青天を衝けはいよいよ明治編です。

麒麟がくる第25話「羽運ぶ蟻」のあらすじと感想。

「麒麟がくる」感想
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麒麟がくる第25話「羽運ぶ蟻」のあらすじと感想です。

放送:9月27日(日曜夜8時)

視聴率:12.9%

永禄9年秋(1566年)覚慶は還俗して足利義昭と名を改め、時期将軍候補のライバル・義栄より先に上洛するべく、朝倉義景を頼って越前と向かいます。

しかし、朝倉義景は一向に態度をはっきりさせません。

足利義輝が殺され、義輝の弟義昭を将軍に担ぎ上げなければならなくなった光秀です。

足利義昭は武家の棟梁になることに自信がなく、光秀も義昭でいいのだろうかと迷う日々です。

そんなさなか、信長が斎藤家を滅ぼして美濃を制圧し、思いがけず美濃に帰った中で、信長からの誘いが来ます。

道三の遺言である大きな国を作るうえで意気投合する信長と光秀。義昭も蝶の羽を運ぶアリを見て将軍になる決意を固めます。

しかしながら義昭を担ぎ上げようとする朝倉義景が、どうにも国内や家臣をまとめられない状況のようです。

麒麟がくる第25話「羽運ぶ蟻」のあらすじと感想。

細川藤孝は「朝倉様は何を考えているのか?上洛する気があるのか?ないのか、どちらなのです」

と、朝倉義景の煮え切らない態度に、光秀に不満をつのらせています。

しかし、足利義昭は愚痴もこぼさず、ただただ、静かに時を待ち続けていました。

美濃に戻る光秀の母・牧。

光秀と母・牧は美濃に戻ります。そこで待っていたのは伝吾をはじめ村の衆でした。村衆が明智荘をずーと守ってくれていたのです。

牧と村衆は久しぶりの再開に喜び舞そしてお酒を飲みます。

美濃は信長が斉藤龍興との戦にようやく勝利し美濃を平定していました。牧は11年ぶりの帰郷でした。

この時の光秀の母・牧は光秀を誕生の地で一緒に暮らせたことを誇りに思ったのですね。母の子を思う気持ちが現れていました。

父親の代から美濃に住んでいた母・牧からすれば、住み慣れた故郷とそこにいる人々のもとに帰るのはうれしいこと極まりなかったでしょうね。

斎藤道三と義龍の親子争いで故郷を追われ、住み慣れた土地から離れなければいけないのは当時としてはとてもつらかったと思います。

もちろん母思いの光秀にとってもうれしかったと思いますよ。

ここから先、波多野兄弟に絡む牧の悲劇が描かれるかどうかはわかりません。

しかし、牧は病死という形で人生を終えるのか、それともドラマチックに壮絶な最期を遂げるのかどうか、ちょっと気になります。

もちろん、明智が美濃を離れても明智のことを忘れなかった藤田伝吾もいいなと思いましたね。

こうして明智が美濃から帰った時には、温かく迎えてどんちゃん騒ぎまでする。

謀反人とされた光秀は、領内には善政を強いたとされ、家臣からも領民からも従われたという話です。

これがのちの山崎の合戦で、数で劣りながらも勇敢にたたかった明智軍につながっていくのかもしれませんね。

明智光秀にいかに人望があったかが分かります。

麒麟がくる第25話「羽運ぶ蟻」のあらすじと感想。光秀と信長。

光秀は織田信長と久しぶりに対面します。美濃を平定した信長ですが、

[char no=”19″ char=”織田信長”]いったい何のための戦いかわからなくなった[/char]と光秀に言います。

[char no=”19″ char=”織田信長”]美濃を平定したはいいが、この先何をすればよいのかわからぬ[/char]と唐突に語り出すのです。

それに対し光秀は、「上洛して、新たな将軍と幕府を再興し、平らかな世を築くのです」と訴えるのです。

しかし、肝心の将軍候補・義昭の人物像を聞かれると、将軍の器かどうか、まだ疑心暗鬼の光秀は口ごもってしまうのです。

上洛とは?

上洛、というのはもちろん京都に行くことですが、戦国大名が室町幕府の将軍を連れて上洛するということは、

『武家の棟梁である将軍、つまり正義の味方を神輿につける旗頭』ということの象徴でもありました。

この時代の大名誰もが将軍を連れて上洛したかったのでしょう。

ですが、『旗頭』であることをアピールして京都に上洛するためには、多くの兵と資金が必要でした。

そのことが朝倉家においても争いの種のもとになり、「26話の悲劇」につながっていくのですが、それはまた別の話で・・・。

光秀と信長。

光秀と信長は斎藤道三の残した言葉に基づき、大きな国づくりの構想をするのですが、これは双方思惑が違っていたようですね。

光秀は『武家の棟梁を担いで旗頭となり、周辺の大名を屈服させ、平和をもたらす』と考えでした。

それに対し、信長は『外国の様々なものを手にするために“堺”を手に入れ、尾張を豊かにしたい』と考えているようです。

もちろんこれがフィクションだとは分かりますが、本能寺の変につながっているとするならば、脚本の素晴らしさですね。

うまいなと思います。

それでもしばらくは、信長と光秀は大きな国造りで意気投合するのですから、この時から主従関係が決まっていたのかもしれませんね。

ただしばらくは、光秀は信長のことを買いながらも、由緒正しい足利将軍家に仕えていくのですから、ちょっとそのあたりが歯がゆいですね。

この先、どのようにして義昭が信長に反旗を翻して、光秀は義昭から信長に鞍替えするのか、どうも読めなくなってきました。

越前の不安。

越前に戻った光秀は、義景に「あり」の話をします。力のある(義景)大名が将軍を祭り上げて上洛すること薦めるのです。

25話では義景の家老・山崎吉家が「ちゅう太郎?」について渋い表情をみせます。

朝倉家は義景の代で終わりますが、山崎吉家は朝倉家の将来を心配している表情ですね。

ドラマでは、朝倉家が光秀に与える影響がどんなものかを想像するのも見どころの一つかもしれません。

義昭の決意。

当初は足利幕府の将軍になることをためらう義昭でしたが、蝶の羽を運ぶのをためらうアリを見て、自分がそのアリと同様であることを知ります。

『もっと多くの人々を救うために』将軍につくことを決意します。

政治家としては一流ではないとされる義昭ですが、人間としては人格者だったのではと思います。

それを見て光秀も義景に対して『当初は不安だったが、聡明で人格的にも優れた人物。力のある大名がうまく担げばよい将軍になる』と義景に進言します。

光秀と義景。

光秀は『今の暮らしを続けたい』つまり事なかれ主義の現状維持派の義景をそれほどリスペクトしていないようです。

それでも当主として敬意は払っていたのだと思われます。

かたや義景は光秀を『使える刀かなまくらかはわからない』と考えていたようですが、今回の件を機に切れ者だと思ったようですね。

その一方で義昭に関しては『軽い神輿』だと考えていたようです。

実際に政治家としては今一つな義昭ですから、ある意味では的を射ている発言です。

けれども、『シャッポと担ぐ神輿は軽くてパーがいい』といった某政治家の言葉を思い出します。

その一方、子煩悩なところを見せる義景ですが、後継ぎでもある阿君丸がやっと登場したようですね。

阿君丸の早世が、義景のやる気をなくす一因となってくるのですが、それもまた別の話としましょう。

大きな志を持って義昭の上洛を勧める光秀です。

しかし、現状維持派で子煩悩、なおかつ領地の一基を平定できない義景は、元から志が違っており、相いれない存在だったのかもしれません。

麒麟がくる第25話「羽運ぶ蟻」のあらすじと感想。駒の薬。

駒は「駒の薬」は貧しい人への人助けになればよいと考えています。ですのでその薬を人(坊さん)を騙して売ることに憤りを覚えています。

そのお子に注意するためにいくのですが、そこで見た光景はその子が稼いだお金で貧しい一家が生活している様子でした。

「お金をもうけてなにが悪い」その言葉に駒は反論できませんでした。

駒の薬は人助け?

薬のまた売りをとがめる駒ですが、実際にまた売りをする子供をとがめて分かったのは、そうすることで銭がもらえ、家族を養うことができるということです。

今のメルカリによる転売を皮肉っているとも考えられますが、それでもそれで幸せになる人間がいるならそれでよしということなのでしょうか。

もちろん東庵が言っていたように、駒の言うことも子供の言うことももっともだということなのでしょうけどね。

駒からしてみれば、貧しい人に配っている薬を勝手に売られて私腹を肥やしては困ると思っていたのでしょうね。

自分の狭い正義感にとらわれ、大切なことを忘れていたことを分かった。

「人助けのために作られた薬が独り歩きして、誰かの援助になっている」それも事実なのでしょうね。

特に戦乱が続き、困窮者が増える京都では、そうなる人間が増えても致し方ないものだと駒は思ったのでしょうね。

同時に、駒の様子から人の善意も悪意も独り歩きして、他人に影響を与えるものだと思ったそんな瞬間でした。

「善意が独り歩きをして誰かを助ける」そんな世の中が広まると良いなーと思います。

まとめ。

さて、今週の25話「羽運ぶ蟻」はいかがでしたか。やはり信長が登場するとドラマが締まりますね。

少しづつ光秀と織田信長の距離が縮まっていく感じがします。

そして、いよいよ足利義昭が将軍になると決意したようですね。

そこから織田勢の、足利義昭を神輿に担いだ上洛が始まるのですが、どのようにして義昭は朝倉方を離れ、尾張に行くことになるのか。

もちろん義景にとっては自分の面目丸つぶれになるわけで、当初は尾張へ行くのを認めないようです。

しかしながらそこにあたって、一つの悲劇が起きるようですが、それは次回ですね。

光秀もまた、義景をある程度見限っている中で、どのようにして義昭に信長を頼らせるのかが見ものですね。

そして「三淵の奸計」がどんなものかも?ですね。

美濃を平定した信長に「大きな国」の構想を話すシーンは「麒麟は信長か?」と思ったりもしますが、

でも史実は違う訳ですからここからが「心」の読みかもしれません。

いよいよ面白くなく麒麟がくるです。

最後までお読みいただきありがとうございます。

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