大河ドラマ2022年「鎌倉殿の13人」第1話「大いなる小競り合い」のあらすじ(ネタバレ)と感想をお届けします。
2022年1月9日夜8時、遂に始まりました、三谷幸喜・脚本「鎌倉殿の13人」です。第1話のあらすじは「大いなる小競り合い」です。
平清盛が大権力者として君臨していた1175年。
主人公の北条義時の父・北条時政と祖父の伊東祐親が京での3年の務めを終え、伊豆に帰ってきました。
小栗旬 | 役:北条義時 |
大泉洋 | 役:源頼朝 |
片岡愛之助 | 役:北条宗時 |
坂東彌十郎 | 役:北条時政 |
浅野和之 | 役:伊東祐親 |
小池栄子 | 役:北条政子 |
宮澤エマ | 役:実衣(みい)阿波局 |
新垣結衣 | 役:八重 |
梶原善 | 役:善児 |
⇒大河ドラマ2022「鎌倉殿の13人」のキャスト一覧。残りのキャスト発表。
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平安時代の末期。平家の総帥・平清盛は絶頂期を迎えていました。宿敵の源氏を追い落とし、帝や朝廷さえも意のままに支配していました。
京から遠く離れた伊豆も、平家の傘下にある伊豆の豪族・北条時政の息子である北条義時はこの地で時政の補佐をしていました。
そんなある日、伊豆の地では騒動が起きていました。
北条義時の祖父である「じさま」こと伊東祐親が面倒をみていた流罪人・源頼朝(大泉洋)が北条家に逃げ込んでいたのです。
こともあろうに、祐親が京で務めに励んでいる間に、頼朝が祐親の娘・八重(新垣結衣)と恋仲になり、八重は男児を出産していたのです。
父親ならだれでも卒倒もののこの事象。しかし、事はそれだけでは済まないのです。
祐親の娘に手をつけ、子どもまで産ませて逃げ出した頼朝は、かつて平家のライバルであった源氏の嫡流。
遡る事16年前、平清盛は、戦いに敗れ生き残った頼朝に温情をかけ、伊豆に流しました。
そのときに監視役を命じられたのが伊東祐親です。
時の栄華を極める平清盛に目をかけられたことで、伊東の家は伊豆で力を持つようになっていたのです。
それなのにこの不測の事態!こんなことが平家に知れたら大変です。
祐親は、頼朝を殺せと命じますが、頼朝は館を逃げ出して行方知れずに。
祐親の怒りは収まらず、自分の息子である北条家にも捜索命令を出すのです。
⇒浅野和之が「鎌倉殿の13人」で演じるキャストは伊東祐親。祐親は義時の祖父。
ところが、そんな事態にも血が燃え上がらない男が一人。鎌倉殿の13人の主人公である北条義時です。
と、いうのも、頼朝の子どもを出産した八重は、義時がほのかな恋心を抱いていた相手。
八重に微笑まれただけでポーっとなるような一方通行な恋でしたが、、、
「俺のこと好きなのかと思ってた…」とガックリ項垂れる義時の耳に更なる仰天ごとがささやかれます。
行方知れずとされている頼朝が「今、この館にいる」と、義時の兄・北条宗時(片岡愛之助)が誇らしげに言うのです。
以前より、平家の横暴なふるまいを嫌っていた宗時は、頼朝をかくまい源氏につくと意気揚々。
今こそ立ち上がり、「平家をぶっつぶすぜ!」と燃え上がっています。
しかし、この宗時、のんびりというか天然と言うか、頼朝をかくまっているという大ごとを、父である北条時政(坂東弥十郎)には言っていないというのです。
最後には義時に向かって「お前が言っといて」とのんきな物言い。
「これだよ!」思わず大きな呆れ声が出てしまう義時をよそに、話はどんどん進んでいきます。
⇒片岡愛之助が「鎌倉殿の13人」で演じるキャスト北条宗時とは。
宗時に強引に連れられ、義時は頼朝と初対面を果たします。
今一つはっきりしない態度の頼朝に戸惑うものの、行きがかり上預かってしまった八重への手紙を届ける事に。
その先で、八重と頼朝の子ども千鶴丸が殺された事を知り、さらに頼朝が北条の館にいるという情報を、じさまが掴んでいる事も知ってしまいます。
⇒小栗旬が2022年大河ドラマ「鎌倉殿の13人」で演じるキャスト北条義時とは?
そんな折、離れに匿われている頼朝に食事を届けた義時の姉・北条政子(小池栄子)が、なんと頼朝に一目ぼれ!
シナを作って色っぽさを演出してみたり、やったこともない蹴鞠を毎日やっていると言って気を引いてみたりと、あの手この手でアタックをしていきます。
それを知った宗時は「もしかしたら政子は佐殿(頼朝)と!」と大喜びですが、義時は「勘弁してください!」とほとほと困り果てた様子。
⇒小池栄子が2022年大河ドラマ「鎌倉殿の13人」で演じるキャスト北条政子とは。
義時が伊東の館から帰る途中の河原を通りかかると、館で頼朝と八重の息子・千鶴丸と一緒にいた雑色の善児がたたずんでいました。
よく見ると、善児が手にしているのは千鶴丸の着物で濡れていました。それは何を意味するのか?
⇒梶原善が「鎌倉殿の13人」で演じる川遊びのキャスト”善児”とは。
ついに、伊東は兵をあげ力づくで頼朝を取り返しに向かいます。
千鶴丸が殺された事を知っても「それが定めだったのだ」と静かに言う頼朝に、義時の心は穏やかではありません。
「佐殿は本当に兵をあげようと思っていらっしゃるのですか!」と食って掛かる義時に、頼朝は「私はこれまで何度も死を目の前にしてきた。
しかしその度なぜか生き抜いた。なにゆえか、それはわからない。恐らくはまだこの世になすべきことがあるのだろう」と静かに答えます。
しかし、義時が去ったあと、頼朝は怒りを湛えた目で北条から頼朝の警護役・工藤祐経に殺害を命じます。
「伊藤祐親、決して許さん!」と言い切るその強い眼差しに、源頼朝の真の熱さが垣間見えます。
第1話~最終話までをまとめました。
⇒大河ドラマ2022年「鎌倉殿の13人」のあらすじ(ネタバレ)と感想の一覧。
第一話は北条家と伊東家が頼朝という源氏のプリンスの扱いに対しての「大いなる小競り合い」からこの物語の構図を三谷流で見せてくれました。
注目はやはり頼朝の決意ですね。「伊藤祐親、決して許さん!」と言う大泉洋さんの源頼朝が流人から立ち上がる決意を感じましたね。
そう。~まさに今、時代の変わり目が、近付こうとしています~。と長澤さんの語りが強く印象に残るのです。
第二話を早く観たいですね。
ついに、源氏につくと腹をくくった北条勢と、頼朝を取り戻そうとする伊東家が真っ向から戦いの姿勢を見せる中、
政子の機転で「姫」に扮した頼朝が、義時の駆る馬に乗って脱出をはかります。
「姫!振り落とされないように気を付けて!」頼朝を後ろに乗せた義時が叫びます。
そう。まさに今、時代の変わり目が、近付こうとしています。
さて次週は、「鎌倉殿の13人」第2話「左殿の腹」です。大庭の仲裁が描かれています。
大河ドラマ俱楽部の管理人です。
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