大河ドラマ2024年「光る君へ」第20話「望みの先に」のあらすじ(ネタバレ)感想をお届けします。
道長の出世を快く感じていなかった道長の甥・伊周は自らの相手である藤原斉信の妹・光子に男ができたのか?と勘違いをしてしまいます。
そして、その男が藤原斉信の家から出てきたときに弟の隆家が弓を射かけるという事件が先週第19話のエンディングで描かれました。
その弓の先は「花山院」だったのです。20話では一条天皇がこの二人の処分をどうするか?が注目ポイントですね。
道長が権力の頂点に立ちどのような政を行うのか?道長と伊周との権力争いはこれで収まるのか?そして、まひろとの恋路の関係はどうなるのか?
藤原道長の権力の頂点を追っていきましょう。
項目 | 内容 |
2024大河ドラマ | 光る君へ |
放送話 | 第20話 |
放送日 | 2024年5月19日(日) |
週タイトル | 望みの先に |
視聴率 | 11.2%(先週比:△0.4%) |
先週の19話はこちら
⇒2024年大河ドラマ「光る君へ」第19話「放たれた矢」のあらすじ(ネタバレ)と感想。
式部(まひろ) | 吉高由里子(役:紫式部) |
藤原道長 | 柄本佑(役:藤原道長) |
まひろの父・藤原為時 | 岸部五郎(役:藤原為時) |
まひろの将来の夫・藤原宣孝 | 佐々木蔵之介(役:藤原宣孝) |
藤原隆家(道隆の次男) | 竜星涼(役:藤原隆家) |
道長の姉・円融天皇の后・藤原詮子 | 吉田羊(役:藤原詮子) |
花山院 | 本郷奏多(役:花山院) |
道長の友 | 町田啓太(役:藤原公任) |
道長の友 | 金田哲(役:藤原斉信) |
道長の後輩 | 渡辺大知(役:藤原行成) |
一条天皇の后 | 高畑充希(役:藤原定子) |
歌人・清少納言 | ファーストサマーウイカ(役:ききょう) |
一条天皇 | 塩野瑛久(一条天皇) |
脚本 | 大石静 |
さて、「光る君へ」のまひろ(紫式部)と藤原道長の関係に引き込まれ、柄本さんと吉高さんの魅力に魅了されていると思います。
脚本は大石静。描き方はとてもセクシーです。平安時代の“セックス&バイオレンス”がキャッチフレーズですからね。
心豊かで裕福な大河ファンはすでに「NHKオンデマンド」で二人の関係シーンを再視聴しているとは思います。
でもまだ登録していない「アマゾンプライム会員」の方は「NHKオンデマンド」をチャンネル登録して下さい。
14日間無料の「NHKオンデマンド」
⇒「大河ドラマ」をamazonプライムビデオで視聴する。(無料動画)がお得です。
「光る君へ」第20話「望みの先に」のあらすじです。
為時が淡路守に任命され、惟規、いとも大喜びでした。しかしまひろは、宋の言葉を解する父は越前守の方が適任だと考えています。
一方内裏では、花山院の牛車に矢を放った一件で、一条天皇が伊周と隆家に厳しい処分を命じました。
20話ではこの処分を受ける伊周と隆家二人の性格を十分に描いていました。この二人のその後の史実は2023年10月25日放送の「英雄たちの選択」でも紹介しています。
⇒「英雄たちの選択」のキャストと放送時間、そして「光る君へ」の史実を知る。
エンディングで安倍晴明が道長に言った「隆家様は、いずれあなた様(道長)の強いお力となりまする」の意味も「英雄たちの選択」を観れば理解できます。
隆家の「刀伊入寇」での活躍が描かれることに期待しましょう。
さて、定子は兄弟の不祥事により、内裏を出ることを命じられます。絶望のふちに立った定子の行動はなんと…。
「光る君へ」第20話「望みの先に」のネタバレです。
一条天皇の伊周と隆家への処分は温情を感じる処分でした。20話では主に二人の性格を描いていましたね。
天皇家に弓を引く行為は通常は死罪(ドラマでは)とされていましたが、定子が一条天皇に罪を軽くしてほしいと頼み込んだことも影響して死罪は免れていました。
一条天皇は二人を配流としました。
⇒塩野瑛久(キャスト)が2024年大河ドラマ「光る君へ」で演じる一条天皇とは。
伊周の父・道隆が関白在任中は優雅な生活を送っていた伊周ですが、母・貴子が甘やかしたのか、伊周の人間性が皆から嫌われたのか…
伊周はすっかり落ちこぼれていました。駄々をこねるボンボンの子どものようです。
伊周は帝の命に対し「どこにも行かぬ」と意地を張り続けていました。自分のことばかり考えている伊周。
その姿はいたたまれないほど無様でした。
⇒三浦翔平(キャスト)が大河ドラマ「光る君へ」で演じる藤原伊周とは。
一方、伊周の弟・隆家は兄とは違い今回の騒動を軽く見ているようでした。そして、自身に下った帝の処分を真摯に受け止めていました。
隆家は母を気遣って京から去って行きました。
⇒竜星涼(キャスト)が2024年大河ドラマ「光る君へ」で演じる藤原隆家とは。
定子は伊周と隆家兄弟の不祥事で内裏を去ることになり、実家である二条北宮に移りました。その後、定子は一条天皇に兄弟の罰を軽くしてほしいと頼みます。
一条天皇は死罪を許し、配流(遠くの地へ)を命じます。しかし、兄の伊周は帝の命には従いませんでした。
天皇の命を実行するのは、検非違使の別当(長官)として出世した「藤原実資」と検非違使たちが二条北宮で実力行使を行っています。
その時、定子は前途を悲観したのか、そばにいた男から奪った刀で突然、自身の髪を切ってしまうのです。
定子はその後、出家します。一条天皇との関係はどうなるのでしょうか?また清少納言との関係も気になります。
⇒高畑充希(キャスト)が大河ドラマ「光る君へ」で演じる藤原定子(さだこ)とは。
エンディングで久しぶりに安倍晴明が登場しました。晴明は道長の問いに対し、
「隆家様は、いずれあなた様(道長)の強いお力となりまする」「(伊周は)あなた様次第にございます」と言っていました。
今後の「光る君へ」において、伊周と隆家は道長とどのように関わってくるのでしょうか?
⇒ユースケ・サンタマリア(キャスト)が2024年大河ドラマ「光る君へ」で演じる「安倍晴明」とは。
淡路守に任命された為時でしたが、何とある日、国土の大きい越前守に任命が変わりました。
もちろん、宋の言葉を解する為時が越前守の方に適任だとまひろは考えていましたのでとても嬉しい事です。
でも、これはまひろがある行動に出た結果だったのです。その行動とは道長に送った漢詩です。
⇒吉高由里子が大河ドラマ「光る君へ」で演じる主人公はまひろ(紫式部)とは。
為時は自身が官職を得たことも、淡路守から越前守に任命が変わったのも、道長の計らいであると思っています。
為時は「道長様のお前への、思いとしか考えられぬ」とまひろに問いかけていました。そして、
「何も知らずに越前に赴くことはできぬ」という父の問いに、まひろは道長との過去を正直に打ち明けました。
⇒岸谷五郎(キャスト)が2024年大河ドラマ「光る君へ」で演じる藤原為時とは。
娘の言葉に耳を傾け、受け入れる父・為時。
この親子は次週越前に旅立つのでしょう。まひろは宋の人々と接して宋の制度を学ぶことも出来ますからね。
⇒大河ドラマ2024年「光る君へ」のあらすじ(ネタバレ)と感想のまとめ一覧。
「光る君へ」20話では、長徳2年(996年)の「長徳の変」が描かれました。
「長徳の変」とは、藤原伊周・隆家兄弟が花山法皇の一行を待ち伏せ、従者の放った矢が花山法皇の衣を射抜いた事件です。
「光る君へ」19話のエンディングで隆家が矢を放していましたね。捜査を担当したのは、検非違使の別当(長官)の藤原実資でした。
また、伊周は詮子(一条天皇の母であり道長の姉)を呪詛するなど、芋づる式に悪行が発覚しました。(ドラマの伊周は呪詛を否定していましたが)
一条天皇は、伊周・隆家の二人を流罪に処しました。(当時、死刑は行われていなかったのですね。)伊周・隆家兄弟はこれにより失脚しました。
権力闘争の敗者はいつの時代も小さな「ほころび」から生まれるものです。令和の権力闘争も民主主義とは程遠い「自民党の裏金事件」から起きていますからね。
自民党内部で起きている事件は権力から落ちる坂の入口なのでしょうか?それは令和の歴史で語り継がれていくのでしょう。
引用:ヤッフーニュース
NHKの朝ドラと大河ドラマは、NHKのドラマを代表する伝統ある枠だが、俳優にとっては訓練の場であり、得意の演技を披露する場でもある。
三浦翔平さんもいつもの二枚目でも悪役でもない複雑な表情を見せているし、
ちむどんのニーニーとして印象が深い竜星涼さんはのびのびやってますね!(笑)
彼のこの軽さは、どうしても重い演技合戦になりがちな大河ドラマにおいては貴重ですね。
次週の「光る君へ」は第21話「旅立ち」です。
道長の権力頂点への入り口がとても深く描かれた20話でしたね。これから先、道長の権力は拡大していきます。
その予言を安倍晴明が言ってましたよね。
一方、まひろは父と同行し越前に行くのでしょう。だとすれば道長とはしばらく会えないことになりますが、ドラマでは次の再会をどのように描くのか?
ついつい期待してしまいます。また「春はあけぼの」のナレーションもありいよいよ清少納言が定子を想い執筆作業に入るのでしょうか。
増々面白くなってきた光る君へ。次週も楽しみです。
大河ドラマ俱楽部の管理人です。
NHK大河ドラマをこよなく愛し毎週楽しみに視聴しています。
ただ視聴するだけでなく「あらすじと感想」を紹介しています。
でもリアルタイムで見ることができない時は見逃し配信で見たり
時々は歴代の大河も視聴しています。
管理人の大好きな大河ドラマをまとめていますので見逃し配信
と一緒に楽しんで下さい。