大河ドラマ2024年「光る君へ」第11話「まどう心」のあらすじ(ネタバレ)感想をご紹介します。
11話のあらすじポイントは、
- まひろと道長のまだまだ続く恋路
です。
「光る君へ」は、平安中期、世界最古の女性文学といわれる「源氏物語」を生み出した「紫式部」の人生を描くストーリー。
武家台頭の時代を目前にした、きらびやかな平安貴族の世界と、懸命に生きて書いて愛した女性の一生に迫ります。
視聴率は二人の濃厚シーンがあったからか?1.1%アップしましたね。
項目 | 内容 |
2024大河ドラマ | 光る君へ |
放送話 | 第11話 |
放送日 | 2024年3月18日(日) |
週タイトル | まどう心 |
視聴率 | 11.4%(先週比:△1.1%) |
先週の第10話「月夜の陰謀」はこちら
⇒2024年大河ドラマ「光る君へ」第10話「月夜の陰謀」のあらすじ(ネタバレ)感想。
紫式部(まひろ) | 吉高由里子(役:紫式部) |
藤原道長 | 柄本佑(役:藤原道長) |
まひろの父・藤原為時 | 岸部五郎(役:藤原為時) |
まひろの将来の夫・藤原宣孝 | 佐々木蔵之介(役:藤原宣孝) |
道長の父・藤原兼家 | 段田安則(役:藤原兼家) |
道長の姉・円融天皇の后・藤原詮子 | 吉田羊(役:藤原詮子) |
道長の次兄・藤原道兼 | 玉置玲央(役:藤原道兼) |
道長の友 | 町田啓太(役:藤原公任) |
道長の友 | 金田哲(役:藤原斉信) |
道長の後輩 | 渡辺大知(役:藤原行成) |
謎の男(散楽の一員) | 松熊克哉(役:直秀) |
歌人・清少納言 | ファーストサマーウイカ(役:ききょう) |
65代天皇 | 本郷奏多(役:花山天皇) |
脚本 | 大石静 |
さて、「光る君へ」のまひろ(紫式部)と藤原道長の関係に大河ファンは引き込まれていると思います。
大石静の描き方はとてもセクシーですよね。平安時代の“セックス&バイオレンス”がキャッチフレーズですからね。
心豊かで裕福な大河ファンはすでに「NHKオンデマンド」で二人の関係シーンを再視聴しているとは思いますが、まだの方は…。
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「光る君へ」第11話「まどう心」のあらすじ。
「光る君へ」第11話「まどう心」のあらすじです。
兼家のクーデターで花山天皇が19歳で退位しました。花山天皇の蔵人として仕えていたまひろの父・藤原為時は再び官職を失うことになりました。
(この陰謀クーデターは後に「寛和の変」と呼称されています。)
まひろは左大臣家の娘・倫子に父が復職できるよう口添えを頼みます。が、摂政となった兼家の決定を覆すことはできないと断られます。
諦めきれないまひろは兼家に直訴するのですが…。
一方、東三条殿では道隆の嫡男・伊周らも招いて宴が催され、栄華を極めていました。
と11話のあらすじも盛りだくさんなのですが、ポイントは貴族の娘の縁談は、「実家の父の役どころが重視される」平安時代。
ということでしょう。為時の失職はまひろの運命も決まってしまうのです。
「光る君へ」第11話「まどう心」のネタバレ。
「光る君へ」第11話「まどう心」のネタバレです。
花山天皇の退位後は、兼家が摂政。
- 太政大臣:藤原頼忠
- 右大臣:藤原為光
- 左大臣:源雅信
- 権大納言:藤原道隆
- 参議:藤原道兼
新たに東宮となったのは、花山院の異母弟で兼家の亡き長女の息子でもある居貞親王です。
懐仁親王が即位し一条天皇となり、母の藤原詮子は国母となり、皇太后の称号が授与されました。
藤原道隆の栄華、子役の定子が登場。
7歳で即位した一条天皇の外叔父としての「藤原道隆」一家の今後の栄華が約束された宴のシーンがありました。
道隆の息子、三浦翔平が演じる伊周が初登場しました。ただ、今後、伊周と道長は叔父、甥同士の権力闘争に入るのですが、この場面ではまだ分かりません。
そのとなりに座っていたのは幼少の定子でした。めっちゃ高畑充希ちゃんに似ていました。
定子を演じているのは子役の「中村たんぽぽ」さんで現在11歳です。成長した定子を演じるのは高畑充希さんですね。
⇒高畑充希(キャスト)が2024年大河ドラマ「光る君へ」で演じる藤原定子(さだこ)とは。
藤原道兼の不満。
道兼は蔵人頭に任ぜられました。天皇の秘書室長的な役割です。しかし花山天皇退位の功績を自負していた道兼は兄である道隆の栄華に不満を持っていても不思議ではありません。
でもその不満を兼家は道兼の功をねぎらい、今後の立身に期待を抱かせるような甘い甘い言葉をささやきましたね。
11話でもっとも重要なシーンはやはりまひろと道長がエンディング近くで逢瀬するシーンだと思います。
二人の恋路を妨げているのはやはり身分の差でしょうか?イントロでまひろの父が官職を失いました。
まひろの父は無職。道長の父は摂政。ましてまひろの父である為時は摂政になった兼家を裏切ったことになっています。
道長とまひろの身分。
兼家が摂政になったのは寛和2年(986年)です。道長は康保3年(966)生まれなので20歳になったばかりです。
すでに結婚しても良い年齢ですが、道長はまひろに恋をしています。でも身分の差で北ノ方(正室)にすることはできません。
まひろも頭では理解していますが、どうしても妾では納得できない様子です。この事実は決して越えることのできない身分の差なのです。
道長とまひろが逢瀬。
まひろは道長との逢瀬のためいつも会っていた廃屋に向かいます。そこで道長を見つけ、胸に飛び込ます。
言葉もなく道長と抱き合いキスをするまひろと道長。心を通わせていることが十二分に分かるシーンです。
その後、道長から、
妻になってくれ。
という言葉は、まひろにとってこれまでになく嬉しいことだったに違いありません。
そしてまひろが、
それは……私を北の方にしてくれるってこと?。
と問いかけながら…少しの間があり、
妾になれってこと?。
との問いに道長は
俺の心の中ではお前が一番だ…。いつかは北の方が…
と必死にまひろに言い聞かせます。
⇒吉高由里子(キャスト)が2024年大河ドラマ「光る君へ」で演じるまひろ(紫式部)とは。
道長の決意。
道長の言葉にまひろは今にも泣き出しそうな顔をしています。道長を振り払い、震える声で「耐えられない、そんなの」というまひろ。
そうです、まひろは妾では耐えられないのです。まひろは「まどう」ていたのです。どうしていいか分からずに、心が混乱していたのです。
そして道長は、
ならばどうすればよいのだ!どうすればお前は納得するのだ。
と道長は憤ります。
道長と一緒にいたい…でも、妾になりたくない…まひろは「まどう」ています。
「北の方にしてほしい」と本音では言いたいのだと思います。でも身分の違いはまひろにも分かっていました。
道長は、
勝手なことばかり言うな。
と言い捨て、その場を立ち去っていきます。
⇒柄本佑(キャスト)が2024年大河ドラマ「光る君へ」で演じる藤原道長とは。
まひろは廃屋の水面に映る自分に石を投げつけ、悲しみに暮れていました。その後、道長は父の元に伺います。
この時、心では左大臣家に婿入りすることを決めていたのでしょうか。
⇒大河ドラマ2024年「光る君へ」のあらすじ(ネタバレ)と感想のまとめ一覧。
11話の見どころは二人の恋路の行へですね。どうにもかみ合わない二人です。でももしこれでハッピーエンドになってしまったなら。
源氏物語は生まれていなかったかも知れません。
関連番組。
関連番組は史実を歴史の専門家が解説しています。より「紫式部」や「源氏物語」を深く知ることができ「光る君へ」の理解も深まります。
歴史探偵では、主演の吉高由里子さんと柄本佑さんがゲストで出演し「光る君へ」の歴史感を語っています。
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英雄たちの選択では、当時の史実を研究している歴学者さんたちが「紫式部」や式部の名作「源氏物語」を解説しています。
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「光る君へ」第11話「まどう心」の感想。
すれ違う二人を観ると切ないです。現代社会で生きる私たちには理解できないとてつもない差別がこの時代にはあったのでしょう。
もちろん現代でも家の格式や性などで結婚できないカップルはいるとは思います。
「光る君へ」のテーマの一つに「格差」があると思いますが、物語の冒頭で父の為時と妾のシーンから愛情には格差はないことも表現していました。
そして道長とまひろの忘れがたいあの夜の「感情」。
「理解と感情」の間に揺れる「まどう心」が「源氏物語」につながっていくのでしょうか。二人の恋路はどうなるのでしょう。
視聴者の感想。
引用:ヤッフーニュース
身分差は、重々承知しているはずのまひろ。でもそれが現実に突き付けられ悲しみとある種の口惜しさ(父の仕事のこともあるし本人もプライドがある人でしょうし)になっての涙ボロボロだったのかなあと思いました。
それにしても吉高由里子さん、素晴らしい演技力ですね。
まとめ。
11話は一条天皇誕生からその幼い帝を支える兼家の摂政政治誕生を描いていました。
道長とまひろ(紫式部)の恋路は歴史的にあったのかは関連番組の「英雄たちの選択」でも諸先生が論議していました。
史実としては「なかった」と論じる先生が多いのですが、二人の恋路があったとしてもそれはありかも知れません。
次週は第12話「思いの果て」です。まだまだ二人の恋路が描かれるのか?それとも道長は婿となるのか?
はやくも次週が見たくなりました。
大河ドラマ俱楽部の管理人です。
NHK大河ドラマをこよなく愛し毎週楽しみに視聴しています。
ただ視聴するだけでなく「あらすじと感想」を紹介しています。
でもリアルタイムで見ることができない時は見逃し配信で見たり
時々は歴代の大河も視聴しています。
管理人の大好きな大河ドラマをまとめていますので見逃し配信
と一緒に楽しんで下さい。