「どうする家康」第42話「天下分け目」のあらすじ(ネタバレ)感想。

2023年大河ドラマ「どうする家康」第42話「天下分け目」のあらすじ(ネタバレ)感想をご紹介します。

先週の「どうする家康」は第41話「逆襲の三成」でした。

佐和山に隠居していた三成が挙兵します。家康が上杉に兵を向けていた時のことで、家康が最も恐れていた件でした。

さて、今週は第42話「天下分け目」です。いよいよ 「関ケ原の戦い」の前哨戦である伏見の戦いが描かれます。

見どころは、

です。その時、家康は?伏見城の守りを任された元忠と千代の運命は?

項目 内容
2023大河ドラマ どうする家康
放送話 第42話
放送日 2023年11月5日(日)
週タイトル 天下分け目
視聴率 10.0%(先週比:)

さて、「どうする家康」は家康(リーダー)と家臣達(部下)との絆を描いた物語とも言えます。

個性的な家臣達(部下)をどう活かすのか?「リーダー」であるあなたも共感していると思います。

もう一度「どうする家康」を再視聴し「リーダーとは」を知って下さい

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「どうする家康」第42話「天下分け目」のキャスト。

徳川家康 松本潤(役:徳川家康)
徳川四天王 板垣李光人(役:井伊直政)
徳川四天王 山田裕貴(役:本多忠勝)
徳川四天王 杉野遥亮(役:榊原康政)
徳川家臣 松山ケンイチ(役:本多正信)
徳川家臣 音尾琢真(役:鳥居元忠)
家康側室 松本若菜(役:阿茶局)
秀吉正室 和久井映見(役:寧々)
豊臣家臣 中村七之助(役:石田三成)
秀頼の母 北川景子(役:茶々)
鳥居元忠側室 古川琴音(役:千代)
徳川家臣 岡部大(平岩親吉=七之助)
徳川家臣 木村昴(役:渡辺守綱)
忠勝の娘、真田信幸の正室 鳴海唯(役:稲)
真田家 佐藤浩市(役:真田昌幸)
脚本 古沢良太

大河ドラマ2023年「どうする家康」のキャスト一覧。

「どうする家康」第42話「天下分け目」のあらすじ。

松本潤(キャスト)が「どうする家康」で演じるは徳川家康。

慶長5年(1600年)7月25日

上杉征伐に向かう家康のもとに、石田三成挙兵の一報に続き、徳川本陣には事態の深刻さを伝える知らせが次々と舞い込んできました。

家康を断罪する書状が諸国に回り、大阪はすでに乗っ取られたと言います。

ともに三成の盟友である越前の大谷吉継(刑部)と肥後の小西行長、備前の宇喜多秀家、安芸の毛利輝元なども加わり、

西国大名たちも三成につくかも知れないと言う状況です。

まさか、三成がこれほどの大軍勢をまとめ上げるとは思わず徳川勢は意気消沈しています。

小山で軍議が開かれ、西国大名の多くが三成につく中、家康は天下分け目の戦に臨むため、西へ戻ると宣言します。

秀忠に真田昌幸の攻略を任せ、江戸に戻った家康は、各国大名に応援を働きかけます。

一方、京では千代とともに伏見城を守る鳥居元忠は、三成の大軍に囲まれ、最期の時を迎えようとしていました。

第42話「天下分け目」イントロ。

石田三成の挙兵を家康がそれを知ったのは、上杉討伐に向けて会津に進軍している途上のことでした。

次々に、事態の深刻さを知らせる文が家康の元に寄せられる一方で、三成らの策略である家康を断罪する書状が諸国に回っています。

大阪は既に乗っ取られ、大谷、毛利、小西らも三成側についているという絶体絶命のの状態に、家康がぽつりと呟きます。

徳川家康

徳川家康、天下を治めるに能わず。多くの者がそう申しておる。…民の声、天の声かも知れぬなぁ。

しかし、そういう家康の表情に落胆の色はありません。

阿茶を始め、家臣たちの妻子が人質に取られ、孤立無援も同然の中、阿茶から一通の文が届きます。

阿茶局

徳川のお味方もおわしまする。

阿茶を救い出し守った人物は「内府殿から、上方の留守をよろしく頼むと任せれておりましたでね」そう言って、微笑んだのは、北政所でした。

北政所の計らいに感謝をした家康は、改めて自分於意志を家臣たちに伝えるのです。

問題は、三成憎しと言えど、今は味方についている福島らはじめ豊臣衆がどこまで徳川に従うか…。

その頃、真田昌幸は信繁と共に信幸の城(沼田城)に向かっていました。

三成側についたことを隠したまま入城し、城を乗っ取る計画でしたが「この城の主は我が夫・真田信幸と存じます。

ここから先は、一歩も通しませぬ!」本田忠勝の娘であり、信幸の妻・稲に阻まれるのです。

鳴海唯(キャスト)は「どうする家康」で演じるは「稲」(大河初出演)

武将の妻として如才のない動きに感心した昌幸は城を諦めるが、一目孫たち会わせてくれと願い出ます。

出てきた孫たちに触れようとする昌幸に「降りてはなりませぬ!」と稲が一喝。

身内と言えど、敵同士。当然のことと昌幸は下馬を諦め、孫たちに背を向け去って行くのでした。

佐藤浩市(キャスト)が「どうする家康」で演じるは「真田昌幸」

その背中にいつまでも、かわいい孫たちの「じぃじー!」と昌幸を呼ぶ声がかけられ続けるのでした。

「どうする家康」第42話「天下分け目」のネタバレ。

慶長5年(1600年)7月25日

その時、小早川秀秋は?

小早川秀秋は秀吉の正室・寧々の甥(おい)で、豊臣一門衆として筑前など35万石を預かる若き大名です。

秀吉の後継者として期待されつつも、秀頼誕生後は小早川家の養子に押し込められていました。

その複雑な心理に家康は付けこむのです。歴史的に「関ヶ原の戦い」のキーマンである小早川秀秋。

「どうする家康」の小早川は、

「我らはあくまで三成につく」とするが、「しかし、戦といえば徳川じゃ」と意味深な言葉を口にし、

家臣たちには「どちらにも転べるようにしておけ」と命じるなど今まで描かれていない悪キャラ小早川を描いています。

家康の「小山評定」。

「小山評定」の家康は感情を抑えこみ、冷静沈着に事を進めていくのです。

徳川家康

もしわしについてくるなら、皆に着せられた逆賊の汚名を晴らしてみせる!ともに新たな世をつくろうぞ!

この家康の言葉に反応したのが、正信の調略に応じた尾張の清須城主である福島正則でした。

山内一豊も加わり、三成と仲が悪かった武断派の武将たちが家康に味方するのです。

松本潤は2023年大河ドラマ「どうする家康」でキャスト徳川家康を演じる。

いかに多くの大名を味方につけられるかで、この戦の勝敗は喫するのです。双方合わせて数百通が日の本を飛び交う熾烈な調略戦。

それが小山評定の裏側、というがよく伝わった42話でした。元康時代から共に歩んできた彦こと鳥居元忠の最期とともなった42話。

元忠が千代と共に討ち死にした知らせを聞いた家康が「そうか」とだけつぶやきます。

敵討をと逸る盛綱を「落ち着け」と冷静に嗜める姿に、感情に流されるのではなく、『徳川家臣一同の願いである安寧な世』を作るために事を粛々と進めていくという決意が見て取れました。

家康を断罪するというあくまで『大儀』を抱えて進む三成と、褒美をチラつかせて進む家康の調略合戦。

しかし、家康の方が戦においても経験は豊富。

大儀だけでは人は長くついてこず、褒美だけでは人は裏切ることを知っているからこそ『情』を上手く使った方が勝ちだという事も知っているのでしょう。

「某にお任せあれ」と言う知恵ものの正信を使って、あらかじめ豊臣衆の中でもとりわけ情の厚い男に狙いを定め抱き込んでおく。

その上で、皆を集め、自分の不徳の致すところでこのようなことになったと詫びを入れ、三成につきたいものはそうして構わんと、ある種の『飴』を与えます。

どちらについても良いという自由を与え心を揺らがせたうえで…

徳川家康

皆の留守に屋敷に屋敷に押し入り、妻子に刃を突き付けるような男に天下を任せられようか。戦に乗じて私腹を肥やさんとする輩を野放しにできようか。

と皆の正義芯を煽り、

徳川家康

全ては戦なき世をつくるためじゃ!。

と、あくまで正義の戦であることを主張し、一気に皆の心一つにまとめました。これが狸と言われる所以でもあるのだろうが、実に聡い。

冒頭の正信との「連中の誰か一人に褒美をチラつせ、抱き込みましょう。情に厚いのが良いのぉ。殿は皆を一つにしてくだされ」

「あいわかった」の会話が憎い程に活きる演出でした。

家康のもとに訃報が…

江戸城に戻った家康のもとに、伏見城が落ちたとの知らせを受けます。

元忠は家臣一同と最後まで見事に戦い抜き、城を枕に討ち死に。側室の千代もまた夫に殉じました。

その知らせを受けた渡辺守綱は「彦殿の敵を討ちましょうぞ!」と声をあげます。

しかし、家康は

徳川家康

落ち着け、守綱!落ち着くんじゃ。

この戦は、わしと三成、どちらがより多くを味方につけるかで決まる。

腕が折れるまで書くぞ

と言い聞かせ、家康は文を書き続けるのです。

木村昴が2023年大河ドラマ「どうする家康」で演じるキャストは渡辺守綱。

秀忠の初陣。

年若い秀忠は、元康時代の家康を思い出すようなか弱さを感じます。

ただ、元康とは違い、どことなく『陽』の気配を感じさせるのが、於愛を思い出させての心憎い演出です。

家康からの『美濃赤坂に九日までに』という書状を真田の忍びに奪われ、やっとの思いで取り戻した文を受け取ったのが八日。

どうやっても間に合うわけが無く「くそう!!」と悔しがるも、なんだか天然ぽさを禁じ得ないのが面白い。

戦国ではなく、これから訪れるであろう安寧の世を治めていくのは、寧ろ秀忠のような性格の方が合っているのかもしれないと感じました。

しかし、この戦において秀忠の遅参はやはり痛い。そのなかに正信と小平太も含まれているのが余計に痛く感じますよね。

森崎ウィン(キャスト)が「どうする家康」で演じる徳川秀忠とは。

沼田城を守る稲。

家康の小山評定の裏側で、真田家は「犬伏の別れ」で伝わる生き残りをかけていました。

真田昌幸と次男の信繁(後の幸村)が三成側についたのです。徳川側には長男の信幸だけがやってきました。

昌幸は、徳川についた長男の信幸の沼田城に入ろうとしたが、信幸の妻である稲が武装して城門を開けません。

鳴海唯(キャスト)は「どうする家康」で演じるは「稲」(大河初出演)

三成は大阪城に。

石田三成

家康が、動き出しました。こちらの思惑どうりです。

三成は茶々と秀頼にひざまつき、

石田三成

これより三成、出陣いたします。必ずや秀頼様に勝利をお届けします。

と言い、大阪城を後にしました。

中村七之助が「どうする家康」で演じる役(キャスト)は「石田三成」 「どうする家康」のあらすじまとめはこちらです。

鳥居元忠と千代の壮絶な最期。

慶長5年(1600年)8月7日

伏見城を守り抜いていた元忠。決死の覚悟で守っていましたが城の弱いところを責められ、自身も深手を負いました。

家臣たちも千代もまた「お前様!」と駆け寄ります。

千代や家臣たちから慕われている元忠は千代をまっすぐ見つめ「お前には生きてほしい」と思いを伝えますが、

千代は強いまなざしと声色で「お前様が生きるならな」と返すのです。

千代も「私も……ようやく死に場所を得た」そう言って微笑みますが千代が撃ち抜かれてしまいます。

千代は、元忠と目を合わせると最後の力を振り絞って立ち上がり、元忠と共に殉職しました。

鳥居元忠

殿……お別れだわ。浄土で待っとるわ。

家康を支え続けた元忠は、愛する者に囲まれながら見事な最期を遂げました。

音尾琢真が「どうする家康」で演じるキャストは鳥居元忠/出演映画。

古川琴音が2023年大河ドラマ「どうする家康」で演じるキャストは「謎の女・千代」(大河初出演)

天下分け目の戦いは「関ケ原」

秀忠は三成と真田の策でまだ信濃に足止めになっていました。家康は赤坂の陣所でそのことを知り顔色が変わりました。

三成側西軍の本拠地である大垣城は、家康の陣から南東にわずか一里の距離です。

徳川家康

恐らく三成(治部)の狙いはここに誘い出すことじゃろう。

家康が指した地図の場所は「関ケ原」でした。

大河ドラマ2023年「どうする家康」のあらすじ(ネタバレ)と感想のまとめ一覧。

「どうする家康」第42話「天下分け目」の見逃し配信は?

さて、天下分け目の「関ケ原の戦い」をもっとも知る映画は岡田准一主役の「関ケ原」です。

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石田三成を岡田准一が徳川家康が役所広司が演じています。その他、有村架純が三成の愛妾を、松山ケンイチは三成の盟友である直江兼続を演じています。

石田三成がなぜ負けたのか。敗戦後の三成の姿まで岡田さんが見事に演じています。一見の価値ある映画です。

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「どうする家康」第42話「天下分け目」の紀行。

鳥居元忠に想いを寄せての京都府への旅は、

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「どうする家康」第42話「天下分け目」の感想。

戦というハード面、心情と言うソフト面、どちらからも切り込んできた第42話でした。

元忠の最期に、家臣全員が「ついていく」と断言した事にも胸が熱くなったし、

討たれた千代が恐らくもう見えていない目で真っ直ぐに敵を見据えて刀も握れていない手で応戦しようとしています。

「そうか、そうか」とそれを理解し、まさに夫婦で一つのような形で最後の戦に挑む元忠の姿にも涙がとまりませんでした。

「殿、お別れだわ。浄土で待っとるわ」のセリフに、徳川の旗印「厭離穢土 欣求浄土」が思い出されました。

今作は、松本潤さん始め、家臣団も元康時代から一貫して同じ人物が演じていて、その感情の機微を我々視聴者も一緒に感じ続けてきているので、よりリアルにドラマ時間軸の中の今昔を感じられるのだと思います。

元忠と千代の最期は言葉を交わさずとも、2人の間には強い絆があったことが伝わってきました。

かつて武田の患者だった千代は信頼する夫・元忠とともに戦い抜くと覚悟を決めていたのです。千代の闘志に満ちた目は戦国の勇ましく生きた女性の姿でした。

一方、元忠の死に、家康は涙を見せません。

それは、幾多もの戦いを息抜き、今まさに戦なき世を目前とした戦いに挑む家康が成長した証でもあるのです。

強くなければ、生き残れない。強くなければ、愛する者たちを守れない。家康は書状を送り、戦う前から勝つ道筋を作り出そうとしています。

前田利長や小早川秀秋も迷っていました。家康の書状には人の心を打つ言葉が書き記されていたのでしょう。

これから始まる「関ケ原の戦い」はこの文の内容で決まっていたのです。

視聴者の感想。

引用:ヤッフーニュース。

伏見城の攻防戦は城を守った鳥居忠元以下約二千人の兵士が全て討ち死にしたという壮絶な戦だったし、

その壮絶さの痕跡が寺の血糊の天井板として遺されていることでも分かる。

聴くところでは、一人の逃亡者も無く、忠元とともに戦い抜いたのは見事と云うには余りにも悲劇だが、

この攻防戦で10日間にわたり西軍が足止めを喰ったことは、家康側東軍にとっては何モノにも代え難い貴重な時間となったのは間違い無く、

そういう意味では忠元他、城を枕に討ち死にした二千人の将兵は関ケ原での最大最高の殊勲者と言ってもいいと思う。

まとめ。

次週は第43話「関ケ原の戦い」です。

秀忠率いる徳川の主力軍が、真田の罠にはまって決戦の時に間に合わず、家康は関ケ原で野戦での勝負を決断します。

大量の密書をばらまき、三成軍の切り崩しをはかる家康。その一方で三成軍も兵を進め、ついに天下分け目の大合戦が始まりました。

しかし、その頃大阪では家康の調略に動揺する毛利元就に茶々が不満を募らせています。

いよいよ天下分け目の関ケ原!徳川家康と言えば…この合戦も楽しみですが、

茶々との攻防も見どころの一つになりそうです。戦国に生きる人々の心がどう動いていくのか、翌週も楽しみです!