大河ドラマ2023年「どうする家康」第13話「家康、都へゆく」のあらすじ(ネタバレ)と感想。

大河ドラマ2023年「どうする家康」第13話「家康、都へゆく」のあらすじ(ネタバレ)感想をお届けします。

第13話は織田信長の娘・五徳と結婚した松平信康のケンカが描かれました。ともに11歳で2人のケンカの原因は、まんじゅうでした。

家康や瀬名から注意された五徳は「父上に言います」と。ビビった家康は京土産として南蛮菓子「コンフェイト」を買ってくると約束し2人は仲直りしました。

五徳が「父上に言います」は「嫁姑不和」の伏線ですね。

後に築山殿が武田家と密通しているなどの罪状を告発する「十二ヶ条の訴状」を信長に送りつけるシーンは描かれるのでしょうか?

さて、先週の第12話「氏真」では今川家の最期が描かれていました。13話からは家康がさらに成長しますが「どうする」もさらに大きくなってきますね。

項目 内容
2023大河ドラマ どうする家康
放送話 第13話
放送日 2023年4月2日(日)
週タイトル 家康、都へゆく
視聴率 11.0%(先週比:)
出演者 松本潤(役:徳川家康)
有村架純(役:瀬名)
大森南朋(役:酒井忠次)
松重豊(役:石川数正)
岡田准一(役:織田信長)
北川景子(役:お市)
ムロツヨシ(役:秀吉)
古田新太(役:足利義昭)
中村勘九郎 (役:茶屋四郎次郎 )
大貫勇輔 (役:浅井長政)
酒向芳 (明智光秀)
音尾琢真(役:鳥居元忠)
岡部大(役:平岩親吉)
伊東蒼(役:阿月)
脚本 古沢良太

大河ドラマ2023年「どうする家康」のキャスト一覧。

さて、「どうする家康」は家康(リーダー)と家臣達(部下)との絆を描いた物語とも言えます。

個性的な家臣達(部下)をどう活かすのか?職場で「リーダー」の方ならきっと共感することでしょう。

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「どうする家康」第13話「家康、都へゆく」のあらすじ。

永禄12年(1569年)5月15日

家康に敗れた今川氏真は掛川城を明け渡し降伏、その身柄は北条家の預かりになりました。

信玄は目下、家康が今川氏真を生かしたまま北条家に逃がしたことに激しく立腹しています。

さて、家康は、徳川領となった遠江の情勢も不安定な中、信長の後ろ盾で将軍となった足利義昭の命令で京へ向かうことになります。

そこで義昭の家臣・明智光秀や商人・茶屋四郎次郎、市の夫・浅井長政らと出会います。

やがて義昭に謁見した家康は、将軍の器とは思えないその愚かな振る舞いに戸惑います。なぜ義昭を擁立したのか、そこには信長のある思惑があったからです。

「どうする家康」第13話「家康、都へゆく」のネタバレ。

第13話「家康、都へゆく」アバン。

家康が、氏真を助け、その身を北条に逃がしたことを知った武田勢は激怒しました。

武田との約定を反故にしたも同然のため、信玄に攻め入られてもおかしくないと考える家康の家臣たちも、謝るべきだと言い始めます。

しかし、家康は「いらん」と一言。

一方の武田軍も、もし家康と北条が手を組んで攻めてきたらさすがの武田も無傷ではいられないと考えます。

しかし信玄は面白そうに「岡崎の小童め。この儂にそれがやれるなら大したものじゃ。やれるならなぁ」と言うだけです。

暫く思案顔の家康でしたが、なにかを思いついたように、「左衛門、信玄に詫びといてくれ」軽くそう言うと、その場を離れてしまったのでした。

武田信玄は!

信玄は目下、家康が今川氏真を生かしたまま北条家に逃がしたことに激しく立腹しています。

阿部寛は2023年大河ドラマ「どうする家康」でキャスト武田信玄を演じる。

徳川家康の上洛前に。

家康の上洛が決まり、家康をはじめ家臣団の浮かれっぷりが可愛かったですよね。

皆それぞれが張り切っていて、特にその中でも「都の作法なら自分に」という忠世と「おなごとの作法なら自分に」と言う盛綱を、しっかりと三河に置いていくところで大爆笑でした。

家康、ちゃんと人を見ています!

松本潤は2023年大河ドラマ「どうする家康」でキャスト徳川家康を演じる。

竹千代と五徳。

五徳は信長の娘です。永禄10年(1567年)9歳で竹千代に輿入れしました。

その気の強さに手を焼く家康。

それでも今はまだほのぼのとしたものを感じる徳川一家ですが、そう遠くない将来に起きる事を考えると悲しくなりますね。

すごいフラグの立て方です。さすが古沢さん。

五徳姫から聞いた「コンフェイト」というものをお土産に持って帰るから仲良くするように言う家康ですが、いやいやそれめっちゃ高価ですよ?!

そんなに安請け合いしてしまって大丈夫?!とドキドキのシーン。

京都奉行になった藤吉郎。

ムロツヨシは2023年大河ドラマ「どうする家康」でキャスト豊臣秀吉を演じる。

信長は?

信長は、家康と長政に、天下一統の想いを語り「手を貸せ」と頼み、二人もそれを了承するのですが、長政は市にだけは本当のことを告げました。

信長が「素晴らしい人」という将軍・足利義昭のグダグダっぷりも凄かったですね!どう考えても御しやすいから将軍に据えておきたいんだろうなとしか思えません。

岡田准一は2023年大河ドラマ「どうする家康」でキャスト織田信長を演じる。

家康はお市と会う。

都へ上った家康は、お市の方とも再会!姫(茶々)を生んで幸せそうな市の姿に、家康だけではなくこちらまで嬉しくなってしまいました。

家康からもらったコンフェイト一粒を、「いつも世話をしてくれるから」と感謝の気持ちを込めて侍女の口にいれてあげる市。

義昭の品の無さとの比較の書き方もうまいですよね!

北川景子は2023年大河ドラマ「どうする家康」でキャストお市を演じる。

お市の侍女「阿月」とは?

13話で初登場の「阿月」の運命は?この時点ではまだ分かりません。次週は歴史的に有名な逸話「袋の小豆」はどのように描かれるのでしょうか?

伊東蒼が2023年大河ドラマ「どうする家康」で演じる「阿月」は実存していた?

明智光秀【初登場】

長政と家臣と家康の家臣の騒動を信長が知るきっかけとなったのは、絶対に明智光秀ですよね?

『麒麟がくる』では、光の部分というか良い面をメインに描かれていた光秀を、今回は従来のイメージである「小狡いやつ!」をメインに押し出してきましたね。

麒麟との落差は凄いけれど、ほんの一言二言のセリフで「こいつ、いやな奴ー!」と印象付ける酒匂さんは流石です!

酒向芳が2023年大河ドラマ「どうする家康」で演じるはあの「明智光秀」

茶屋四郎次郎【初登場】

中村勘九郎が2023年大河ドラマ「どうする家康」で演じる「茶屋四郎次郎」とは。

浅井長政【初登場】

血の気の多い本多忠勝と榊原小平太が浅井長政の家臣と京でけんかしてしまいます。家臣同士の争うはご法度です。

家康は信長からさっそく呼び出され光秀が状況を放していると、そこに浅井長政が現れます。

長政は穏やかな微笑みをたたえ、「こたびは我が家臣がお世話になったそうで。武勇の誉れ高き本多殿に戦場での戦い方をご指南いただき、まことにためになったと感服しておりました。

御礼申し上げまする」と家康をかばうのです。そして帰りぎわに、

「一度でいいから、腹を割って心ゆくまで語り合ってみとうござった」と意味ありげな言葉を家康にかけるのでした。

大貫勇輔が2023年大河ドラマ「どうする家康」で演じる浅井長政とは。

足利義昭が【初登場】

永禄13年(1570年)春、信長の力を借りて新たな将軍となった足利義昭は各地の大名、諸将に忠誠を誓わせるべく、上洛を命じます。

家康も上洛し将軍・義昭に謁見します。

しかし、古田新太演じる将軍・義昭は、二日酔いで現れ、げっぷをするわ、いびきをかくわと2020年放送の「麒麟がくる」で滝藤賢一さんが演じた「足利義昭」とは大違いでした。

2020年放送「麒麟がくる」の「足利義昭」は・・・。
滝藤賢一が2020年大河ドラマ「麒麟がくる」で演じる足利義昭とは。

「松平」から「徳川」に改姓した家康に義昭は松平、松平と呼び続け「近こう寄れ」といい、家康が5~6個持っていた金平糖を取り上げペロリと全部平らげてしまったのです。

古田新太が2023年大河ドラマ「どうする家康」で演じる「足利義昭」とは。

茶屋四郎次郎がやっとの思いで手に入れ、家康に献上したコンフェイトです。

無理矢理取り上げてひとつかみの一口で全部食べてしまうあたりに品のなさまで伺えるという…さすが古田新太さん!ですね。

「どうする家康」のあらすじ一覧はこちら。

大河ドラマ2023年「どうする家康」のあらすじ(ネタバレ)と感想のまとめ一覧。

第13話「家康、都へゆく」いかがでしたか?「どうする家康」の光秀はとんでもなく意地悪ですね。

「麒麟がくる」の光秀像のイメージがまだ残っているのでとっても違和感を覚えました。

紀行。

13話は長浜市を案内する案内人のキャストはいません。松重豊さんがナレーションで案内をしてくれます。

小谷城は・・・

※)TWの紀行動画で視聴して下さい。

国友は鉄砲の産地ですね。「麒麟がくる」でも信長が光秀に質問するシーンがありましたよね。

ドラマ同様に“紀行”も楽しみですね。旅行を計画している大河ファンは・・・。

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「どうする家康」第13話「家康、都へゆく」の感想。

徳川家臣団、都へ!お土産はコンフェイト!?

戦国時代の話しなのに、あまり気負わずに見る事ができるのは、比較的ライトな描き方をしているからかな?と思いつつ、その根底に流れているものの骨太さに感動します。

以前、脚本家の古沢さんが「時代がどうのではなく、そこにいる人の想いに興味がある」と話されていたのですが、「こういうことか」と納得させられる仕上がりに感じました。

浅井長政は義の男。

長政の家臣が小平太と忠勝に絡んで喧嘩になったことを“大事”にしない為、「喧嘩ではなく、武勇の誉れ高き本多殿に御指南いただき、家臣たちも感服していた」と、とりなすような機転の利く男です。

きっと喧嘩になった理由を家臣に問い質し、自分の家臣が家康を馬鹿にしたことが発端だったと知った上での行動なのだろうなと思うと、「さすが義の男!」と感動しました。

「兄上を裏切る。織田信長を、討つ」と。『家』という関係性だけを見ると、武田が討つであろう朝倉は、浅井家にとっては大切な家。

義に熱い長政ではあるけれど、先見の明が無いはずはないから…古沢さんは、どんな理由で裏切ることになったと書いてくるのだろうと、意図を考えてワクワクしてしまいました。

明智光秀役の酒向芳。

第13話で特に印象に残った俳優さんは、やはり明智光秀役の酒向芳さんです。

どのキャストさんも、皆さん印象深くて、「これぞ大河!」なのですが、決して多くない出番とセリフであれだけ明智光秀を印象付けた酒向さんの演技に感服です。

ちょっとした視線の流し方から「あ、なにか企んでるな!」というのが感じ取れてさすがだなぁと感じました。

視聴者の感想。

浅野長政のキャラは良いですが、足利義昭のキャラは残念ですね。足利義昭は室町幕府の権威を再興するという強い野望を持っていて、プライドが高く陰謀好きではあるが、決してバカではない。また、明智光秀も家康に意地悪をしますが、本来、家康と光秀の関係は非常に良好で、その関係から、家康の元での生存伝説が生まれた。 面白おかしく描くのは良いし、お笑い要素を入れるのは良いが、史実にそって違和感のない範囲で創作やお笑い要素を入れないと胡散臭くなる。因みに、五徳と信康の前振りエピソードは良かったと思う。

まとめ。

次週は、「どうする家康」第14話「金ヶ崎でどうする」のあらすじ(ネタバレ)感想とキャスト。

です。

長政が謀反をおこしてしまいます。

市の侍女の阿月は、市の心中を察して金ケ崎へ走り、家康も信長に撤退を主張しますが…。

史実としてこの先を知っていても「どうするの?!」と毎回なってしまうほどに次回が楽しみ!です。が、一回お休みが入ってしまうので、いつも以上にソワソワしながら14話を待ちます。