大河ドラマ2022年「鎌倉殿の13人」で石橋静河(キャスト)が演じる「静御前」を紹介します。
静御前は、源平合戦の英雄・源義経の愛妾とされる人物です。石橋静河さんは大河ドラマ初出演です。
石橋静河はどのような役でも独特の存在感を放つ、注目の女優で、静御前は、平安末期から鎌倉初期にかけて活躍した源義経と関わりの深い人物として知られています。
ですが、どのような女性だったのかあまり知らないという方も多いのではないのでしょうか。
「鎌倉殿の13人」で石橋静河が演じる静御前とは。
文治2年(1186)4月8日条
源頼朝と政子が鶴岡八幡宮に参詣(さんけい)し、静御前の舞を観覧。工藤祐経が鼓を打ち、畠山重忠が銅拍子を担当しました。静御前の華麗な舞によって、八幡宮一帯が壮観なものとなったそうです。
静御前は、鎌倉初期の女性で、義経の愛妾として知られる人物です。
また、白拍子という、貴族や皇族の屋敷などで男装に身を包み舞を歌いながら披露する舞妓としての活躍も語られています。
そんな中、静御前の生涯については不明な点も多く、謎多き人物としても知られています。
静御前と義経との出会い。
義経との出会いは、京の都で雨乞いの舞を舞う静御前を見た義経の一目惚れだったと伝えられています。
義経と出会ってからは義経に深く愛されます。
京にて頼朝の刺客に義経が襲われた際には、静御前が刺客から義経を守るなど、相思相愛の関係を築いていたようです。
そんな二人ですが、義経が京から九州に向かう為に出した船が、暴風雨に巻き込まれる事件が起きます。
その後、同乗していた静御前共々、義経らはその頃敵対していた頼朝の追手に追われてしまうことになります。
二人はここで別々の道を行くことになり、義経は吉野山に身を隠し、静御前は京に戻るよう義経に命じられます。
静御前は鎌倉へ。
しかし静御前は道中で捕まり、頼朝のいる鎌倉に送られてしまいます。
舞の評判が高かった静御前は頼朝の前で舞うよう命じられますが、既に義経の子を身ごもっていたことも相まってか、その誘いを断り続けます。
その義経と静御前の子供については、頼朝に「男なら殺す」と命じられており、結果生まれてきた男児は由比ヶ浜に流されてしまいます。
その後、静御前は京に返されますが、消息は不明となっています。
静御前に関してはまだ謎が多いですが、「鎌倉殿の13人」では三谷幸喜脚本によって静御前がどのように描かれていくのかが楽しみですね。
静御前と義経の正妻・里とのバトル。
「鎌倉殿の13人」では、三浦透子さん演じる義経の正妻・里との”女の争い”が今後の見どころの一つとして紹介されています。
石橋さんは「女同士の戦いが強烈かつコミカルに描かれていて、カットがかかると二人でつい笑ってしまうようなそんな明るい時間でした」とも語っています。
テンポの良い掛け合いによる演技合戦に期待大ですね。
鎌倉殿の13人の「静御前」は17話で初登場。
静御前に見惚れ、目を見開く義経の姿。
静御前は義経を虜にした都随一の白拍子です。(しらびょうし=鎌倉時代に盛行した歌舞、その歌舞を演じた舞女)。
演じる石橋静河のコメント:キャスト発表時
「静御前の人生について勉強する中で、凛とした強さやしたたかさがありながら、ウソのつけないとても正直な女性だったのだろうと思いました。
静御前は伝説の人という印象で、自分に務まるのかと不安になりましたが、1000年近く前に同じ名前の女性が懸命に生きていたのだと思うと、
彼女の内面の美しさをしっかり表現したい、と自分の中から力が湧いてくる感じがしました」
さて、第17話「助命と宿命」で義経を虜にする白拍子・静御前に大注目です。
「静御前」は20話で舞いそして退場。
静御前と義経は17話以降二人で登場し、さまざまな顔を見せてくれました。
京では義経の「妻・里」と火花を散らしたりと、義経が逃亡するとき言い残した「生きたければ、黙っていろ」と義経が発するときの表情はとても美しい。
静御前のクライマックスは第20話「帰ってきた義経」です。
義経を慕う「女の覚悟」が華麗な舞を頼朝の前で披露することで、自身が静御前である証を見せたのです。
静御前の舞を始める静の眼は力強く頼朝を捉えています。(20分頃)
他の鎌倉殿の13人に出演しているキャスト一覧はこちら。
⇒大河ドラマ2022「鎌倉殿の13人」のキャスト一覧。残りのキャスト発表。
まとめ。
石橋静河が「鎌倉殿の13人」で演じる静御前を紹介しました。
“しずか”繋がりでどこか縁を感じる石橋静河と静御前ですが、「鎌倉殿の13人」ではどのような活躍を見せてくれるのか、視聴前はとても楽しみでした。
クライマックスは20話の静御前ですね。静は鎌倉で取り調べを受けていましたが、静御前だとは名乗りませんでした。
それは、義経の子を宿していたからです。
しかし、比企の妻の挑発にのり「私は静御前です」と言い、都一の白拍子と謳われた華麗な舞を披露したのです。
その後、静が生んだ男の子は始末され静も行方知れずになりました。
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