大河ドラマ2024年「光る君へ」第27話「宿縁の命」のあらすじ(ネタバレ)感想をお届けします。
今週は道長の娘である彰子が入内するシーンが描かれます。彰子は今はおとなしい、無口な女性ですが一条天皇の中宮となる女性です。
まひろ(紫式部)と密接な関係に今後なっていきますが、そのスタートになりますね。
先週は⇒2024年大河ドラマ「光る君へ」第26話「いけにえの姫」のあらすじ(ネタバレ)感想。
項目 | 内容 |
2024大河ドラマ | 光る君へ |
放送話 | 第27話 |
放送日 | 2024年7月14日(日) |
週タイトル | 宿縁の命 |
視聴率 | %(先週比:%) |
さて、「光る君へ」のまひろ(紫式部)と藤原道長の関係に引き込まれ、柄本さんと吉高さんの魅力に魅了されていると思います。
脚本は大石静。描き方はとてもセクシーです。平安時代の“セックス&バイオレンス”がキャッチフレーズですからね。
心豊かで裕福な大河ファンはすでに「NHKオンデマンド」で二人の関係シーンを再視聴しているとは思います。
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石山寺でばったり出会ったまひろと道長。思い出話に花を咲かせるうちにふたりですが…。
そして季節は秋になり、道長の娘・彰子が入内し、その6日後に定子は皇子を出産します。一条天皇の気持ちはますます定子と皇子へと傾きます。
道長は晴明に相談を持ち掛けると、とんでもない提案をされます。一方、まひろは懐妊が発覚し、宣孝は喜びます。
紫式部(まひろ) | 吉高由里子(役:紫式部) |
藤原道長 | 柄本佑(役:藤原道長) |
まひろの父・藤原為時 | 岸部五郎(役:藤原為時) |
まひろの将来の夫・藤原宣孝 | 佐々木蔵之介(役:藤原宣孝) |
藤原隆家(道隆の次男) | 竜星涼(役:藤原隆家) |
道長の姉・円融天皇の后・藤原詮子 | 吉田羊(役:藤原詮子) |
一条天皇 | 塩野瑛久(役:一条天皇) |
道長の友 | 町田啓太(役:藤原公任) |
道長の友 | 金田哲(役:藤原斉信) |
道長の後輩 | 渡辺大知(役:藤原行成) |
一条天皇の后 | 高畑充希(役:藤原定子) |
歌人・清少納言 | ファーストサマーウイカ(役:ききょう) |
藤原彰子 | 見上 愛(役:藤原彰子) |
脚本 | 大石静 |
まひろと道長は石山寺の境内を歩きながら昔話をします。道長はまひろのことを良く知っていました。
まひろが供のもとに戻ると言い二人は別れました。だが糸たちのところにもどりかけたまひろの前に道長が現れるのです。
そしてまひろを強く抱きしめまひろもそのまま許しました。そのまま肌を重ねた後道長はもう一度おれのそばで生きぬか?
と尋ねます。しかしまひろは断りました。
晴明の予言通り定子の懐妊が明らかになりました。道長は倫子が動揺するだろうと案じたが、倫子は意外にも気丈でした。
定子は出家の身であるので、生涯内裏に上がることは許されません。倫子は娘の彰子こそが内裏を仕切る后になるのだと意気込んでいました。
倫子は赤染衛門に彰子に華やかさ、明るさを身に着けさせてほしいと頼みます。それは入内後、彰子を皆の注目を集める后にするためでした。
おとなすぎる彰子を、せめて明るく声を出して笑うようにさせたいと倫子は考え、みずから手本を示したが思うようにいかないようでした。
⇒黒木華(キャスト)が大河ドラマ「光る君へ」で演じる源倫子とは。
まひろと宣孝は復縁しました。それはまひろの妊娠がわかったことで宣孝は喜び、そしてまひろの体をいたわりました。
しかし、まひろの子供ははたして宣孝の子供なのか?それとも石山寺での道長との肌の重ねた時の子供なのか?
それはまひろしかわかりません。
27話では、「宣孝の足が遠のいていた時期に出来た子」、とはやはり道長の子供です。
まひろの妊娠を大いに喜ぶ宣孝ですが、まひろは「よく気の回るこの人が、気づいていないはずはない」と心を痛めます。
まひろは、宣孝に離縁してほしいと願いますが、まひろの全てを受け入れる宣孝です。その心の深さにまひろもふっと微笑むのです。
⇒2024年大河ドラマ「光る君へ」でキャストの吉高由里子が演じるまひろ(紫式部)とは。
まひろが自身の妊娠を正直に宣孝に話をした時、宣孝は「わしのお前への思いは、そのようなことで揺るぎはせぬ」
「何が起きようとも、お前を失うよりは良い」と飾らない言葉で、揺るぎない愛をまひろに伝えます。
まひろが想う道長への愛とは別な感情がこのシーンでまひろも感じたのではないでしょうか。心動かされるシーンでした。
⇒2024年大河ドラマ「光る君へ」で佐々木蔵之介(キャスト)が演じる藤原宣孝とは。
9月のある日、内裏の清涼殿では晴明が一条天皇に、彰子に入内は吉日である11月1日がふさわしいと述べます。
だが、定子の出産も11月と思われていたため、一条天皇は思い悩んでいました。公卿の多くも、実資も道長も彰子の入内すれば天皇の心も定子から離れるだろうと期待していました。
そして、11月7日が彰子の女御宣下の日となりました。
⇒2024年大河ドラマ「光る君へ」で見上愛が演じる藤原彰子とは。
定子は皇子を11月7日に生みました。一条天皇の母である藤原詮子は皇子の誕生を祝いました。
「皇子様はいずれ、東宮となられる身。お上のように優れた男の子に育っていただけねばなりませぬ」との言葉をかけます。
しかし、一条天皇は否定します。定子一人さえ幸せにできない自分が優れた帝とは思えないと言うのです。
公卿たちからも後ろ指をさされている一条天皇。母上の言うことをよく聞いてきた一条天皇。
そして、その母が望んだ左大臣(道長)の娘を女御にしました。だけど、その娘をはっきりと「いとおしむ」ことはないと言うのです。
それほど、中宮・定子に夢中だったのです。
⇒2024年大河ドラマ「光る君へ」でキャストの塩野瑛久が演じる一条天皇とは。
「いい加減に中宮に気をお遣いになるのはおよしなさいませ」と言う詮子に向かって一条天皇は爆発します。
「そういう母上から逃れたくて、朕は中宮に救いを求め、のめり込んでいったのです。すべてはあなたのせいなのです」
自分は詮子の操り人形だと一条天皇は言い放ったのです。
⇒大河ドラマ2024年「光る君へ」のあらすじ(ネタバレ)と感想のまとめ一覧。
まひろは心から道長を愛しています。そして道長も日常の生活(夫婦生活)とは別にまひろを今でも愛しているのでしょう。
それは第1話で出会った二人から続いているのです。
正直、「源氏物語」を熟読したわけでもないので、大石静さんが27話と「源氏物語」をどうリンクしたのかは分かりません。
その辺は視聴者の感想を私も参考にしています。
引用:ヤッフーニュース
今回は二人の男とその中でゆれ動くまひろの演技が見事で、神回になるのでは?と思える程だった。
「お健やかに」と別れてから、それでも堪らず振り返ってまひろを見た時の道長の表情が秀逸で、思わず走り寄ってしまうまひろの気持ちが痛いほどわかった。左大臣という重積を担ってはいても、本来はのんびり屋で優しく気弱ささえある三郎の顔を見た時、思い詰めた源氏を拒みきれなかった藤壺の姿を重ね、結果不義の子を身籠るという物語と重なって行くのが面白いと感じた。
桐壷帝は源氏と藤壺の子を我が子として抱くが、その「わかっていながら」ではないかと言われる桐壺帝の懐の深さを、宣孝に演じさせるとは見事な脚本だな、と感心した。
次週は第28話「一帝二后」です。道長が、まひろと出会ったことで元気がでたのか覚醒していきます。
いよいよまひろが彰子の女房になる日が近づいてきました。道長はやはりまひろを自分の傍においておきたいのだと思います。
源氏物語執筆シーンをどのように描くのか?大石さんの脚本が楽しみです。
大河ドラマ俱楽部の管理人です。
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