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大河ドラマ2024年「光る君へ」第5話「告白」のあらすじ(ネタバレ)と感想。

大河ドラマ2024年「光る君へ」第5話「告白」のあらすじ(ネタバレ)感想をご紹介します。

平安中期、世界最古の女性文学といわれる「源氏物語」を生み出した紫式部の人生を描くストーリー。

武家台頭の時代を目前にした、きらびやかな平安貴族の世界と、懸命に生きて書いて愛した女性の一生に迫ります。

項目 内容
2024大河ドラマ 光る君へ
放送話 第5話
放送日 2024年2月4日(日)
週タイトル 告白
視聴率 11.7%(先週比:△0.4%)

先週の第4話はこちら

2024年大河ドラマ「光る君へ」第4話「五節の舞姫」のあらすじ(ネタバレ)と感想。花山天皇の官能シーン。

紫式部(まひろ) 吉高由里子(役:紫式部)
藤原道長 柄本佑(役:藤原道長)
まひろの父・藤原為時 岸部五郎(役:藤原為時)
まひろの将来の夫・藤原宣孝 佐々木蔵之介(役:藤原宣孝)
道長の父・藤原兼家 段田安則(役:藤原兼家)
道長の姉・円融天皇の后・藤原詮子 吉田羊(役:藤原詮子)
道長の次兄・藤原道兼 玉置玲央(役:藤原道兼)
道長の友 町田啓太(役:藤原公任)
道長の友 金田哲(役:藤原斉信)
謎の男(散楽の一員) 松熊克哉(役:直秀)
陰陽師 ユースケ・サンタマリア(役:安倍晴明)
64代天皇 坂東巳之助(役:円融天皇)
65代天皇 本郷奏多(役:花山天皇)
脚本 大石静

大河ドラマ2024年「光る君へ」のキャスト一覧。

さて、「光る君へ」のまひろ(紫式部)と藤原道長の関係に引き込まれ、柄本さんと吉高さんの魅力に魅了されていると思います。

脚本は大石静。描き方はとてもセクシーです。平安時代の“セックス&バイオレンス”がキャッチフレーズですからね。

心豊かで裕福な大河ファンはすでに「NHKオンデマンド」で二人の関係シーンを再視聴しているとは思います。

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「光る君へ」第5話「告白」のあらすじ。

「光る君へ」第5話「告白」のあらすじです。


五節の舞で道長が右大臣家の子息であり、6年前に母を手にかけた道兼の弟であることを知ったまひろ。

まひろはショックを受けて寝込んでしまいます。その翌日、まひろが起き上がると、父の藤原為時の部屋に呼ばれます。

まひろが母を殺めた者の顔を忘れていることに賭けて、五節の舞に出ることを認めたと言います。

ですが、まひろは道兼が咎人だと気づいてしまったのです。でも父はその件は忘れて欲しいとまひろに願うのです。

それはまひろの弟の出世の為でした。まひろもわかっているのですがやり切れず苦悩するのです。

事態を重く見た、”いと”はおはらいを試みるのでした。

一方、まひろが倒れたことを聞いた道長は、自らの身分を偽ったことを直接会って説明したいとまひろに文をしたためます。

直秀の導きでようやく再会することができたまひろと道長でしたが…。

「光る君へ」第5話「告白」のネタバレ。

「光る君へ」第5話「告白」のネタバレです。

永観2年(984年)

まひろが悩む。

左大臣家での勉強会の日が来たが、まひろは行きませんでした。自室で琵琶を奏でていても道長を事を考えてしまいます。

なぜ、下人の姿で町を歩き、高貴な身分を隠し続けていたのか?自分の兄がまひろの母を殺したと知ったなら、はたしてどうするだろうか?

まひろは従者の乙丸に「~道長と会えるように~」と、散楽の直秀に伝えて欲しいと頼みます。

吉高由里子(キャスト)が「光る君へ」で演じるはまひろ(紫式部)。

道長からの文。

思い悩むまひろのもとに、道長から文が届きます。雪がちらつく夜に道長は丁寧に丁寧に筆を運び文を書いています。

でも気に入らないとみるや新たに紙を取り出して再び文に向かっています。その真剣な姿から道長がまひろに特別な思いを抱いていることが解ります。

以前(第3話で)

藤原道長

俺のように字が下手で、歌も下手だと困るな。

と言っていましたが、今はまひろを思い浮かべるように顔をあげては、真剣に筆を運んでいます。

柄本佑(キャスト)が「光る君へ」で演じる藤原道長とは。

道長と兼家親子の会話。

道長と兼家は久しぶりに夕餉を共にしています。道長は仕事場で公任と斉信が花山天皇を評価していることを父に話します。

兼家は「おのれの考えはないのか」と問われます。すると、

藤原道長

大事なのは、帝をお支えする者が誰かということではないかと。

と答えます。すると兼家はその考えを褒めるのです。

藤原兼家

我が一族は、帝をお支えする者たちの筆頭に立たねばならぬ。

その「道」のために、お前の命もある。そのことを覚えておけ。

「道」のためだと、

道長の考え方の根幹は兄たちよりも父に似ているのです。しかし、この時点では道長が最高権力者になるとは本人もまだ自覚していないでしょう。

まひろが号泣。

まひろは、父の目の届かない場所で道長と会えるように直秀に頼みます。廃棄された屋敷で、まひろと道長は再会しました。

道長は身分を偽っていたことを謝りました。しかしまひろは、自分が倒れたのは道長の素性を知ったからではないと話します。

紫式部(まひろ)

6年前、母はあなたの兄に殺されました。私の目の前で。

と告白するまひろ。

そのまひろの悲痛な心を知った道長、一族の罪をも知った道長の心苦しさや苦々しさが伝わってきます。

紫式部(まひろ)

あの日、自分が道長に会うために駆け出さなければ、会いたいと思わなければ、母は殺されることはなかった。

と泣き崩れるまひろ。

そして、道長の父・藤原兼家の禄を得ていたまひろの父・為時が道兼の罪に目をつむったと語るのを聞き、道長は愕然としていました。そして、道長は、

藤原道長

すまない。

と絞り出すような声で言い、

藤原道長

謝って済むような話ではない。

と自省しながら謝ります。その反応に、まひろは、

紫式部(まひろ)

兄は、そのようなことをする人ではないとは言わないの?。

と問いかけると道長は、

藤原道長

俺は、まひろの言うことを信じる。

と言い、道長は泣きじゃくるまひろに寄り添い、まひろの背にそっと手を添え、直秀にまひろを託し東三条殿に馬を走らせました。

直秀が唖然。

直秀は「道長と2人きりで会いたい」というまひろの無茶振りを叶えます。「あの男はやめておけ」と言うがまひろのために動いてくれています。

道長がまひろに近づいた後に、直秀は気を利かせて席を外そうとしました。しかし、道長はまひろを抱きしめずに「まひろを頼む」って直秀に言うと…。(直秀は)

直秀

帰るのかよ?。

と唖然としていましたね。

毎熊克哉(キャスト)が大河ドラマ「光る君へ」で演じる直秀とは。

道長は絶句。

さて、東三条殿に戻った道長は兄の道兼を問い詰めます。すると、

藤原道兼

やはり見ておったか。虫けらの一人や二人、殺したとてどうということはないわ。

と暴言を吐きます。

道兼の言葉に、6年前、血に塗れた姿で帰ってきた兄の姿を思い出しました。人を殺めたことを悪びれもしない道兼に、道長は激昂します。

兄を殴り飛ばすが、道兼は、

藤原道兼

お前のせいだ。

と言い、「お前が俺をいらだたせなかったら、あんなことは起きなかったんだ」との兄の言葉に絶句します。

玉置怜央(キャスト)が大河ドラマ「光る君へ」で演じる藤原道兼とは。

さらに、自分の罪をもみ消したのは父の兼家だと道長にとっては更に恐ろしい事を聞いてしまいました。

父の兼家は「道長に、このような熱き心があったとは知らなんだ。これなら、我が一族の行く末は安泰じゃ」と笑みで応えています。

藤原一族は権力を得て政治のトップに躍り出ようと画策しており自分もその息子なのだと痛感したと思います。

道長の姉・詮子の裏の手とは。

詮子あきこ第4話「五節の舞姫」で夫の円融天皇から父の兼家が食事に毒を盛り、衰弱させたことで激怒され辛い思いをしていました。

第5話で、兄の道隆から兼家と和解することを求められました。しかし、詮子は、

藤原詮子

愛しき夫に毒を盛った父を私は生涯許しません。父上には屈しません。私には〝裏の手〟がありますので

と拒否し、不敵な笑みを浮かべていました。それでは、“裏の手”とはいったい何でしょうか?

これまでも、詮子と弟の道長との仲が良いシーンがありました。そして、左大臣の源雅信の娘・源倫子が度々登場しています。

詮子の裏の手とは倫子と道長を結びつけ、出世させていくことだと想像がつきます。

吉田羊(キャスト)が大河ドラマ「光る君へ」で演じる藤原詮子とは。

でも、道長は今は”まひろ”に特別な想いを持っています。ただ、道長も5話で一族の黒い策を知ってしまいました。

政治への関心が薄かった道長が、その罪悪感や怒りから一族に対抗するために姉・詮子と結託するのでしょう。しかし、しばらくはまひろへの想いをよせるシーンが続くことを望みます。

右大臣兼家が安倍晴明に命。

関白と左大臣そして右大臣が集った後で右大臣兼家が、忯子の懐妊は本当かと安倍晴明を詰問し、恐怖の命令をします。

藤原兼家

生まれては困る。呪詛せよ。

すると、晴明は、

安倍晴明

できませぬ。恐れ多くも帝のお子を呪詛し奉るとなれば、我が命をめ削らねばなりません。
我が命が終わればこの国の未来も閉ざされましょう。

と拒絶します。

しかし、晴明が、

安倍晴明

人の気配が。

と言います。

すると、兼家が屋敷の明かりを消すと、御簾の向こうに関白、左大臣らが集まって睨んでいるではありませんか。

その中には、隆道もいましたね。無言の圧力を晴明にかけていました。晴明の呪詛の威力は恐ろしいですからね。

⇒ユースケ・サンタマリア(キャスト)が2024年大河ドラマ「光る君へ」で演じる「安倍晴明」とは。

大河ドラマ2024年「光る君へ」のあらすじ(ネタバレ)と感想のまとめ一覧。

廃屋でまひろが道長に告白するシーンは泣けます。まひろの複雑な想い。道長を恋しいと思っているが、憎い道兼の弟でした。

時間を戻すことはできません。三郎に会いたくて駆け足で走った先に道兼が落馬しました。その日の出来事を変えることはできません。

第5話「告白」はこれからの二人の関係性の出発点となりましたね。

関連番組。

関連番組は歴史の史実を専門家が解説しています。より「紫式部」や「源氏物語」を深く知ることができ「光る君へ」の理解も深まります。

歴史探偵では主演の吉高由里子さんと柄本佑さんがゲストで出演し「光る君へ」の歴史感を語っています。

また「安倍晴明」を演じるユースケ・サンタマリアの陰陽師をより詳しく知りたい方は「歴史探偵」を視聴して下さい。

「歴史探偵」のキャストと放送時間、そして「光る君へ」の史実を知る。

英雄たちの選択では、当時の史実を研究している歴史学者さんたちが「紫式部」や式部の名作「源氏物語」を解説しています。

「英雄たちの選択」のキャストと放送時間、そして「光る君へ」の史実を知る。

紀行。

京都府京都市市比賣神社

平安時代創建の市比賣(いちひめ)神社は雅楽を伝え広めようと、地元の人たちに雅楽指導を行っています。

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「光る君へ」第5話「告白」の感想。

感動シーンは「母が死んだのは私のせい」と号泣するまひろの姿ですね。

まひろは自らの行動を6年間悔いていたのですね。もちろん道兼への恨みなんだけど、それを上回る後悔と自責の念があったのですね。

そしてそれを誰にも言えず苦しんでいました。その苦しさを一気に爆発し道長にぶつけました。そして道長はそれを受け止めてくれました。

「俺はまひろの言うことを信じる。すまない」と謝罪する道長。道長の気持ちはとても複雑だったと思います。

視聴者の感想。

引用:ヤッフーニュース

吉高の演技を観ていてこちらも同じ心境になって来て涙が出てきた。まったく役になり切ってると思った。
昨年のような大河ではなく、迫真の演技が観られるだけで良いしストーリーもなかなか良い。画面も綺麗だし日曜日が待ち遠しい。
それにしても、いつの時代も人間のすることは一緒だなとつくづく思う。

まとめ。

次週は第6話「二人の才女」です。

自分より身分が下と思い込んでいた三郎が、まひろの前に現れ、「右大臣藤原兼家の三男藤原道長じゃ」と言う。

はるか雲の上の存在の道長。その事実を知っただけでもショックだったはずなのに、自分が憎んだ道兼の弟であったのもショックだったはずです。

そのショックと自責の念も道長にぶつけてまひろはこの先どうするのだろうか?道長とこの先会わないのか?

道長もまひろもお互いが引かれているのに、やはり身分の差が壁になるのだろうか?来週が楽しみです。