大河ドラマ2024年「光る君へ」第21話「旅立ち」のあらすじ(ネタバレ)感想をお届けします。
光る君への関連番組として「歴史探偵」があります。最新の放送で清少納言の「枕草子」を取り上げています。
清少納言はどんな女性だったのか?また紫式部との面識はあったのか?などを当時の日記などを参考に史実を紹介しています。
21話ではまひろこと紫式部が清少納言に「中宮」のために何かを書けばと提案するシーンが描かれます。
これが「春はあけぼの」で有名な「枕草子」を書くきっかけになったのでしょうか?中宮を想う清少納言の傑作が生まれるのですね。
項目 | 内容 |
2024大河ドラマ | 光る君へ |
放送話 | 第21話 |
放送日 | 2024年5月26日(日) |
週タイトル | 旅立ち |
視聴率 | 10.7%(先週比:▼0.5%) |
さて、「光る君へ」のまひろ(紫式部)と藤原道長の関係に引き込まれ、柄本さんと吉高さんの魅力に魅了されていると思います。
脚本は大石静。描き方はとてもセクシーです。平安時代の“セックス&バイオレンス”がキャッチフレーズですからね。
心豊かで裕福な大河ファンはすでに「NHKオンデマンド」で二人の関係シーンを再視聴しているとは思います。
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定子が髪をおろしたことは内裏に広まり、一条天皇はとてもショックでした。
そして、任地に赴くことを拒み逃亡する伊周を実資らが捜索し、やがて発見します。
一方、定子を守ることができず落胆するききょうを励ましたいまひろは、中宮のために何かを書いてはどうかとアドバイスします。
「春はあけぼの」枕草子の執筆作業が始まるのでしょうか?さて、まひろが越前へ旅立つ日が近づきました。
そこで、道長に文を送ります。その文の内容はいかなるものなのでしょう。
そして越前の地では宋から来た「医者の見習い」松下浩平さんが演じる「周期」と出会います。
周期は宋の言葉をまひろに教えながら親しい関係になっていきます。
紫式部(まひろ) | 吉高由里子(役:紫式部) |
藤原道長 | 柄本佑(役:藤原道長) |
まひろの父・藤原為時 | 岸部五郎(役:藤原為時) |
まひろの将来の夫・藤原宣孝 | 佐々木蔵之介(役:藤原宣孝) |
藤原隆家(道隆の次男) | 竜星涼(役:藤原隆家) |
道長の姉・円融天皇の后・藤原詮子 | 吉田羊(役:藤原詮子) |
一条天皇 | 塩野瑛久(役:一条天皇) |
道長の友 | 町田啓太(役:藤原公任) |
道長の友 | 金田哲(役:藤原斉信) |
道長の後輩 | 渡辺大知(役:藤原行成) |
一条天皇の后 | 高畑充希(役:藤原定子) |
歌人・清少納言 | ファーストサマーウイカ(役:ききょう) |
周明(ヂョウミン) | 松下浩平(役:周明=宋の医者見習い) |
脚本 | 大石静 |
21話「旅立ち」のメインは何といっても中宮定子がききょうの文で生き変わるシーンだと思います。
定子は髪を切り出家の道を選びました。伊周の行いの悪さで家族がバラバラになってしまいました。
「出家」とは当時の女性としては限りなく死に近い事だと思います。そこまで追い詰められてしまった定子。
住まいである二条邸に自ら火を付けたのか?燃え盛る二条邸での定子の感情は「生きていてもむなしいだけだ」との思いは真実であったと思います。
⇒高畑充希(キャスト)が大河ドラマ「光る君へ」で演じる藤原定子(さだこ)とは。
出家の道を選んだ定子でしたが、死んでもいいと思うほどに追い詰められていました。そんな定子の心を救い出したのはききょうです。
ききょうは定子に、「お腹の御子のため、中宮様は生きねばなりませぬ」と涙を流しながら訴えかけました。
定子はききょうから「生きねばなりませぬ」と言われ時、定子の目に涙が浮びました。感情を押し殺し続け、心をすり減らしていた定子。
ききょうの言葉で救われたのではないでしょうか。
ききょうにとって定子は「推し」です。ききょうの「定子」への思いは、定子がなんと言おうと慕い続けていることです。
そんなききょうが、気兼ねなく話せる相手がまひろで、そのまひろからのアドバイスを受けましたね。
それは、たった1人の悲しき中宮のために文を送ることでした。その文が『枕草子』です。
ききょうは『枕草子』を書き始めるのです。
ききょうが筆をとりました。「春はあけぼの…」そして、書き上げたものを定子の枕元に運びます。
定子はまだ生きる気力を失っています。次の日も、次の日も、書き上げた文を定子の元に運びます。
やがて、ある日、定子がその文を読んでいるシーンをききょうは目にします。少しずつ元気になっていきますようにと願うききょう。
その強い思いが感じられたシーンでした。
⇒ファーストサマーウイカ(キャスト)が大河ドラマ「光る君へ」で演じる清少納言は6話で登場。
定子1人のために書き始めた『枕草子』。定子とききょうの不思議な関係をかなりの尺を使って表現した「光る君へ」
この後、『枕草子』の執筆作業をききょうがどのように表現していくのかが楽しみです。
ききょうからから中宮定子が生きる気力を失っていることを聞いたまひろは、道長に事の真相を確かめる決意をします。
まひろはいつもの廃邸で道長を待ちました。越前守の礼を言い、一連の騒動は道長が仕組んだことなのかを尋ねました。
道長は「そうだ。だから何だ?」と答えますが、まひろは彼の顔を見て真意ではないことが解りました。
道長を疑ったことを詫びるまひろ。
だが道長は、「似たようなものだ。俺の無力のせいで誰もかれもすべて不幸になった。おまえと交わした約束はいまだ何一つ果たせておらぬ」と本音をまひろに言うのです。
そして、「これからどこへ向かっていけばいいのか……それも見えぬ。おそらくあの時、おまえと遠くの国に逃げて行ってもおまえを守り切れなかったであろう」と自分をさらけ出していました。
⇒柄本佑(キャスト)が2024年大河ドラマ「光る君へ」で演じる藤原道長とは。
まひろは「かの地であなたと滅びるのもよかったのやもしれませぬ」と本気で駆け落ちを話を喜んでいたように見えました。
まひろは道長に寄り添うと道長もまひろを強く抱きしめました。まひろは、
「この10年、あなたをあきらめたことを後悔しながら生きてまいりました。妾でもいいからあなたのそばにいたいと願っていたのに…」
「なぜあの時己の心に従わなかったのか。いつもいつもそのことを悔やんでおりました。いつの日も、いつの日も…」
と。10年の長い間、この思いを秘めていたのですね。(10年前は第12話「思いの果て」でしたね)
道長もまた「いつの日も、いつの日もそなたのことを…」と言い、まひろへの愛は変わらない様子でした。
そして、まひろから道長に熱い口づけを交わすのです。
⇒吉高由里子(キャスト)が大河ドラマ「光る君へ」で演じるまひろ(紫式部)とは。
光る君へのあらすじと感想の一覧はこちら。
⇒大河ドラマ2024年「光る君へ」のあらすじ(ネタバレ)と感想のまとめ一覧。
大石静さんの脚本が素晴らしいです。大昔古典の授業で「春はあけぼの…」と暗記し覚えた記憶しかありません。
もちろんその背景など全く興味がありませんでした。しかし「光る君へ」の21話を視聴してその奥深さを知りました。
中宮定子の取り巻く人間関係(兄弟の確執)そして定子に惚れたききょう(清少納言)とその友人であるまひろとの関係が時間を掛けて描かれていました。
だからこそ、「春はあけぼの…」の場面は鳥肌でしたね。枕草子が書かれた経緯も中宮定子があんなに苦しい立場におかれていたこともこの大河を観るまでは全く知りませんでした。
定子を調べると若くして亡くなりますが、そのシーンをどのように描くのか、大石脚本を楽しみにしながらその日を待ちます。
引用:ヤッフーニュース
「“書く”ことによって救われた二つの心」、まさにその通りですね。四季折々、定子さんがききょうさん、そして一条さんと過ごした楽しかったサロンの日々の心象風景が、映像美で表現されていたと思います。
定子さんが少しずつ生きる希望を取り戻し、それを感じたききょうさんもまた救われました。大切な人の心を蘇らせた文章、だからこそ1000年の時を超えて、私たちの心にも響くのではないでしょうか。
このドラマの後に枕草子の原文を眺めていると、定子さんとききょうさんと共に時間を旅しているような、そんな気持ちになれました。この瞬間、私の心も救われた気がしました。
次週は第22話「越前の出会い」です。
宋の国から来た若き医者の見習い「周明」はエンディングで一瞬映りましたね。まひろと交すシーンもなかったので次週に期待です。
まひろ(紫式部)が越前にいたのは1年半ばかりですが、越前編をどこまで描くのかも興味深いですね。
道長は越前には外国との港は開かないと言いました。まひろの父・為時はどのような手段を使って解決していくのでしょうか?
面白さが倍増した「光る君へ」の次週が待たれます。
大河ドラマ俱楽部の管理人です。
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