「どうする家康」第41話「逆襲の三成」のあらすじ(ネタバレ)感想。

2023年大河ドラマ「どうする家康」第41話「逆襲の三成」のあらすじ(ネタバレ)感想をご紹介します。

先週の「どうする家康」は第40話「天下人家康」でした。

いよいよ、表向きは「五大老、五奉行」での政治が行われているようですが、家康と光秀の確執の差が明らかになっていきます。

さて今週の第41話「逆襲の三成」の見どころは、

です。

家康の政治に不満を持つ茶々が光秀にどのような入れ知恵をするのか?そして光秀はどのような策で逆襲するのでしょうか?

天下分け目の戦い「関ケ原の戦い」まであと53日となりました。

項目 内容
2023大河ドラマ どうする家康
放送話 第41話
放送日 2023年10月29日(日)
週タイトル 逆襲の三成
視聴率 10.1%(先週比:▼1.0%)

さて、「どうする家康」は家康(リーダー)と家臣達(部下)との絆を描いた物語とも言えます。

個性的な家臣達(部下)をどう活かすのか?職場で「リーダー」の方ならきっと共感することでしょう。

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「どうする家康」第41話「逆襲の三成」のキャスト。

徳川家康 松本潤(役:徳川家康)
徳川四天王 板垣李光人(役:井伊直政)
徳川四天王 山田裕貴(役:本多忠勝)
徳川四天王 杉野遥亮(役:榊原康政)
家康家臣 松山ケンイチ(役:本多正信)
家康家臣 音尾琢真(役:鳥居元忠)
家康側室 松本若菜(役:阿茶局)
豊臣家臣 中村七之助(役:石田三成)
秀吉側室 北川景子(役:茶々)
秀吉正室 和久井映見(役:寧々)
元忠の側室 古川琴音(役:千代)
商人 中村勘九郎(役:茶屋四郎次郎清忠)
家康の子 岐洲匠(役:結城秀康)
家康の子 森崎ウィン(役:徳川秀忠)
家康家臣 木村昴(役:渡辺守綱)
家康家臣 岡部大(役:平岩親吉=七之助)
脚本 古沢良太

大河ドラマ2023年「どうする家康」のキャスト一覧。

「どうする家康」第41話「逆襲の三成」のあらすじ。

慶長5年(1600年)

家康の決断で、佐和山城に隠居を余儀なくされた三成。一方、家康は大坂城・西ノ丸に入り、政治を意のままに行い、周囲から天下人と称されていました。

そんな家康を茶々は苦々しく見ています。

ある時、会津の上杉景勝に謀反の噂が広がり、家康は茶々から天下泰平のため、成敗に向かうべきと諭されますが、

大坂を離れることに一抹の不安を感じた家康は、留守を鳥居元忠に預けることにしました。

いよいよ天下を収める政治の駆け引きが始める第41話「逆襲の三成」です。

第41話「逆襲の三成」のイントロ。

秀吉の遺言のもと、自分の思い描く政を進めていた三成は、混乱を抑えられずに失脚しました。

一方、家康は大阪城に入り『内府』として政を行っていたが、それを快く思わない者たちも多くいました。

そんななか浅野長政・土方雄久・大野修理亮治長が家康を亡き者にせんと動いていたことが発覚。

それを指図していたのは、五大老の1人である前田利長でした。家康は、浅野の奉行の任を解き、土方・大野は流罪とします。

不服を表情に出す大野に「死罪を免じたのは、我が温情と心得よ」とニヤリと笑って釘をさした家康。

「狸はつらいのぉ」と、本多正信と二人きりになった時に漏らした本音に、正信はおどけたように「気張れや狸、ぽんぽこぽーん」と歌ってみせるのでした。

「どうする家康」第41話「逆襲の三成」のネタバレ。

慶長5年(1600年)春

上杉反乱。

大老の上杉景勝に不穏な動きがありとの訴えが届きます。上杉は国作りに専念したいとの要望で帰国が許されていました。

その後、上杉は再三の上洛の要請も無視し続けていました。

オランダ船漂着。

オランダ船のリーフデ号が豊後の臼杵に漂着しました。その中にはイギリス人のウイリアム・アダムス後の三浦按針がいました。

2代目茶屋四郎次郎清忠が登場。

異国から流れ着いたウィリアム・アダムスの通訳として2代目茶屋四郎次郎清忠が登場しました。

「父よりだいぶ色男でございます」とあいさつをしました。初代の父にそっくりながらも、まゆ毛が濃い茶屋四郎次郎清忠です。

中村勘九郎(キャスト)が「どうする家康」で演じるは茶屋四郎次郎と二代目清忠。

鳥居元忠の決意。

「関ケ原の戦い」の直前、元忠は自分が捨て駒になることを決意します。

上杉討伐に出た家康軍と離れて伏見城に残り、討死は避けられない状況で、蜂起した石田三成の大軍を足止めにします。

いよいよ鳥居元忠の最期が描かれるのか?その時、妻の千代は…。

上杉と戦を構えるという事は、天下分け目の大戦に発展しかねないということ。そんななか、謀反にそなえるために、伏見を任されたのが鳥居元忠でした。

家康と元忠は杯を交わしながら家康は元忠に、京都・伏見城を任せたいと伝えました。

元忠は

鳥居元忠

殿。宿願を遂げる時でございますぞ、戦なき世を成し遂げてくださいませ。

と、大戦(関ケ原の戦い)となる未来を覚悟しての言葉でした。固く約束する家康と元忠の目には涙が浮かんでいました。

三成が挙兵するかもしれないという家康の考えを知らされた元忠。

それは無謀すぎるだろうと家康の考えを否定しますが「信念は、人を動かすでの」の一言で、かつて自分たちがそうであったことを思い出したように見えました。

もし、三成が挙兵すれば、自分は討ち死にを避けられないことを分かった上で、

鳥居元忠

殿を困らせる奴は、この儂が皆ねじ伏せてやります。

儂は平八郎や直政のように腕が立つわけでもないし、小平太や正信のように知恵が働くわけでもない。

 

鳥居元忠

だが、殿への忠義の心は誰にも負けん。殿のためならこの命、いつでも投げ捨てますわ。

のセリフに、鳥居元忠という人間が全部詰まっているように感じました。

幼いころから家康の教育係のような存在だった元忠にしたら、家康の成長ぶりや今の采配などは、嬉しく誇らしくて仕方ないと思います。

「戦なき世を成し遂げてくださいませ」というセリフにも、瀬名や千代をはじめ、平和を切望してきた人々の想いがぎゅっと詰まっていました。

涙なしでは見られないシーンでしたが、同時に人の温かさを感じさせる今生の別れのシーンだと思います。

音尾琢真が「どうする家康」で演じるキャストは鳥居元忠/出演映画。

その時、家康は。

元からある『才』に加え、白兎から狸になるまでに培った経験に物を言わせ、政務を取り仕切る家康の姿に、今までにない家康像を感じました。

元来の優しさがあるので、それはうまく使えば人心掌握の術となることも承知で豊臣家臣の心をつかんでいきましたよね。

やはり、今回の家康は、確かに『狸』ではあるのですが、狡猾な狸というよりは、今までの経験という名の武器をまとった、しなやかなさを感じます。

松本潤は2023年大河ドラマ「どうする家康」でキャスト徳川家康を演じる。

石田三成挙兵。

石田三成は反旗を翻す決意を固めました。ただ、親友である大谷吉継は家康と三成の間を取り成す立場です。

大谷は、決意した三成を見て、「やめておけ!」「無理だ!」と中止の意見を述べます。

しかし、三成は冷静で、芯の通ったまなざしから、秀吉への強い忠義心をもって家康を討つ覚悟を決めたのです。

石田三成

全ては天下簒奪のためなり! 野放しにすれば、いずれ豊臣家は滅ぼされるに相違ない!。

家康を取り除けば、殿下のご遺言どおりの政をなせる。今度こそ、我が志をなしてみせる!と強気です。

そして、大谷が飲んでいた茶を目の前で一気に飲み干し、

石田三成

うつして治る病なら、私にうつせ!

と力強く言い放つのです。

この三成の決意を徳川軍が知ったのは会津上杉征伐で下野の小山で駐留していた時にその一報が入りました。

三成を筆頭に、毛利輝元、宇喜多秀家、小西行長、それに、徳善院、増田長盛、長束正家の三奉行たちが大阪入りをしていました。

中村七之助が「どうする家康」で演じる役(キャスト)は「石田三成」

茶々の思惑とは。

上杉の上洛無視は大阪城本丸にいた茶々にも伝わりました。茶々は秀吉が武力で日の本を一つにまとめたように、家康もそうしては…と家康に言うのです。

しかし、その後、会津上杉征伐の報告にやってきた家康を見下ろして、

茶々

この戦、天下の大乱につながるようなことはなかろうな?。

と言い、こっそり笑みをみせます。この笑みの真意は何なのか?それは…。

茶々

この正月は、西の丸がずいぶん賑やかなようだの。

正月だというのに、豊臣の跡継ぎである秀頼のもとには誰も訪れないことが茶々をいら立たせていました。

家康のやることなすこと気に食わないように見えます。

  • 母・市が家康の事を嬉しそうに話していたあの日から、
  • 父よりも家康に心が傾いていたように見えたあの日から、
  • 母の信用を家康が裏切ったように見えたあの日から、

茶々にとっては家康が『敵』であったのでしょう。

家康のみならず、秀吉も、三成も、茶々にとっては敵。やはり、茶々なりの戦国を生きているのだと思います。

上杉討伐を家康にけしかけ、その裏では三成と通じている茶々。しかし、その三成でさえも茶々にとっては駒の一つにすぎません。

家康に向けた文は…

茶々

三成が勝手なことをして怖くてたまらないから何とか欲しい。

かつて市が家康に助けを求めた手紙を模しているようにも見えましたよね。ああ、これは茶々からの挑戦状なのだなぁと感じました。

まさに「狐と狸の化かし合い」。

北川景子さん曰く「ラスボスのような存在」の意味をまざまざと感じた41話の茶々です。

北川景子(キャスト)が「どうする家康」で演じるは「お市」と娘の茶々(淀殿)の二役。

「どうする家康」のあらすじまとめはこちらです。

大河ドラマ2023年「どうする家康」のあらすじ(ネタバレ)と感想のまとめ一覧。

「どうする家康」第41話「逆襲の三成」の見逃し配信は?

さて、41話からは天下分け目の戦い「関ケ原の戦い」が描かれますが、この戦いをもっともよく描いている映画はずばり「関ケ原」です。

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石田三成を岡田准一が徳川家康を役所広司が演じ、どうする家康でも名演技を見せてくれた有村架純が三成の愛妾を、

そして、松山ケンイチが三成の盟友である直江兼続を演じています。

石田三成がなぜ負けたのか。敗戦後の三成の姿を演じる岡田さんは一見の価値ある映画です。

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「どうする家康」第41話「逆襲の三成」の紀行。

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「どうする家康」第41話「逆襲の三成」の感想。

茶屋四郎次郎の二代目清忠も登場し、一気に場が和んだ41話でもありましたね。

ウィリアム・アダムスとの関りを描くことで、家康の興味の広さを知らせているのが流石でした。

家康の興味の先が、奪うではなく「知る」であるところが、後の徳川の繁栄を示しているように感じました。

その一方で、三成や茶々をはじめ、様々な想いが交差して、戦いの火ぶたが切っておとされました。

私たちは、歴史としてしか彼らを知りません。

ですが、実際にあんな風に、人の『想い』という些細なものが重なり合って歴史は作り上げられたのだろうと感じました。

やはり今回の大河ドラマ「どうする家康」は奥が深い作品だと思います。

視聴者の感想。

引用:ヤッフーニュース

昔から豊臣側か徳川側の大河やると茶々は怖いやろ。 真田丸の時は真田幸村に言い寄るし、上野樹里主演の江では秀頼は三成との子供って感じやったぞ。

まとめ。

次週は第42話「天下分け目」です。

三成が挙兵し、西国の大名が次々と三成につくなか、家康は天下分け目の戦に臨むため、西へ戻ると宣言します。

まさに日本を舞台にした大戦のなか、家康に託された伏見城を守る鳥居元忠は、「殿、さよならじゃ」といよいよ最期の時を迎えます。

41話のテロップにでた「関ケ原の戦いまで、あと53日」と、茶々の「家康の首を獲れ」という言葉に、次回放送が待ちきれなくなりました。