青天を衝けはいよいよ明治編です。

麒麟がくる第32話「反撃の二百挺」のあらすじと感想。

「麒麟がくる」感想
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麒麟がくる第32話「反撃の二百挺」のあらすじと感想です。

放送:11月15日(日曜夜8時)

視聴率:13.3%

織田信長は明智光秀の「死んではならぬのです」の助言を聞き入れ、間一髪で越前から京へ逃げ帰ったのです。

淺井長政の裏切りによって、朝倉義景に挟み撃ちの苦い敗戦でした。

京に戻った信長は足利義昭や幕府に不信感を抱かれながらも、何とか再起を図ろうとします。

そこで鉄砲の調達を光秀に指令します。

光秀は堺の今井宗久を訪ねそこで「筒井順慶」と初めて会うのです。順慶に交渉し、何とか200挺の鉄砲が調達できました。

調達した鉄砲で朝倉・浅井連合軍を撃退しました。

ですが、今度は本願寺と結びついた三好陣営と激突し、それに呼応した朝倉・浅井と挟み撃ちにされる羽目になるのです。

なんだか反撃できていない気もしますが。それでも鉄砲を大量に購入できたあたりは、織田の経済力と明智光秀の交渉力が実った結果ともいえましょうか。

麒麟がくる32話「反撃の二百挺」のあらすじと感想。

金ケ崎城の戦いの負け戦は、これまで飛ぶ鳥を落とすほどだった織田信長の勢いを止めることになりました。

一方、決死の覚悟で殿(しんがり)を務め、京に戻った明智光秀です。

光秀と「たま」そして煕子。

京に戻った明智光秀は、美濃から都に居を移した煕子たちと久しぶりに再会を果たします。つかの間のひとときを過ごしますね。

まだ幼い「たま」をかわいがる様子が映像から伝わってきます。

[char no=”25″ char=”明智光秀”]わしはそなたたちをここで守ってみせる[/char]

少し大きくなった「たま」は育ち盛りの娘であるためか、ちょっとやんちゃな気がしますね。

史実の「たま」は、気位が高く気性の激しい性格だったといわれていますが、その芽生えでしょうか。

ただ「麒麟がくる」では、光秀の母・牧は人質になって壮絶な最期を遂げるわけでもなく、妻の煕子も史実通り、看病疲れで光秀より先に亡くなるという史実に近い展開をするようです。

なので(山崎の戦いの後自害したというのは『明智軍記』によるフィクションのようです)、「たま」は妻を失った光秀の話し相手にもなるようです。

京の館に無事移り住んだ煕子や「たま」をやさしく迎える光秀と、越前遠征に間に合わなかったことを詫びる家族です。

この辺りは、明智光秀の家庭人としての一面がよく強調されていますね。

その一方で光秀は領内にも善政を敷いていたとされ、伝吾をはじめとする百姓にも慕われているという感じで描かれていました。

謀反人とされている明智光秀ですが、のちに本能寺の変怨恨説を強調する『明智軍記』ができたことを考えても、光秀は領民には愛された存在だったのかもしれません。

さて、ドラマでは新たな決意を胸にした明智光秀にさっそく信長から指令が下るのです。

麒麟がくる32話「反撃の二百挺」のあらすじと感想。堺へ。

その指令とは、戦で失った鉄砲を補うため、何としても次の戦いまでに鉄砲を調達してこいというのです。

明智光秀木下藤吉郎(秀吉)とともに、堺の豪商・今井宗久のもとへ交渉に出向くのです。しかし、

光秀と今井宗久。

[char no=”29″ char=”今井宗久”]実はけさほど、あるお方に250挺の鉄砲をお約束したばかりでございまして・・・[/char]

宗久は、その購入者が、松永久秀と大和で敵対している戦国大名・筒井順慶だとほのめかすのです。

堺の商人である今井宗久と明智光秀は相変わらずつかず離れずの関係ですね。

史実では宗久は信長の経済・軍事バックアップをこの時から行っていて、関係は良好だったのでしょうけどね。

藤吉郎と宗久のもとを訪れた光秀は、宗久に300挺の鉄砲を購入したいと打ち明けますが、すでに鉄砲250挺の買い手がいると明かします。

藤吉郎は、信長が再び堺から金を巻き上げるぞと遠回しに脅します。

ですが、光秀は茶会でゆっくり話し合おうと交渉をしだし、それで宗久は機転を利かして、茶会の相手だけ紙に書いて伝えます。

どうもこの辺りは、秀吉と光秀らしくないとも感じましたね。

史実の性格を考えると光秀が脅し、藤吉郎が機転を利かして代案を考えそうな気がしそうなのですが・・・、

まあ光秀が主人公だし、当時の藤吉郎は茶の湯をたしなむような教養はなかったでしょうから、仕方ないといえば仕方ないことなのかもしれません。

どうしても鉄砲を手に入れたい明智光秀は順慶と直接交渉に挑みます。

光秀と筒井順慶。

そして筒井順慶の交渉の場にいたのは、なんと「駒」でした。

32話で、のちに信長・秀吉のもとで急速に出世していくことになる筒井順慶の初登場回であります。

順慶は義昭の寵愛を受けている駒からも、旗頭の織田信長からの評判も良かったということで、明智光秀に一目置いていたようです。

口の軽い藤吉郎はすぐさまその座から離れ、長い時間をかけて「光秀・駒・順慶」の3人で交渉をしていましたね。32話の見せ場ですね。

本来信長の同盟者の中には、順慶と敵対する松永久秀もいたのですが、最終的にはこの交渉は成立します。

光秀がなるべく多くの鉄砲を順慶からもらおうとしていましたが、その交渉が成立した背景には、駒の同様の頼みや、順慶が・・・

[char no=”30″ char=”筒井順慶”]足利義昭や、織田信長に謁見したい。敵対する松永久秀を退けよとは言わない[/char]

という欲求を、駒や光秀が飲み込んだからなのでしょうね。

ただそうなると、松永久秀の光秀に対する評価が下がりそうな気がするのです。

この後の明智光秀と松永の関係が気になりますね。

麒麟がくる32話「反撃の二百挺」のあらすじと感想。信長と鉄砲。

織田信長は苦杯をなめた朝倉・淺井との戦いでした。

次こそは必ず朝倉を討つといきまう信長です。そのためには大量の鉄砲が必要でした。

姉川の戦い。

鉄砲200挺を仕入れたことで軍事力を増大させた織田信長は、姉川の戦いで朝倉・浅井両軍を破ることに成功します。

しかしながら家康は光秀に言います。

[char no=”27″ char=”徳川家康”]この戦いで朝倉はとるに足らぬ軍勢と分かった。一番の強敵は武田であり、そして幕府。公方様はああ見えて食えぬお方[/char]

これは由緒正しい家柄でふんぞり返った大名に対する新興勢力のひがみとも取れます。

ですが、朝倉は小京都を作り、『今の暮らしを続けたい』つまり事なかれ主義なところがあり、戦には向かない性格をしているので、さもありなんなのかもしれません。

そして案の定、姉川の戦いの直後に三好一族と、比叡山や本願寺といった仏教勢力が決起します。

織田信長はこの戦いに苦戦し、さらに浅井・朝倉軍が勢力を盛り返したこともあって、足利義昭を介して和議を申し出ることにします。

だんだんと義昭は信長の評価を下げた気もしますね。

戦を嫌う義昭に対して(光秀を介してではありますが)、織田信長の戦の前線に出るように仕向け、そのくせ苦戦するというありさまでした。

上洛当時は、

[char no=”28″ char=”足利義昭”]信長が旗頭となる代わりに自分を足利将軍に据えてくれた[/char]

と恩人の目で見ていたのでしょう。

けれども、この体たらくをみて、旗頭を変えたほうがいいという思いが芽生え始めたのでしょうね。(摂津の入れ知恵もありましょうが)

やがて駒が、『貧しい人を救う悲田院を作るため』と持ってきた金も、すべて反信長のための鉄砲に代わってしまうのですが、これは権力におぼれた人間の悲しさでしょうか。

光秀も駒も、だんだんと信長を見限り、やがて反乱を起こすようになる義昭を見て、何を思うのでしょうか。今後の展開が楽しみです。

比叡山延暦寺。

織田信長は木彫りの仏を縄で背中にくくりつけて登場しました。近江・坂本の堂で怒りにまかせて周りの円座を次々と蹴散らしていく場面です。

信長包囲網が形成される中で、信長のいらだちが解りますね。

[char no=”19″ char=”織田信長”]一歩でも近づけば5万の僧兵が立ち向かう。僧兵は一人一人が仏を背負って戦うゆえ、開山以来負けたことがない[/char]と脅されたと言います。

[char no=”19″ char=”織田信長”]神仏を尊ぶ心は、わしも同様。踏み込むおりは、こうして仏を背負うて参る所存じゃ[/char]と脅し返したことを光秀に伝えるのです。

明智光秀は苦笑いを浮かべて[char no=”25″ char=”明智光秀”]仏は重うございませぬか?[/char]と尋ねます。織田信長に同調したようですね。

いよいよ信長、明智光秀らが比叡山に攻め込みます。歴史的には異常なものに描かれることが多いのですが、今週のこのシーンはその予告ですかね。

浅井・朝倉が信長との戦いにおいて、延暦寺を本陣としたのは事実のようです。

織田信長はアスペルガーだったという説があるのでならば、『仏を背負って戦う』というのを真に受けて本当に仏像を背負ったという話もあるかもしれませんね。

このドラマの信長は神罰を信じないという設定で描かれていますが、その神仏と神罰を恐れる人の心はさらに恐ろしいということを信長は学んだのでしょう。

その一方で光秀は、仏教の総合大学と呼ばれる比叡山がなぜ朝倉に味方するのかに対して・・・

[char no=”25″ char=”明智光秀”]朝倉は比叡山に金を与えるからだ[/char]ということを指摘します。ドラマでは金を渡すシーンがアップになっていましたね。

実際に比叡山と朝倉義景がつながっていたという史実はありません。

ですが、朝倉の越前は荒れ果てた京から逃れてきた貴族や僧侶をかくまい、小京都というべき繁栄を築いていたので、そういうのもありなのかとは思いますね。

益々面白くなる「麒麟がくる」です。

まとめ。

32話「反撃の二百挺」は鉄砲をめぐり。明智光秀藤吉郎今井宗久そして初登場の筒井順慶で緊迫した駆け引きが展開されました。

来週は岡村さんが演じる「菊丸」が登場しますね。

岡村さんは、10月に一般女性との結婚を電撃発表しました。

麒麟がくるのキャスト・スタッフから「ご結婚おめでとうございます」と祝福を受けていたそうです。

さて、いよいよ織田信長が比叡山焼き討ちに動くようですが、その前に『比叡山に棲む魔物』として、天皇の弟で金と権力におぼれた覚恕法親王が登場するようです。

覚恕法親王が比叡山の魔物ととらえられるのでしょうか。

それにしても光秀と朝倉義景が久々に再会するわけですが、織田信長に味方する光秀をよく殺しもせず交渉するもんだなと思いますよね。

もちろん光秀はこの時正式には幕府に仕える奉公衆ということなのでしょうが、ちょっと強引かも知れません。

まずはその中で、窮地に立たされた信長が帝にどのように提訴するのかが気になるところですね。

さて少し次回の予告をさせて頂きます。

四面楚歌に立って苦戦している織田信長です。そこで明智光秀は朝倉義景に和議を申し込むのです。

延暦寺の天台座主・覚恕と面会しますが、覚恕は自分から領地や金を奪った信長を許さないといいいます。

そんな折、尾張で信長の弟・信興が一向宗に討たれます。

事態はさらに切迫し、信長は京を捨て尾張に戻ろうとしますが、明智光秀は今までの苦労が水の泡になると再び説得します。

すると信長は将軍ではなく、帝を通じて周囲と和議を結ぶことを思いつくのです。

最後までお読みいただきありがとうございます。

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