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大河ドラマ2024年「光る君へ」第37話「波紋」のあらすじ(ネタバレ)と感想。

2024年光る君へ

大河ドラマ2024年「光る君へ」第37話「波紋」のあらすじ(ネタバレ)と感想をお届けします。

道長が長きにわたり想い描いた娘・彰子が皇子を産みました。しかしそのことで不利になる伊周は焦りを隠せません。

やがて次のたくらみを仕掛けてきます。権力闘争がいよいよ激しくなります。

先週は⇒2024年大河ドラマ「光る君へ」第36話「待ち望まれた日」でした。

項目 内容
2024大河ドラマ 光る君へ
放送話 第37話
放送日 2024年9月29日(日)
週タイトル 波紋
視聴率 10.5%(先週比:±0%)

さて、「光る君へ」のまひろ(紫式部)と藤原道長の関係に引き込まれ、柄本さんと吉高さんの魅力に魅了されていると思います。

脚本は大石静。描き方はとてもセクシーです。平安時代の“セックス&バイオレンス”がキャッチフレーズですからね。

心豊かで裕福な大河ファンはすでに「NHKオンデマンド」で二人の関係シーンを再視聴しているとは思います。

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「光る君へ」第37話「波紋」のあらすじ。

寛弘5年(1008年)

中宮彰子が一条天皇の第二皇子敦成を出産し、数日が経過したある日、中宮彰子がまひろの書いた物語を冊子にして天皇への土産にしたいと母の倫子に言います。

そこでまひろを始め、女房たちが力を合わせて豪華本を制作することになりました。

同席していた「赤染衛門」はお祝いの儀式の後でまひろにぶつけた疑問を思い出していました。

「あなたと左大臣さまはどんな関係の?」と。そして、「お方様だけは傷つけないでくださいね」と冷静に忠告していました。

藤壺ではまひろと道長の親密さは女房たちのうわさになっていたのです。二人の関係は新たな波紋を呼ぶことになりますね。

一方、新たな皇子の誕生により、伊周らの思惑が外れ、皇位継承を巡る不穏な気配が漂い、内裏で事件が起こるのです。

紫式部(まひろ) 吉高由里子(役:紫式部)
藤原道長 柄本佑(役:藤原道長)
藤原隆家(道隆の次男) 竜星涼(役:藤原隆家)
一条天皇 塩野瑛久(役:一条天皇)
道長の友 町田啓太(役:藤原公任)
道長の友 金田哲(役:藤原斉信)
道長の後輩 渡辺大知(役:藤原行成)
歌人・清少納言 ファーストサマーウイカ(役:ききょう)
藤原彰子 見上 愛(役:藤原彰子)
脚本 大石静

「光る君へ」第37話「波紋」のネタバレ。

「光る君へ」は完結編に入りました。

寛弘5年(1008年)

道長の言葉。

今の道長は既に父を超えていますが、伊周はその道長に反抗し呪うのです。一条天皇の第二皇子敦成が生まれてから明らかに道長は変わりました。

藤壺に盗賊が入り女房達の衣がはぎ取られた事件後のまひろと道長のやりとりに道長の変化の様子が描かれていました。

盗賊が押し入った時、彰子のもとへいち早く駆けつけたのはまひろでした。

そのお礼を言い、一歩前にまひろに近づくと「お前もよくやってくれた」「これからも中宮様と敦成親王様をよろしく頼む」と言い伝えます。

さらに… 「敦成親王様は次の東宮となられるお方ゆえ」とまひろの表情から道長の変化を感じ取ったと思います。

大河ドラマ2024年「光る君へ」で柄本佑(キャスト)が演じる藤原道長とは。

中宮彰子のアイデア。

中宮彰子からまひろが書いた物語を書き写して製本し一条天皇に差し上げたいというアイデアにはまひろは驚きを隠せません。

とても素晴らしい事です。彰子の表情も明るくなりました。

色鮮やかな紙、色とりどりに染めた紙、それに金泊などを散りばめた贅沢な紙。

彰子は一条天皇にまひろの源氏物語を献上します。

大河ドラマ2024年「光る君へ」で見上愛(キャスト)が演じる藤原彰子とは。

まひろの里帰り。

まひろは彰子の許しを得て久しぶりに里帰りしました。しかし、久しぶりに会った10歳に成長した賢子はうれしそうではありません。

ただ、「きぬ、乙丸、福丸、いと」は笑顔で迎えてくれました。まひろが持ち帰った土産や白米で、その日の夕餉は豪華な膳になりました。

まひろは酒を飲みながら、宮中での暮らしぶりの自慢話をしています。まひろも変わりました。やがて、家人たちも、白けてきました。

面白くないのでしょう。

賢子は、ずっと無表情のまま寂しそうに黙って座っています。賢子の気持ちを逆なでするかのように、中宮の出産話しが止まりません。

見かねた父、為時に「そのくらいにしておけ」と言われて、ようやくまひろの話は終わりました。

大河ドラマ2024年「光る君へ」で吉高由里子(キャスト)が演じるまひろ(紫式部)とは。

中宮彰子の想い。

彰子は寂しくなったのか里帰りしたまひろに戻ってくるようにと文を出すようにと女房の「宮の宣旨」に言い渡します。

彰子から文が届き、まひろは彰子のいる生家の土御門殿に戻らねばなりません。

賢子の怒り。

まひろが戻ることを聞いた賢子は、「一体、何しに帰ってこられたのですか?」と言い放し、ここよりも後宮や豪邸での暮らしが楽しいのだろうと言います。

賢子の怒りは収まりません。

まひろは、高級貴族との付き合いは賢子の養育に役立てたいと思っていると言いますが、

賢子は「うそつき!」と一蹴し、「母上なんか大嫌い!」とぶちまけて家を飛び出し、門の外で悔し涙を流していました。

一条天皇の想い。

一条天皇はまひろが執筆した「源氏物語」を皆の前で披露することにしました。

内裏での大晦日事件。

寛弘5年(1008年)の暮れ。

静まり返った藤壺に突然悲鳴がまひろの耳に届きます。その悲鳴は彰子の部屋の方向です。

伊周の指示なのか藤壺に族が入り女房の十二単衣をはがし持ち去りました。光る君へでは小袖をまとっていましたが…。

「紫式部日記」には、全裸でおびえていたようです。内裏の警備はずさんなんですね。そこで道長は内裏の警護を強化するようです。

伊周の呪詛。

伊周と道長の権力闘争(皇位継承)が激しくなります。伊周の呪詛のターゲットはずばり道長でした。

伊周の昇進。

寛弘6年(1009年)。

一条天皇は伯父の伊周を正二位に叙しました。道長と同位です。この昇進の意味は何なのでしょう。

一条天皇と定子の子は敦康親王。一条天皇と彰子の子は敦成親王。

敦康親王の後見は伊周であり、敦成親王の後見は道長ですので、権力闘争は明らかになってきました。

為時の昇進。

まひろ(紫式部)の父・為時が「正五位下」に昇進することになりました。この昇進はまひろの働きによる道長による褒美ですね。

ききょうがくる。

ききょうがまひろの局にやってきました。

ファーストサマーウイカ(キャスト)が大河ドラマ「光る君へ」で演じる清少納言は6話で登場。

大河ドラマ2024年「光る君へ」のあらすじ(ネタバレ)と感想のまとめ一覧。

紀行。滋賀県東近江市。

引用:NHK

平安時代、『源氏物語』のほかにも、華やかな装飾本が作られていました。

白河法皇に献上されたと伝わる『三十六人家集』。金や銀がちりばめられ、さまざまな色に染められています。中でも紫は、高貴な色とされてきました。

滋賀県東近江市。この辺りは『万葉集』の歌にも詠まれ、染料になる植物、紫草(むらさき)の栽培地だったといわれています。

しかし現在、紫草は絶滅危惧種となっています。この地域では自生種の種をもとに、20年以上前から栽培の普及に取り組んできました。

染料となる紫根(しこん)はとても貴重なもので、文献に記された材料をもとに古代の紫根染めを再現したところ、大変手間のかかることもわかりました。

貴族たちの憧れの色だった「紫」。『源氏物語』には紫が度々登場することから、「紫の物語」ともいわれたのです。

滋賀県東近江市。

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「光る君へ」第37話「波紋」の感想。

まひろが里に戻り宮中での出来事を自慢げに話すシーンはよろしくございません。

贅沢な暮らしとは縁遠い家で質素な暮らしに慣れています。特に賢子はそんな自慢話など聞きたくはないはずです。

まひろは、長きにわたり離れているのでどのように接すればよいか分からなかったのでは、ただ、娘に会いたい気持ちは親ですから十分あったはずです。

まひろにとって、賢子の反応は胸をえぐるものだったに違いありません。「すっかり嫌われてしまいました」というセリフとまひろの後ろ姿はとても切なく感じました。

この親子の溝は深まるばかりです。

視聴者の感想。

引用:ヤッフーニュース

生まれ持っての気質だけではなく、まひろは幼くして母を亡くし、賢子もまた働きに出る母と離れ離れ…

母のいない孤独に葛藤する少女であることもまた、まひろと賢子はそっくりだ。

似た者同士ゆえの摩擦を乗り越えて、二人が共感に至るのかどうかが、これからの見どころのひとつなんだろうと思う。

それにしてもなぜまひろはあれほどまでに、内裏の華やかな暮らしや仕事のやりがいを、家の者にひけらかしたのだろう?

悪酔いだけが原因とは思えない。

あれほど必死に守ってきた家が、久しぶりに見るとみすぼらしく見えたー貴族社会の下のほうにいて、

時世を批判的に見ていたはずが、いつの間にか上のほうへ、権力の側にいた自分への驚きと、貧しさへのどうしようもない苛立ちからだろうか。

権力の魔力に絡み取られていく道長、それはまたまひろも同じなのかもしれない。ふたりは共に同じ光を目指すのか、それとも?終盤も目が離せない。

まとめ。

次週は第38話「」です。

 

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