大河ドラマ2025年「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~(つたじゅうえいがのゆめばなし)」に出演する俳優(キャスト)を一覧で紹介します。
主人公は大河ドラマ初出演で初主演の横浜龍星さんで、“江戸のメディア王”として時代の寵児になった快男児・蔦屋重三郎(蔦重)です。
(大河ドラマで取り上げなければ一般人の私は知らない人物でした)
メディア王の蔦屋重三郎(蔦重)はポップカルチャーの礎を築きますが、ときに“お上”に目をつけられます。
それでも、“面白さ”を追求し続けた人物で、喜多川歌麿、葛飾北斎、山東京伝、滝沢馬琴を見出し、日本史史上最大の謎のひとつ“東洲斎写楽”を世に送り出します。
まだ写楽を演じるキャストの発表はありませんが、喜多川歌麿は染谷将太さんが、山東京伝は古川雄大さんと豪華なキャストが演じます。
座頭金と言えば金貸しでその頭は「鳥山検校」ですよね。瀬川改め瀬似の嫁ぎ先ですの瀬似はどうなるのか心配です。
豪華絢爛な吉原と横浜流星さんの蔦重。非常にテンポ良く展開している「べらぼう」。
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脚本 | 森下佳子(2017年おんな城主 直虎)(2023年大奥) |
主役 | 横浜流星(役:蔦屋重三郎) |
蔦重こと「蔦屋重三郎」が生まれ育った場所は江戸の外れにある吉原です。その吉原に吉原遊郭と言う遊び場があります。
四方は「お歯黒どぶ」と呼ばれる堀で囲まれ、出入り口は「大門」ただ一つの吉原遊郭です。
その吉原遊郭で商売するのは「我らは八つの徳を忘れた外道の“忘八”よ」と傲慢不遜な女郎屋の主人たちです。
そして、そこには多くの女郎の皆さんが身を嘆きつつもしたたかに生きています。
幼いころに両親と生き別れ、江戸郊外の吉原で引手茶屋を営む駿河屋市右衛門の養子になりました。
市右衛門の息子である次郎兵衛が営む茶屋の蔦屋を手伝うかたわら貸本屋を展開します。さらに、衰退著しい吉原の再興と女郎たちの生活向上を目指して出版業に乗り出します。
地本問屋の抵抗に遭うなどその道のりは大変険しい道のりでした。
しかし、幼馴染の売れっ子花魁の「花の井」を始め、女郎屋の主人たち、発明家の平賀源内、幕府の要人・田沼意次など時代の寵児たちを巻き込みながら…
やがて、持ち前の機転と発想力で画期的な出版物を世に送り出すのです。
吉原で生まれ、両親に捨てられ、引手茶屋の駿河屋に引き取られました。吉原の遊郭文化の中で育ちます。
松葉屋の禿(かむろ)あざみ(後の花の井)とともに、第1話「ありがた山の寒がらす」で「愛希れいか」が演じる女郎の「朝顔」から本の世界の面白さの教えを受けました。
演じるは高木波瑠。大河ドラマは3度目の出演です。前回は(青天を衝け、光る君へ)
駿河屋市右衛門の息子で、蔦重の義理の兄です。
吉原に向かう手前の五十間道で茶屋の経営を任されてはいるが、実際の切り盛りは蔦重が行っています。
蔦重は、その軒先を借り、貸本屋も営んでいます。
次郎兵衛は、はやりもの好きでおしゃれに敏感、自由気ままな性格で、いわゆる「放蕩息子」で趣味に力を注いでいます。
駿河屋の主人市右衛門は身寄りのない男子を集め、店の若い衆として奉公させています。
蔦重もその一人ですが、留四郎もとあることがきっかけで、“蔦屋”で蔦重と共に働くことになります。
蔦屋で蔦重と共に働く謎の少年です。明和の大火の際に蔦重に拾われて、この時から記憶を失っています。
自分の名前も分からないので蔦重は自分の幼名だった「唐丸」と名付けます。蔦重の出版業を手伝う中で画才を発揮、絵師への憧れを抱きますが、思わぬ邪魔が入ります。
吉原の引手茶屋“駿河屋”の主人です。引手茶屋とは、吉原に来た客に女郎を紹介する案内所です。
両親に捨てられた、幼い蔦重を養子にして育てあげます。
駿河屋の妻で、引手茶屋の女将。蔦屋重三郎(蔦重)の義理の母で、蔦重はじめ身寄りのない子どもたちを育て見守る慈愛の人です。
実の子である次郎兵衛を溺愛していています。
代々“名妓(めいぎ)”としてその名を江戸中にとどろかす「瀬川」を輩出してきた老舗女郎屋“松葉屋”の主人です。
花の井ら数多くの女郎を抱え、花魁から禿まで、その数は50人以上とも、吉原の顔役で町の決めごとを取り仕切っています。
代々、瀬川という伝説の女郎を輩出する老舗の松葉屋の女将です。いねもかつて花魁でしたが、主人に見初められ女将として見世の経営に携わります。
四代目・瀬川とは同年代であり、いつしか花の井に瀬川の名跡の“或るいわく”について語ります。
きくは、行き場のない女郎たちを抱える“河岸見世”「二文字屋」の女将です。きくもかつては吉原の女郎であり、年季があけて場末の女郎屋の経営を任されています。
新興勢力の女郎屋“大文字屋”の主人です。
愛称は“カボチャ” ドケチの“忘八” 。伊勢から江戸へ出て最底辺の河岸見世の女郎屋の経営から始め、中見世の女郎屋に店を拡大・成長させた経営手腕を持っています。
経費削減のため、女郎に安いカボチャばかり食べさせたことから“カボチャ”のあだ名を持ち、“ドケチ”として江戸中に知られ、子どもたちの口ずさむ歌にもなったといわれています。
吉原の女郎屋「大黒屋」の女将です。駿河屋、松葉屋、大文字屋、扇屋らと共に吉原を取りまとめ、蔦重の後見となります。
のちに女郎屋を廃業し、芸奴の見番となったあとは、蔦重が手がけた『富本本』や『浄瑠璃本』の出版に大きな影響を与えます。
女郎屋“扇屋”の主人です。和歌、俳句、画に通じた教養人の松葉屋の主人と共に吉原を取りまとめています。
「墨河」という号を持ち、俳句、和歌、画などをたしなむ教養人で女郎たちにも和歌や書を習わせ、花扇、滝川といった名妓を育てました。
10話「青楼美人の見る夢は」で登場します。その後、忘八たち親父衆と対立します。
ただ第12話「俄(にわか)なる明月余情」ではエンディングで吉原の「俄祭り」が描かれ30日間踊り続けた若木屋の予八と大文字屋は仲直りします。
幼いころに親に売られ、蔦重こと蔦屋重三郎と兄弟のように育ってきた女性で、ひそかに蔦重に想いを寄せています。
吉原の老舗女郎屋・松葉屋を代表する“伝説”の花魁です。蔦重を助け、時に助けられながら、共に育った吉原の再興に尽力します。
やがて、とある理由から長らく途絶えていた伝説の花魁の名跡“瀬川”を継ぎ、その名を江戸市中にとどろかすこととなります。
五代目・瀬川は史実に残る“名妓”として知られ、1400両で落籍された出来事やその後の悲運な人生が戯作などで語り継がれることとなります。
ドラマでは第10話「青楼美人の見る夢は」で瀬川の最後の花魁道中が描かれました。白無垢姿の花魁道中です。
瀬川は吉原から離れ市井の女性となりました。
花の井の幼少時は「あざみ」と呼ばれていました。両親に売られて、松葉屋に来ました。女郎見習いの禿(かむろ)として花魁の付き人を務め諸芸を学びます。
「柯理(からまる)=後の蔦重」からもらった赤本(幼児の絵本)「塩売文太物語」はあざみの宝物となります。
演じるは前田花。大河ドラマは初出演です。
女郎の格がトップではない「座敷持ち」です。幼いころから吉原で女郎として生きてきたうつせみの人生が大きく変わることになります。
「座敷持ち」は「呼出」の下のランクで、自分の客を接待するための座敷を持っている中堅の女郎です。
“花魁道中”は行わないが、禿や振袖新造がついて身の回りの世話をしてくれます。
うつせみは花魁の中でも非常に純粋な女性で、ある日客の新之助と恋に落ちます。もちろん色恋は吉原ではご法度です。
新之助との足抜けシーンが2度描かれます。
「呼出」は当時最高級の花魁であり、客からの指名を受けると禿や振袖新造を従えて引手茶屋まで客を迎えに行きます。
これを“花魁道中”と呼ぶます。松の井はトップの「呼出」であり、花の井の先を行く存在です。
とよしまは、松葉屋の「番頭新造」で、身請けされないまま年季を過ぎた松葉屋の元女郎です。
今は、松葉屋のもとで、禿や振袖新造の教育係である「番頭新造」を務める姉貴分で花ノ井について、身の回りの世話も務めています。
松葉屋の遺り手です。
幼少期の蔦重と花の井に赤本(子ども用の絵本)を読み聞かせ、蔦重が本の世界の楽しさ、面白さを知るきっかけとなった元・松葉屋の花魁です。
しかし今は体を壊し、きくのもとに身を寄せています。そんなある日、朝顔は帰らぬ人となってしまいます。
第1話「ありがた山の寒がらす」で登場し退場します。
吉原の周囲をめぐる「お歯黒どぶ」に沿って立ち並ぶ最下層の女郎屋が「河岸見世」。ちどりも行き場を失い河岸見世に転落した女郎の一人です。
年齢や病気、愛想のなさなど、さまざまな理由で行き場を失った女郎たちが集まる場所です。
振袖新造と呼ばれる女郎見習いとして、先輩の女郎たちの付き人を務めながら諸芸を学んでいきます。
蔦重の恋心を隠さない天真爛漫な性格で、蔦重を見つけると必ず抱き着いてきます。後に吉原を代表する花魁「誰袖」へ成長します。
「かをり」と名乗った女郎見習いの頃から蔦重に恋心を抱き、吉原を代表する花魁になっても想い続けます。
何話で登場するかとても楽しみです。
大文字屋の「遣り手」で誰袖のお目付け役です。蔦重に想いを寄せる誰袖の恋の行く手を、阻もうとしています。
玉屋の座敷持ちの志津山は『一目千本』の中で「葛の花」として見立てられます。
第10話「青楼美人の見る夢は」で尾美さん演じる常富とアイコンタクトしていましたね。
第13話「お江戸揺るがす座頭金」で登場します。
新井美羽は「おんな城主直虎」で直虎の幼少期を演じました。当時は10歳でしたが、現在は18歳になりました。
さて、豪華絢爛な吉原と横浜流星さんの蔦重を、アマゾンプライムビデオの「NHKオンデマンド」で観て下さい。
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五十間道、茶屋・蔦屋の向かいにある蕎麦屋“つるべ蕎麦”の主人です。幼いころから蔦重や次郎兵衛を見守ってきました。
グラビアアイドルとしても活躍する東雲うみが演じる「ひさ」は、井之脇海が演じる小田新之助と同じ長屋に住む、手先の器用な娘です。
第9話「玉菊燈籠恋の地獄」で新之助が吉原の玉菊燈籠のイベントに連れてきました。
第13話「お江戸揺るがす座頭金」で登場します。
源内と一緒にレキテルを作っています。第13話「お江戸揺るがす座頭金」で登場します。
源内と一緒にレキテルを作っています。第13話「お江戸揺るがす座頭金」で登場します。
第1話のアバンでは“語り”だけでしたが、なんとアバン後にお稲荷さんの狐から花魁に化けての登場で吉原を紹介していました。
この演出も大河では初めての試みですね。
蔦重は江戸のメディア王になりますが、吉原で出会う様々な人間との交流で確かな地位まで昇っていきます。
その代表が安田顕が演じる平賀源内です。また源内と一緒にいる新之助との出会いも蔦重の人生を大きく左右させます。
先ずは平賀源内です。
讃岐・高松藩の足軽の子として生を受けました。長崎への遊学などを通じて本草学(薬学)、蘭学、鉱山開発など多彩な知識を得ました。
幕府老中・田沼意次もほれ込む異才の男で、マルチな活躍をした男性です。蔦重の依頼で吉原への誘客に一役買います。
それは現代のコピーライトだったのです。
新之助は元武士ですが、今は浪人の身です。源内の助手のような存在で、まじめな男です。
真面目だからこそ、吉原通いはしたことがありませんでした。しかし源内さんがある日お座敷に上がりその場にいたのが松葉屋の「うつせみ」でした。
新之助は一目ぼれでした。吉原の御法度である花魁との恋に陥り足受けを断行しますが、1度目は失敗でした。
ですが、数年後吉原の俄祭りで新之助はうつせみを見つけ吉原大門を通り抜け江戸市中に消えて行ったのです。
この12話で新之助は退場なのでしょうね。
盲目の大富豪で組織の大親分。高利貸しとして巨万の富を得て(瀬川=花の井)を身請けします。
身請けを決心した瀬川の最後の花魁道中は、白無垢で行い大門で待っている鳥山検校の元に嫁ぎました。
第10話「青楼美人の見る夢は」のエンディングで描かれました。
内藤新宿の煙草屋で源内の相棒で山師でもあります。
蔦重は、数多くの作家(戯作)・浮世絵師の作品をプロデュースし、江戸を中心とした町人文化・化政文化の隆盛に大きく寄与しました。
さらに、蔦重は企画・立案・編集・勧誘などのプロデュースだけではなく、自らを蔦唐丸の名で狂歌や戯作の制作も行い、その活動は多岐にわたります。
ここからは蔦重とともに活動した“クリエイター”たちを紹介します。
無類の酒好きです。
勘定所に勤務する幕府官僚であり、江戸では名の通った文筆家で、杏花園(きょうかえん)・蜀山人(しょくさんじん)などと号して多数の狂歌本や戯作を刊行しました。
「大田南畝(おおた・なんぽ) /四方赤良 (よもの・あから)」は牛込の御徒組屋敷で生まれ育った幕臣です。
十代で出した狂詩集「寝惚先生文集」で一躍その名をとどろかせ、その後「四方赤良」という狂名で、天明狂歌をけん引する存在となります。
批評家、戯作者など多彩な一面も持ち合わせ、蔦重とは、南畝が書いた黄表紙評判記「菊寿草」をきっかけに、交流がスタートします。
作家として活躍するだけでなく、現代でいう銀座1丁目に喫煙用の小物販売店「京屋」を開業し、自らデザインした紙製煙草入れを大流行させました。
深川木場生まれで、北尾重政に絵を学び、その後徐々に洒落本や黄表紙などを手がけ鶴屋が出した「御存商売物」で、戯作者としての地位を確立します。
蔦重とは、度々吉原に出入りするなかで知り合い、親交を深めていきます。
「江戸生艶気樺焼(えどうまれうわきのかばやき)の大ヒット以降、蔦重のパートナーとして欠かせない存在となっていきます。
喜三二の親友で、黄表紙の傑作「金々先生栄花夢(きんきんせんせいえいがのゆめ)の作者です。
倉橋 格(くらはし・いたる)/恋川春町 ( こいかわ・はるまち)は駿河小島藩に仕える武士で、挿絵も文章も書ける戯作者です。
鱗形屋孫兵衛から出した「金々先生栄花夢」は大ヒットし、その後に続く黄表紙の先駆けとなります。
本屋の新参者の蔦重とは、親交のあった朋誠堂喜三二の仲介で知り合います。
蔦重とは次々と作品を出すものの、時代の変わり目で発表した「鸚鵡返文武二道」が、幕府の目に留まり、思わぬ事態となっていきます。
初登場は第11話「富本、仁義の馬面」です。
富本午之助 (とみもと・うまのすけ)は、その美声で観衆を虜(とりこ)にする、江戸浄瑠璃の歌い手です。
富本豊前掾(とみもとぶぜんのじょう)を父に持ち、二代目「富本豊前太夫」を称します。
蔦重が当時流行していた富本節を正本にしようと、接触を試みる富本の二代目で、別名を“馬面太夫”と言います。
寛一郎は大河ドラマ「鎌倉殿の13人」でも登場した大物俳優「佐藤浩市」の息子です。
富本豊志太夫(午之助)とともに、芝居小屋で活躍する歌舞伎役者・市川門之助(いちかわもんのすけ)
杉田玄白 (すぎた・げんぱく)は、「解体新書」の生みの親であり、源内とも親交がありました。
若狭小浜藩の範医で、前野良沢や中川淳庵とともに、「ターヘル・アナトミア」を翻訳し、須原屋から「解体新書」を発表します。
平賀源内は、「解体新書」の挿絵を描くことになる画家・小田野直武を紹介し、活躍する分野は異なっても、互いに尊敬しあう仲となっていきます。
ユーモアのセンスにたけた、江戸の戯作者である唐来三和 (とうらい・さんな)は、もともとは武士の出身でした。
しかし、天明期に訳あって町人となり、絵師、狂歌師、戯作者たちを集めた大規模な宴席で、蔦重と出会います。
代表作に「莫切自根金生木(きるなのねからかねのなるき)、題名が上から読んでも下から読んでも同じの回文の傑作があります。
やがて松平定信の時代に変わると、自ら発表した作品が政治批判をしたとされ絶版処分を受けてしまいます。
朱楽菅江(あけら・かんこう)は、 大田南畝、唐衣橘洲(からごろも・きっしゅう)とともに、狂歌三大家の一人です。
大田南畝らと共に始めた狂歌が、天明期に大流行し、そのブームをけん引する一人となります。蔦重とは、大田南畝に誘われて行った、狂歌の会で出会います。
その後、狂歌本を何冊も蔦重のもとから出し、喜多川歌麿とのコラボ作品も世に送り出していくのです。
鳥山石燕(とりやま・せきえん)は、妖怪画の大御所、歌麿の人生に大きな影響を与えた師です。
徳川将軍家に仕える狩野派に絵を学び、安永5年(1776年)に「画図百鬼夜行」を刊行し、妖怪画の名手として注目をあびます。
喜多川歌麿や恋川春町など数多くの弟子を持ちます。 特に歌麿には、小さいころから目をかけ、その“才能の目覚め”にきっかけを与えたのです。
出羽・久保田藩の定府藩士で江戸留守居です。「宝暦の色男」を自称し、吉原へ通い続け、その経験を生かした作品を多く刊行しました。
ドラマの1話から9話までは一瞬の出演や回想なので見つけることが困難でしたが、第10話「青楼美人の見る夢は」ではっきり映っていました。
まだセリフはありませんが、花魁と目線で会話していましたよ。
鳥山石燕のもとで学び、寛政2年(1790年)頃から江戸の名だたる美女たちを描き始めた「美人大首絵」で大いに人気を集めました。
その繊細で美しい画風は多くの人々を魅了し、蔦屋重三郎との出会いにより不動の人気を得ました。
独学で浮世絵を学び、北尾派の開祖となります。蔦屋と北尾派の関係は根強く、多数の作品を刊行しました。
いつしか江戸深川の絵師・宮川春水の門下に入り、春章と名乗ります。勝川派の祖で葛飾北斎の師です。
10週の「青楼美人」で登場します。
浮世絵師・北尾重政(きたおしげまさ)との競作による、吉原の遊女たちの艶姿を描いている錦絵本を創作します。
いわば遊女たちのパンフレットですね。
物語では吉原の忘八の親父さんたちが瀬川が身請けするにあたり最後の花魁姿の錦絵を蔦重に頼むのです。
そこで、蔦重は北尾と勝川にその制作依頼をすのです。
第4話で蔦重は女郎たちの錦絵の作成を親父衆から任されます。その絵師が美人画を得意とする鉄拳が演じる「磯田湖龍斎」です。
家系や出生には不明な点が多い人物です。蔦重の死後、享和2年(1802年)に「東海道中膝栗毛」が大ヒットして流行作家となりました。
寛政6年(1794年)から寛政7年(1795年)の10ヵ月にかけて149作品の役者絵を蔦屋から刊行しました。
歌舞伎役者の半身像を描いた「大首絵」28図を一挙に出版した東洲斎写楽は、彗星のように現れ一世を風靡しましたが、その後140点におよぶ浮世絵を世に送り出して姿を消しました。
来歴が不明でその正体は今も謎に包まれている浮世絵師です。
浮世絵師。
しなやかな曲線と繊細な色使いで描かれた肉筆画「見返り美人図」などが有名で、“師宣の美女こそ江戸女”と称賛されました。
師宣は、それまで古典や物語などの挿絵で使われていた版画を1枚の絵画として魅力ある作品へ進化させ、木版画で大量生産し大衆化させることに成功した人物です。
絵を所有する喜びを多くの庶民が味わえるようになると、絵の題材も目の前にある「今のこの世=浮浮世絵」へと変化していきます。
師宣はあらゆる階層の人々が生きる姿を鮮やかに描き、“浮世絵の祖”と呼ばれています。
「冨嶽三十六景」などで知られる天才絵師・葛飾北斎は、その斬新かつ大胆な作風は、国内はもちろん海外でも広く愛されています。
90歳で人生の幕を閉じるまで勢力的に絵を描き続け、自ら“画狂老人”と名乗った浮世絵界の巨匠です。
歌川広重は天保年間(1830~44年)に風景画で人気を博し、その後日本国内だけでなく西洋芸術にも影響を与えた浮世絵師です。
代表作は、江戸から京都までの宿場町の風景を描いた作品群「東海道五十三次」。
広重の風景画には多くの海や川、湖などの水辺が描かれ、特に青色の美しさは“広重ブルー”と称されています。
蔦重こと蔦屋重三郎は、吉原の案内本「吉原細見」や女郎たちの姿を描いた本を大いに広めて吉原の街に人を呼ぼうと意気込みます。
その為には江戸の本屋に売り込まなければなりません。しかし、江戸の出版業界は手練れの本屋がしのぎを削る世界で曲者ぞろいでした。
蔦重と一戦交えることとなる江戸の本屋とは。
蔦重と敵対する地本問屋の主人です。鱗形屋の先祖は大人が楽しめる絵入りの娯楽本である「青本」を開拓し江戸で広めました。
先代の頃から鱗形屋を支えてきた年寄り番頭です。
蔦重に立ちはだかる、江戸市中の地本問屋のリーダー的存在です。
蔦重のライバル。地本問屋の主人。
蔦重の「吉原細見」に西村屋と組んで対抗します。
蔦屋に手を貸し、応援します。書物問屋の主人です。
大河ドラマ「べらぼう」に出演するキャストの配役一覧でした。そのキャストさんが活躍するあらすじ一覧はこちら。
祖父の8代将軍・徳川吉宗から帝王学を授かった彼を取り巻くのは、江戸幕府の威光を維持すべき創設された「御三卿」や大奥の人々です。
徳川家治は、九代将軍・家重が、言語不明瞭で体が弱かったため、八代将軍・吉宗の英才教育を幼いころから受けてきました。
家重の遺言に従い田沼意次を側用人に重用し、松平武元らとともに政治に励むのです。将棋を趣味として、その腕前は高く、将棋を通じて意次との絆を深めたといわれています。
大奥筆頭老女の高岳は、田沼意次、松平武元と並び幕府の実権を握る大奥の最高権力者です。
賢丸の妹の種姫を十代将軍・家治の養女として迎え、家治の嫡男・家基の正室とするよう画策します。
徳川家基は、幼いころより聡明で成長するにつれて政治に関心を持ち、田沼意次の政策を批判します。
十一代将軍として将来を期待されるが、鷹狩(たかがり)に出かけた折に体調不良を訴え、“謎の死”を遂げます。
徳川宗家の歴史の中で「家」の通字を授けられながらも唯一将軍位に就くことができませんでした。
知保の方は、十代将軍・家治の側室です。
家治は正室・五十宮との間に永らく子ができなかったが、側室を持つことを拒み続けていました。 しかし意次の強い後押しで知保の方は家治の側室となり、家基を出産します。
長子出産の功労から「老女上座」の格式を賜ります。
一橋治済は、八代将軍・吉宗の後継者対策に端を発して作られた「御三卿」のひとつ一橋徳川家の当主です。
吉宗の孫にあたり、十代将軍・家治とは“いとこ”ですね。
次々と将軍後継者が早世する中、最後に残った治済の息子・家斉が十一代将軍となり、治済は「将軍の父」としてすべての富と権力を得るようになります。
田安賢丸は、幼少期より聡明で、兄たちが体が弱かったため、若くして田安家の後継者になります。 また、十代将軍・家治の後継と目されていました。
陸奥白河藩の養子にむかえられ、幕政の中心から遠のくも、田沼意次の失脚後は十一代将軍・家斉の命で老中となり、寛政の改革を行います。
寛政の改革では、風紀の取り締まりから蔦屋重三郎に厳しい処分を科すこととなります。
3月9日放送の第10話「青楼美人の見る夢は」でのエンディングで、種姫がある種を賢丸に持ってきます。
その種を見て賢丸は「田安の種をまけばいいのです! 江戸城に!!」とのヒントを得ました。
その幼い種姫の愛らしい容姿を見た視聴者からは「種姫とっっても可愛いらしい」「種姫役の小田愛結ちゃん、あの髪型似合ってて可愛い」とのコメントがありました。
初登場は第4話「雛(ひな)形若菜の甘い罠(わな)」です。
宝蓮院は、御三卿・田安徳川家初代当主・宗武の正室です。
のちに松平定信となる賢丸を、白河松平家の名君、「寛政の改革」を行った老中となるまでに育てた「母」です。
宗武の七女・種姫を次期将軍となる家基の正室にするため、十代将軍・家治の養女として送り込みます。
大崎は、十一代将軍・家斉の乳母で、家斉の将軍就任後、大奥で絶大な権力を持ったといわれています。
田沼意次は江戸時代中期の徳川幕府の老中として活躍した政治家です。
自らの才能と実行力で、足軽出身の出自から遠江相良藩(いまの静岡県牧之原市)の五万七千石の大名に昇りつめた人物です。
「米」による幕府の財政運営に限界をおぼえ、金を動かしてこそ“経済がまわる”商業重視の政策に方針を大転換します。
商人を中心に江戸は好景気に沸きました。
また印旛沼の干拓、蝦夷地の開発、優秀な人材を幕政に積極的に登用し、“新しい日本”を創り始めるのです。
意次の政策は、商業や産業を活用した経済成長を目指す挑戦的なものでした。
田沼意知は、田沼意次の嫡男です。田沼権勢の象徴として、若くして意知は若年寄に昇進し、異例の出世をとげます。
意次が着々と実行してきた改革を、より推進し、政治的手腕を発揮、蝦夷開発にも積極的に携わっていきました。
また、江戸の町を度々見聞するなど好奇心旺盛な一面も持っています。
しかし、父・意次の正統な後継者と思われていた矢先、江戸城内で予期せぬ事件に巻き込まれてしまうのです。
意次の側近である土山宗次郎 (つちやま・そうじろう)は政変により人生を狂わされた武士です。
田沼意次の家臣で、勘定組頭の旗本で、意次が蝦夷開発を積極的に推進するなかで、その探査役として、大きく関わっていました。
また吉原での豪遊も絶えず、大田南畝のパトロンとして、贅沢の限りを尽くし、やがて大文字屋の花魁・誰袖(たがそで)を1200両という莫大な金額で身請けします。
しかし、意次が失脚すると、悲運な人生をたどっていくのです。
長谷川平蔵の本名は長谷川宣以(のぶため)で平蔵は通称です。江戸時代中期の旗本で、寛政の改革期に火付盗賊改役を務め、人足寄場を創設しました。
青年時代は風来坊で「本所の銕(てつ)」」と呼ばれ、遊里で放蕩(ほうとう)の限りを尽くしたという逸話も持ちます。
「べらぼう」の前編では風来坊の平蔵が描かれますね。
のちに老中・松平定信に登用され「火付盗賊改方」を務め、凶悪盗賊団の取り締まりに尽力します。
その人柄も相まって庶民から「今大岡」「本所の平蔵様」と呼ばれて絶大な人気を誇りました。
三浦庄司は、備後国福山藩(現在の広島県福山市)出身の農民から田沼家の用人となった人物です。
意次の側近として、意知、松本秀持とともに政策を立案主導していく人物です。
松本秀持は、身分の低い家柄であったが、田沼意次に抜てきされ勘定奉行となり、印旛沼・手賀沼の干拓事業や経済政策などに従事します。
また蝦夷地調査を意次に上申し、調査隊を派遣することになります。
松平康福は、石見国浜田藩主、下総国古河藩主、三河国岡崎藩主、そして浜田藩主とたびたび国替えを経験した武士です。
娘を意知に嫁がせ、田沼意次とは親戚関係となります。意次の失脚後も松平定信の老中就任や寛政の改革に最後まで反対したといわれています。
佐野政言の佐野家は三河以来、徳川家に仕えた歴史があります。
代々番士を務めた家柄で、江戸城内で若年寄の田沼意知に切りつけ、重傷を負わせ絶命させました。
幕府は「私憤からの乱心」として切腹を命じるが、庶民からはこれを「世直し大明神」と称えられることになるのです。
松平武元は老中首座です。 吉宗、家重、家治の将軍三代に仕え、家治からは「西の丸の爺」と呼ばれ信頼されていました。
上野国館林藩主でもあり、その官位から「右近将監(うこんのしょうげん)」様と呼ばれ、敬愛を集めた人物です。
バレエダンサーの宮尾俊太郎が、意次のおいである意致(おきむね)を演じます。10代将軍・家治の嫡男・家基について西の丸目付となり、その後一橋家の家老になります。
田沼と一橋をつなぐ役目を果たし、治済の子・豊千代の11代将軍就任に尽力します。
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