青天を衝けはいよいよ明治編です。

麒麟がくる第30話「朝倉義景を討て」のあらすじと感想。

「麒麟がくる」感想
Pocket

麒麟がくる第30話「朝倉義景を討て」のあらすじと感想です。

放送:11月1日(日曜夜8時)

視聴率:11.9%

幕府を立て直そうと意気込みつつも、幕府の中の保守勢力と対立を増々深めていく明智光秀です。

その中で、織田信長が今度は朝倉義景を討とうとします。かつては朝倉家に仕えた光秀です。しかし、藤吉郎(秀吉)

[char no=”23″ char=”秀吉”]朝倉は幕府保守派とつながりがある、討たねば保守勢力は一掃できない[/char]

という言葉や、帰蝶の

[char no=”22″ char=”帰蝶”]斎藤龍興が義景を介して美濃を奪還しようとしている、黒幕の朝倉を討ったほうがいい[/char]

という言葉を聞いて、信長に味方して朝倉を討つことを決意します。

しかしながら朝倉家に恩義のある幕府は、天皇の許可を得た信長に協力することに消極的だけではありません。

阿君丸の毒殺も奉公衆の三淵藤英が主導したことまで打ち明けてしまいます。光秀の幕府に対する不信感は増々募ります。

さて、先週のエンディングで信長は光秀に美濃に来いと話をしていました。光秀の意見も聞きたかったのでしょう。

その二人の会話の前に「浅井長政」を光秀に紹介しますね。

信長の妹「お市」が嫁いだ浅井家は信長を裏切ることになるのですがそれは次週で描かれるのでしょうか?

美濃で久しぶりに帰蝶に会った光秀、帰蝶さんはすっかり母になっていました。とても美しい母です。

麒麟がくる第30話「朝倉義景を討て」のあらすじと感想。

織田の本拠地となった美濃ですが、そこでは天下人となった織田信長のもとに様々な大名がくるようになります。

光秀を見込みつつも適度に距離を置いて接してきた松永久秀もその一人です。

[char no=”24″ char=”松永久秀”]戦に勝てば金はいくらでも入るが、戦自体金がかかる。だが信長の領地が増えたわけではない[/char]

と言い切る松永久秀に対し、光秀は不安になったと思いますね。

加えて奉公衆の三淵藤英が討伐に消極的なのが気になります。

この辺りから、光秀は信長と幕府の間で板挟みになり、幕府奉公衆の中で孤立していくと思われるのです。

30話がその引き金となっていく感じですかね。

さて、久しぶりに帰蝶と対面した光秀です。ただ互いに懐かしむ間もなく、話題はおのずと越前の朝倉義景との戦になります。

帰蝶の考えは?朝倉と戦うかについて帰蝶の考えを光秀は聞きます。

[char no=”22″ char=”帰蝶”]朝倉を討てと[/char]

帰蝶と光秀。

光秀と幼馴染の帰蝶は、久々に再会できてよかったと思われるのですが、帰蝶自身が朝倉討伐をそそのかしたと聞いて、光秀は正直がっかりしたでしょうね。

もちろん帰蝶の言い分ももっともな気がします。

[char no=”22″ char=”帰蝶”]斎藤龍興が朝倉と手を結んで、美濃を取り返そうとしている。

天下人として一度京を平穏にすることができても、足元をすくわれては元の木阿弥[/char]

ということらしいのですが、やはり本圀寺の変の件といい、斎藤龍興(道三の孫)はトリックスターとして登場させるべきだったと思みますよね。

加えて、明智光秀は帰蝶が育てた奇妙丸、のちの織田信忠とも対面します。

光秀は本能寺の変の時、織田信長だけでなく織田信忠も討つことになるのですが、どうしてそうする決断をしたのか、まだこの時点ではわかりません。

やはり、織田信長はあまたの兵と莫大な資金力を持つ朝倉景勝相手に、織田だけでは勝てないと冷静に判断していたのですね。

そこで光秀は、

[char no=”25″ char=”明智光秀”]帝が天下太平のため朝倉を討つもやむなしと認めれば、戦の大義名分が立ち、他の大名たちも納得するでしょう。

さすればおのずと兵も集まるのでは?[/char]と進言します。

しかしそれは仮に帝が認めなければ、織田単独の戦にもなりうるという大きな賭けでもあったのです。

麒麟がくる第30話「朝倉義景を討て」のあらすじと感想。信長と帝。

織田信長は守護の家来の家来、つまり『また者』で、天皇からすれば卑しい身分の出かと思われます。

父の「織田信秀」の代から御所の塀を直すのに大金を出していたのですから、それで天皇に気に入られたのでしょうね。

織田家の経済力の象徴と思われるのですが、同時に『本来天皇を見守るはずの足利将軍家が、天皇を少しも守ろうとしない』ことを強調したかったのでしょう。

明智光秀は伊呂波大夫の言や、織田信長が御所の塀を懸命に直すのを見て、

[char no=”25″ char=”明智光秀”]本来自分たちは天皇を守るべき存在、そしてその役目は幕府ではなく信長が一番やってくれている[/char]という思いを新たにすると思うのです。

そして、織田信長は、光秀の進言を受け入れて上洛します。

直ちに参内し、正親町帝に拝謁するのです。そして帝が信長にかけた言葉とは?勅命。とその前に・・・

帝と東庵。

信長謁見の直前に、天皇と東庵先生の囲碁のシーンがありました。これは出さなくても思いました。

『天皇が信長の謁見を許す』プロセスの一つにしたかったのでしょう。

『乱世を歯牙(言葉)にもかけない上流階級に愛想をつかした』という東庵のかつての言とも矛盾する気がします。

(接近する義昭と駒の対になっていたのかな?)

まあもっとも、治療費を稼ぐために東庵先生は太原雪斎の治療にも携わっていましたからね。

いずれにせよドラマでは、帝と東庵は囲碁を指しながら武将「信長」の功績を聞き出していましたね。

東庵は武将の中で上洛を果たし天下を平定できる人物であることを帝にお話しをするのです。

それにしても東庵先生は「正親町帝」と囲碁の相手もできる先生だったのですね。いつから偉いお医者さんになったのでしょうか?

その東庵先生は帝と、駒は将軍と、「一庶民と高貴な人」の組み合わせは視聴者の心を掴むのでしょうか?

信長、帝に拝謁。

織田信長は父の代のころから御所の修繕を行ってきたこともあって、帝に気に入られたようですね。

ともあれ本来は帝に会えるような由緒正しい家柄ではなかった。

のちに織田信長が桓武平氏の子孫を自称したり、自らが朝廷で関白などの高い位につこうと考えた背景には、身分が低いことへのコンプレックスもあると思われます。

信長がこの後天皇家に対しても尊大にふるまう背景には、そのコンプレックスや幕府があまりにも頼りないということがあるのでしょうね。

いずれにしても、織田信長は「帝」から勅命を賜りました。一人で朝倉義景を討つのではなく大儀名分が成り立ったのです。

帝から許しを得た信長は本当に嬉しかったのでしょう。褒められることに生きがいをを感じる信長です。

その嬉しそうな信長を見て光秀も同時に嬉しかったのだと思います。

信長の意向を伝える光秀。

織田信長は天皇の勅命をもとに『若狭の武藤なにがしを討つ』と朝倉討伐をごまかして、幕府にも協力を求めたようです。

ですが、幕府はけんもほろろで断ります。

この頃から信長と幕府の対立の火種が出ていることの象徴と思われますが、下手な秘密主義を貫く信長も信長と思われますね。

案の定、足利義昭、摂津、藤英にはすぐにばれていました。

この時に摂津が、朝倉の嫡男・阿君丸に毒を盛ったのは三淵の主導ということを明かします。

これは光秀に幕府への不信感をさらに高めると同時に、三淵への不信を強める一因になってくると思います。

次週の光秀は信長のピンチに

[char no=”25″ char=”明智光秀”]逃げて生き延びよ。信長様がいれば大きな世・平和な世は作れる[/char]ということを進言するのです。

それは「幕府への不信感」が頂点に達した象徴なのかとも思われます。

麒麟がくる第30話「朝倉義景を討て」のあらすじと感想。駒と義昭。

足利義昭に気に入られたことで、どんどん出世していくです。だんだん義昭が政務を放り出し、駒にうつつを抜かすようになってきたような気がしますよね。

義昭は『貧しい人を救うために将軍になる』という志で将軍になったのです。

そのために幕府旧勢力や、由緒正しい公家や寺社の利益調節をする上での細かさやいい意味での腹黒さはなかったと思います。

それが足利義昭を政治家としては優柔不断にし、政務に疲れ果てて遠ざかる一因と考えると、仕方のないことなのかもしれません。

一方のは、『麒麟がくる』『貧しい人たちを救う』という義昭の理想に共鳴して、お金を差し出しているのでしょう。

ですが、そうして集まったお金がどのように使われるのか気になるところ。摂津に金を使い込まれるとか?

駒は将軍・義昭が夢見る「貧しいもの、病に苦しむものを救う舘づくり」を後押ししようと一生懸命です。

駒と義昭と蛍。

蛍を登場させたのは、駒と足利義昭の恋心をより艶っぽくするための演出ですよね。

と同時に足利将軍家も武家でありながら宮廷貴族化していることの象徴かとも思いました。

(もともと足利家は源氏の出身で、さらにさかのぼると清和天皇まで行くといわれています)

同じ『麒麟がくる』『弱きものが救われる』理想で共鳴しあった足利義昭と駒ですが、これから先どうなっていくのかが分かりません。

腐敗した幕府を捌き(さば)きれない義昭にが愛想をつかすのか、それとも理想を果たせないまま信長に京から追放される義昭を見て嘆き悲しむのか?

この2人の関係の結末が、光秀に本能寺の変を起こす一因になってくるとは思われます。

まとめ。

30話の光秀は9年ぶりに帰蝶と再会します。そこで話した帰蝶さんの考えは「朝倉を討つ」でした。

幕府の協力が得られない中で、朝倉を討伐することを決めた信長と、幕府と織田信長の間の板挟みに苦しむ明智光秀です。

朝倉討伐の中で浅井が裏切り、劣勢に立たされることになる信長なのです。

光秀はどのように信長に一喝するのか。退却戦をどのように描いていくのかが気になります。

そして幕府と信長の対立がどのようになるのか、駒と義昭の恋心のゆくえ?も気になります?

義昭上洛を成し遂げた織田信長をこころよく思わない朝倉との決戦が近づいていてきました。

本能寺の変が少しづつ近づいてきます。

最後までお読みいただきありがとうございます。

コメント

タイトルとURLをコピーしました