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大河ドラマ2022年「鎌倉殿の13人」第38話「時を継ぐ者」のあらすじ(ネタバレ)と感想。

2022年鎌倉殿の13人

大河ドラマ2022年「鎌倉殿の13人」第38話「時を継ぐ者」のあらすじ(ネタバレ)と感想をお届けします。

37話では時政がりくの愚策を実行に移しました。
「鎌倉殿の13人」第37話「オンベレブンビンバ」のあらすじ(ネタバレ)と感想。

エンディングで可愛い孫に刀を向けました。殺す気なのでしょうか?

義時と時政、北条親子による主導権争いが激しくなります。北条時政とりくは、三浦義村に命じて源実朝を屋敷へと連れ込みます。

そして、鎌倉殿の座を娘婿・平賀朝雅へ譲るように迫るのです。

対する義時は、泰時(太郎)、時房、八田知家らを引き連れ、時政の屋敷を包囲し、攻め込む機会を慎重に見定めていました。

張り詰めた空気が鎌倉を覆う中で、政子はある行動を起こすのです。

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「鎌倉殿の13人」第38話「時を継ぐ者」のあらすじ。

放送日:10月2日
視聴率:11.7%(▼0.9%)

「鎌倉殿の起請文がねと、じぃは死ななくちゃならねぇんです」そう言って、時政は実朝に迫ります。

その様子を物陰から見ているのは、義村と義盛です。

義村は今は流れで時政についているように見せているが、義時が来たらすぐに義時に寝返ると説明しますが、義盛にはその話しが理解得来ません。

わからないならなくても良いから俺に従っていろと説き伏せる義村の制止を振り切って、義盛は実朝と時政のいる部屋に踏み込んでいくのでした。

「鎌倉殿の13人」第38話「時を継ぐ者」のネタバレ。

第38話「時を継ぐ者」予告。

NA:その背中を追い続け、絆は永遠のはずだった。と。

りく(牧の方):夫は死ぬつもりでいます。

政子:「子が親を殺すようなことだけはあってはなりませぬ」と政子のセリフ。

字幕:「義時の決断」

義時の目から涙があふれ出る姿があり、義時の前に「トウ」がいます。

義時:「鎌倉を守るためなら父も子もない」と、ある覚悟を感じさせるような低い声が響いていました。

遂に始まるのか「牧氏の変」

「牧氏の変」は畠山重忠の乱で始まっていた。

36話「武士の鑑(かがみ)」では時政の命に従ってきた義時が、「畠山重忠の乱」で異を訴えましたね。

文武両道に秀で、人望も厚く、頼朝挙兵以来幕府を支えてきた重忠が謀反を起こすはずはないのです。

しかし、義時は執権である父・時政には逆らえず重忠を守ることはできなかったのです。

「牧氏の変」勃発。

元久2年(1205)閏7月19日、遂に牧氏事件が勃発します。

時政は、平賀朝雅を新将軍に擁立し、現職の将軍の源実朝を殺害しようと計画します。

りく(牧の方)が計画に協力したので、牧氏事件と称されています。

37話「オンベレブンビンバ」で実朝が訪問中の和田義盛の舘から三浦義村が時政のもとに連れて行きます。

政子と義時は時政らの計画を知ったので、時政の舘にいた実朝をただちに義時の舘へと移しました。

ほとんどの御家人は政子と義時に味方したのでしょう。

失脚した時政とりく(牧の方)は伊豆に下向し、朝雅は幕府の命で殺害されました。

宮沢りえが大河ドラマ「鎌倉殿の13人」で演じる役は”牧の方”りく。

実朝はその時。

頑として、起請文を書く事だけは承知しない実朝。

時政が投降を決め、「鎌倉殿の真の強さ感服いたしました。いずれは、頼朝様を超える鎌倉殿となられます」そう言葉をかけました。

これが今生の別れとなるかもしれないことを理解しつつも、己の立場を考え、義盛に促されながら屋敷をでます。

実朝を連れて行く義盛に時政がかけた「小四郎に伝えてくれ。後は託したと。北条を、鎌倉を引っ張っていくのはお前だと」という言葉は、実朝の心を討ったのでした。

しかし、時政の最期ともいえる言葉を義盛は忘れてしまい、代わりに実朝が義時に伝えます。

「後は託した。北条と鎌倉を引っ張っていけ」。言葉を変えて伝える様の中には、実朝の小さな決心がみえるものかもしれません。

柿澤勇人が「鎌倉殿の13人」で演じる役は源実朝。実朝は第3代征夷大将軍。

実朝の願い。

実朝は直々に時政の処分を軽くするようにと義時に頭を下げていました。それでも義時は顔色一つ変えませんでした。

でも、本当は誰よりもそのことに安堵したことでしょう。そして、父と二度と会えないことへの深い悲しみに暮れていましたね。

時政はその時。

最初から企てが上手くいくとは思っていなかった時政ですが、妻・りくの願いを叶えるために相当な無理をしていました。

それでも最愛のりくだけは助けたいと、義村にりくを託します。

その後、責任をとって腹を切ろうとしたころを、「息子じゃなくて悪かったな」と知家に止められるのでした。

捕らえられ、頭を丸めて沙汰を待つ時政の前に、義時が現れ伊豆への流罪を告げます。

自分がりくに入れあげたあまり、本来であればずっと続いていたはずの親子の繋がりが途切れてしまった。

涙ながらに息子としての想いを語る義時の父を慕う気持ちに、時政も涙を隠せません。

二人の関係を彩るように、鶯が鳴きます。

もう二度と会う事は無いことを理解したうえで、時政は出家し、伊豆へ流されたのでした。

鶯は、春告げ鳥とも呼ばれる鳥。春を告げる、次の春を継ぐという意味もありますよね。

坂東彌十郎が大河ドラマ「鎌倉殿の13人」で演じる北条時政とは?

時政は死を覚悟。

追い詰められた時政は、実朝を解放します。

そして、りくを逃がすと、自らは死を選びます。一人刀を取り首に当てるも、知家が背後からすっと現れます。

時政の腕をつかみ、「息子でなくて、悪かったな」と驚く時政に知家はこう告げるのです。

知家は時政の自刃を阻止しました。

市原隼人が「鎌倉殿の13人」で演じる13人の1人八田知家とは?

時政のウグイスの話。

時政は息子の義時との別れ際にウグイスの話を唐突にしていましたね。

息子との別れの時を穏やかに過ごそうとする父親の優しさでしょうか。義時も父の優しさに応えている感じでした。

そして、この瞬間の義時は息子の表情になりました。泣き顔のままふっと微笑み、そのままぼろぼろと泣いていましたね。

父と息子の今生の別れのシーンでした。

時政の愛妻・りく(牧の方)は?

りくを殺害しようとした義時。殺害計画は失敗するが、りくは義時に執権の座を狙えと発破をかけます。

夫の権力を取り戻すために、娘婿の平賀朝雅を鎌倉殿に据えることを計画しますが失敗でした。

りくは三浦義村のはからいで、「尼御台」の元に逃げ込み、夫の助命を嘆願します。

自害をはかった時政は、すんでのところで八田知家に助けられました。

りくは義時に「私はもう、あなたのお父上をたきつけたりしない」と約束し、二代執権を継ぐよう発破をかけ、時政のいる伊豆へと発ったのです。

このシーンはりくの凄さを感じましたね。自分を殺そうとした義時に執権を継ぐようにという凄さに。

りくも二代目執権は非情になった義時しかいないと読んでいたのでしょうか?

悪女であっても可愛いい「宮沢りく」は38話で退場なんですね。

義時はその時。

謀反人・北条時政を捕らえた義時の元に政子が現れ、必死の命乞いをします。しかし、政に私情を挟む事は出来ないと毅然とした姿を見せる義時。

親だからと言って庇(かば)い建てすれば鎌倉中の御家人から誹(そし)りを受ける形になってしまいます。

この毅然とした態度がある意味功を奏し、実朝や文官たちからの願いもあって、時政とりくはなんとか死罪を免れます。

流罪先は伊豆と決まり、それを義時が直々に時政に伝えに行きました。

「よう骨を折ってくれたの」とねぎらいの言葉をかける時政に、義時は「私は首を撥ねられてもやむなしと思っていました。

礼を言うのなら実朝様や文官の方々に」と堅い表情で告げた後、真の思いを口にします。

「…今生のお別れにございます。父上が世を去るとき、私はそばにいられません。父の手を握ってやる事が出来ません。

貴方がその機会を奪った」涙ながらに語る義時の姿に、時政もなにも言えずにいました。

その時、鶯の鳴き声が聞こえます。

ホーホケキョではなく、「ちゃ、ちゃっちゃっちゃっ」と鳴いているのは鶯だと時政は義時に教えました。

「ホーホケキョ」となくのは、雄。雌を口説くときの鳴き声なのだ、と。

鶯の普段の鳴き声はなわばりを守るための声…。まるで時政の人生をなぞるかのような言葉に、義時は涙を禁じ得ないのでした。

義時と父・時政との別れ。

イントロでは時政の舘を義時らが取り囲み、父をも討ち取る覚悟を義時は決めていました。

しかし、政子らの願いもあり時政は出家し伊豆に下向するのです。

父・時政と今生の別れを告げるとき、義時の表情が鎌倉殿の13人の御家人から時政の息子へと変わっていきましたね。

時政と対峙する最初の場面での表情は怒りを発していました。しかし、

「父が世をさる時、私はそばにいられません」 「父の手を……握ってやることができません」と顔を歪めて涙を流していました。

父との別れを惜しむ“小四郎”の口調へと変わっていくのでした。抑え込んできた感情が溢れ出してきたのでしょう。

「あなたがその機会を奪った」と涙する表情は幼い頃の小四郎の純粋な悲しみに満ちていました。

鎌倉幕府第二代執権・北条義時誕生。

義時は父時政を伊豆に下向させます。

そして、この先は、鎌倉を守るために、自らの感情を押し殺し政を続けていくのです。

エンディングではウグイス色の着物を脱ぎ、漆黒に身を包んだ“北条義時”が現れ私利私欲は無いと御家人に宣言し鎌倉幕府第二代執権となるのです。

義村の役割の感想。

38話の義村は、イントロでは和田義盛を鎌倉殿に合わせるのを静止し、後半ではりくの殺害計画を阻止しました。

今後は三浦義村の動きに注目ですね。

義村はりくを殺そうとするトウに気づき、見事な体さばきでトウの動きを封じました。

そして、「俺の女になれ」と口説いたのでしょうか?以前「亀」さんにも同じような台詞を言ってましたよね。

かつて梶原景時が善児を自らの下人にしたように、トウを自身の味方にしたかったのでしょうか?

鎌倉で生き残るための義村の行動がこれからの「鎌倉殿の13人」の見どころになると思います。

義時に手を貸しながら義時の知らぬ場所で事を進めようとすることもありますよね。

エンディングで執権となった義時に同調する義村は、明らかに義時の味方ですが、本来の目的が未だ分かりません。

山本耕史が「鎌倉殿の13人」で演じる三浦義村は義時の盟友。

トウの登場について。

北条時政とりくの流罪が決定した後でトウが現れ、義時はりく殺しを命じます。

トウは侍女の姿に変装し、りくに夕餉の用意をすると見せかけ、小刀を取り出し実行に移しますが、義村に発見され殺害は失敗します。

トウと互角に戦った義村も強かったですね。

山本千尋が「鎌倉殿の13人」で演じる役は善児に育てられた”トウ”

鎌倉殿の13人のあらすじ(ネタバレ)感想はこちら。

大河ドラマ2022年「鎌倉殿の13人」のあらすじ(ネタバレ)と感想の一覧。

「鎌倉殿の13人」第38話「時を継ぐ者」の感想。

「鎌倉殿の13人」第38話「時を継ぐ者」牧氏事件で重要な役割を果たしたのが、三浦義村でしたね。

義村は「梶原景時の変」、「比企能員の乱」、「畠山重忠の乱」において、重要な役割を果たしていました。

そして、牧氏の変でもやはり重要人物でしたね。義村は鎌倉幕府の頂点に立った政子・義時姉弟の良き相談相手であったのです。

さて、遂に北条時政とりくが退場しましたね。

元々野心家の上に、息子を亡くした事で鬼のようになってしまった「りく」でした。

時政の行動を前に我に返り同時に、時政への愛を自覚したようにも見えました。

時政の命令通り京に戻るのではなく、まっすぐ政子の所へ行って時政の命乞いをする様子に何とも言えない気持ちになりました。

一方の時政も、自分でも政を動かすような器ではないとわかっていましたよね。

それでも惚れた女のために、上へ上へと登って行ったのです。

劇中でも使われていましたが、鶯の鳴き声は普段は「ちゃっちゃっちゃっ」で、縄張りも守るときなどに鳴きます。それはそのまま昔の時政ですよね。

しかし、りくという女性に出会い「ホーホケキョ」と色よい声で鳴いてみせたのです。

りくを笑顔にするために、鳴いて鳴いて、最期には血を吐く事になってしまいました。

哀れと言えば哀れですが、簡単には真似のできない愛情ですよね。

でも、義時にしてみれば、ある意味父を奪った形になった「りく」を許せずに「トウ」にりくを殺す用に命令を出します。切ないです。

しかし、そのトウの刃を止めたのは三浦義村。

揚げ句に「俺の女になれ」なんて口説き文句まで!トウを手の内におけば義時への牽制になると考えての事なのでしょうか。

相変わらず読めない男です!

時政夫婦の退場によって、また一つ時代が動いた鎌倉。一体これからどうなっていくのでしょうか。

まとめ。

北条義時が鎌倉幕府の二代執権に就任しました。

「鎌倉殿の13人」第39話「穏やかな一日」からは姉・政子とともに政治の実権を握ります。(10月16日放送)

実朝と千世の間にはなかなか子供が出来ない様子です。

義時は新たな鎌倉の体勢づくりに尽力しますが、そのやり方に義盛らが不満を募らせます。

そんなところに成長した公暁が現れて…というストーリー。

いよいよ、この先の鍵を握ると言っても過言ではない公暁(源頼家の次男)の登場です。

NHKのHPには「父の無念を晴らすために日本史上に残る事件を引き起こす」と書かれています。

そうにも「穏やかな時」にはなりそうもない感じですね。

「鎌倉殿の13人」では日本中世史の大きな謎である“三代将軍・源実朝の死”をどのように描くのか?

そして江戸時代まで続く武家政権樹立を決定づけた義時と朝廷との戦い“承久の乱”を三谷幸喜がどのように描くのか?

三谷幸喜が語っています。

いよいよ最終章に入りますね。

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2022年鎌倉殿の13人
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