大河ドラマ2024年「光る君へ」第1話「約束の月」のあらすじ(ネタバレ)感想をご紹介します。
平安中期、世界最古の女性文学といわれる「源氏物語」を生み出した紫式部の人生を描くストーリー。
武家台頭の時代を目前にした、きらびやかな平安貴族の世界と、懸命に生きて書いて愛した女性の一生に迫ります。
項目 | 内容 |
2024大河ドラマ | 光る君へ |
放送話 | 第1話 |
放送日 | 2024年1月7日(日) |
週タイトル | 約束の月 |
視聴率 | 12.7%(先週比:%) |
第1話「約束の月」のアバンは少し長めの尺でした。7分位とっていましたね。そして「光る君へ」のトップ映像は夜空を見上げている陰陽師たちがいました。
紫式部(まひろ) | 子役:落井実結子 |
藤原道長 | 子役:木村皐誠 |
脚本 | 大石静 |
さて、「光る君へ」のまひろ(紫式部)と藤原道長の関係に引き込まれ、柄本さんと吉高さんの魅力に魅了されていると思います。
脚本は大石静。描き方はとてもセクシーです。平安時代の“セックス&バイオレンス”がキャッチフレーズですからね。
心豊かで裕福な大河ファンはすでに「NHKオンデマンド」で二人の関係シーンを再視聴しているとは思います。
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「光る君へ」第1話「約束の月」のあらすじ。
平安中期、京に生を受けた「まひろ」(子役:落井実結子)は幼いころから父・藤原為時から漢籍の手ほどきを受け、空想好きな少女に育ちました。
下級貴族である為時の政治的な地位は低く、母の「ちや」と弟と共に、つつましい暮らしをしていました。
そんなある日、まひろは三郎(子役:木村皐誠)という少年と出会います。(後の道長)
互いに素性を隠しながら打ち解け合い、再び会う約束を交わした二人でしたが、ここから激動の運命が始まりました。
「光る君へ」第1話「約束の月」のネタバレ。
時は平安の世。
陰陽道を司る役所・陰陽寮の庭で安部晴明が夜空を見上げています。晴明は、京に凶事が起きることを星が示していると学生に告げます。
今宵がその始まりだ。
⇒ユースケ・サンタマリア(キャスト)が「光る君へ」で演じる「安倍晴明」とは。
その直後、晴明の予言通り、京は大雨になりました。下級貴族の藤原為時の屋敷では、雨もりのしずくに為時の娘が寝床から飛び起きます。
後の紫式部となる8歳の少女・まひろです。
まひろの父。藤原為時の屋敷。
屋敷には8歳のまひろがいます。
まひろの父・藤原為時は政治的な立場が低く、まひろたち家族は豊かとは言えない暮らしをしています。
藤原為時が仕事を得るが。
右大臣に昇進した藤原兼家に持ち掛けられ、為時はようやく東宮(皇太子)・師貞親王(のちの花山天皇)への漢文指南の仕事を得ることに。
しかし、右大臣・藤原兼家は条件として“間者になれ”という命も与えるのでした。
藤原兼家(ゴットファーザー)一族が揃う。
藤原兼家(ゴットファーザー)は朝廷の要職・大納言を務める名門貴族です。
⇒段田安則(キャスト)が2024年大河ドラマ「光る君へ」で演じる藤原兼家とは。
このたび娘の「藤原詮子」(あきこ又せんし)が「円融天皇」の后になることが決まったため、さらなる昇進が期待できると上機嫌でした。
藤原兼家の長男は道隆です。道隆と貴子の長女が生まれ(後の定子)兼家はさらに上機嫌で孫を抱くのです。
⇒井浦新(キャスト)が2024年大河ドラマ「光る君へ」で演じる藤原道隆とは。
次男は道兼で、3男の道長に常に挑戦的に振舞います。この1話から道兼はヒールなのです。他に異母兄弟として道綱がいます。
⇒玉置怜央(キャスト)が大河ドラマ「光る君へ」で演じる藤原道兼とは。
この日、藤原兼家一族は東三条殿と呼ばれる屋敷に揃って宴を開いていました。道長は三郎と呼ばれていてまだ幼少です。
まひろの父・為時は兼家に会えず。
まひろの父・為時は友人の宣孝から進められてこれからは右大臣家の時代になるから挨拶に行けとアドバイスを受けます。
しかし、兼家たちが夕餉を終えたころこの屋敷に到着しましたが兼家との面会は断れてしまいまいました。
まひろの母。
まひろ母は、自分の衣を手放し食べ物に換えていましたが、そんな母をまひろは心配します。
しかし、母・ちやはは「大丈夫、大丈夫。年が明けたら父上の新しいお役目が決まるのよ。父上のような博識の学者を帝がほっておかれるはずがないもの」と答えます。
まひろの父・為時の官職が決まることを信じていたのですね。
母・ちやの子供たちの愛情深さ、下男・下女を労う優しさ、夫・為時を思って一心に祈る姿は、とても献身的に映りました。
父・為時が母以外の女性にも心を許している姿は、幼きまひろにはまだ分からない感情でしょう。だが、これはのちに成長したまひろが深く感じ入るものとなるのです。
まひろの空想。
まひろが三郎と出会った時に、とっさに頭の中で空想が広がったのでしょうか?自分を「姫」と偽って作り話をしました。
まひろ:「私は帝の血を引く姫だから。母上は女房として働いていたのだけれど、お上の手がついて、私を身ごもったの」
目を丸くした三郎(道長)に…
まひろ:「身分の低い母は宮中を追われたが、帝の寵愛を受けていた頃に漢詩や漢文を教わった」と話しを続けるのでした。
まひろは、どこか大人びていました。また三郎に繰り返し「バカ」と言ったりもしていました。
さらに、嘘をついたことを怒らない三郎に「三郎はおかしな子ね」と言ったりもしていました。まひろの行動や言動はなんとも言葉にしがたい魅力がありました。
まひろの好奇心と感受性。
まひろの好奇心を感じるシーンがありました。為時が太郎に漢籍を読み聞かせるのを聞いているうちに、自然と誦じるようになるシーンです。
耳から入ってきた言葉を間違えなく言えるのはすごいですね。
まひろは感受性も豊かです。琵琶を弾かなくなった母からその苦労を感じ取っていましたね。
まひろの母の死。
まひろは母の「ちはや」と一緒に神社にお参りをした後、馬の前に飛び出してしまいます。その馬に乗っていたのは三郎(道長)の兄・道兼でした。
道兼は激怒しまひろを蹴飛ばします。
そして不条理にも逆上した道兼は従者の太刀を抜いて去りかけた「ちやは」の背中を突き刺したのです。
愕然としながらまひろが駆け寄ると、母は絶命しており、道兼は馬に乗って去ってしまいました。
⇒玉置怜央(キャスト)が大河ドラマ「光る君へ」で演じる藤原道兼とは。
まひろたち家族の慎ましくも幸せな暮らしの終わりは三郎の兄・道兼の事件で突然訪れました。献身的な愛で家族を包み込んでいた「ちやは」の最期はあまりにも残酷なものでした。
光る君へのあらすじまとめの一覧はこちら。
⇒大河ドラマ2024年「光る君へ」のあらすじ(ネタバレ)と感想のまとめ一覧。
第1話「約束の月」のエンディングでまひろの母・「ちやは」は三郎の兄である道兼に殺されてしまいました。
このシーンを何度も見ますが、やはり泣けます。貴族は血を見ることは穢れであると言われていた時代に自らが手にかけ返り血を浴びるのはいかがなものでしょう。
「光る君へ」第1話「約束の月」の感想。
第1話「約束の月」は、主人公「まひろ」と三郎との関係、そしてまひろの家族や「他の人物像」を細やかに描いていました。
後につながるであろう「母への愛情」と三郎の兄・藤原道兼への憎悪の感情が交錯する立場上の関係性を巧みに印象つけました。
子役の落井実結子ちゃんが見事に引き付けましたね。彼女は「鎌倉殿の13人」第17話「助命と宿命」でも大姫を好演しましたね。
源義高の助命で自らの喉に刃を当てて、「冠者殿を殺すなら私も死にます!」と、許嫁の源義高を救うために、父・源頼朝に“決死の助命嘆願”をして視聴者の涙を誘いました。
凄い子役さんですね。
⇒「鎌倉殿の13人」第17話「助命と宿命」あらすじ(ネタバレ)感想とキャスト。
第1話は優雅な展開で観入ってしまいましたが、ラスト6分は衝撃的な急展開でした。
紫式部の母は早くに亡くなったという説がありますので、最も理不尽なやり方で失う衝撃を描いたのだと思います。
幼少期に母を亡くすことはその人の一生に影響を与えます。まひろの設定は乱暴者の道兼が自分の目の前で殺してしまうのでその衝撃ははかり知れません。
まひろにとっては愛した人(道長)の兄が母の仇になるという悲しい宿命から始まった第1話。
第2話は成長した「まひろ」吉高由里子さんが登場します。
子役ちゃんを見ることができない寂しさと吉高さんのまひろを見る嬉しさとが交差する複雑な気持ちで第1話は終了しました。
視聴者の感想。
引用:ヤッフーニュース
見る前は「この時代は藤原だらけで誰が誰か分かんねーよ!」とややネガティブな気持ちでしたが、
登場人物それぞれに非常にわかりやすいキャラ付けがなされているし、平安時代や紫式部に対して予備知識ほぼゼロの私でも楽しく視聴できました。
「つかみ」として素晴らしい出来の第一話だったと思います。
まとめ。
次週は第2話「めぐりあい」です。
平安時代の貴族の出世争いを背景にする「光る君へ」の第1週が終わりました。
まひろが会っていた方が三郎だと分かるのは何話になるのでしょうか?そしてその三郎の兄が自分の母親を殺したことが解るのは何話なのか?
まひろの感情がどのように変わるのかを早く知りたい思いでいっぱいです。紫式部の青年期の物語がどのようにはじまるのか、第2話に注目です。
大河ドラマ俱楽部の管理人です。
NHK大河ドラマをこよなく愛し毎週楽しみに視聴しています。
ただ視聴するだけでなく「あらすじと感想」を紹介しています。
でもリアルタイムで見ることができない時は見逃し配信で見たり
時々は歴代の大河も視聴しています。
管理人の大好きな大河ドラマをまとめていますので見逃し配信
と一緒に楽しんで下さい。