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大河ドラマ2024年「麒麟がくる」第2話「道三の罠」のあらすじ(ネタバレ)と感想。

「麒麟がくる」感想

大河ドラマ2024年「麒麟がくる」第2話「道三の罠」のあらすじ(ネタバレ)と感想をお届けします。

第2話は何といっても斉藤道三の登場なくして「麒麟がくる」は語れないでしょう。その斉藤道三が実質収めている美濃の国の国衆として明智家が存在していたのです。

項目 内容
2020年大河ドラマ 麒麟がくる
放送話 第2話
放送日 2020年1月26日(日)
週タイトル 道三の罠
視聴率 17.9%

先週は⇒麒麟がくる第1話「光秀、西へ」のあらすじ(ネタバレ)と感想。

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麒麟がくる第2話「道三の罠」のあらすじ。

出演 長谷川博己(役:明智光秀)
本木雅弘(役:斉藤道三)
脚本家 池端俊策

麒麟がくる2話は「道三の罠」の週タイトルで「戦」ですね。

やはり、道三の狡猾さが前面に出ていて、最後の土岐頼純に毒を盛るシーンでそれが最大限に出されたような気がします。

麒麟がくる第2話「道三の罠」のネタバレ。

毒茶でなく特茶。

後にネット上では『毒茶ではなく特茶』というキーワードで話題になりましたが、なるほどさもありなんといったところです。

おかげで高橋克典さんが演じる「織田信秀」が少々かませ犬っぽく描かれていたのが少々残念でした。でも映像は非常にきれいでした。

光安の模写。

光秀は道三から「こたびの戦で侍大将の首を二つとれば借金は帳消しにしてやる」と言われます。光秀は必死に戦い討った敵大将が叔父の光安にそっくりでした。

このシーンは、当初なぜこのような描写を加えたのか疑問でした。

ですが、戦においては親しい相手すら手にかけかねないということを示しているのと同時に、後に光秀の決断が光安を死に追いやることへの暗示なのではないかとも思われます。

その後に光秀の焦燥感と気の抜けた感じを表すかのように、太鼓の音以外一切の効果音が排除され、戦の映像だけで信秀軍の敗北が描かれていたのはいい感じですね。

その中で、光秀がいわゆる『武士の本懐』について語るのはやや唐突な気がしました。

ですが、戦というのは結局、殺し殺されて何も生み出さないということが表現でき、光秀の戦に対する嫌悪感が出ていたのはよかったのではないかと思いました。

この設定もやはり史実の史料が少ないので極めて難しいのですが、ここは美濃の国で道三の家来として働いている明智光秀を見ていきましょう。

道三の娘・帰蝶。

そして、明智光秀と言えば「本能寺の変」になるのですが、その本能寺の変で信長と一緒に戦ったとされている帰蝶(濃姫)が斉藤道三の娘であったのもドラマに吸い込まれていく要素ですね。

明智光秀と帰蝶。そして織田信長の関係がこれからどのように描かれていくのか?大変興味深いです。

戦の用意に戻る途中に、光秀は取次の若侍に、半ば強引に「小見の方」の舘へ連れていかれます。そこに待っていたのは道三と小見の方との娘・帰蝶でした。

帰蝶(濃姫)は今、守護・土岐頼純(よりずみ)の妻になっているのでした。帰蝶は光秀のいとこで、幼い頃から付き合いがあります。

幼い頃から美しい姫でしたが、今や大輪の花が咲いたような姫です。

斉藤道三と斉藤高政。

高政はあくまで戦のライン的ポジションであり、トップである父・斎藤道三の戦術に今は従っているようです。

勿論不満が強く出ていたのも確かなのですが、配下の稲葉一鉄も斉藤道三のやり方に不満を持っている人間であり、これがやがてのちの反乱につながっていくようです。

どうやら明智光秀と高政は同期だけあって、斉藤道三のやり方に愚痴を言い合える気心知れた中なのでしょう。

ですが、側室の子ということで父・道三から疎まれている高政の不安と不満を知って、斎藤家の将来に光秀は不安を抱いてしまうのです。

まだ光秀と高政の決別の伏線は描かれていないようですが、これからどのように2人がすれ違い、そして激突することになるのか、2話の段階では予測はできません。

織田信秀の4千兵と道三の2千の民を抱えての籠城では勝ち目はありません。光秀は高政に告げますが高政は父・道三は側室の子の言うことは聞かないと言います。

この父と息子の中も危ない空気ですね。

斉藤道三と土岐頼純。

道三は娘の帰郷を頼純(よりずみ)に嫁がせています。しかし、頼純の父・頼武と叔父の頼芸(よりのり)を仲たがいさせて土岐家を分断させています。

道三は美濃を意のままにしているのですが、土岐家との関係は良くありません。

第2話のエンディングでは帰蝶の夫・土岐頼純(キャスト矢野聖人)に道三は茶を立てています。頼純はその茶を飲むと・・・

茶には「毒」が入っていたのです。このシーンは怖いですよ。道三は茶をたてながら歌を歌います。

麒麟がくるのあらすじ(ネタバレ)と感想のまとめはこちら

大河ドラマ2020年「麒麟がくる」のあらすじ(ネタバレ)と感想まとめ一覧。

麒麟がくる第2話「道三の罠」の感想。

元木雅弘が演じる斎藤道三の登場は非常に印象的な存在感を放っていましたね。道三は、冷徹で計算高い人物として描かれており、その権謀術数に長けた性格がよく表現されています。

特に、道三の一言一言に含まれる重みや鋭さは、彼の非凡さを感じさせます。

元木雅弘の演技は、道三がただの権力者ではなく、先を見通す洞察力を持つ人物であることを強調しており、その目の奥にある計算高さや冷酷さを巧みに表現しています。

また、今後、道三が周囲の状況や人々の感情を巧みに操作する様子も見どころです。

元木雅弘の演技により、道三がどれだけ狡猾であり、同時にどれだけ深い洞察力を持っているかが、視聴者に伝わってきます。

元木雅弘が演じる斎藤道三は、物語に緊張感と深みをもたらしました。

視聴者を引き込む力強いキャラクターで彼の存在が、このドラマにおいて大きな軸となり、今後の展開にますます期待を持たせてくれる演技だと感じました。

まとめ。

第2話の見どころはやはりエンディングですね。

史実通りなのかは私にはわかりませんが、演出的には道三の凄さがありました。なんといっても娘婿どのを殺してしまうのですよ。

それも毒殺で道三は茶をたてながら歌を歌います。本木道三が斉藤道三に乗り移っていくきっかけがこの2話のエンディングですね。

しばらくは道三が主役です。

次週は⇒麒麟がくる第3話「美濃の国」のあらすじと感想。

最後までお読みいただきありがとうございます。

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