大河ドラマ2022年「鎌倉殿の13人」でキャストの宮澤エマが演じるは実衣(みい)は後の阿波局です。
宮澤エマさんは、大河ドラマ初出演です。
源頼朝に全てを学んで、武士の時代を盤石にした北条義時(主演:小栗旬)の妹が実衣(みい)阿波局で、北条時政の娘でもあります。
後に阿波局は全成の妻(妾)になります。
伊豆の武家で生まれ育った娘が、鎌倉幕府の政局を揺るがすほどの影響力のある阿波局になるには、勢力争いを生き抜く北条家のたくましさがあると思います。
その大役を宮澤エマさんが演じるのですから、楽しみですよね。
宮澤喜一元内閣総理大臣の孫であり女優、コメンテーターとしても大活躍の宮澤エマさんが歴史を動かすほどの影響力を持った阿波局をどう演じるのでしょうか。
さて、「鎌倉殿の13人」であなたが好きな俳優さんは誰ですか?善児を演じた梶原善を選んだ大河ファンはかなりの方です。
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宮澤エマさんが演じる阿波局(実衣=みい)とはどんな人物だったのでしょうか?
阿波局の前半生は、ほぼ不明です。
阿波局(実衣=みい)は、初代執権北条時政の娘で、異母姉妹に源頼朝の継室政子がいます。
治承4年(1180)、源頼朝が「打倒平家」の兵を挙げると、頼朝の弟・阿野全成が馳せ参じます。
阿波局(実衣=みい)は、阿野全成に嫁ぎ、その後、二人の間に誕生したのが時元です。
阿波局(実衣=みい)は、頼朝の次男・源実朝の乳母となります。
正治元年(1199)、頼朝死去後御家人の一人である結城朝光が「忠臣、二君に仕えず」と述べます。
それを聞いた阿波局が朝光に「梶原景時が先日の発言は謀反心のある証拠だとして、殺害される」と警告します。
朝光は景時を糾弾する御家人60人超に連判状を書かせ、将軍源頼家に提出します。
その結果、景時は鎌倉を追放され、その後、一族もろとも滅ぼされます。(梶原景時の変)
その後、北条氏と源頼家との争いが激化し、阿波局も時代に翻弄されることになります。
夫が殺害されたり、自身が逮捕されそうになったり、波乱万丈の人生を送ることになるのです。
阿波局の夫の全成が謀反人の疑いで武田信光に捕縛され、配流先の常陸国で八田知家に殺されます。
頼家は阿波局をも捕らえようとしたが、それは政子によって阻まれました。
翌年、頼家は伊豆国修善寺に幽閉され、殺害。
こうして北条氏は、権力を掌中に収めます。
その後も阿波局は実朝の側で仕えますが、実朝の暗殺後は子の時元に謀反の疑いが掛かられ殺害された。
阿波局が亡くなったのは嘉禄3年(1227)です。
この展開を鎌倉殿の13人でどのように脚色するか?それは放送後に記載します。
母方の祖父が総理大臣(宮澤喜一)という名家に生まれ、父がアメリカ人で元駐日臨時大使です。
大学もアメリカで、宮澤エマさんは国際色が豊かな方ですよね。
祖父母も大河ドラマのファンだったので、宮澤エマさんは大河ドラマ初出演が決まったときは、「祖父母が一番喜んでいただろうな」と語っています。
子供のころから、歌や芝居が大好きで、今は舞台を中心にミュージカル俳優として活躍されています。
それだけに、今回の大河ドラマ初出演は宮澤エマさんにとって、大きなチャンスでもあり、喜びも大きかったのではないでしょうか。
今回の大河ドラマ初出演をきっかけに宮澤エマさんが女優としてのキャリアにますます磨きをかけて行かれるのを期待したいですね。
宮澤エマさんは、2020年後期の「おちょやん」に出演されています。
おちょやんは、上方女優の浪花千栄子さんの前半生を題材に、戦前から大阪で貧しく生まれ育った少女が女優になるまでを描くドラマです。
主演は杉咲花さんで、宮澤エマさんは、主人公の千代の継母を演じました。
ものすごく美人ですが、全く家事もせず、千代に対しても全く愛情を持たない継母です。
そして、千代と対立し、千代を家から追い出してしまいます。その後、何十年も経った後に二人は和解することになります。
宮澤エマさんの演じる役は若い頃から晩年の60歳以降を超えるまでを見事に演じています。
舞台で培った女優としての力量を感じますね。
宮澤エマさんは、前述のとおり、元内閣総理大臣(宮澤喜一)のお孫さんという華麗な経歴をお持ちです。
ご両親も立派な職業に付かれ、自身は高学歴、才色兼備のお嬢様です。これほど恵まれた環境で生まれるセレブもそうはいませんね。
宮澤エマさんは、幼いころから歌や芝居が大好きで今は舞台を中心に活躍されている女優さんです。
幼いころからのご自身の夢を叶えるには、相当の努力をされたのではないでしょうか。
朝ドラのオーディションも何度も落ちていて、自分は朝ドラとは縁が無かったのだと思われたこともあったのです。
しかし、主演ではなくても朝ドラにも見事に出演されています。宮澤エマさんの努力の賜物ですね。
コメンテーターとして、発言されるテレビも拝見しますが、宮澤エマさんは、自分の芯をしっかりと持った方の印象を受けます。
ご自身の出生の恵まれた環境におごることなく、芝居も勉強も懸命に努力された方だと思います。
宮澤エマさんは、2019年に公開された映画『記憶にございません』に映画初出演されています。
これも三谷幸喜さん監督作品なので、これがきっかけで大河ドラマからオファーがあったのかも知れませんね。
このドラマではナリカワ米国大統領の通訳の役で出演しています。どこか野暮ったいつかみどころのない役を見事に演じています。
この映画は、史上最低の支持率を叩き出し、自分勝手で職権乱用の毎日を送っていた総理大臣が、石を投げつけられて記憶喪失になってしまいます。
それから、生まれ変わり政治に対する真摯な姿勢で国民の信頼を取り戻していくという映画です。
喜劇映画でありながら、人間性をしっかり掴んでいますね。金と権力に溺れた男が浄化されていく様子が実に痛快です。
さて、宮澤エマさんの魅力は「鎌倉殿の13人」の阿波局で更にパワーアップすると思います。
あらすじもあわせてお読み下さい。
宮澤エマさんは、大河ドラマ2022「鎌倉殿の13人」に初出演しました。
舞台で長年培った女優としての力量が評価され、大河ドラマ初出演に繋がったのですね。
ご本人も相当の覚悟で臨まれるでしょうし、魅力ある演技が期待できます。しかも、役柄が阿波局という重要な役柄というのも外せません。
それだけ、三谷幸喜さんを始めとするスタッフの宮澤エマさんに対する期待が高い証拠ですね。
宮澤エマさんの女優魂を存分に発揮し、「鎌倉殿の13人」に欠かせないキャストとして活躍されました。
今後の活躍にも期待しましょう。
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