2022年大河ドラマ「鎌倉殿の13人」で野添義弘が演じるキャスト安達盛長は、源頼朝を少年期から支え続けた、頼朝が最も信頼していた武将です。
盛長は頼朝が流人時代より側近として仕えていました。
1199年に頼朝が亡くなった時に出家し、「13人の合議制」のひとりとして幕政を支える立場につきました。
しかし、その翌年1200年、盛長も頼朝の後を追うようにして亡くなったのでした。
この最期は頼朝と盛長の関係性の深さを象徴しているようにも感じられますね。
野添義弘が「鎌倉殿の13人」で演じる安達盛長とは?
押忍‼️#鎌倉殿の13人 第15話ご視聴ありがとうございました❗️
ざわついてますねー😅 それにしても上総殿、無念でなりません❗️鎧の中から見つかった祈願書といい、文の読み書きの努力といい、義時殿の赤子の鳴き声が武衛と聞こえたり、切なすぎる神回の15話でした。🤣 #上総広常 #佐藤浩市さん pic.twitter.com/Uvo5NcdxyD— 野添 義弘 (@73zoesan_set) April 18, 2022
安達盛長は、鎌倉時代に御家人として反映する安達一族の祖です。盛長は頼朝が伊豆に流されていた頃から家来として仕えていました。
安達盛長とは?
当時の頼朝は罪人であり、公式には家来を持つことを禁じられていました。頼朝が自らの不遇の時代を支えてくれたた盛長を信頼し、重用したのもうなづけます。
盛長は情報収集や交渉に優れた武将でした。盛長の妻は昔女房として朝廷に仕えていた人物です。
そのため京都にも知人が多く、京の情勢をいち早く頼朝に伝えることができました。
また1180年に頼朝が平氏討伐のために挙兵した際は、巧みな交渉術により諸将を味方に引き入れました。
この時はいったん源氏は敗れますが、頼朝は再度挙兵し、関東を手中に収めました。
その後、1184年に盛長は上野国の奉行人に任ぜられます。頼朝から高い評価を得ていた証と言えますね。
一説によると、盛長は頼朝と北条政子の間を取り持ったとも言われ、まさに公私にわたり、頼朝をサポートした人物と言えるでしょう。(曽我物語)。
その後、頼朝が将軍になってからも、盛長は頼朝に仕え続け、1199年に頼朝が亡くなると出家します。
その後は新将軍・頼家を支えるために「13人の合議制」のメンバーとなりますが、その翌年、盛長は死去するのでした。
享年66歳でした。
安達盛長の出自。
盛長の出自は謎につつまれています。
武蔵国(現在の東京都と埼玉県のほぼ全域、神奈川県の北東部)の足立郡出身とする説。
一方、奥州の安達郡に移り住み、その子である盛長がはじめて「安達氏」を名乗る説。
いずれにせよ、安達氏の始祖となったのが盛長のようです。
安達盛長の妻。
盛長の妻は比企尼(ひきのあま)の長女です。
比企尼とは頼朝の乳母を務めた人物で、その縁で盛長は頼朝に仕えるようになったようです。
前述しましたが、盛長の妻は、かつて宮中に仕えていたこともあり、京都に幅広い人脈を持っていました。
その人脈から得た京都の動静を、頼朝に逐一伝えていたといわれていわれています。
盛長は情報収集能力や高い交渉力など、その才知も頼朝が信頼していた理由ですよね。
安達盛長の信頼。
第14話「都の義仲」では、出陣に際し、東北の藤原秀衡に不在の虚をつかれる恐れがあることを頼朝に進言しています。
盛長は平家との戦いには一切参加していません。鎌倉で幕府の基盤づくりに従事していたのです。
戦場に行かず頼朝の側近として身近に置いていたということは、頼朝の信頼がことのほか厚かったのでしょう。
このように長年にわたり陰ながら頼朝を支えた忠臣・安達盛長。演じるのは野添義弘です。
味のある脇役を多く演じている野添が安達盛長をどのように表現するのか注目しましょう。
野添義弘が出演した大河ドラマと朝ドラは?
野添義弘は大河ドラマは5作品、朝ドラは1作品に出演しています。
野添義弘が過去に出演した大河ドラマは5作品。
2004年:新選組!(会津藩士 役)
2018年:西郷どん(松平忠固 役)
2019年:いだてん〜東京オリムピック噺〜(河西栄一(河西昌枝の父)役)
2020年:麒麟がくる( 中条家忠 役)
野添義弘の出演はこれまで5作品。
近年の出演作としては、2020年の「麒麟がくる」が挙げられます。
主人公は長谷川博己が演じる明智光秀で、歴史では悪役のイメージが強い光秀の印象を大きく変えた大河ドラマだと言えるでしょう。
野添は中条家忠を演じました。中条家忠は、染谷将太が演じる織田信長に仕えた武将です。
野添義弘が出演した朝ドラは。
連続テレビ小説(朝ドラ)2020年に放送した「エール」
昭和という変化に富んだ時代にあって、人々の心に響く名曲を作り続けた作曲家とその妻の人生を描いたドラマです。
実在の作曲家・古関裕而と、歌手としても知られる妻・金子がモデルとなっています。
志村けんが最後に出演したドラマでもあります。
野添義弘は松田大佐を演じました。
松田大佐は、志村けんが演じる作曲家小山田に対して映画主題歌の作曲を熱心に依頼する人物です。
2024年前期朝ドラ「虎に翼」第11週「女子と小人は養い難し?」で出演しています。この週は日本の戦後に家庭裁判所ができるまでを描いています。
⇒2024年前期朝ドラ「虎に翼」第11週「女子と小人は養い難し?」のあらすじ(ネタバレ)と感想。
野添義弘ってどんな人?
プロフィール。
大阪府出身
1958年7月3日生まれ
特技:アクション・殺陣・殺陣振付
趣味:スキー・オートキャンプ・ドラム・車・野球
還暦を過ぎている野添義弘。劇団出身の俳優で、映像作品にも多く出演しています。
公式HPによると特技のひとつに「殺陣」がありますね。
舞台ではキレッキレのダンスも踊ります。
You Tubeなどで対談映像を見ると、パワフルな人柄が印象的です。
ベテラン俳優の実力と自信を想像することができますね。
意外なのはTwitterです。毎日のようにツイートしています。
写真付きの投稿も多くあり、ロケ地の紹介など魅力的な投稿が並んでいます。
ぜひチェックしてみてください。
押忍‼️今日は撮影がお昼に終わったので、車折神社へ 初詣❗️御守り買って芸能の神様に御挨拶してきました。🛐今年も良い年になりますように‼️😀 そして鎌倉殿まであと2日‼️👍️#車折神社 #初詣 #芸能の神様 #鎌倉殿の13人 pic.twitter.com/F9ebv9VNXd
— 野添 義弘 (@73zoesan_set) January 7, 2022
野添義弘が出演した映画一選「真田十勇士」
近年、野添義弘が出た映画は、中村勘九郎主演、堤幸彦監督の「真田十勇士」です。
戦国時代、真田家に仕えた忍の活躍を描いた映画です。
野添は得意の殺陣を活かして、剣客柳生宗矩を演じています。
ちなみに野添は堤監督の作品の常連俳優ですから、他作品もぜひチェックしてみてください。
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まとめ。
大河ドラマ「鎌倉殿の13人」で野添義弘が演じるのは、源頼朝に生涯に渡り忠義を尽くした安達盛長です。
盛長は、13人の合議制の一人であり、情報収集や外交に長けた人物でした。
鎌倉幕府を陰ながら支えたその功績は大きく、縁の下の力持ちと言ってもよい存在です。
名脇役として多くの作品を支えた野添義弘と重なる部分がありますね。ベテラン俳優野添義弘がどんな安達盛長を演じてくれるのか楽しみです!
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