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大河ドラマ2024年「光る君へ」第46話「刀伊の入寇」のあらすじ(ネタバレ)と感想。

2024年光る君へ

大河ドラマ2024年「光る君へ」第46話「刀伊の入寇」のあらすじ(ネタバレ)と感想をお届けします。

第46話の週タイトルは「刀伊とい入寇にゅうこう」です。

先週(11月24日)は⇒2024年大河ドラマ「光る君へ」第45話「はばたき」でした。まひろは大宰府への旅を決意します。

大宰府に到着したまひろはとても懐かしい人を見つけます。その懐かしい人とは…

項目 内容
2024大河ドラマ 光る君へ
放送話 第46話
放送日 2024年12月1日(日)
週タイトル 刀伊の入寇
視聴率 9.6%(先週比:▼0.4%)

さて、「光る君へ」のまひろ(紫式部)と藤原道長の関係に引き込まれ、柄本さんと吉高さんの魅力に魅了されていると思います。

脚本は大石静。描き方はとてもセクシーです。平安時代の“セックス&バイオレンス”がキャッチフレーズですからね。

心豊かな大河ファンはすでに「NHKオンデマンド」で二人の関係シーンを再視聴しているとは思います。

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「光る君へ」第46話「刀伊の入寇」のあらすじ。

寛仁3年(1019年)

まひろは念願の旅に出て、亡き夫が働いていた大宰府に到着しました。そこでかつて越前で別れた周明と再会し、失踪した真実を打ち明けられるのです。

周明と会うのは20年振りです。その後まひろは通訳として働く周明の案内で、政庁を訪ねます。

すると稽古中の武者達の中に、双寿丸を発見し、さらに大宰権帥の隆家にも会いました。

道長からまひろに対するある指示を受けたと告げらました。そんな中、国を揺るがす有事が、そうです「刀伊の入寇」です。

紫式部(まひろ) 吉高由里子(役:紫式部)
藤原道長 柄本佑(役:藤原道長)
藤原隆家(道隆の次男) 竜星涼(役:藤原隆家)
道長の友 町田啓太(役:藤原公任)
道長の友 金田哲(役:藤原斉信)
まひろの友? 松下洸平(役:周明)
藤原彰子 見上 愛(役:藤原彰子)
脚本 大石静

「光る君へ」第46話「刀伊の入寇」のネタバレ。

「光る君へ」は完結編に入りました。今週含めて3話です。

まひろが大宰府へ。

寛弘3年(1019年)春。

まひろは大宰府に到着しました。大宰府には宋の商人も多く集まっています。まひろは政庁を訪れ、平為賢の武者として大宰府に来ている双寿丸と再会します。

双寿丸は「賢子の母上が、こんなところで何しているんだ」…するとまひろは、「大宰府を見に来たの」と答えます。

双寿丸は「へえー!ただの女じゃないと思っていたけどすごいな」

まひろは双寿丸に、賢子が宮仕えを始めたことを伝えます。双寿丸は「大人になったのだな」と答え

武者たちの訓練に戻って行きました。

まひろが隆家と会う。

双寿丸と別れた後に、隆家が通りかかり、まひろは挨拶をします。隆家も彰子の女房・藤式部だと気付きました。

太閤(道長)様から、「そなたを丁重にもてなし、旅の安全を図るよう、お達しがあった」と言い、まひろは道長の配慮に驚きます。

隆家は「長旅で疲れたであろう、参れ」と言い、隆家の執務室に案内されました。

隆家は変わっていた。

隆家は大宰府で目の治療を受けて視力を取り戻しており、世の中が違って見えるようになったと語ります。

「内裏のような狭い世界で、位を争っていた日々を、実に下らないことであったと思うようになったのだ」

「ここには仲間がおる。為賢は武者だが、信じるに足りる仲間だ」隆家は、この地の力ある者からの賄賂も受け取っていないのです。

まひろが質問すると「とみなぞいらぬ、仲間がおれば」としみじみと隆家は語ります。

それから隆家は道長が出家したことをまひろに伝えます。

まひろへの宴席。

隆家は道長の容態についてもまひろに報告しました。

「お体もかなり悪いらしい。いくら栄華を極めても、病には勝てぬ。それが人の宿命だ」と。

そして、まひろが泊まるための部屋を用意し、宴席も開いて歓迎しました。

宴席には、大蔵種材、藤原助高、藤原友近といった武者たちも加わり、隆家とともに語らい、酒を飲んでいました。

都では隆家と同席することも許されない身分の者たちだが、今の隆家にとっては、皆仲間なのです。

隆家がまひろに「大宰府にいたいだけおれ」と話しかけてきました。

亡き夫のいた場所とはいえ、遠い大宰府までやってきたのはよほどの理由があるのだろうと隆家は言います。

でもまひろは何も答えませんでした。

その後、まひろは大宰府から、かつての友・さわが暮らしていた松浦へと向かうことを決めました。

大河ドラマ2024年「光る君へ」で吉高由里子(キャスト)が演じるまひろ(紫式部)とは。

倫子がお願いした物語。

まひろが大宰府にいた頃、源倫子は赤染衛門に執筆を命じた物語の冒頭を読み、戸惑っていました。

倫子は「殿の栄華の物語を書いて欲しいと申したと思うが、これは宇多の帝から始まっているわ。殿がお生まれになるよりもはるか昔だけれど」と言います。

すると赤染衛門は「枕草子が明るく郎らかであった皇后様の後宮を描き、源氏の物語が人の世の哀れを大胆な物語にして書いたのなら、…」

「私がなすべきことは何か、と考えますと、それは歴史の書であると考えました」と答えました。

かな文字で書かれた史書はまだ存在しておらず、歴史を正確に踏まえながら、道長の生い立ちや政治手腕、栄華の極みを描き切れば、後の世まで読み継がれる書になるはずだと赤染衛門は熱く語るのでした。

凰稀かなめ(キャスト)大河ドラマ「光る君へ」で魅せる赤染衛門の世界。

刀伊の入寇。

まひろが大宰府を発った頃、壱岐から常覚という憎侶が隆家を訪ねてきました。

常覚は「三月末、どこの者とも知れぬ賊が襲来、壱岐の子供と年寄りはすべて殺され、他の者は連れ去られました」

常覚が語る悲惨な状況に、隆家も、為賢ら武者たちも驚愕します。壱岐では、作物も牛馬も食い尽くされました。

常覚はただ一人生き残り、小舟で何日もかけて助けを求めて来たのです。彼らを守るべき国守も殺されたようです。

襲ってきた者たちは異国の言葉を話し、多数の兵と船を保有してしていました。武者たちは高麗が攻めてきたのではと推測しました。

「博多を攻められては、まずい」

隆家は種材の助言により、筑前、筑後、豊前、肥前の国守に急使を遣わし、博多に軍勢を集めようと決めました。

「刀伊の入寇」の始まりです。

刀伊の入寇への警備。

敵は博多の西に位置する志摩を襲っていました。四月八日、隆家と武者の一団は博多で敵の襲撃に備えるべく、大宰府を発ちました。

その中には双寿丸の姿もありました。

博多警固所では、先に到着していた大宰府の役人・平致行らが隆家たちを迎えます。警固所には、志摩の文屋忠光が、みずから討ち取った敵の首を持って訪れました。

志摩では百人が殺害され、四百人が連れ去られたというが、忠光らは賊に抵抗し、追い返したと言います。

賊は壱岐、志摩に続いて能古島に向かっており、次第に博多に近づいてきます。

博多を守る隆家。

四月九日、博多警固所の見張りが、敵の船団五十艘が向かってくるのを発見しました。各地からの兵はまだ到着していません。それでも隆家は出陣を決断しました。

隆家は「小勢でも、今われらが討って出て食い止めねば。陸に上がられては無辜の民に害が及ぶ」と言います。

隆家の戦い。

隆家は、種材や致行らとともに崖の上から浜辺を観察し、敵の小舟を到着を確かめます。そして浜で待ち構えていた兵たちに鏑矢を放つよう命じます。

敵は初めて聞く鏑矢の音に恐れ、統率が乱れます。

やがて弓合戦となると、双寿丸たちが太刀を手に切り込んでいきます。それにおされ、敵はいったん能古島へと退却しました。

兵の到着。

隆家らが警固所に戻ると、ようやく財部弘延、大神森宮が兵を率いて到着しました。

敵はいったん去りましたが、隆家は戦船を用意してこちらから能古島に討って出、敵を追い払らうことに決めました。

財部は、敵が次に攻めてくるのは船越の津の辺りだろうと予測しました。

だが、種材は、再び博多に攻めてくる可能性もあると言い、兵を分けることを提案します。

隆家はその進言を受け入れて、自らは船越に向かう一方、博多にも兵を残し、守りを固めるようにと命じます。

竜星涼(キャスト)が大河ドラマ2024年「光る君へ」で演じる藤原隆家とは。

まひろは船越の津にいた。

隆家らが戦っている頃、何も知らないまひろは「船越の津」に近い浜辺にたどり着き、異国人に追われて逃げる村人と出くわします。

そこに、大神、財部とともに双寿丸が現れ、敵を蹴散らしていました。双寿丸に「逃げろ」と言われ、まひろはその中から逃げ出すのです。

衝撃的な周明の最期。

松浦(現在の佐賀県と長崎県の北部)に行くため、船越の津までやってきたまひろと周明。そこで刀伊の襲撃に巻き込まれました。

その襲撃に巻き込まれる前に、周明は「松浦に行って思いを果たしたら、必ず大宰府に戻ってきてくれ」「その時に話したいことがある」とまひろに伝えます。

20年ぶりに再会した周明はまひろに何を話したかったのか?20年前はともに宋へ行こうと話していたので二人で宋に行こうと話したかったのか。

周明はまひろを襲いながらも越前で別れた後もまひろを思っていたのではと思います。

2024年大河ドラマ「光る君へ」でキャストの松下洸平が演じる“周明”とは。

しかし、まひろの手を握りながら刀伊の襲撃から逃げていた周明の胸に一本の矢が貫きました。

まひろのつないだ手が離れていきます。あまりにも酷です。周明はまひろに何を話したかったのか?それが分からなくなります。

46話のエンディングはあまりにも残酷で悲しい周明の最期でした。

大河ドラマ2024年「光る君へ」のあらすじ(ネタバレ)と感想のまとめ一覧。

「光る君へ」第46話「刀伊の入寇」で描かれた「刀伊の入寇」とは。

藤原道長が栄華の絶頂時に起きた事件です。歴史の教科書では「平安時代最大な対外危機」と紹介されています。

しかし、実際はどうだったのでしょう。ただ海外勢力の侵攻(いわば海賊)なので、秀吉が朝鮮を攻めた国家間の戦争ではありません。

物語でも、隆家が「深入りするな」と命を出しているのは国家間の戦争にしたくない現れでしょう。

刀伊の入寇とは。

刀伊の入寇(といのにゅうこう)は、寛仁3年(1019年)3月末から4月にかけて、女真(じょしん)の一派とみられる集団を主体とした海賊が壱岐・対馬を襲った事件です。

刀伊(とい)とは、ハングル語で되(発音は「トイ」)なので日本語で刀伊としています。

場所は朝鮮半島の高麗以東の夷狄(いてき)である東夷(とうい=toi)を指しています。

襲ってきたのは「女真の一派」とみられる集団を主体とした賊です。

女真(じょしん)とは、後に満洲族として清を建国する民族で、朝鮮半島づたいに南下し日本を攻撃したと言われています。

「光る君へ」第46話「刀伊の入寇」の感想。

光る君への第1話でまひろの母は道長の兄に殺されました。それ以来、人の死は病死でした。しかし46話で周明が一本の矢で殺されます。

大石さんが描きたかったのはまひろや道長が生きた時代は物語で人を変える時代でそれ以降は貴族の隆家でも武力で制する武士の時代が始まることを言いたかったのか?

周明が1本の矢で命を落とすことは、書物が人を動かす時代から武力で人を制する時代への大きな転換期なのですね。

「光る君へ」が1年かけて描きたかったことが分かったような気がしています。

視聴者の感想。

引用:ヤッフーニュース

越前では まひろに壺の欠片を突きつけた周明だが20年の歳月は2人を変えていた。

「息災だったのね」 と懐かしげに言うまひろ。 穏やかにお互いの話をするまひろと周明。いい場面でしたね。

「私はもう終わってしまったの・・・ でもそれが(自分は)認められないの・・・」 まひろは自分の心情を太宰府まで来た理由を周明に語り出した。

まひろが生きる目標を見失ってると知った周明は、 「お前がこれまでやってきたことを書き残すのはどうだ」と提案。

話すことで気が楽になった まひろ。もう一度書き始めるかな。 そして衝撃な周明の死、 まひろにまた何かをもたらすかも知れない。

まとめ。

次週は第47話「哀しくとも」です。

残り2話でまひろの新しい時代が到来するのでしょうか?46話のエンディングが第1話のエンディングと同様にあまりにも衝撃的だったので残り2話は静かに終わってほしいです。

文学的な作品となり日本の歴史の深さを改めて知ることができました。キャストの皆さんそして大石さんの脚本力に改めて敬意です。

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