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尾美としのり(キャスト)が大河ドラマ2025年「べらぼう 」で演じる平沢常富とは。

2025年べらぼう

尾美としのり(キャスト)が大河ドラマ2025年「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」で演じる「平沢常富」を紹介します。

「べらぼう」は大河ドラマでは珍しい江戸時代中期の物語ですので、平沢常富を知らない大河ファンは多いと思います。

平沢常富は出羽・秋田藩の武士ですが、クリエイターとしての才能を持ち活躍した人物です。

「尾美としのり」の最近の大河ドラマ出演は「おんな城主直虎」と「麒麟がくる」でした。それ以前にも3度あり今回で6度目の出演です。

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尾美としのりが大河ドラマ「べらぼう 」で演じる平沢常富とは。

平沢常富とは。

享保20年(1735年)~文化10年(1813年)

平沢常富はキャリア官僚の旗本寄合衆佐藤豊信の家臣である西村久義の三男として誕生しました。14歳で母方の縁戚にあたる久保田藩士・平沢家の養子になります。

その後、出羽・秋田藩の江戸留守居役を務めました。留守居役は幕府と他藩との情報交換を行うことが役目で、その会合は吉原で行われました。

現代の官僚トップと政治家が料亭で会合するのと同じですね。

平沢はこの会合で吉原の常連となり、彼のもう一つの顔「宝暦の色男」の異名を持った流行作家となります。

戯作は「朋誠堂喜三二」、狂歌は「手柄岡持」の筆名で、他には亀山人の号で多くの作品を残しています。

後に蔦重の最大の協力者となります。

平沢常富が登場する「べらぼう」のあらすじ(ネタバレ)と感想の一覧はこちら。

大河ドラマ2025年「べらぼう」前編のガイドブックはこちら。⇒大河ドラマ2025年「べらぼう」

平沢常富と蔦重の接点。

平沢常富は第1話から登場します。でも会話は全くありません。吉原で遊ぶ通行人の一人としての演出なのでしょう。
9話まではテロップにはあるのに尾美が演じる「平沢常富」のシーンが見つかりません。
そんな常富が第10話「青楼美人の見る夢は」で、はっきりわかるほど映りました。瀬川が嫁入りする花魁道中のシーンで10秒ほど映りました。
花魁道中のイベントで参列している花魁の亀菊とアイコンタクトしていましたね。そしてやっと蔦重と会話するシーンが第11話「富本、仁義の馬面」でありました。
その後、吉原で俄祭りが行われ蔦重のアイデアで祭りの本を出版します。その良き強力者として蔦重を助けました。
第12話「俄(にわか)なる明月余情」で描かれ、この後蔦重とタッグを組み多くの作品を残します。

平沢常富と吉原。

若い頃から「宝暦の色男」と自称して吉原通い(他藩との情報交換する場所として)を続けました。

その勤めの余技に手がけた黄表紙のジャンルで多くのヒット作を生んでいます。

平沢常富が育った田沼時代は武士・町人の間に「天明狂歌」といわれる狂歌ブームが沸き起こり、数多くの連(サークル)が作られた時代でもありました。

平沢常富も「手柄岡持や楽貧王」という名で狂歌の連に参加していました。

「べらぼう」で演じるキャストの一覧はこちら。

尾美としのりが大河ドラマ「べらぼう 」で演じる朋誠堂喜三二(ほうせいどうきさんじ)とは。

享保20年(1735年)~文化10年(1813年)

喜三二は安永2年(1773年)に「金錦佐恵流(きんきんさえる)」の名で吉原に通う今どきの若者スタイルを紹介した洒落本「当世風俗通」を書き、江戸文壇にデビューしました。

この挿絵は親友の「恋川春町」が描き、春町のデビュー作になりました。

朋誠堂喜三二の作品は。

安永6年(1777年)

朋誠堂喜三二の作、恋川春町の挿絵で黄表紙「親敵討腹鞁(おやのかたきうてやはらつづみ)を発表します。

子狸に親の敵とねらわれた兎が義理に迫られて切腹し,狸はまた猟人を導いて討たせた狐の子狐に,猟人とともに討たれる。

当時流行の料亭葛西(かさい)太郎などをとり入れ,梅が枝の手水鉢の芝居(《ひらかな盛衰記》)の趣向なども加えて,草双紙伝統の民話を黄表紙の滑稽味も豊かに当世化した作品。

とあります。

朋誠堂喜三二と恋川春町はもともと武家出身の狂歌仲間でした。やがて黄表紙界二大巨頭と目される武家作家となります。

喜三二ははじめ「鱗形屋孫兵衛」の専属作家として働いていました。

その後、「吉原細見」の序文を手掛けたのを皮切りに、蔦重から多くの作品を出し、蔦重は喜三二を専属作家としました。

蔦重がプロデュースした朋誠堂喜三二の作品。

安永6年(1777年):「娼妃地理記」⇒道蛇楼麻阿(とうだろうまあ)の名で地誌スタイルの吉原遊里評判記である洒落本を蔦屋から出版。

尾美としのりが大河ドラマ「べらぼう 」で演じる朋誠堂喜三二の作品。

蔦重が第12話で喜三二に依頼した「明月余情」序の解釈。

蔦重は第12話「俄(にわか)なる明月余情」で朋誠堂喜三二(平沢常富)に「明月余情」の序を依頼しました。

この時、平沢は鱗形屋のお抱え戯作者でしたが、蔦重に惚れたが故の異例の仕事だったと思います。

​第12話で描かれたように「明月余情」は、江戸の吉原で行われた「俄(にわか)踊り」を詳細に記録した書物です

その書物の「序」を戯作者の朋誠堂喜三二(平沢常富)が書きました。​

序文の中で、喜三二は亻(ひと)と我との隔てなく、の文字が調いはべり」と述べています。​

この部分を現代風に解釈すれば、

「人と自分との間に隔たりがなく、皆が一体となって楽しむ中で、俄(にわか)の本質が形作られる」

つまり、俄祭りの「俄」は、観客と演者が一体となり、垣根なく共に楽しむことで、その魅力が最大限に引き出されるということです。​

当時の祭りや芸能が、人々の心を一つにし、共同体としての絆を深める役割を果たしていたことを物語っています。

12話のエンディングで見学していた観客も女郎たちも祭りに参加し一体化しました。さらに、大黒屋市兵衛が若木屋与七が仲直りしたシーンはその「俄」を表していると思います。

尾美としのりの大河ドラマと朝ドラの出演歴。

尾美さんは大河ドラマに6作品、朝ドラに3作品出演しています。初出演は1979年の『草燃える』で緊張と興奮を感じていたと伝えられています。

まとめ。

第12話「俄(にわか)なる明月余情」で初めて蔦重と会話し喜三二は蔦重の魅力を知ることになります。

これから二人がタッグを組み素晴らしい作品を作りあがていくのですね。その様子を記事内に追記していきます。

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