大河ドラマ2023年「どうする家康」第11話「信玄との密約」のあらすじ(ネタバレ)と感想。

大河ドラマ2023年「どうする家康」第11話「信玄との密約」のあらすじ(ネタバレ)と感想をお届けします。

11話では松平姓から徳川姓に替えたことから始まります。そしてついに武田信玄が三国同盟を破り駿河に攻め込んできます。

一方、信長は足利義昭を奉じて上洛します。今週も「どうする家康」が盛り沢山の展開ですね。

さて、先週の第10話「側室をどうする」では家康がコミカルに描かれていました。最初の側室「お葉」が愛していたのはなんと同じ部屋子の女性でした。

項目 内容
2023大河ドラマ どうする家康
放送話 第11話
放送日 2023年3月19日(日)
週タイトル 信玄との密約
視聴率 10.9%(先週比:△3.7%)
出演者 松本潤(役:徳川家康)
有村架純(役:瀬名)
関水渚(お田鶴)
阿部寛(役:武田信玄)
岡田准一(役:織田信長)
松重豊(役:石川数正)
大森南朋(役:酒井忠次)
山田裕貴(役:本多忠勝)
杉野遥亮(役:榊原康政)
里見浩太郎:登譽上人(とうよしょうにん)
脚本 古沢良太

大河ドラマ2023年「どうする家康」のキャスト一覧。

さて、「どうする家康」は家康(リーダー)と家臣達(部下)との絆を描いた物語とも言えます。

個性的な家臣達(部下)をどう活かすのか?職場で「リーダー」の方ならきっと共感することでしょう。

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「どうする家康」第11話「信玄との密約」のあらすじ。

松平家康は三河国主になりました。そして、姓を徳川と改めました。

一歩前進した時、信玄からの文で今川領の駿河・遠江を狙うことが分かり武田信玄と談判することになります。

意外な形で信玄との交渉に臨んだ家康。

徳川、武田の双方が今川領を攻め、切り取り次第で己の領地にするという密約を交わすのです。

家康は恩ある今川と戦うことに抵抗を感じつつも、遠江の引間城へと兵を進めることになります。

しかし、引間城には女城主として、瀬名の親友・お田鶴が守っています。瀬名はお田鶴の身を案じ文を出すのですが・・・。

「どうする家康」第11話「信玄との密約」のネタバレ。

第11話「信玄との密約」イントロ。

家臣たちは、家康を三河国の主として叙任してもらうために『源氏の末裔』という証拠をなんとか探し出そうと躍起になっていました。

当の家康は「松平家が源氏の流れなんて怪しいもんじゃ」と言っていますが、家臣たちは『殿は源氏の末流!なにがんでも!』と叙任に向けて必死です。

そんな中、大樹寺の登譽上人が松平家の家系図を遡り、家康の祖父・清康が「世良田」と言う姓を名乗っていたと話します。

世良田というのは源氏の流れをくむとも伝えられておりまする」さらに遡ると「得川」という姓が現れ「この得川もまた、源氏の流れと言われまする」と説明します。

それはつまり、殿は源氏の末流という事か?!と歓喜に沸き立つ家臣たちに上人は「まぁ…言って良いのではないかと…思わんでもない」と一言。

これで晴れて叙任を受けられることになったのですが、今度は「銭」という壁が立ちはだかります。

年間300貫の出費は家康たちにとって高いものでしたが、「官位をお持ちの方ともなれば、金の使い方も変わりましょう。

己の損得で金を使うか、民の損得に金を使うか」上人の言葉に、家康は『得を持って治めるは王道なり』の言葉を思い出し、300貫の出費を覚悟します。

こうして「従五位下徳川三河守藤原家康朝臣」が誕生したのでした。

永禄11年(1568年)

松平の家系図には「世良田(せらだ)」や「得川(とくがわ)」がありその性が源氏の流れをくむらしいことが分かりました。

そこで家康は昔、義元と交わした言葉を思い出すのです。

今川義元

武をもって治めるのが覇道(はどう)、をもって治めるのが王道である。

この言葉です。ここに「得川」ならぬ「徳川」家康が誕生しました。

松本潤は2023年大河ドラマ「どうする家康」でキャスト徳川家康を演じる。

織田信長は上洛を決める。

永禄11年(1568年)10月

徳川と結ぼうとしていた飯尾連龍は、その妻・お田鶴の密告によって誅殺され、引間城は女城主・お田鶴のもと今川方として結束します。

徳川との国境は混沌としていました。そんな時、信長は家康を鷹狩りに誘います。そこで・・・

織田信長は先の将軍の弟・足利義昭を奉じて上洛することを家康に告げるのです。

⇒信長の上洛シーンは11話では描かれていませんね。その背景は「麒麟がくる」第28話をご覧ください。

28話からは史実の明智光秀が描かれています。

麒麟がくる第28話「新しき幕府」のあらすじ(ネタバレ)感想とキャスト。

武田信玄の駿河侵攻。

武田信玄は今川を見限ります。信玄は駿河、相模、甲斐の三国同盟を破り、今川領を切り取る駿河侵攻を開始しました。

そして、たった7日で駿河を制圧したのです。

駿河が眼下に見下ろす信玄は勇ましく、堂々たる風貌でした。信玄の鋭い眼光の先には何が見えているのでしょうか?

阿部寛は2023年大河ドラマ「どうする家康」でキャスト武田信玄を演じる。

武田信玄が家康に栗をプレゼント。

家康は信濃と三河の国境にある山寺でそわそわしながら信玄を待っていました。しかし来たのは信玄でなく家臣でした。

そこで、家康は信玄との会見場所から離れ、本多忠勝、榊原小平太を連れて外に出るのです。

その場所には栗が沢山落ちていました。

でも不思議なことに中身はありません、イガだけでした。そこに、3人の前に現れたのが武田信玄でした。

信玄は気さくな口調で話しかけますが、その迫力に3人は戸惑っています。 信玄は彼らの会話を聞いていたのです。

「甲斐の猫」と小馬鹿にされていたことも。

信玄は家康に「駿河からは我らが、遠江からはそなたが互いに切り取り次第でいかがか」と密約を交わし去っていきました。

そして、別れ際に渡したのは瀬名が好きな「栗」でした。

松本潤は2023年大河ドラマ「どうする家康」でキャスト徳川家康を演じる。

お田鶴の決意。

お田鶴は瀬名からの文を読んでいます。友人である瀬名を大切に思う気持ちと、今川への忠義心を忘れた徳川方への確かな怒りが現れていました。

髪を尼削ぎにし、家臣たちの前に立ち戦の命を出す瞬間はその決意が現れていました。

関水渚が演じる2023年大河ドラマ「どうする家康」のキャスト「お田鶴」とは。

お田鶴の最期。

永禄11年(1568年)12月6日

徳川軍も遠江侵攻を開始します。遠江の引間城にはおんな城主になったお田鶴が籠城しています。

薙刀を手にした甲冑姿のお田鶴は凛々しく、迷いがありません。

家康の説得も聞き入れることなく、瀬名の文も焼き捨てて、田鶴は「かかれ~!」と声をあげ、部隊を率いて果敢に徳川軍に向かっていきます。

その瞬間、徳川軍の鉄砲が一斉に火を吹き、田鶴の体を貫き、お田鶴の一生は今川への忠義を貫いたのです。

どうする家康のあらすじ(ネタバレ)と感想のまとめはこちら。

大河ドラマ2023年「どうする家康」のあらすじ(ネタバレ)と感想一覧。

紀行。

静岡県 浜松市

・浜松まつり会館
・元城町東照宮(引間城跡)
・椿姫観音

浜松の大凧祭りは「お田鶴」のご子息の誕生をお祝いして大凧を上げたことが起源であると言われています。

お田鶴の方が女城主として戦った「引間城」は家康を奉る元城町東照宮があります。11話では松潤さんが参拝していましたね。

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「どうする家康」第11話「信玄との密約」の感想。

お田鶴が引間城ごと信玄にとられてしまうと心配した瀬名は、何度もお田鶴に徳川方につくよう手紙を出します。

しかし、田鶴はとっくに覚悟を決めていたようでした。今川を裏切るのは悪という考えのようです。

瀬名と共に育った駿府は、雅で皆が笑顔で、瀬名と過ごした時間は楽しくて…お田鶴にとってのその楽しい時間を奪ったのは家康に他ならないという考え方なのでしょうね。

誰かの為というよりは、「あの幸せな昔」に戻す為だけに戦うと決心したお田鶴。家康の説得にも応じず、自ら城に火を放って、侍女たちと共に戦いに出て討死してしまいます。

やりきれないですね…。

信玄と家康が密会。

そして遂に信玄と家康が初顔合わせ!

談合に本人が来ない事に腹を立てた家康に、数正と左衛門尉が、実際に信玄にとっては家康は相当格下であるという事実を伝える様子が、真剣なのになぜか笑えてしまいます。

談合を数正達に任せ、出ていってしまった家康の元に現れたのは本物の信玄でした。

並んだだけで、数百倍はあろうかと言う格の違いを見せつけてくれる2人が最高です。

信玄にとってのこの時の家康は赤子も同然なんでしょうね。まさに甲斐の虎VS三河の白兎。

信玄に何一つ言い返せず、団子を食わされ飲み込まされる家康に、男としての度量の差も見えてしまいました。

まだまだこんなに頼りない家康が、この先どう立ちまくっていくのかも楽しみになった第11話でした。

お田鶴を演じた関水渚。

今回印象に残ったのは、やはりお田鶴役の関水渚さんですね!

かなりはっきりしたお顔立ちなので、昔だったら時代劇向きではないと判断させたであろう女優さん。

しかし今回のお田鶴役では、そのはっきりしとしたお顔立ちが、お田鶴の凛とした性格をよく表していましたよね!

雪の中に凛と咲く椿がよく似合う。まさに「椿姫」でした。

そんなお田鶴にとっての「今川」は、そのまま「幸せな場所と時間」だったのだろうなぁ、と思いました。

田鶴の目線で考えれば、その幸せを奪ったのは織田信長であり、織田信長に組した家康に他ならない。

しかも、家康は瀬名までもたぶらかして連れて行ってしまった…という風に見えるのかもしれません。

そこへ、夫である連龍までもが、今川を裏切ろうとする。

皆してお田鶴から「幸せ」を奪おうとする…。それを止めて、あの幸せだった昔に戻すには戦うしかない、今川の世に戻すしかない…という。

なんとも切なく哀しい思いだったのではないかと感じました。

裏を返してきつい言葉で表現すると時代の流れや君主の良しあしが見えないままに行動した愚かな女性。

また見方を変えれば、己の信念に生きたピュアな女性ということなのでしょう。

見る人によって様々な印象になる田鶴役を見事に演じた関水渚さんに拍手を送りたいです!

視聴者の感想。

引用:ヤッフーニュース

関水渚さん、素晴らしかったです。 瀬名奪還作戦の時の、純粋に関口家の人々を松平から守りたいという『痛い』感じも、今回の駿府を守りたいという気高さも、どちらも違和感なく一本筋の通った女性を演じられたと思います。

初回で瀬名が生花し、第6回で於大が『三河には花をいけていれば良いおなごなど一人もいない』と瀬名に説教するのを伏線として・・

今回、瀬名と田鶴が2人で生花をする回想シーンが入ることで、今川義元の築いた駿府の豊かな文化が、戦さによって焼き滅ぼされるという戦乱の世の無常を描いた回だと思いました。

戦国大名の国取り合戦を、武将だけではなく、忍者や一向宗徒、戦に翻弄される女性達の視点から描く今作は、斬新でとても面白い脚本だと思っています。

まとめ。

次週の「どうする家康」は…ド直球キター!!と叫びたくなるようなタイトルの第12話「氏真」です。

武田に攻め込まれ、家臣にも見放された氏真。

氏真達が徳川領に近い掛川城に落ち伸びたために、兄弟のように育った家康と直接対決する事に…と言うストーリー。

闇落ちした氏真と、まだまだ成長途中の家康がどんな攻防を繰り広げるのでしょうか。

氏真にとってもそうですが、家康にとってもかなり辛い戦い。史実として知っていても「どうする?!」とハラハラしながら見守ってしまいまそうです。