「どうする家康」第40話「天下人家康」のあらすじ(ネタバレ)感想。

2023年大河ドラマ「どうする家康」第40話「天下人家康」のあらすじ(ネタバレ)感想をご紹介します。

先週の「どうする家康」は第39話「太閤、くたばる」でした。

三成のウソが秀吉にバレて第2の挑戦出兵が描かれましたが、見どころは秀吉の最期でしたね。

さて今週の第40話「天下人家康」の見どころは・・・

です。

三成と家康の「関ケ原の戦い」の伏線がどのように描かれ、松本潤が演じる家康を古沢さんがどのように書いているかに注目です。

項目 内容
2023大河ドラマ どうする家康
放送話 第40話
放送日 2023年10月22日(日)
週タイトル 天下人家康
視聴率 11.1%(先週比:△0.7%)

さて、「どうする家康」は家康(リーダー)と家臣達(部下)との絆を描いた物語とも言えます。

個性的な家臣達(部下)をどう活かすのか?職場で「リーダー」の方ならきっと共感することでしょう。

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「どうする家康」第40話「天下人家康」のキャスト。

徳川家康 松本潤(役:徳川家康)
五大老 宅麻伸(役:前田利家)
五大老 吹越満(役:毛利輝元)
五大老 津田寛治(役:上杉景勝)
五大老 栁俊太郎(役:宇喜多秀家)
家康側室 松本若菜(役:阿茶局)
五奉行 中村七之助(役:石田三成)
五奉行 村杉蝉之介(役:徳善院)
五奉行 濱津隆之(役:浅野長政)
五奉行 隈部洋平(役:増田長盛)
五奉行 長友郁真(役:長束正家)
豊臣家臣 淵上泰史(役:加藤清正)
秀吉正室 和久井映見(役:寧々)
秀吉側室 北川景子(役:茶々)
徳川家臣 松山ケンイチ(役:本多正信)
徳川四天王 山田裕貴(役:本多忠勝)
脚本 古沢良太

大河ドラマ2023年「どうする家康」のキャスト一覧。

「どうする家康」第40話「天下人家康」のあらすじ。

慶長3年(1598年)11月

秀吉が死去し、国内に動揺が走ります。名もなき民から天下人に上り詰めた太閤秀吉はついにその波乱の人生の閉じました。

そして、朝鮮からの撤退が開始されます。

家康は三成と朝鮮出兵の後始末に追われていますが、秀吉の遺言に従い、五大老たちと政治を行おうとしています。

しかし、毛利輝元や上杉景勝は自国に引き上げ、前田利家は病に倒れてしまいました。

家康は加藤清正ら諸国大名たちから頼られる中、やがて政治の中心を担うようになります。

そんな家康に野心ありとみた三成は警戒心を強め、二人は対立を深めていくのでした。そこで家康は…。

松本潤(キャスト)が「どうする家康」で演じるは徳川家康。

第40話イントロ。

慶長三年、名もなき民の出でありながら、天下人にまで上り詰めた太閤・秀吉がこの世から去りました。

その波瀾の人生を映すかのような、泥沼の朝鮮出兵をそのままに、人生の幕をおろしてしまったのでした。

その後を治めるために集まったのは、石田三成はじめ豊臣政権の実務を担う五人の奉行と、前田利家ら大きな力を持つ五人の大名。

そして、その中でも特に大きな力をもつのが徳川家康です。今、まさに新たな政で治められる世が始まろうとしています。

「どうする家康」第40話「天下人家康」のネタバレ。

慶長3年(1598年)

その時、家康は。

家康は伏見城に入り、首座から一同を見渡し・・・

徳川家康

天下の太平乱す者あらば、この徳川家康が放っておかぬと心得られよ。

天下人家康の誕生か?

松本潤は2023年大河ドラマ「どうする家康」でキャスト徳川家康を演じる。

秀吉がめちゃくちゃにしていった世を収めるのは最も思いながら、今表舞台に出ようとはしない家康。

三成がうまく収拾してくれるならそれで良いという思いは家康の三成への信頼であると感じました。

しかし、同時に、そう簡単に治められるわけもないと思っているのが、狸といわれる所以なのでしょうが、狸というよりは『経験値』なのではないかと思います。

三成に経験がなく、ある意味、武士の気持ちがわからない分、大名(武将)たちの気持ちは一気に家康に傾くのも道理であり、家康の計算のようにも見えます。

諸国の情報を集めるなど、内に外にぬかりない采配をふるう様子は、今まで家康が関わってきた人物たちの集大成に感じました。

三成に、「一時、豊臣から政務を預かりたい」というのは、まごうことなき本心であったのだと思います。

一旦預かり、家康の経験と知恵である意味『地ならし』として混乱をおさめ、然る後に三成に返し、合議制での政をしてもらう。

三成は、地ならしをせずに、いきなり苗を植えようとしているので、そこを分かって欲しかったのでしょう。

三成と決別し、薬を煎じながら思い出すのは、今川・信長・秀吉、そして家臣団…苦薬はそのまま彼らの想いでもあるように感じました。

飲み干した後、かすかに微笑んでいるようにも見えたのは、彼らが結果的に家康に望んだ「天下泰平の世」を作ることが出来る、

期待に応えられるという思いからなのかもしれません。

大名たちを集め「天下の太平乱すものあらば、この徳川家康がほおっておかぬ。よろしいな」と静かに、重くにらみをきかせる様子が圧巻でした!

その時、三成は。

三成の夢は「合議によって政をなす」でした。

家康も最初は三成を後押ししていましたが、毛利輝元や上杉景勝から「人の心には裏と表があるものぞ」と言われ、

家康に疑念を持ち始めます。

さらに、「徳川殿は狸と心得ておくがよい」と忠告されてしまいます。

一方、加藤清正ら諸国大名たちから頼られる家康に、三成は警戒心を強めていくのでした。

極め付きは、茶々から耳打ちされた言葉です。

茶々

あのお方(家康)は平気で嘘をつくぞ。

三成は家康の動向に激しい憤りを覚えるのです。

中村七之助が「どうする家康」で演じる役(キャスト)は「石田三成」

合議での政という、自らが信じる夢の実現にむけて突き進む姿が自信に満ち溢れていました。

しかし、老獪たちの「合議は力が等しくないと無理だ」「三成は知略には長けているが人の心を読むことには長けていない」

という言葉を、素直に信じてしまうところが、本当に人の心を読むのに長けていないな!とじれったく感じました。

朝鮮出兵から死ぬ思いで帰国した武士たちに『茶会』と安穏な言葉を口にしたり、

戦の指示を出していたのは三成たちなのに『しくじりは不問』と言ったりするなど、子どもか!とツッコミをいれたくなるくらいでした。

「パンがないならお菓子を食べればいいじゃない」というベルばらのアントワネットの言葉を思い出してしまい苦笑です。

経験がなさ過ぎて、真っすぐすぎて、若すぎて、融通がきかない。

それは、もしかしたら家康へのライバル心なのかもしれないし、正しいことを進めることの何がいけないのだという純粋さなのかもしれません。

人心を置いてけぼりにして道理で推し進めようとすればするほどドツボにはまっていくけれど、、、

『自分は間違っていない』というプライドと『自分の考えは武将たちには理解できない』という思い込みが、

三成自身を破滅においやってしまい、見ていて切なかったです。

前田利家の予感。

前田利家は「皆、貴公が怖いのよ」石田を代表とする五奉行を比喩した後にこの世を去りました。

またまた世の中が騒がしくなってきたようです。

宅麻伸(キャスト)が「どうする家康」で演じるは「前田利家」

朝鮮からの撤退。

慶長3年11月(1598年)

加藤清正、黒田長政ら九州の武将たちも故国の土を踏んだが、その顔には一様に悲壮感が漂っていました。

淵上泰史(キャスト)が「どうする家康」で演じるは「加藤清正」

秀頼が大阪城へ。

慶長4年(1599年)

秀吉の遺言により、秀頼は大阪城に居を移します。

「どうする家康」のあらすじまとめはこちらです。

大河ドラマ2023年「どうする家康」のあらすじ(ネタバレ)と感想のまとめ一覧。

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「どうする家康」第40話「天下人家康」の紀行。

京都旅行最後の日程に入れてもよいですね。

石田三成に想いを寄せての長浜市への旅は、

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「どうする家康」第40話「天下人家康」の感想。

三成への不満が溜まりにたまった福島たちが、ぐるりと城を取り囲み、すわ大戦かというときに、

「眠りを妨げられ、我が主が困っておる!」という一喝でその場を収めてしまう忠勝が流石の貫禄でかっこよかったです!

隠居を決めた三成に、隠居先を訪ねても良いかと聞く家康を拒絶する三成。

腹を割って話すことができれば、本当は三成も家康も同じ星を見ているのがわかったはず。

家康と三成は、確か18歳差…。

三成の若さと融通の利かなさが、違う星を見ているように三成に錯覚させてしまった。それがわかっている家康はつらかっただろうな…と思いました。

視聴者の感想。

引用:ヤッフーニュース。

七之助さんの三成、とてもいいと思います。三成の道理は真っ直ぐ通っている。ただ道理を真っ直ぐにするために嘘をついたり捻じ曲げたり、いろんな矛盾が生じている。

本人には見えなくても周りにはそれが透けて見えている。

家康はそんな三成をそれとなくフォローしているが、フォローだけではないので三成には全く届かない。

そんなところに茶々の耳打ちは鬼強い。どんどん孤独になっていく三成を見ていると苦しくなってきます。

最初の五大老の石高でも飛び抜けて強くなっていた徳川家康。いろんな人に背中を押されてついに正信からもそろそろと。

三成の気持ちはわかっていてももう情に流されるような殿では無い。忠勝に首根っこ掴んで連れ戻された殿がようやく天下を…。

ここからいいエピソードいっぱいあるんだけどなぁ。もっとしっかり観たいなぁ。あと8話なんて…これが1番悲しい。

まとめ。

三成が理想としていた政治は「合議制」ですが、家康は叶わないことは知っていたと思います。

家康は勉強家で初代の征夷大将軍・源頼朝を描いた「吾妻鏡」を熟読していましたね。鎌倉幕府では13人の合議制は失敗でした。

「鎌倉殿の13人」第48話「報いの時」で「吾妻鏡」を読んでいた家康を大河ドラマファンは知っていると思います。

「鎌倉殿の13人」第48話「報いの時」のあらすじ(ネタバレ)と感想。

さて、次週は第41話「逆襲の三成」です。三成は隠居し、家康は大阪城入りをした。

政治を意のままに行う家康は、周囲から天下人と呼ばれ、そんな家康を茶々は苦々しくみていました。

そんなとき、会津の上杉に謀反の噂が広がり、茶々は家康を上杉征伐に向かわせようとする…という展開。

いよいよ関ヶ原にむけて大きく動き始めます!

茶々のにやりとした表情などは、自分と家康の戦という思いがあるのだろうと感じました。

そしてタイトル!「逆襲の三成」とは…ガンダムなのか?!とネットでも話題に。

遊び心を忘れないけれど、本編はめちゃくちゃ重たい『どうする家康』。第41話も楽しみです!!