青天を衝けはいよいよ明治編です。

麒麟がくる第13話「帰蝶のはかりごと」のあらすじと感想。

「麒麟がくる」感想
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麒麟がくる13話「帰蝶のはかりごと」のあらすじと感想です。

放送:4月12日(日曜夜8時)

視聴率:15.7%

美濃の国衆が二つに割れて戦うことを懸念し訴える光秀に対し、道三はあくまで美濃の国衆に活を入れるためで、本気で戦う気はないとうそぶきます。

麒麟がくる第13話「帰蝶のはかりごと」のあらすじと感想。

道三が鷹の爪に仕込まれた毒で危うく殺されそうになってから、上司である頼芸と一戦交えると怒鳴り散らす道三です。

実際に道三はひそかに頼芸の鷹を皆殺しにし、頼芸を怯えさせるという策略で失脚させましたよね。戦わないですみました。

ただどちらにしても、道三が行ったのは武力や策略という『覇道』であり、『麒麟のこないやり方』であったのは確かでしょうね。

そんな道三に信長を殺させないために、かたや帰蝶が行ったのは、織田の強大な軍事力と経済力を見せつけるというデモンストレーションでした。

麒麟がくる第13話「帰蝶のはかりごと」のあらすじと感想。帰蝶の心理。

無用な戦を回避するためには、自分の「軍事力と経済力」を見せつけるデモンストレーションも大事であり、これを帰蝶が中心にやってのけたのがびっくりです。

帰蝶と伊呂波太夫。

ですから帰蝶は伊呂波太夫に頼んで先手を打ったのです。傭兵をできうる限り金で集めて欲しいと頼んだのです。

その鉄砲と傭兵の数を見れば道三は信長を甘くは見ないことを帰蝶だから解っていたのです。そして信長の姿(かっこう)です。

もちろん鎧兜の戦支度ではありません。

義父に会うための正装でもありません。

その格好は道三の派手好きを知っていた帰蝶のアイデアでありそしてそれは成功するのです。

帰蝶と信長。

さて、12話の帰蝶は一人で信長の父・信秀の寝所に出向き信秀から「信長を頼む」と聞き出す帰蝶でした。

その言葉も含めて信長に激を飛ばす帰蝶の姿は流石に天下人の妻になるべきしてなった感がありました。

13話の帰蝶はピリッと辛い役どころですね。

信長には太夫に頼んだ傭兵のことを話したと思います。そのうえで派手で粗野な格好をさせたのだと思います。

信長は帰蝶の言うがままにして従ったのです。ここが二人の信頼関係ですね。信長も帰蝶の先手必勝法とアイデアに関心したから従ったのでしょう。

これからもこの二人の会話に大注目です。

染谷信長と川口帰蝶。

『帰蝶のはかりごと』とは、かつての土岐頼純の二の舞を起こさない、大事な夫を殺させるわけにはいかないという帰蝶の決意と策略であったと思えるのです。

道三によって最初の夫を殺されたためか、ずいぶん帰蝶はしたたかな謀略家になっています。

道三に侮られれば信長は殺され、「尾張は斉藤家に平定される」。さりとて面談を断れば、「盟約が反故にされる可能性がある」。

道三の娘である帰蝶は、誰よりも道三を理解していたからこそ、そうはさせないという思いを強くしていったのでしょうね。

帰蝶の傭兵集団。

そこで帰蝶が考えたのは、旅芸人でありながら「傭兵集団」を率いる伊呂波大夫に頼んで、強力な兵と多数の鉄砲を導入し、いかにも強力な兵団であることに見せかけることでした。

松永久秀も言及していましたが、鉄砲、つまり相応の実力と軍事兵器があれば、相手にも舐められず攻め込まれることもない。

女性でありながらなぜ帰蝶がそのあたりを理解しているのかは不明ですが、いずれにしても、父・道三に夫・信長を殺させないよう懸命だったのは確かでしょう。

これからも帰蝶が史実の信長を作り上げていくのか、それとも信長一人で自立するときがくるのか、それはだれにも分かりません。

麒麟がくる第13話「帰蝶のはかりごと」のあらすじと感想。信長の思い。

個人的には信長一人で自立して武力や策謀をめぐらしてくれるとありがたいのですけれども。

母親が溺愛していた弟の信勝(信行)を信長は図らずも殺害してしまい、そのことで完全に母から見限られ、呆然とする描写が今後あります。

「帰蝶のはかりごと」の感想。

ですから、そのあたりから少し吹っ切れて、帰蝶に負けず劣らずの妙案を出してほしいかなと思っていますが、麒麟がくるのドラマ展開ではそうはいきませんね。

前半に帰蝶が斎藤家の娘らしく様々な策謀をめぐらしていくのを見て、信長がそれをまねていくという可能性は麒麟がくるのドラマでありそうですね。

今回の大河ドラマでは信長が進めたとされる「兵農分離」も、帰蝶が伊呂波大夫と繋がる傭兵集団を多用しているのを見て、『兵は兵事に専念したほうがいい』ということで実行されるようにも感じます。

信長と道三。

史実でも道三は、当初信長を侮って略服で会おうとしたところ、いつの間にか、信長が奇怪な服装から衣冠束帯の正装に着替えていたので、その機転の早さに驚き、一目置いたといわれています。

今回道三が驚いたのは、鉄砲の数の多さと、有能な人間ならば卑賤の身であっても雇い入れる信長の器の大きさというべきでしょう。

同時に

『これからは戦も世の中もどんどん変わる』『私は帰蝶の手のひらで踊っただけのうつけ』と言い切る信長の先見の明と正直さに道三は惹かれていったのだと思います。

道三も謀略家ですが、志が高かったゆえかケチであることを隠したことはないと光秀に後に言うことになりますね。

信長天下取りの条件。

天下を取り「麒麟がくる」世の中にしていく人間の条件としては『人を引き付ける正直さ、理想の高さ、そして、現実を見据えて最低限の軍事力は持つ厳しさ』なのだと思います。

それを見抜いたからこそ、道三は信長に惹かれ、『自分は美濃一国で終わったが、正直で理想も高く、経済力も軍事力もある信長は尾張一国で終わる男ではない』と思うようになると思うのです。

勿論『大きな国を作れ』などの志は大事ですが、理想だけではどうにもならず、相応の実力が必要だということを、道三は知りぬいていたのだと思います。

だからこそ、後に道三は光秀に、「信長から目を離すな」と言ったのだと思います。

信長の軍事力と経済力。

つまり世の中に合わせて自分を変えていける実力もあるし、志もあり、同時に現実を見据えて相応の軍事力と経済力を持つなどの実力が信長にあると。

『麒麟のこないやり方をする男』として、光秀は道三を反面教師にしていくと、当初私は思ってました。

しかし光秀は道三の先見の明と志を受け継ぐ人間として、このドラマでは描写されていくと思われます。そして信長の進出を機に、改めて光秀は信長に仕えたいと思うようになっていくと思われるのです。

戦のない世の中を作り上げる『麒麟』を来させるのはだれか。

信長はその経済力と軍事力から、戦のない世を来させる、つまり『麒麟がくる』世の中を作る候補者になると思われます。

まとめ。

『天下の信長』を作り上げるのは、しばらく帰蝶の様々な策略なのでしょうが、勿論史実の帰蝶はそこまで信長の成長に関わってはいないと思われるのですが、なかなか面白い切り口ではないかと思われます。

ただ、いずれは信長が自立してくれるとありがたいですね。

この時の光秀は、まだ信長をそういう人物と認識しているわけではないでしょう。やがて信長が金星式に今川義元を破った際に、光秀は改めて信長に注目すると思います。

足利義昭が朝倉義景を頼った時には、現状維持を望む義景では頼りないということで、光秀は義昭に信長を紹介すると思われるのです。

理想の高さと現実を見据えた厳しさ、及びある程度の正直さは、いつの時代も人を引き付けるのに重要ですね。

今はネットの発達で社会が分断している以上。『皆がそれぞれ』の時代であり、多くの人を引き付けるには難しい時代になっています。

最後までお読みいただきありがとうございます。

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