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大河ドラマ2024年「光る君へ」第34話「目覚め」のあらすじ(ネタバレ)と感想。

大河ドラマ2024年「光る君へ」第34話「目覚め」のあらすじ(ネタバレ)と感想をお届けします。

今週は、「光る君へ」では珍しく争いが描かれました。それは、朝廷と興福寺との争いです。道長はどのように対応するのでしょうか?

そして、一条天皇は物語(光る君)についてまひろにもとにやって来ました。また中宮彰子はまひろとの出会いをきっかけに少しずつ表情を見せ始めています。

週タイトルの「目覚め」は中宮彰子の心の扉のことですね。しかしながら、都では不吉な出来事が相次ぐのです。晴明亡き後の道長の策は…。

先週は⇒2024年大河ドラマ「光る君へ」第33話「式部誕生」でした。

項目 内容
2024大河ドラマ 光る君へ
放送話 第34話
放送日 2024年9月8日(日)
週タイトル 目覚め
視聴率 11.8%(先週比:△0.8%)

さて、「光る君へ」のまひろ(紫式部)と藤原道長の関係に引き込まれ、柄本さんと吉高さんの魅力に魅了されていると思います。

脚本は大石静。描き方はとてもセクシーです。平安時代の“セックス&バイオレンス”がキャッチフレーズですからね。

心豊かで裕福な大河ファンはすでに「NHKオンデマンド」で二人の関係シーンを再視聴しているとは思います。

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「光る君へ」第34話「目覚め」のあらすじ。

寛弘4年(1007年)

興福寺の僧らが都に押し寄せ、朝廷に要求を突きつける非常事態が勃発し、道長は事の収拾に奔走します。

一方、まひろは物語を書き進め、宮中の話題を集めます。しかし、狙いである一条天皇と中宮・彰子の関係は深まらないままでした。

道長が熱望する彰子の懐妊はほど遠く、さらに都で病や火事など、不吉な出来事が続いたため、道長は一世一代のある決断をするのです。

そんな中、天皇が藤壺にいるまひろを訪ね、「物語」について問うのです。

紫式部(まひろ) 吉高由里子(役:紫式部)
藤原道長 柄本佑(役:藤原道長)
まひろの父・藤原為時 岸部五郎(役:藤原為時)
まひろの将来の夫・藤原宣孝 佐々木蔵之介(役:藤原宣孝)
藤原隆家(道隆の次男) 竜星涼(役:藤原隆家)
道長の姉・円融天皇の后・藤原詮子 吉田羊(役:藤原詮子)
一条天皇 塩野瑛久(役:一条天皇)
道長の友 町田啓太(役:藤原公任)
道長の友 金田哲(役:藤原斉信)
道長の後輩 渡辺大知(役:藤原行成)
一条天皇の后 高畑充希(役:藤原定子)
歌人・清少納言 ファーストサマーウイカ(役:ききょう)
藤原彰子 見上 愛(役:藤原彰子)
脚本 大石静

「光る君へ」第34話「目覚め」のネタバレ。

寛弘4年(1007年)

南都(平安京=奈良)の興福寺は大和守源頼親が興福寺に乱暴を働いているとし、朝廷にこの件の詮議を求めていました。

興福寺対源頼親。

興福寺と頼親は以前から所領をめぐって争い続けていました。その為に僧が一人亡くなっていました。

これに対して興福寺は頼親の家来である右馬允当じょうたい麻為頼の屋敷と田畑を焼き払うという報復をしています。

頼親の側も朝廷にこの件を訴えていました。

興福寺の僧兵が押し寄せる。

興福寺の別当の定澄が道長を脅迫に来た翌日、陣定で道長らが対応を協議していると、朝堂院に興福寺の僧兵が押し寄せているとの知らせが入ります。

(朝堂院=宮城の中でも最も重要な政務・儀式を行った宮内の中心的施設。)

一条天皇の指示。

一条天皇は道長の勧めにより、剣非遺使を差し向け僧兵を追討させました。僧兵は南部に戻りました。

しかし、道長は定澄とのやり取りから、興福寺の問題は今後も尾を引くだろうと予感していました。

大河ドラマ2024年「光る君へ」で柄本佑(キャスト)が演じる藤原道長とは。

まひろの源氏物語。

中宮・藤原彰子や女房たちはまひろが書く「光る君」の物語を読みふけり、一条天皇までもが藤壺にまひろを訪ねて物語について問いかけるのです。

一条天皇:「なぜそなたはあの物語を書こうと思ったのだ」

大河ドラマ2024年「光る君へ」で塩野瑛久(キャスト)が演じる一条天皇とは。

もともとは一条天皇に献上する物語を書くように道長に命じられていたからなのですが…

道長から一条天皇にまつわる話を聞き、そこから着想を得て書き続けるうちにまひろの思いは変化してきたのです。

まひろの変化。

まひろは一条天皇にこのように申し上げました。

私は帝のお悲しみを肌で感じるようになりました。次第に、皇后様をお亡くしになった悲しみから、どうか立ち直っていただきたいと長いながら書くようになりました。と…

それを受けて一条天皇は、「そなたの物語は朕にまっすぐに語りかけてくる。また会いに来てよいか?」

まひろは内心、一条天皇が自分ではなく彰子に会いに来ることを願っていました。しかし、一条天皇と彰子の関係は依然として近づいてはいませんでした。

大河ドラマ2024年「光る君へ」で吉高由里子(キャスト)が演じるまひろ(紫式部)とは。

まひろの「若紫」

まひろは道長から褒美として贈られた扇を見つめていました。幼少時のまひろと道長の映像が流れると…。

「小鳥を追っていった先で出会ったあの人。あの幼い日から、恋しいあの人のそばで、ずっとずっと一緒に生きていられたら、一体どんな人生だっただろう」

と想い源氏物語の執筆作業に移ります。源氏物語の登場人物である「若紫」が誕生するシーンが描かれました。

それは、ふと傍らに留まった小鳥を眺めていると、その視線の先に「幼い女子」が現れました。

どんな表情なのか映像では分かりません。まひろの頭の中に一人の少女の姿が浮かんだのでしょう。

若紫は、主人公・光源氏によって幼いうちに引き取られ、育てられます。

若紫は、まひろが選ばなかった道の続きなのですね。さて、一条天皇や彰子、公卿や女房たちが若紫をどのように解釈するのか?

そのシーンは描かれるのでしょうか。

中宮彰子の心の変化。

藤原公任や藤原斉信、源俊賢などの公卿たちの心をもとらえた「光る君」ですが、彰子には、この物語の“読み方”がまだよくわかっていません。

12歳で入内し、俗世間に染まらず育てられ、気安く言葉を交わす女房もいません。

また、夫の一条天皇からもまだ指一本触れられていない彼女には、男女の機微がわからないのも当然です。

彰子とまひろの会話。

彰子は実家の土御門殿で開かれた和歌や漢詩の催し“曲水の宴”に臨席した時、父の道長が楽しそうに公卿たちと会話している様子を見て笑みます。

その彰子を見たまひろは、「殿御はみな、かわいいものでございます。帝も殿御におわします。先ほどご覧になった公卿たちとそんなにお変わりないように存じます」

と言葉をかけます。

彰子はまひろの言葉を聞いて、思うところあった様子で気まずそうに菓子に手を伸ばしました。

まひろとの会話で彰子の固く閉ざされていた「心の扉」が、少し開いたシーンでした。

大河ドラマ2024年「光る君へ」で見上愛(キャスト)が演じる藤原彰子とは。

道長の決意。

寛弘4年(1007年)

都では、藤原斉信、藤原道綱の屋敷が火事になり、敦康親王が病にかかる等、不吉な出来事が相次いでいました。

そこで道長は、吉野の金峯山きんぶせんで世の安寧と彰子の懐妊を祈願しようと決め、8月に嫡男の藤原頼通、中宮権大夫の源俊賢を伴って京を出立しました。

中宮権大夫ちゅうぐうごんだいふとは、后紀に関わる事務などを扱う役所の長官に準じる役職)

大河ドラマ2024年「光る君へ」のあらすじ(ネタバレ)と感想のまとめ一覧。

紀行。奈良市内の平城京跡、奥州毛越寺。

曲水(ごくすい)の宴。

ドラマの中でも描かれましたね。

杯(さかずき)を浮かべ、水の流れに合わせて歌を詠む行事です。大陸から伝わったこの宴(うたげ)は、奈良時代から宮中で行われていました。

奈良市内の平城京跡には、曲水の宴が行われたと考えられる庭園の遺跡が残されています。

奈良市内の平城京。

岩手県平泉市毛越寺

曲水(ごくすい)の宴の雰囲気を平城京と毛越寺で味わってみたいですね。

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「光る君へ」第34話「目覚め」の感想。

道長が彰子を思う気持ちは権力者道長でなく、父親の道長なのでしょう。まひろが彰子と話すのを見ての笑みは安堵した父親の表情でした。

しかし、彰子の懐妊に関しては政治的なことです。政治家道長として望んでいるのでしょう。

物語の最後に息子の藤原頼通に話しかけ、世の安寧と彰子の懐妊を祈願すべく金峯寺への参拝を決めたと話します。

都では敦康親王が病にかかり、火事が続くなど不吉な出来事が続いていましたからね。

道長が京を出立する時、伊周は何やら企んで知る様子でした。道長の一世一代の決断がどのように影響するか次週が楽しみです。

視聴者の感想。

引用:ヤッフーニュース

光る君へ…仕事があっても帰宅したら即1度見てその後2回は味わって見ています。この記事のように柄本佑さんが道長を深く演じ分けているのも凄いと思いますが昨日のまひろが扇を見ながらもう一つの人生を思って…という所は本当は泣けてしまいました。私の友達も3回見ると話していますが本当に心に響く作品です。

まとめ。

次週は第35話「中宮の涙」です。

中宮とは彰子のことですが、その涙は何を意味するのでしょう。今週の彰子はまひろと話しをしていると一瞬笑みを見ることができました。

中宮彰子と一条天皇の距離は果たして近くなるのでしょうか?少しづつ一条天皇への想いが深くなっているとは思いますが…

彰子の涙がとても気になります。