大河ドラマ2024年「光る君へ」第3話「謎の男」のあらすじ(ネタバレ)感想をご紹介します。
第3話では後に藤原道長の正室になる黒木華が演じる「源倫子」が華やかに登場します。
平安中期、世界最古の女性文学といわれる「源氏物語」を生み出した紫式部の人生を描くストーリー。
武家台頭の時代を目前にした、きらびやかな平安貴族の世界と、懸命に生きて書いて愛した女性の一生に迫ります。
項目 | 内容 |
2024大河ドラマ | 光る君へ |
放送話 | 第3話 |
放送日 | 2024年1月21日(日) |
週タイトル | 謎の男 |
視聴率 | 12.4%(先週比:△0.4%) |
第2話のあらすじは
⇒2024年大河ドラマ「光る君へ」第2話「めぐりあい」のあらすじ(ネタバレ)と感想。
紫式部(まひろ) | 吉高由里子(役:紫式部) |
藤原道長 | 柄本佑(役:藤原道長) |
まひろの父・藤原為時 | 岸部五郎(役:藤原為時) |
まひろの将来の夫・藤原宣孝 | 佐々木蔵之介(役:藤原宣孝) |
道長の父・藤原兼家 | 段田安則(役:藤原兼家) |
道長の姉・円融天皇の后・藤原詮子 | 吉田羊(役:藤原詮子) |
道長の次兄・藤原道兼 | 玉置玲央(役:藤原道兼) |
後の道長の正室・源倫子 | 黒木華(役:源倫子) |
道長の先輩・藤原実資 | 秋山竜次(役:藤原実資) |
陰陽師・安倍晴明 | ユースケ・サンタマリア(安倍晴明) |
64代天皇 | 坂東巳之助(役:円融天皇) |
65代天皇 | 本郷奏多(役:花山天皇) |
オリジナルキャラクター | 毎熊克哉(謎の男・直秀) |
脚本 | 大石静 |
さて、「光る君へ」のまひろ(紫式部)と藤原道長の関係に引き込まれ、柄本さんと吉高さんの魅力に魅了されていると思います。
脚本は大石静。描き方はとてもセクシーです。平安時代の“セックス&バイオレンス”がキャッチフレーズですからね。
心豊かで裕福な大河ファンはすでに「NHKオンデマンド」で二人の関係シーンを再視聴しているとは思います。
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放免に捕まった道長を助けようと、まひろは人違いだと訴えますが聞き入れてくれません。道長はまひろを巻き込まないように無視を続けます。
道長は「来るな!」と目線で伝えてきました。まひろが混乱しているうちに、道長は連行されていきました。
しかし、父の為時に謹慎を強いられたため、まひろはただ案じることしかできません。
※放免とは)犯罪者を捕らえる剣非遺使庁の下級武士(官吏)。前科者を採用し囚人から放免された人間だから「放免」といいます。
2話でも登場していましたね。荷物を抱えていただけらしき人を盗賊だと殴りつけて捕まえようとしていました。
また、盗賊が多くなり、検非違使の働きに褒美をとのシーンもありました。物騒な世の中は今と変わらないのですね。
一方、兼家の指示で息子(次男)の道兼は女官を使って帝の食事に毒を仕込んだことで、円融天皇の体は弱っていきます。
さらに、政権を掌握するために二の手を打ちたい兼家は、ライバルの左大臣家の動向を探るため、為時を利用して「まひろ」を間者(スパイ)として送り込むのでした。
まひろは道長の素性を知りません。捕まった道長のことを心配しています。怪しいフクロウの声が聞こえてきたので、庭で出て月を見ていると、
放免たちに追われていた男が塀の上に現れました。その男は毎熊克哉が演じる直秀でした。「あいつは無事だ」と道長のことを伝え消えました。
まひろは直秀と道長のことで頭がいっぱいになりますが、気を取り直して道長の似顔絵を書き、弟の太郎に道長を探してほしいと頼むのです。
ただ、似顔絵が下手すぎて道長に似ていません。これではとても見つけることができないでしょう。
まひろの父・為時はまひろを左大臣の源雅信の姫である倫子のサロン(土御門殿の集い)に行かせることにします。
そこは、和歌の名人である赤染衛門が和歌の勉強会を開いているサロンです。
広大な邸宅に圧倒されながらまひろはその仲間に入ります。姫たちはまひろの身分の低さに戸惑いますが、倫子はおおらかにまひろを招き入れました。
ここからまひろと倫子の付き合いが始まりました。
⇒黒木華(キャスト)が大河ドラマ「光る君へ」で演じる源倫子とは。
ただ、まひろは身分の低さによる疎外感と高貴な姫たちの意味不明な「オホホホホ」という笑いに違和感を覚え、 居心地は最悪だった思います。
しかし”偏つぎ(漢字の旁 (つくり) を示し、これに種々の偏を付けた文字を次々と考えてゆく文字遊戯)など教養を必要とする遊びでは圧勝でした。
帰宅後「良い時を過ごしました」と父に報告したものの自分が間者(スパイ)にされていたことを知ります。
為時の口ぶりはあからさまに左大臣姫君(倫子)の入内情報を欲しがっています。
和歌が得意なのを認めて送り出したのではない、賢いから身分を乗り越える才があるという父の言葉は詭弁だったのか。
可哀想に、どんなに傷ついたことでしょう。それでもまひろは赤染衛門の講義と楽しいサロンには通いを続け、姫たちを観察していくのです。
そんなある日、サロン帰り散楽を見ていた時に運命の再会がありました。
⇒吉高由里子(キャスト)が「光る君へ」で演じるはまひろ(紫式部)。
まひろが初めて目にした上級貴族の華やかな土御門殿の私邸に赤染衛門と倫子がいました。まひろは偏継(へんつぎ)カルタで空気を読まずに圧勝します。
さらに、この場で和歌の先生である赤染衛門に、
すごい、合ってます!
と軽く失礼なことをさりげなく言ってしまします。
そんな彼女に黒木華が演じる倫子は、
すごーい!まひろさんは漢字がお得意なのね。
衛門のよいお相手になりそう。うふふ
と、まひろをフォローしているようですよね。嫌味には聞こえません。このシーンは文字では伝わりませんね。
黒木華(倫子)のサロンの女主人としての振る舞いと、倫子の微笑みは、悪くなりかけた空気をすぐにほぐしてくれる魔法の笑みですね。
ライバル視する者たちの動向をあらゆる手を使ってうかがい知ろうとしたりする、道長の父・藤原兼家。
政権を掌握することを望む兼家は、息子の道兼に女官を使って帝の食事に毒を仕込むよう指示を出していました。
また、安倍晴明をも操り、円融天皇に譲位を決意させようとしています。一族の繁栄のために立ち回る兼家。
ただ、天皇の側近である藤原実資はそのような兼家に疑問を持っていました。
円融天皇の容態は一向に回復しないまま時が過ぎていきました。
譲位を促され弱気になる天皇を励ましながらも、実資はどうあってもおかしいと鋭く気づくのです。
重くはなっておらぬ。
されどご回復の兆しもない。あのご様子はただのお疲れではない。
内侍所にて陪膳の女房たちの取り調べを行う。
と、帝の様子を聞いてきた藤原道兼に応えます。
藤原実資が円融天皇に気遣っていると、兼家が天皇への見舞いにやってきます。実資は断りますが、天皇は承知してしまいます。
円融天皇は自身の体調には兼家が関わっていると察しがついていたのです。天皇の声色も顔つきも疑心に満ちていました。
円融天皇は兼家を信頼していません。また、兼家も円融天皇が自身を警戒していることは承知しています。
ただ、二人の共通認識は、
懐仁が東宮となるのか?。
それがお上の願いであり、この国の願いであると思っております。
と、自分の血を引く懐仁を東宮にしたいという点では、2人の利害が一致しています。
道長は人違いで獄に入れられたが、百舌彦がすぐに知らせに走ったおかげで、父・兼家の家司・平惟仲によって助け出されました。
兼家は道長の行いを叱ります。
わしにとっても、一族にとっても、今がどういう時かお前も分かっておろう。
ん~……分かっておらぬやもしれませぬ。
と、のんびりとした口調で答えていましたね。そして、兼家は百舌彦を家から追い払おうとすると道長は姉の詮子に助けを求めるのです。
父上は姉上のご機嫌を損ねたくないとお思いです。きっと姉上の仰せになることはお聞きくださるはず。
すると、詮子は、
何だ、分かっているじゃないの。父上のお立場。さっきはとぼけておいて。
と詮子は呆れていました。
分かっていながらとぼける道長はいずれ腹の探り合いで成り立つ貴族の世を上手く渡っていくのかもしません。
その訳は、藤原公任や藤原斉信そして藤原行成らと女性からの歌を披露している時や、兄の道隆ら家族と時間を過ごしていた時に見せる表情に表れていました。
穏やかでのんびりしたお坊ちゃんに見える道長。しかし、ふと冷静な面持ちを見せるシーンがあります。
貴族の世を冷ややかに見るようなまなざしとそれほど冷淡でもない表情の落差が何を表しているのでしょうか?
次兄・道兼と言葉を交わした後に、すっと表情を変えたのが印象に残ります。
お笑いコンビ・はんにゃ「金田哲」が演じる藤原斉信が登場します。こちらも容姿端麗、センス抜群で内裏の女性達に大変な人気者です。
今後、清少納言とどのような会話が繰り広げられるのか?楽しみです。
こちらもモテたでしょうねえ。左大臣家の姫君が「俺を待ってるのかも」というセリフが物語っています。
週タイトルの「謎の男」は毎熊克哉が演じる「直秀」のことでしょう。オリジナルキャラクターなのでいつまで登場するかは分かりません。
まひろが屋敷に戻った晩に、ふくろうの鳴き声が気になって庭にでると、「あいつは無事だ。あいつとは、今、お前が案じている男のことさ」
と言い、その顔は放免に追われていた男でした。その男は直秀。
⇒毎熊克哉(キャスト)が大河ドラマ「光る君へ」で演じる直秀とは。
町田啓太が演じる藤原公任が登場します。懐からラブレターの山を出して皆に見せる藤原公任。
父は関白藤原頼忠で、姉は円融天皇の中宮・遵子です。。母も帝の孫という超一級の貴公子で、和歌や漢詩そして音楽の才能もあります。
元服すると異例のスピード出世を果たしています。登場シーンでも気の置けないふたりの友とは違う色の黒い位袍を着ていますよね。
⇒町田啓太(キャスト)が大河ドラマ「光る君へ」で演じる藤原公任とは。
(官位が四位以上は黒、五位は緋色)
⇒大河ドラマ2024年「光る君へ」のあらすじ(ネタバレ)と感想のまとめ一覧。
第3話「謎の男」って誰?と思いますよね。屋根の上にいた「直秀」です。
3話での「直秀」の登場は伏線でこの後もまひろと三郎いや紫式部と道長の間を取り持つ重要な人物なのです。
それにしても第3話では美しい貴族の女性軍を観ることができました。
関連番組は史実を歴史の専門家が解説しています。より「紫式部」や「源氏物語」を深く知ることができ「光る君へ」の理解も深まります。
歴史探偵では主演の吉高由里子さんと柄本佑さんがゲストで出演し「光る君へ」の歴史感を語っています。
⇒「歴史探偵」のキャストと放送時間、そして「光る君へ」の史実を知る。
英雄たちの選択では、当時の史実を研究している歴学者さんたちが「紫式部」や式部の名作「源氏物語」を解説しています。
⇒「英雄たちの選択」のキャストと放送時間、そして「光る君へ」の史実を知る。
第3話「謎の男」の紀行は京都府京都市にある「風俗博物館」です。JR「京都」からバス「西本願寺前」で下車し、徒歩3分位で着きます。
今や外国人観光客で込み合う京都ですが、ゆっくりとじっくり歴史観光したいものです。
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まひろは自身が感じ捉えたものが正直に顔に表れる女性です。その表情を見事に魅せてくれる吉高由里子さん。
左大臣家の屋敷に招かれたまひろは倫子たちとの身分差に圧倒されて顔を引きつらせます。
また、屋敷に行く目的は「間者」だったと知った時も怒りを覚えながらも、無官の父の立場を理解して必死にこらえていました。
沸き立つ怒りは「倫子様のお気に入りになれるよう努めます」という物言いから感じ取ることができました。
引用:ヤッフーニュース
大石静の脚本だから期待できるかな、でも装束で目が愉しめるからそれだけでもいいや、と思っていたのですが期待以上の面白さ。
無理なく時代背景が分かる展開で、現代の連続ドラマのように普通に来週が待ち遠しい。書の手元の美しさや歌や書物で時代がくっきりと描かれるのに対して、
セリフの方は中途半端にならずに現代口語に振り切っている効果もドラマに入り込める要素かなと思います。
次週は第4話「五節の舞姫」です。
予想外に引き込まれてしまう「光る君へ」がとても面白い。3話は配信で何度も視聴してしまいました。
大好きな吉高さんの演技から目が離せません。その吉高さんが演じるまひろは…
町中で三郎と会っているところを将来の旦那様に見つかってしまいました。また直秀は屋根の上にいます。
そして、ハラハラドキドキの花山天皇のご即位の式はつつがなく進むのか!次週の予告は華麗ですが恐ろしい。
まひろは見てしまいます。自分の母を殺した男を、そしてその男が三郎の兄であることも…。
大河ドラマ俱楽部の管理人です。
NHK大河ドラマをこよなく愛し毎週楽しみに視聴しています。
ただ視聴するだけでなく「あらすじと感想」を紹介しています。
でもリアルタイムで見ることができない時は見逃し配信で見たり
時々は歴代の大河も視聴しています。
管理人の大好きな大河ドラマをまとめていますので見逃し配信
と一緒に楽しんで下さい。