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大河ドラマ2024年「光る君へ」第38話「まぶしき闇」のあらすじ(ネタバレ)と感想。

2024年光る君へ

大河ドラマ2024年「光る君へ」第38話「まぶしき闇」のあらすじ(ネタバレ)と感想をお届けします。

道長が長きにわたり想い描いた娘の中宮彰子の皇子誕生で道長の権力は増々強くなります。しかしそのことで不利になる伊周は焦りを隠せません。

やがて次のたくらみを仕掛け、権力闘争がいよいよ激しくなります。37話は盛りだくさんですが、注目ポイントはアバンで描かれる「まひろ対ききょう」です。

もう一つは、放送エンディング近くで描かれる三浦翔平さんが演じる「藤原伊周」が道長に荒れ狂う姿の怪演です。

先週は⇒2024年大河ドラマ「光る君へ」第37話「波紋」でした。

項目 内容
2024大河ドラマ 光る君へ
放送話 第38話
放送日 2024年10月6日(日)
週タイトル まぶしき闇
視聴率 %(先週比:%)

さて、「光る君へ」のまひろ(紫式部)と藤原道長の関係に大河ファンは引き込まれていると思います。

大石静の描き方はとてもセクシーですよね。平安時代の“セックス&バイオレンス”がキャッチフレーズですからね。

心豊かで裕福な大河ファンはすでに「NHKオンデマンド」で二人の関係シーンを再視聴しているとは思いますが、まだの方は…。

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「光る君へ」第38話「まぶしき闇」のあらすじ。

寛弘6年(1009年)

まひろの局にききょうが訪ねてきました。

亡中宮定子の思い出を綴った「枕草子」から一条天皇の関心を奪ったまひろの物語への思いを打ち明けます。

その後、まひろは物語の次の構想を練り始めますが、道長から新たな提案を受けます。

一方、中宮彰子と親王に対する呪詛の形跡が見つかり、伊周の関与が明らかになりました。一条天皇は道長に相談して処分を検討します。

紫式部(まひろ) 吉高由里子(役:紫式部)
藤原道長 柄本佑(役:藤原道長)
藤原隆家(道隆の次男) 竜星涼(役:藤原隆家)
一条天皇 塩野瑛久(役:一条天皇)
道長の友 町田啓太(役:藤原公任)
道長の友 金田哲(役:藤原斉信)
道長の後輩 渡辺大知(役:藤原行成)
歌人・清少納言 ファーストサマーウイカ(役:ききょう)
藤原彰子 見上 愛(役:藤原彰子)
脚本 大石静

「光る君へ」第38話「まぶしき闇」のネタバレ。

ネタバレの詳細と感想は視聴後に掲載させていただきます。

寛弘6年(1009年)

38話のアバンはききょうVSまひろ。

アバンのイントロからウイカさんが演じる「ききょう」のアップが映り、その後、「まひろ」にパンしています。

ききょうは、困った男である光る君を主人公に据え、男の愚かさを笑いのめすところや、漢籍に対する博識ぶり、実話を虚構に移し替える手腕が見事だと絶賛します。

時の作家の対立が描かれると思いきや根底は一条天皇の心を「枕草子」から様変わりさせた「源氏物語」を書いた紫式部への称賛(いやみも含めて)もありましたね。

ききょうが訪れる。

ききょう(清少納言)がまひろがいる藤壺の局にやってきました。

ききょうは、亡き后、藤原定子の思い出をつづった「枕草子」から一条天皇の関心を奪ったまひろの物語(源氏物語)への思いを打ち明けます。

また、定子の子である「敦康親王」の様子も知りたいとのことでした。

ききょうは「枕草子」の存在を一条天皇の心から消し定子の輝きを忘れさせるよう道長に頼まれたのではないかと疑っていました。

ききょうはさらに「わたしは憎んでいます。まひろに…源氏物語に…」と言い残すのです。

ファーストサマーウイカ(キャスト)が大河ドラマ「光る君へ」で演じる清少納言は6話で登場。

まひろの覚悟。

ききょうの想いを知ったまひろは、宮仕えの身である今の自分に「中宮彰子を守る」という覚悟がどれだけあるのだろう。

そんなことを考えさせられるのです。

大河ドラマ2024年「光る君へ」で吉高由里子(キャスト)が演じるまひろ(紫式部)とは。

藤原行成の提案。

藤原行成は藤壺に敦康親王と中宮彰子を訪ね、11歳になった敦康の元服の時期を道長に相談したいとの報告をします。

だが、敦康は、まだ元服したくないと答えました。と言うのも、元服すれば藤壺を去り、彰子とは離れなければならないからです。

呪符が見つかる。

道長は従者の百舌彦から敦成親王の寝所の縁の下から呪符が見つかったと報告を受けました。

早速この件を行成に調べさせます。

伊周の呪詛。

伊周と道長の権力闘争(皇位継承)が激しくなり、伊周の呪詛は、中宮・藤原彰子と第二皇子敦成親王に、そして道長に対するものでした。

その呪詛の形跡が見つかりました。

三浦翔平(キャスト)が大河ドラマ「光る君へ」で演じる藤原伊周とは。

呪詛の首謀者と実行者。

呪詛の首謀者、実行者は律の規定によって死罪と決まっていました。呪詛の首謀者は藤原伊周の叔母・高階光子。伊周の妻の兄・源方理でした。

目的は伊周に敵対する者の排除でありました。

一条天皇の夜御殿。

一条天皇の「そなたと敦成は大事ないか」との声を背景に、夜御殿で肌を重ねる一条天皇と彰子がいます。

塩野瑛久(キャスト)が大河ドラマ2024年「光る君へ」で演じる一条天皇とは。

伊周の処分。

寛弘6年(1009年)2月20日

伊周の呪詛について道長は一条天皇に相談して処分を検討しました。

伊周は参内停止にし、その他は官位はく奪が相当との結論が出ました。実行犯の円能は還俗し禁獄。

一条天皇は受け入れました。

道長の想い。

伊周などの処分が終わった後、道長は息子の頼通にこの先、自分たちがなすべきことは、東宮とし、一刻も早く即位させることだと語ります。

一条朝の四納言。

寛弘6年(1009年)3月4日
  • 大納言:藤原実資
  • 権納言:藤原公任 藤原斉信
  • 権中納言:藤原行成

となりました。源俊賢はすでに権中納言で、道長の子・頼通もこの時、権中納言となりました。

藤原頼通の婿入り。

道長は息子の頼通の婿入りについて考えていました。具平親王の一の姫である隆姫女王はどうかと倫子に持ちかけます。

道長と倫子の夜。

「殿と…ゆっくり過ごしとうございます」と道長に迫る倫子の姿がありました。

黒木華(キャスト)が大河ドラマ2024年「光る君へ」で演じる源倫子とは。

まひろの想い。

まひろは源氏物語の次の構想を練り始めます。そんなある日、道長が新たな提案をするのです。

その提案とは?彰子への女房です。

そしてまひろは「良い人がおりますわよ」と告げます。その女房とは「あかね」でした。

あかねはその後、藤壺に招かれ女房となります。居並ぶ女房達の前であかねは宮の宣旨から「和泉式部」という名が与えられました。

また、まひろは暗闇の中で「なぜお分かりになるのですか?」と誰かに問いているのですが、誰に問いているのでしょう。

大河ドラマ2024年「光る君へ」で吉高由里子(キャスト)が演じるまひろ(紫式部)とは。

あかねの和泉式部日記。

まひろの局であかねは熱愛の相手であった敦道親王との思い出をつづった文章をみせました。

和泉式部日記」です。あかねは書くことで悲しみを癒し、自分の命は再び息づいたと言うのです。


そして、道長の長男・頼道の耳元で「おさきに」とつぶやく和泉式部ことあかねがいました。おさきにとはどんな意味を持つのでしょう。

頼通と頼宗。

頼通は道長と倫子との子。頼宗は道長と明子の子・二人は異母兄弟です。その二人が明子と共にいました。

定子の子・敦康親王の甘え?

ある日、藤壺の庭で敦成親王をあやしていた道長は、敦康親王が彰子に甘える姿を目にします。

「おゆるしを」と言いながら、中宮彰子にひざまくらをしてもらおうとねだる定子の子・敦康親王

彰子に執着する敦康に、道長は危ないものを感じたのです。

大河ドラマ2024年「光る君へ」で見上愛(キャスト)が演じる藤原彰子とは。

道長の想い。

「陰陽寮に決めさせよ」と行成に告げる道長がいますが、道長は敦康親王を早く元服させ彰子から遠ざけたいのです。

大河ドラマ2024年「光る君へ」で柄本佑(キャスト)が演じる藤原道長とは。

道通と隆姫女王の結婚と中宮彰子の懐妊。

寛弘6年(1009年)6月。

おめでたいことが二つありました。一つは道通と隆姫女王の結婚が決まった事で、二つ目は中宮彰子の懐妊です。

これを機に一条天皇は伊周の参内停止を解きますが、伊周が従わないので参内することはありませんでした。

彰子は土御門殿に下がる。

二度目の出産を控えて、彰子は土御門殿に下がり、まひろも同行し務めを果たします。

敦康は伊周の屋敷に移る。

敦康は一時的に伊周の屋敷に移ります。出迎えてくれた伊周はひどくやつれておりました。

伊周の叫び。

伊周は土御門殿の道長を訪ね、敦康を帝の傍から引き離すのはやめるようにと求めます。

道長は一条天皇が許した参内について質問すると…「おーまーえーのせいだぁぁ!」…と伊周は叫ぶのです。

その姿から道長は、伊周が正気を失っていると判断するのです。伊周は呪詛の言葉を繰り返し言います。

道長の部下が伊周を抱きかかえ連れ去っていきました。その様子をまひろは遠くから見ていました。

まひろの眼にはうっすらと光るものが見えます。自分が書いた「源氏物語」が伊周を不幸のどん底に追いやったのか?

それともききょうの胸中が分かったのか?この時点では分かりません。

大河ドラマ2024年「光る君へ」のあらすじ(ネタバレ)と感想のまとめ一覧。

紀行。京都府京都市/兵庫県神戸市。

京都府、京都市(考古資料館)

藤原伊周の身内が関与した呪詛(じゅそ)事件。僧侶・円能(えんのう)の供述調書が残されています。

そこからは、当時の貴族たちが呪詛を行っていた様子がうかがえます。

京都市内の資料館には、発掘調査で見つかった平安時代の呪詛に関するものが展示されています。

お祓(はら)いの呪符や、人形代(ひとかたしろ)と呼ばれるものです。名前が書かれているのは呪いが込められたものだと考えられています。


兵庫県・神戸市(現光寺)

『栄花物語』に伊周が詠んだとされる歌があります。国境(くにざかい)で隔てられた須磨と明石は近くて遠い別の国。

二つの地を、離れ離れになった二人の境遇に重ね合わせています。

その後、都に戻った二人は、対照的な運命をたどり、伊周は再び凋落(ちょうらく)していくことになるのです。

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「光る君へ」第38話「まぶしき闇」の感想。

一条天皇の心は明らかに「枕草子」から「源氏物語」へと移りました。それは定子を忘れたかのようでもあります。

ききょう(清少納言)はそのことが悔しかったのでしょう。一条天皇の愛を受け入れていた中宮定子は今はいません。

華やかで雅な生活を繰り広げていた中関白家の伊周の運命は尽きようとしています。まひろの仕事は成功したのです。

道長の想いを実らせたのです。

視聴者の感想。

引用:ヤッフーニュース

それにしても、最初のまひろとききょうのやり取りは、とても見応えがありました! 2人の書いた書物が千年以上経って教科書に載っていたり、ドラマになったりしてるのを考えると、感慨深いですね。

まとめ。

次週は第39話「とだえぬ絆」です。

 

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