋と交渉をまとめている中、母のつやが亡くなりました。
蔦重と歌麿の歪《その1》
42話の注目ポイントは蔦重と歌麿の出版に対する意識の違いが表れてきたことだと思います。
歌麿が人気の「美人大首絵」の注文を多数受けるなかで、蔦重が商売上の判断から次のような指示を出しました。
大量の注文が入り困っている歌麿に、蔦重は弟子に描かせて仕上げだけするようにと歌麿に頼みます。
歌麿は“描き手・芸術家”としてのプライドがあり、創作のリアルに向き合う中で、蔦重は“商業的価値”“効率／販売”を優先する立場です。
歌麿は葛藤します。「自分で描きたい」「この絵は自分の手で」という思いと、「お前は仕事を請け過ぎている」「弟子に任せて仕上げてくれ」という蔦重の指示。
その間で、歌麿は、葛藤しながらも、菊麿に下絵を指示します。
⇒染谷将太（キャスト）が大河ドラマ2025年「べらぼう 」で演じる喜多川歌麿とは。
蔦重と歌麿の歪《その2》
エンディング近くで「この仕事が終わったら、もう蔦重とは終わりにします」との歌麿のセリフがあります。
長年、蔦重が歌麿を支え・売り出し・育ててきた立場から、「弟子」「仕事仲間」「商業パートナー」として共に歩んできた関係に、歌麿側から「決別」の意志が示された瞬間です。
歌麿にとって、蔦重が“出発点”だったが、同時に“依存する枠”になっていた。そして自立を志す歌麿の心情が、この宣言に凝縮されています。
42話では蔦重に直接伝える場面はありませんが、信頼関係の揺らぎを私たち視聴者に明確に提示するきわめて重要なシーンです。
この “静かなる告白” が、2人の別れを予感させるシーンとなりました。
このシーンにより、「蔦重＝ビジネスマン／出版者」「歌麿＝芸術家」という2人の役割のズレが可視化され、かつて“信頼・相補”であった関係が“役割の亀裂”を帯びてくる伏線になりました。
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歌麿が描いた寛政三美人（かんせいさんびじん）
寛政三美人（かんせいさんびじん）制作年は寛政初期（1792～1793年ごろ）
形式：錦絵（木版多色摺）
版元：蔦屋重三郎（耕書堂）
絵師：喜多川歌麿
江戸の町で評判だったいずれも商人の娘でありながら、その美貌で時代を彩った女性たちを並び立てた作品です。
三人はそれぞれ異なる職業の店を象徴する衣装や小物で描かれ、歌麿が得意とした「理想化された美」ではなく、実在の人気娘たちを写実的に描いている点が画期的でした。
【登場する三美人】
■富本豊ひな（とみもと とよひな）は 芸者（富本節の師匠）で 江戸の文化人たちにも人気でした。上品な微笑が印象的。
門脇遥香さんが演じました。
■難波屋おきた（なんばや おきた）は 流行りの水茶屋「難波屋」の看板娘で、明るく快活な表情は男性客が行列を作ったほどの評判でした。
椿さんが演じました。
■高島屋おひさ（たかしまや おひさ）は煎餅屋「高島屋」の娘で落ち着いた気品ある美しさで評判になります。
汐見まといさんが演じました。
当時の江戸町人文化の華やかさと、“粋”の理想像を象徴した名作ですね。このシーンも是非アマゾンプライムビデオの「NHKオンデマンド」で再視聴して下さい。
⇒「べらぼう」
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【蔦重の書物問屋】「べらぼう」第42話「招かれざる客」の感想。
さて、今までの「べらぼう」のあらすじとネタバレそしてその感想の一覧はこちらからお読み下さい。
⇒大河ドラマ2025年「べらぼう～蔦重栄華乃夢噺～」のあらすじ（ネタバレ）感想まとめ。
まとめ。
次週は第43話「」です。
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