「どうする家康」第43話「関ケ原の戦い」のあらすじ(ネタバレ)感想。

2023年大河ドラマ「どうする家康」第43話「関ケ原の戦い」のあらすじ(ネタバレ)感想をご紹介します。

先週の「どうする家康」は第42話「天下分け目」でした。

京都伏見城では三成の大軍に囲まれ、千代とともに勇ましく戦い続け、討ち死にした鳥居元忠。最後の言葉は「殿、お別れだわ。浄土で待っとるわ」でした。

さて、今週は(11月12日)第43話はいよいよ 「関ケ原の戦い」です。家康と三成の心理戦と茶々の焦りが描かれました。

見どころは、

です。

項目 内容
2023大河ドラマ どうする家康
放送話 第43話
放送日 2023年11月12日(日)
週タイトル 関ケ原の戦い
視聴率 11.9%(先週比:△1.9%)

さて、「どうする家康」は家康(リーダー)と家臣達(部下)との絆を描いた物語とも言えます。

個性的な家臣達(部下)をどう活かすのか?「リーダー」であるあなたも共感していると思います。

もう一度「どうする家康」を再視聴し「リーダーとは」を知って下さい

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「どうする家康」第43話「関ケ原の戦い」のキャスト。

徳川家康 松本潤(役:徳川家康)
徳川四天王 板垣李光人(役:井伊直政)
徳川四天王 山田裕貴(役:本多忠勝)
徳川四天王 杉野遥亮(役:榊原康政)
徳川家臣 松山ケンイチ(役:本多正信)
徳川家臣 木村昴(役:渡辺守綱)
秀吉正室 和久井映見(役:寧々)
家康側室 松本若菜(役:阿茶局)
豊臣家臣 中村七之助(役:石田三成)
秀頼の母 北川景子(役:茶々)
脚本 古沢良太

大河ドラマ2023年「どうする家康」のキャスト一覧。

「どうする家康」第43話「関ケ原の戦い」のあらすじ。

慶長5年(1600年)9月15日

第43話「関ヶ原の戦い」では、徳川秀忠率いる主力軍が家康と合流できませんでした。真田の罠にハマってしまったのです。

圧倒的に数的不利に陥った東軍・徳川家康は野戦勝負を決断し、決戦の地に「関ヶ原」を選ぶのでした。

大量の密書をバラまき、敵に切り崩しを仕掛ける家康。

優位に立つ西軍・石田三成も呼応するように兵を進め、両陣計15万が「関ケ原」に集結し、天下分け目の大戦が始まろうとしています。

一方、大坂の茶々は家康の調略に揺さぶられる毛利輝元に不満が募り、遂に…。

第43話「関ケ原の戦い」イントロ。

氏家、信玄、秀吉…様々な人間と知を交え、剣を交え、多くの家臣を亡くし、影響を受け「厭離穢土欣求浄土」

つまりは「戦なき世」を求め戦国を家臣団とともに生き抜いてきた徳川家康。

慶長5年9月14日、一里の間を置いて睨み合う相手は石田三成。天下分け目の大戦。ついに、決戦の時が迫っていました。

「どうする家康」第43話「関ケ原の戦い」のネタバレ。

慶長5年(1600年)9月15日

その時、家康は。

「お米を運ぶだけじゃ」と無邪気に言って、兵糧入れがどんな役目かもわかっていなかった桶狭間の戦いから40年。

家康の生きて来た過程が全て詰まった采配を見る事が出来た43話、秀忠の遅参を受け入れ、数の上では圧倒的不利である状態で戦う決意をする家康。

徳川家康

大軍勢を率いるとは、思い通りにいかぬもの。

のセリフに経験値が出ていましたよね。三成の作戦を読み、小早川秀秋を家康側に寝返らせる勝算があったからこその野戦選択。

武田信玄

戦は勝ってからするもの。

というかつての信玄公を思い出します。

決戦を前に「先に逝った者達、今は遠くにおる者達、その皆の心がここに集まっている。皆と共におる」

が『安寧の世』の為に動いてきた瀬名や家臣たちを思う家康の本心だろうし、これを本当に最後の戦としたいのだろう。

戦いとなれば、数多の命が喪われる事もわかって号令を下す。

織田信長

何千、何万の想いを背負う。

とかつて信長が言っていた事も思い出します。

機を見て「前へ出る」と宣言し三成の真正面に立った家康からは、かつて義元に教えられた、

今川義元

徳をもって治めるのが王道。

という考えが垣間見ることができました。全てが、今まで家康が生きてきた中で身に着けて来たものです。

松本潤は2023年大河ドラマ「どうする家康」でキャスト徳川家康を演じる。

家康が勝利。

関が原に勝利した後、三成に、

徳川家康

なにがお主を変えた。その正体が知りたい。

と問いていました。三成は、

石田三成

私は変わっておりませぬ。この私の内にも戦乱を求める心が確かにあっただけのこと。

と返しました。恐らく、ここが家康と三成の根本的な違いなのではないかと思います。

『戦乱を求める者』と『仕方なく戦う者』では同じ戦をするにも全く違います。前者は、秀吉のように常に次の戦場を求めるが、後者は安寧の世がくれば戦わなくてすみます。

それが理解できてしまったがゆえの「それでも、儂はやらねばならぬ」だったのでしょう。

かつて今川氏真に、お前はまだ降りるな、と言われた意味がここでも浮き彫りになりました。

松本潤は2023年大河ドラマ「どうする家康」でキャスト徳川家康を演じる。

その時、三成は。

数の上でも圧倒的に有利で、かつ自分の策にも自信のある三成。

徳川勢が刑部を攻めにいくと知って「食いついた」と喜ぶところが自分の策がどこまで通じるか、自分の才がどれ程のものかを試しているようで、実に楽しそうに見えました。

裏を返せば、現実を見ていないというか、経験のなさ、浅はかさが見えてしまう、確かに常人よりは賢く、一歩先を読む事ができる三成。

だからこそ実際に徳川勢をぐるりと取り囲んでも、

石田三成

形の上では我らの勝ち、と言いたいところだが…。

とのセリフが出るのでしょう。きちんと状況が読めていますよね。

しかし、己の策を信じ、己の信念こそが正しいと思っているからこそ、策のほころびに気が付くことができません。

大儀だけでは人はついてこない。大軍になればなるほど、それは顕著になることを…。

調略の仕方、つまりは人心掌握の力量差が今回の敗因であったとも受け取れます。

家康と会ったあの頃の三成から何故変わってしまったのか、という家康の問いに「自分は変わっていない。

戦乱を求める心が確かにあっただけのこと」と答え、それは家康の中にもあると一喝する様子に、家康との器の違いを見ました。

三成は結局『自分の信じた政』を叶えたいだけで、家康が願うのは『戦いのない世』という主語の無い夢の成就です。

家康と三成の対比に胸が苦しくなりました。

中村七之助が「どうする家康」で演じる役(キャスト)は「石田三成」

「どうする家康」のあらすじまとめはこちらです。

 ⇒大河ドラマ2023年「どうする家康」のあらすじ(ネタバレ)と感想のまとめ一覧。

井伊直政の活躍。

直政の関ケ原は先陣と大活躍しました。

「殿、おいらを家臣にして、よかったでしょう?おいらもでございます。取り立ててくださって、ありがとうございました」と言い、

東軍の勝利が確定した後も、退散する島津勢を深追いし、銃撃されてしまいます。ただ、家康が手当てし、一命は取り留めました。

この傷が一因して直政は2年後に逝ってしまいます。史実でも、「関ケ原の戦い」の2年後、慶長7年(1602年)に亡くなっています。

板垣李光人(キャスト)が「どうする家康」で演じるは井伊直政(虎松)。

凶暴化する茶々。

秀吉亡き後、三成と家康に二枚舌を使い、家康を亡きものにしたい“ラスボス”茶々は関ヶ原を煽りより凶暴になりました。

関ケ原の戦いの前日 9月14日の大坂城では。

茶々

豊臣秀頼はいかなる戦場にも赴く覚悟がある。機を見過なるなよ。

と、出陣しない西軍総大将・輝元に言い、明らかにイラ立っていました。

9月15日午前、開戦。

一向に出陣しない輝元に、茶々の怒りは頂点に、そこへ、阿茶局が命を懸けて現れます。

阿茶局VS茶々。

阿茶局は寧々さまにお願いし大阪城登城のお願いをしたのです。登城した阿茶局は秀頼を徳川に預けるよう進言します。

輝元が出陣しないのは、徳川による調略が成功したため。既に勝負あったと告げるのです。

すると茶々は、

茶々

それは、過ぎたる物言いじゃ。身の程をわきまえよ。

と扇子を突き出し激昂。

茶々

誠に不愉快な女子(おなご)よ。二度とお見えにならぬがよろしい。帰り道には気をつけよ。

と満面の笑みを浮かべます。

京の北政所邸に戻った阿茶局は北政所から戦いが終わったと聞かされます。

和久井映見(キャスト)が「どうする家康」で演じるは寧々(ねね)

天下分け目の「関ケ原の戦い」は小早川秀秋を調略した狸・家康の勝利で幕を閉じていたのです。

調略された毛利輝元。

輝元は「あの能無しめがー!」と三成に責任を押しつけます。しかし茶々は強烈な“裏拳ビンタ”を見舞い、

茶々

そなたを頼った私の過ちよ。去れ!

と、またまた激怒します。

北川景子(キャスト)が「どうする家康」で演じるは「お市」と娘の茶々(淀殿)の二役。

「どうする家康」第43話「関ケ原の戦い」の見逃し配信は?

さて、43話は天下分け目の「関ケ原の戦い」が描かれました。映画でこの戦いはよく描かれますよね。

勝敗は今までの歴史解説では「小早川秀秋」の裏切りとの定説でしたが、「どうする家康」では違った展開でした。

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「どうする家康」第43話「関ケ原の戦い」の紀行。

家康と三成の天下分け目の戦い「関ケ原」に想いを寄せての滋賀県関ケ原町への旅は、

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「どうする家康」第43話「関ケ原の戦い」の感想。

「どうする家康」は、ストーリーとしては史実に添って進んでいるが、年表に記される事柄に重きを置くのではなく、

そこに至るまでの心情描写に重きを置いて描かれている作品と思います。

大河の花といっても過言ではない合戦を見たい人には、今一つ盛り上がりにかける作品に見えるかもしれない。

しかしながら、あの時代に生きた人々が何を思い、どう行動し、戦国から安寧の世を作り上げていったかを、

登場人物達と同じ心情の温度で観られる稀有な作品と感じています。

作中で描かれる『間』や登場人物のセリフなき表情アップの『間』に過去の出来事を視聴者が思い出せる仕組みになっていて、より感情移入がしやすく実に楽しい。

特に43話は徳川の集大成ともいえる戦だったのでそれがより顕著に出て楽しめました。

視聴者の感想。

引用:ヤッフーニュース

この三成のセリフの意味を文言を参考に考えてみると、要するに「戦を呼ぶのは戦国時代に染まった武士の業によるものだ」と言いたかったのかとも思えます。

思えば家康は戦いを避けている様な顔をして、三成を誘っていたと見る事も可能でしょう。

それは振り返れば鳥居元忠に逃げずに必ず守れと言っているやり取りからも伺える気がします。

だから自惚れるなという訳ですね。

三成も戦いにのめり込み、駆け引きをし、相手を叩き潰す闘志が溢れており、小西行長と体育会的なやりとりをしています。

他の武将も同じです。

彼らに共通しているのは志ではなく、戦国時代の武将であるという事そのものであり、これらの「戦国の気質」を取り除かない限り、太平の世は作れないと言いたかったのかも知れません。

或いは三成はそれを家康に訴え託していたという風にも取れるでしょう。

まとめ。

次週は第44話「徳川幕府誕生」です。

「もう我らの働ける世ではないのかもしれんぞ」というセリフから、戦国の世の終わりが近付いているのを感じますね。

年老いた小平太と忠勝がよろよろと木刀で戦っている姿が切なかったです。

大阪夏の陣へ向けて、最終話へむけて物語が進んでいきますね。

「どうする家康」の世界観を楽しめるのも、あと5話。最後まで楽しみに観ていきたいです。