青天を衝け、第2話「栄一、踊る」の放送が終わりました。そのあらすじと感想です。
第2話でも「徳川家康」登場でしたね。歴史の勉強で江戸時代の「鎖国」についてでした。
この構成は今後も変わらないのですね。今までにない大河のイントロです。
さて、「青天を衝け」の1話は軸となる2人の人物の出会いから始まりそれぞれの土地の生活感を演出していました。
ひとつは主人公・渋沢栄一が幼い時に生活した「血洗島村」です。そしてもう一人の主人公は栄一が仕官する徳川慶喜です。
第2話の深谷編(知洗島村)では、、、
嘉永元年(1848年)、今から173年前ですが、9歳になった栄一は、父・市郎左衛門の仕事を手伝いはじめます。
ただ、幼いながらも、身分制度の理不尽さを目のあたりにするのです。
尊敬する父が「頭を下げている」そんな姿を目にしてしまうのです。
一方、第2話の江戸編では、、、
一橋家の養子になった七郎麻呂が名を徳川慶喜と改め、文武に励む日?(とは言えませんね)を過ごしていました。
毎日退屈で水戸で父と過ごした「文武」を懐かしく思っています。
そんなある日、日本にあらたな脅威が近づいてくるのです。
放送:2月21日
視聴率:16.9%
先週は⇒青天を衝け1話「栄一、目覚める」のあらすじと感想。栄一と慶喜の出会い。
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青天を衝け第2話「栄一、踊る」のあらすじと感想。深谷編。
第2話深谷編では、幼い栄一が父・市郎右衛門から藍の商いを、いとこの新五郎からは読書を習い始めます。
商いの旅。
栄一は父と一緒に商いの旅に出かけます。父・市郎右衛門は各地の藍畑を訪ねて葉の出来栄えを確かめ、農民たちに適切な助言をしながら周ります。
同行した栄一はそんな姿を見ながら父が「目利き」として藍農家から尊敬され、人望を集めていることを知るのです。
そんなある日、岡部藩の代官たち・利根吉春らが渋沢家に来て、「若殿のために御用金と、人手を用意せよ」と命令します。
しかし、村の仕事がもっとも忙しい時期です。市郎左衛門は、御用金は用意するので人手を減らして欲しいと願い出るのですが・・・
岡部藩・代官はまったく聞き入れてはくれません。
渋沢家は代官たちに精一杯のもてなし、つまり接待ですが、女衆が集まって料理を用意するのですが、
この時代の役人は身分制度で守られているのか?とても横柄ですよね。
やがて血洗島村に祭の季節がやってきました。五穀豊穣、悪疫退散を願う村の大事な行事です。
栄一は村祭りで奉納される獅子舞を楽しみにしていました。しかし村祭りで獅子舞を舞うことは大人の事情(代官の命令が要因)で中止になりました。
がっかりしたのは栄一だけではありません。村の人たちも同じです。
昼間は藩の仕事で、夜は家業に精を出す村人たちの姿を見てきた栄一は自分にも何かできないか?とある計画を思いつくのです。
それは、
栄一の計画とは?
村に一番忙しい季節がやってきました。おんなたちは夜明け前から藍を狩り、養蚕の仕事に励んでいました。
栄一たち子供も手伝っています。
そんな日が何日も続き、男衆たちが代官の命令「人足仕事」がようやく終わろうとしています。
疲れ果てて村に帰ってくると、栄一と喜作が獅子頭をかぶって元気に踊って迎えてくれました。
そうです、栄一の計画はこの「獅子舞」だったのです。
子ども達が笛を奏で栄一と喜作が躍る、その姿を見て村の男衆、女衆も喜び皆集まって手拍子で踊りの輪が広がりました。
父も特別に舞を披露していましたね。
栄一は自分も楽しい、そしてみんなも楽しい、獅子舞を終えた栄一は誇らしげでした。
このシーンはなぜか泣けました。苦労して苦労した村人たちに笑顔が戻ってきたのです。
栄一は父と母の教えをきちんと守っているのです。
そしてこの獅子舞のシーンは少年・栄一から青年・栄一に変わりました。
もちろん喜作も成長し千代も美しい女性に成長していました。
栄一と読書。
いとこの新五郎から読書を習っていますが、栄一は歩きながらの読書に夢中で溝に転落してしまうシーンがありました。
「溝」と表現しましたが、「どぶ」でありこの時代であれば肥料置き場すなわち「肥溜め」ですね。
伝統的な農業設備の一種ですが、その溝に落ちて着物がびしょ濡れになってしまいます。
母と妹に着物を脱がしてもらい、栄一はふんどし姿で服を洗うシーンになりました。
このシーンは栄一(吉沢亮)ファンにはたまらないですね。
青天を衝け第2話「栄一、踊る」のあらすじと感想。江戸編。
一橋家の養子に入った七郎麻呂は、名を慶喜とあらため、将軍・家慶から実子のようにかわいがられ、次期将軍の呼び声も高まるばかりでした。
隠居の身の父・斉昭も息子(慶喜)を頼りに中央政界への返り咲きを狙っています。
江戸の一橋家。
将軍・家慶が一橋家に訪ねてきました。そうです慶喜に会いたくて訪ねてくるのです。
ですが慶喜は一橋家の平穏な暮らしが退屈でした。
用心の「中根長十郎」の前では「つまり一橋とは、将軍家の居候ということか」と言いながら水戸の暮らしを懐かしんでいましたよね。
第2話では、栄一は獅子舞で村人たちの前で舞を披露しました。しかし、江戸の一橋家では慶喜が将軍・家慶の前で披露した舞は「能」でした。
二人の「舞」の違い、それは住む世界がまったく違う世界を「舞」というモチーフで二人をつなげた演出なのですね。
隠居の斉昭。
幕府に隠居させられた徳川斉昭の復帰を水戸の領民たちも嘆願を続けています。
斉昭自身も、必ず政の場に戻ってみせると決意し慶喜が、いや一橋家が頼りであると一人で願うのです。
青天を衝け第2話「栄一、踊る」のあらすじと感想。黒船がくる。
嘉永5年(1852年)新五郎は名を惇忠と変え村の若者たちに剣術を教えています。
青年になった栄一も喜作とともに剣の稽古に励んでいます。
そんな時に江戸に向かっているアメリカの船、黒船がペリー(モーリー・ロバートソン)を乗せて日本にやってくるのです。
まとめ。
“黒船”に乗ったペリーが襲来する第2話でした。
第2話は少年・栄一から青年・栄一にバトンタッチですね。そのバトンを表現したのが「獅子舞」でした。
一方、一橋家の慶喜は「能」の稽古に励み、少年慶喜から青年慶喜にバトンが渡ったのは「能面」を外した草薙慶喜でした。
さて、幕末は激動する日本です。何もかも予想不可能なことが起きます。
血洗島村(深谷)では栄一たちが身分制度で理不尽さを感じながらも受け継がれてきた家業をエネルギッシュに専念して楽しく生活しています。
一方、江戸城の幕府では「黒船来襲」が予知できずに太平な時代にあぐらをかいていました。
いつの時代も未来を語り、未来に夢を求めるは若者です。
少年から青年になった渋沢栄一は、太平の世が崩れ始める転換期に何を求めてどんな行動をするのでしょうか?
農民から攘夷の志士を目指し、幕府を倒すことに失敗し徳川慶喜に仕官します。
幕臣になりパリ万博にも行きます。しかしパリから帰国したら「幕府」がなくなっていました。
ここまでは解っているのですが、その「逆境」においてどんな行動をするのか?その姿を追っていきたいと思います。
ドラマが放送する「令和3年」もコロナ禍で庶民は苦しみ、もがき、それでも生活していかねばなりません。
国の進路を導く国会議員の中には庶民とはかけ離れ模範にならない議員もいます。
それが政権与党なのです。
渋沢栄一は今までの大河で描かれたきた誰もが知っている「ヒーロー」ではないと思います。
幕末の大河ドラマは幕府側か薩長側の視点で描かれてきました。大河ドラマ「徳川慶喜」は幕府の視点した。
そして、大河ドラマ「西郷どん」は倒幕側の視点でした。
しかし今回は第三の視点・実業家ではありますが「庶民」です。
幕末の大河ドラマ、今後も大事件が続くと思います。楽しみながら視聴していきましょう。
次週は⇒青天を衝け第3話「栄一、仕事はじめ」のあらすじと感想。
大河ドラマ俱楽部の管理人です。
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