青天を衝けはいよいよ明治編です。

麒麟がくる第37話「信長公と蘭奢待」のあらすじ(ネタバレ)と感想

「麒麟がくる」感想
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麒麟がくる第37話「信長公と蘭奢待」のあらすじと感想をお送りします。

放送:12月20日(日曜夜8時)

視聴率:12.2%

元亀4年(1573年)将軍・足利義昭は織田信長に対して挙兵します。

あらゆる戦国ドラマで武田信玄の上洛シーンが描かれてきましたが、将軍・義昭からみた武田信玄への期待はこの「麒麟がくる」が初めてではないでしょうか?

この戦で義昭が一番頼りにしていたのは甲斐の武田信玄でしょう。

そして、日本史の中でもっとも深い事件(出来事)がこの武田信玄の撤退だと思います。

歴史に「もしも」はありませんが、武田信玄がこの時に亡くならないで上洛していたなら義昭の実質的な天下が訪れていたのでしょうか?

麒麟がくる37話「信長公と蘭奢待」のあらすじ(ネタバレ)と感想。「蘭奢待」って何?

日曜日の朝、「麒麟がくる」のダイジェスト予告編が放送されますが、「蘭奢待(らんじゃたい)」って何?って思った大河ファンも多かったでしょう。

そこでwikで調べると、

東大寺正倉院に収蔵されている香木。天下第一の名香と謳われる。

とあります。

我が国に現存する最古の香材であり薬の役割も果たしていたようです。室町幕府の権力の証の象徴的な儀式ですね。

週タイトルに「信長公と蘭奢待」とあるのでもしかしたら「信長」も香りを楽しみたい?

いや週タイトルが「信長公」と「公」がついているので権力の頂点に立ったことを表現するのでしょうか。

それは視聴後の楽しみに。

信長はその蘭奢待の「切り取り」を所望し2つの蘭奢待の「かけら」の一つを帝に進呈するのですが、史実ではどうだったのでしょうか?

そして、信長から受け取った「蘭奢待」を帝は毛利家に渡せと指示します。毛利は織田と戦っている大名ですよね。

ちなみに室町幕府では、足利義満、義教、義政の三代に渡って切り取っていたようです。

信長以降で「切り取り」が記録されているのは明治10年の明治天皇です。

さて、37話では、信玄の上洛の動きに異変が起きます。武田軍が引き返すのです。

そして、武田信玄や朝倉義景の援軍を得られなかった足利義昭は孤立し、遂に秀吉率いる織田軍に捕らえられてしまいます。

第37話で室町幕府は滅亡します。

麒麟がくる37話「信長公と蘭奢待」の感想。将軍義昭は?

[“秀吉”]ご覧あれ、明智殿。皆が武家の棟梁と崇め奉った将軍様がこのざまじゃ。これからは我らの世でござる。我らの。

光秀への対抗意識ですかね。

信長を主君に選んだ光秀は、みじめな姿で引き立てられていく将軍を見送るしかありません。

義昭が裸足の状態で歩かされていきます。

麒麟がくる37話「信長公と蘭奢待」の感想。三淵と細川の兄弟は?

三淵藤英は将軍に味方しました。しかし弟の細川藤孝は将軍・義昭からは離れています。

三淵藤英も二条城で投降し、信長方についた弟・細川藤孝と苦い再会を果たすのです。

“三淵藤英”は藤孝、お主、義昭様や幕府の内情をひそかに信長にもらしておったな!

“細川藤孝”は私は気がついただけです。

政を行なうには時の流れを見ることが肝要かと・・・この世には大きな流れがある。それを見誤れば、政は淀み、滞り、腐ると兄・三淵藤英に告げますね。

藤孝は「本能寺の変」後も明智側には味方しませんでしたからね。世の流れに敏感だったのでしょう。

裏切った弟に憤る三淵に、光秀は今後も力を貸して欲しいと頼むのです。

麒麟がくる37話「信長公と蘭奢待」のあらすじ(ネタバレ)と感想。菊丸の働き

光秀のもとに、菊丸の部下から武田信玄に関する重大な情報が届きます。それは・・・「武田信玄の死」です。

その情報を光秀から聞いた織田信長は不敵な笑みを浮かべるのです。

“織田信長”は、これで、一気に朝倉・浅井を倒すことができる!

幾度も苦戦を強いられていた朝倉勢に対し、信長は満を持して兵を挙げるのです。

麒麟がくる37話「信長公と蘭奢待」の感想。菊丸の動き。

信玄に関する重大な情報を知った菊丸は、光秀に知らせるため、秘密裏に動いていましたね。

でもなんで光秀なのでしょう?菊丸は徳川方の忍びですけどね。

第37話で菊丸の登場シーンは終了ですかね。最後の働きは光秀への情報伝達なのか?

光秀とは美濃の明智の庄で会いその時から徳川の忍びとして働いていた菊丸。このような情報部員は戦国時代には多くいたのでしょう。

麒麟がくる37話「信長公と蘭奢待」の感想。光秀と今井宗久

菊丸から得た情報で光秀の次の手は何だったのか?知的で冷静沈着な光秀が、これからどう変化していくのか?そして「本能寺の変」はなぜに起きたのか?

さて、宗久が朝倉家の品定めをした後、光秀は宗久に問いていますね。

最近、殿の気持ちが解らなくなります。宗久は信長様は山の頂点に立ったので観る景色が変わったのではないかと応えます。

光秀はまだ頂点には達していない、道半ばですと考えています。

光秀のギモンが37話から少しづつ解ってきますね。その心の変化を見逃さないように視聴したいと思います。

麒麟がくる37話「信長公と蘭奢待」のあらすじ(ネタバレ)と感想。信長の時代。

信玄の動きが止まりました。完全に時の流れは信長に傾いてきました。

義昭を京から追い払い、朝倉勢を討ち果たせば、京の周りには信長の敵はいなくなります。

遂に天下静謐(せいひつ)の為、信長は越前に攻め込むのです。

朝倉・浅井滅亡。

光秀が浪人中に過ごした越前・一乗谷の朝倉義景が従弟の朝倉景鏡によって殺されました。

最期にしては実にあっさりすぎる感じがしますし、裏切った朝倉景鏡が舌をベロっと出したシーンは強烈でしたね。

浅井の滅亡もNA死にです。信長の妹お市もNAでも出してほしかったですね。

信長と光秀。

信長が年号を選んでいるシーンがあります。すでに頂点に達している感じが画面から伝わってきますね。

そこで光秀は信長に「信玄」の死を伝えるのです。この瞬間からドラマも歴史も大きく変わります。

信長の蘭奢待。

信長の蘭奢待の儀式は終わりました。

信長が頂点に瞬間を第37話では描いていますが、今井宗久が言っていた「頂点に立つと見る景色が変わる」 の瞬間像です。

光秀もそんな信長の側にいてその変わりように何を感じたのでしょうか?それがこれから描かれていくのですね。

正親町天皇と信長。

蘭奢待のかけらを巡って、信長と正親町帝の“すれ違い”が描かれた第37話でしたね。

それは、二つのかけらのうち一つを”織田信長”は帝もきっとお喜びじゃと言って送りますよね。

すると”正親町天皇”は朕(ちん)が喜ぶと思うたのであろうか、信長は。と三条西実澄に話すシーンがあります。

そして、そのかけらの一つを信長とにらみ合う毛利輝元に贈ってやるがよい。と言い、

“正親町天皇”は、織田信長、よくよくの変わり者よのお~と言います。この瞬間は少し怖いですよね。

三淵と光秀。

三淵も信長によって時代が確実に移り変わっていくことはわかっていたと思います。

ただ、大河ドラマで分かったことは「三渕は自分の保身のために義を捨てることはできなかった」のでしょうね。

幕府と共に滅びていく美学があったのではないかと感じます。足利将軍家以外に仕えるつもりはなかったのでしょう。

このような武将は数多くいたと思いますが歴史上では存在が薄くなってしまいますね。

駒と義昭。

京から追われた将軍義昭は、諸国に手紙を書いているシーンからパンしています。そこに駒がいます。

駒は義昭に会っていたのですね。義昭は駒相手に苦衷(くちゅう)の心情を吐露します。

武家がひとつにまとまるように働きかけて来たのに戦が止まないことを気に病んでいました。

戦を終わらすために諸国の大名に号令していたようですが、やはり諸国の大名は皆、細川と同じく世の流れを読んでいたのでしょう。

まとめ。

明智光秀がなぜ「謀反」を起こしたか?

今までの大河ドラマでも「織田信長」が「明智光秀」を激怒しているシーンが多かったと思います。

本能寺の変の背景は、信長の苛烈で短気な性格による光秀いじめ、いわゆる『怨恨説』が一般的だと言われています。

しかし、「麒麟がくる」を視聴しているとその『怨恨説』ではなく別の「答え」が少しづつ見えてきました。

もし光秀が信長に謀反をしていなければ、というか、時の流れの「矛盾」を光秀が感じていなければ日本史も変っていたのでしょう。

信長の異常なほどの人間味の無さを代表するのは「比叡山」ですが、その命令に家臣の中でも不安な武士が多かったと思います。

第36話で佐久間信盛が光秀に語るシーンがありますが、それも脚本の「池端俊策」氏は表現したかったのではないでしょうか。

その中でも「秀吉」だけが信長の後ろ姿を見ながら自身も織田信長になろうとしていたのではないかとそんな気がしてきました。

第37話が終了し、のこり7話となりました。光秀の心変わりが今後描かれるのでしょうか?

最後までお読みいただきありがとうございます。

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