2020年大河ドラマ「麒麟がくる」で門脇麦(キャスト)が演じる「駒」を紹介します。
室町幕府の体制は鎌倉幕府の体制をほとんど焼き直ししたもので、三代将軍足利義満以降はほとんど老朽化していました。
さらには平安時代の平家と同じく、京の天皇と公家と交際して軟弱になっていきます。
さらには、各地の武士・守護が土地を分割相続から単独相続に切り替えたことから、一気に幕府の力をしのぐ『大名』となります。
さて、「麒麟がくる」の見どころは各俳優(キャスト)が演じる役の活躍ですね。
あなたも共感する大好きな俳優(キャスト)は誰ですか。もし再視聴するなら…
アマゾン(amazon)プライムの会員の方はチャンネル「NHKオンデマンド」を購入して観て下さいね。
「麒麟がくる」で門脇麦が演じる「駒」とは。
駒は2020年大河ドラマ「麒麟がくる」のオリジナルキャストでこの時代の一般庶民です。史実から当時の庶民の暮らしぶりを脚本家の池端俊策氏が生み出した女性キャラクターですね。
当時の戦国時代背景は、新興の土着勢力が守護の権限と土地を奪うようになっていきます。応仁の乱以降、それが一気に悪化し、室町幕府の体制は事実上崩壊していきます。
応仁の乱とは、
応仁の乱(おうにんのらん)は、室町時代の応仁元年(1467年)に発生し、文明9年(1477年)までの約11年間にわたって継続した内乱。
権限と土地の奪い合いと守り合いをはじめとする、戦が絶えないのが戦国時代でした。そんな戦国時代を生き抜く一人の戦災孤児が駒です。
庶民で働く「駒」の時代背景。
戦国時代の一般庶民は百姓町人そして農民を務め(織田信長以降、一気に兵農分離が進みますが)、戦の時には駆り出されていました。
戦で戦死した者や、戦に巻き込まれた無辜の者は絶えず、戦災孤児が多かったのは自然の成り行きと言えましょう。
(光秀もやがて、その中で賞金を求めて落ち武者狩りをする庶民の犠牲となるのですが)
しかし、『人間五十年』といいますが、実は平均寿命が50歳を超えたのは第二次大戦後です。
天下泰平の江戸時代でも飢饉、自然災害、流行り病、怪我などで平均寿命は48歳、それも半数以上は成人することなく死亡した時代でした。
(余談ですが、成人式ができたのは、そんな環境で無事死ぬことなく成人することができたのを祝うためだと私は思っています。)
それでも、ましてこの時代はそんな環境に戦が加わって、平均寿命約15歳でした。
庶民で働く「駒」の想い。
そのなかで生まれた駒は、すぐに戦で両親を失い戦災孤児となり誰よりもその環境から脱出したかったと思われます。
戦が絶えず死人が絶えなかった時代を変え、平和な世を人間が望むというのは「現代の世界」でも同じですかね。
「麒麟がくる」で光秀が孤児の駒と出会い、平和な世、言い換えると『麒麟がくる』世の中を目指す、というのが麒麟がくるのストーリーです。
門脇麦さんが演じる駒は光秀と共にこれからも登場します。
「麒麟がくる」オリジナルキャラクター「駒」の登場シーン。
駒は架空の人物ですが、歴史上の人物と接するなかで当時の一般庶民の生活や人間の感情を表現しています。
もし私が当時の日本で生活していたらなど歴史のうんちくとは別に当時にタイムスリップして当時の人間になってみるのも大河ドラマを視聴する楽しみ方だと思います。
27話「宗久の約束」の駒。
京に戦乱を起こさせないよう宗久に働きかけます。光秀とは少し意見が分かれますね。
「再会した十兵衛様に、『上洛するのはいいけれど京での戦(いくさ)はやめてほしい!』と話すシーンはとても印象に残っています。妹分のように十兵衛様のことを慕っていた駒が、はっきりと自分の考えを口にした。演じながら、駒の、人としての成長を感じました」(門脇麦)
22話「京よりの使者」駒と覚慶(足利義昭)
貧しき民に救いの手を差し伸べる覚慶(後の足利義昭)に胸を打たれた駒です。22話の覚慶との出会で駒の存在がこれから先非常に重要になってきます。
21話「決戦!桶狭間」駒と芳仁。
義元を打ち取り桶狭間の戦いが終わりました。その後の清涼剤のように『静』の描写で描かれていた駒と東庵の二人の会話。
そして駒は京に帰る前に会いたい人がいると言い芳仁に会いに行きます。
この芳仁の役割は今一解らないですが、『戦から生きて帰れることを含めて、何にでも効く薬』の作り方が書かれた書物を駒は受け取るのです。
桶狭間の戦いの後になぜこの描写が描かれたのかは分かりませんが、
これは『戦に向かう人への、肉親の生きて帰ってきてほしいと思う気持ち』の象徴として描かれていくのだと思います。
いずれこの薬の作り方は、光秀とその家族にも伝えられ、光秀はやがて戦の時には、薬をお守り代わりとして持参していくものだと思われます。
20話「家康への文」大人っぽくなった駒。
駒も大人っぽくなりました。
家康は駒を気に入っているのでしょうか?駒から戦に持っていけば必ず生きて帰ってこれると言う薬を駒から貰います。
18話「越前へ」駒と菊丸。
18話でようやく、駒の命の恩人が光秀の父親であるということ、光秀の父がもうなくなっているのを聞いて、駒は悲嘆にくれることなどが描かれました。
もちろんこれまでのストーリーで、駒の命の恩人が明智家の人間であるということはすでに分かっていたので、
下手に勿体ぶるとまずいのではないかと私は思っていただけに、ここで命の恩人の正体を駒が知るというのはよかったのではないかと思います。
ここであらためて、光秀の母・牧が『いずれ戦は終わる。麒麟がくる』と駒に諭しています。
『そのために自分には何ができるか』という風に話を向けてほしかったのですが、『三界に家無し』と呼ばれていた当時の女性は、
『麒麟がくる』時代をただ待つ意外にすべがなかったのかもしれませんね。
18話の駒は明智家の財政を助けるため質屋行きにも進んで手助けするところは、非常にけなげだとも感じました。
また熙子と一緒に行くのもそして煕子の帯を質札にしたのもこれからの布石ですかね。
17話「長良川の対決」駒と菊丸。
駒も戦嫌いで、戦乱に巻き込まれることは好きではないはずです。
それでも美濃に向かおうとした背景には、自分の命の恩人が誰なのかを知りたいというほかに、美濃の戦で光秀がどうなったかを知りたいという思いもあるはずです。
勿論菊丸は駒に恋心を抱く以上、しぶしぶ駒を美濃へ連れていくという筋書きなのでしょうが。
だとすると、駒と菊丸そして光秀は、伊呂波大夫に連れられて越前の朝倉家へと落ち延びる途中に再会するのではないかと私には思われます。
伊呂波大夫と駒は知り合いですので、駒の紹介によって光秀は伊呂波大夫を知り、光秀は伊呂波大夫を受け入れるのではないかと思います。
もちろん伊呂波太夫は「帰蝶」の依頼で光秀を越前まで導いているのですから・・・
菊丸は次週予告で「越前はいい所だと聞いております」と言っていましたが、
どのように伊呂波大夫と駒が光秀を助けて、越前へ連れていくのか、次週に期待することにいたしましょう。
16話「大きな国」“道三の遺言”の駒。
16話の駒は駿河の国にいます。今川家の軍師でもある太原雪斎が死亡し駒と東庵先生は駿河に軟禁状態です。
そこで、薬を届けにきた菊丸に駒は駿河から脱出させてほしいと願うのです。なぜなら美濃の国が戦になると聞いたからです。
菊丸は駒に恋心を抱いているようで、駒のいうことはできる限り従いたいというのが正直なところでしょうね。
おそらく菊丸のやり方で駒は美濃へ行き、明智荘を焼かれて落ち延びた光秀たちを保護するのではないかと思うのです。
駒は菊丸を頼りになる人間だと思っているようですが、さすがに恋愛感情はないようです。でも菊丸は・・・
菊丸は非常に頼りになるということで、引き続き駒は菊丸を使って、諸国の情報源を知るのでしょう。
16話の駒も素敵ですが、道三がかっこいい。
⇒麒麟がくる16話「大きな国」“道三の遺言”のあらすじと感想
10話「一人ぼっちの若君」の駒。
10話の駒はアクロバットで登場
⇒麒麟がくる10話「一人ぼっちの若君」あらすじと視聴後の感想。駒の涙
「まさかワイヤーアクションをするとは…。回転そのものより、回転後のロープへの着地に苦戦しました。駒は一体何者なんだろうと思いながら、カツラが取れませんようにと祈りつつ、ひたすら回転しました。華やかなシーンになっていたらうれしいです」(門脇麦)
6話「三好長憲襲撃計画」の駒。
6話の駒は一晩大好きな光秀と一晩一緒になります。
「火をたくという描写は台本にはなく、監督のアイデアで足された設定でした。揺れながらだんだんと消えていく炎が駒の心情と、歌と、ぴたりと重なって、あのシーンの空気感を丸ごと包み込んでくれたように思います」(門脇麦)
京都で出会った駒は、光秀のまっすぐな性格と、火事の時に自分を顧みず、小さな子供を助けたことに惹かれていったのではないかと考えられます。
『麒麟がくる』と諭した武士が光秀の父であるということはまだ先なのですが、光秀が『麒麟をつれてくる』武将になるのではないかと言う一種の勘みたいなものが働いていたのか……というのは勘繰りすぎですかね。
そのため光秀が三好長慶暗殺計画を阻止した時に負傷した時は、恩返しの意味も込めてためらうことなく助けたいと思ったのではないでしょうか。
同時に戦災孤児でもある駒は、光秀が無鉄砲なことをして命を落としはしないかと非常に不安になっているのではないかとも思っているのでしょう。
光秀の美濃帰りに付き添いたいという思いは、それをよく表していると思うのです。
ところで、光秀は駒の歌に、何か引っかかるものを感じていたようですが、それも物語が進んでからわかるのでしょうね。
光秀は結局、熙子と結ばれるのです。光秀をめぐって、もう少しぎくしゃくした関係になるものかと思ってましたが。
そう考えると、駒の光秀に対する思いは『恋』でもあるのでしょうが、
同時に『人間として光秀のことが好き』という思いも持っていまして、前者より後者の方が強いのかな、と思いもします。
3話「美濃の国」の駒。
3話の駒は、幼い頃、自分を火事から救ってくれた方は美濃の方かもしれないと思っています。
「菊丸役の岡村隆史さんは、色んなアイデアを持っていらっしゃる方で『ここは、こんなんでどうですか?』と言ったことが的確で、そのシーンがすごくおもしろくなります。“間”と“音”にすごく敏感にお芝居されている印象があります。岡村さんと一緒のシーンはとても楽しいです」(門脇麦)
麒麟がくるに出演している俳優(女優)さんの一覧はこちら。
まとめ。
戦災孤児で医者の助手でもある駒は明智光秀に『一刻も早く王者が仁徳で統治を目指す平和な世界、つまり「麒麟がくる」世界をもたらすべきだ』
という目標と志を与えてくれるキーパーソンになってくると思います。
そんな駒を実力派女優である門脇麦さんが演じるのですから、難しい役柄になって行く可能性もあります。
ですが、その中でどのような性格でどのようなポジションになるのか、そしてどのように登場し、退場していくのか。
架空の人物であるがゆえに登場と退場がどのようになるのかは想像しにくいですが、非常に楽しみなものになると思います。
(さすがに山崎の戦に破れた光秀に直接手を下す役目にはならないと思いますが・・・)
とても楽しみです。
「麒麟がくる」の駒は6話で光秀を付きっ切りで看病しますよね。
その看病はもちろん医者の助手として行っているのでしょうけど、光秀に抱くほのかな恋心が演技の目線で感じますね。
でも叶わない恋なんでしょう。
駒はもちろん、大河ドラマのオリジナルキャラクターで京の医師・東庵先生の助手として登場しています。
幼い頃、火事で両親を亡くした戦災孤児です。でもとにかく明るい性格ですよね。現代でもこのような女性はいますよね。
駒は明るくたくましく生きようとしています。駒のこれからの注目ポイントは一つに農民菊丸(後に忍者とわかる)との関係性ですね。
菊丸は駒に一目ぼれしていますので、これからの二人がどのようになるのでしょうか?それとやはり光秀との関係性ですね。
大河ドラマ俱楽部の管理人です。
NHK大河ドラマをこよなく愛し毎週楽しみに視聴しています。
ただ視聴するだけでなく「あらすじと感想」を紹介しています。
でもリアルタイムで見ることができない時は見逃し配信で見たり
時々は歴代の大河も視聴しています。
管理人の大好きな大河ドラマをまとめていますので見逃し配信
と一緒に楽しんで下さい。
コメント
[…] 麒麟がくるのキャスト駒は戦災孤児 […]
[…] 麒麟がくるのキャスト駒は戦災孤児 […]
[…] 「麒麟がくる」キャスト「駒」は戦災孤児 […]
[…] 「麒麟がくる」キャスト「駒」は戦災孤児 […]
[…] 「麒麟がくる」で門脇麦が演じる女性キャスト戦災孤児の駒 […]
[…] 門脇麦は「麒麟がくる」の女性キャスト「駒」で出演 […]
[…] 門脇麦は「麒麟がくる」の女性キャスト「駒」で出演 […]