大河ドラマ2024年「光る君へ」第7話「おかしきことこそ」のあらすじ(ネタバレ)感想をご紹介します。
第7話「おかしきことこそ」のアバンで、花山天皇が寵愛した藤原忯子の最期が描かれました。
この時代は人の死は穢れと考えられていましたので、貴族が遺体に近づくことは許されなかったのです。
よって、花山天皇が忯子の最期を見届けることはできません。一生懸命他の貴族が天皇を抑えていましたね。
忯子は子をみごもっており、愛する女性とその子を一度に失った花山天皇は悲しみに暮れていました。
第7話の見どころの一つは「打きゅうの試合」で身分の低い(散楽一員)直秀が上級貴族に加わり試合を行うシーンです。
これは第4話「五節の舞姫」で下級貴族まひろが上級貴族倫子の代わりに舞姫となり舞うことと同じ演出ですね。
そして、第7話最大の見どころはエンディング近くで衝撃的な言葉を受けた「まひろ」が道長の恋文を燃やすシーンです。
項目 | 内容 |
2024大河ドラマ | 光る君へ |
放送話 | 第7話 |
放送日 | 2024年2月18日(日) |
週タイトル | おかしきことこそ |
視聴率 | 10.9%(先週比:▼0.1%) |
先週の第6話はこちら
⇒2024年大河ドラマ「光る君へ」第6話「二人の才女」のあらすじ(ネタバレ)感想。清少納言登場。
紫式部(まひろ) | 吉高由里子(役:紫式部) |
藤原道長 | 柄本佑(役:藤原道長) |
まひろの父・藤原為時 | 岸部五郎(役:藤原為時) |
まひろの将来の夫・藤原宣孝 | 佐々木蔵之介(役:藤原宣孝) |
道長の父・藤原兼家 | 段田安則(役:藤原兼家) |
道長の姉・円融天皇の后・藤原詮子 | 吉田羊(役:藤原詮子) |
道長の次兄・藤原道兼 | 玉置玲央(役:藤原道兼) |
道長の友 | 町田啓太(役:藤原公任) |
道長の友 | 金田哲(役:藤原斉信) |
道長の後輩 | 渡辺大知(役:藤原行成) |
謎の男(散楽の一員) | 松熊克哉(役:直秀) |
歌人・清少納言 | ファーストサマーウイカ(役:ききょう) |
65代天皇 | 本郷奏多(役:花山天皇) |
陰陽師 | ユースケ・サンタマリア(役:安倍晴明) |
脚本 | 大石静 |
さて、「光る君へ」のまひろ(紫式部)と藤原道長の関係に引き込まれ、柄本さんと吉高さんの魅力に魅了されていると思います。
脚本は大石静。描き方はとてもセクシーです。平安時代の“セックス&バイオレンス”がキャッチフレーズですからね。
心豊かで裕福な大河ファンはすでに「NHKオンデマンド」で二人の関係シーンを再視聴しているとは思います。
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「光る君へ」第7話「おかしきことこそ」のあらすじです。
第7話「おかしきことこそ」では、まひろは道長への想いを断ち切ることができません。
道長を忘れるために何をしたら良いのか?「直秀からヒント」を得た題材で散楽の台本を作る事を思い立つのです。
直秀のヒントは下々の世界では「おかしきことこそめでたけれ」でした。直秀に直談判し、散楽はまひろの台本で上演しました。
その作品は評判を呼び大盛況になりますが、噂を聞きつけた藤原家の武者たちが辻に駆けつけ大騒動になります。
一方、道長や斉信そして公任ら若者たちはポロに似た球技・打きゅうを開催します。招待されたまひろは倫子たちに遅れて見物に行きました。
しかし試合が終了するとまひろにとってまたまた悲惨なことが起きてしまいます。それは…。
「光る君へ」第7話「おかしきことこそ」のネタバレです。
散楽一座の面々は盗んだ絹を河原に置いて立ち去ろうとしていました。
去り際に座頭の輔和が笛を吹くと、貧しい民たちが現れ、それぞれ絹を持ち去りました。直秀たちはこのようにして困窮する人々に盗品を分け与えていたのです。
しかし、直秀は道長に左腕に撃たれた矢でかなり深手を負っていました。
⇒毎熊克哉(キャスト)が2024年大河ドラマ「光る君へ」で演じる直秀とは。
藤原兼家は、忯子の件で安倍晴明を東三条殿に呼びつけました。
腹の子を呪詛せよとは言うたが、女御様のお命まで奪えとは言うておらぬ。やりすぎだ。
自分の孫である東宮・懐仁親王の即位を望む兼家は、忯子に皇子を産ませるなと晴明に命じていたのでした。
⇒段田安則(キャスト)が2024年大河ドラマ「光る君へ」で演じる藤原兼家とは。
兼家に責められても晴明はひるみませんでした。お腹の子だけが死のうと忯子もろとも死のうと、この国にとっては吉兆だと言い放します。
晴明は大胆にも兼家を脅かしてきたのです。
私を侮れば右大臣様ご一族とて危なくなります。政りなすは人。安倍晴明の仕事は政をなす人の命運をも操ります。
⇒ユースケ・サンタマリア(キャスト)が2024年大河ドラマ「光る君へ」で演じる「安倍晴明」とは。
今宵兼家は妾の寧子と共にしていました。晴明とのやり取りが気になったのか?それとも忯子の死が影響したのか?
恐ろしい夢で熟睡できずにいました。
ある日、まひろは直秀を訪ね、自分が考えた散楽の筋書きを話すのです。右大臣家の面々を猿に見立て、猿たちが神のふりをした狐にだまされるという話です。
直秀から、貧困に苦しむ民たちは「笑いを求めている」と聞いていたため、精一杯笑える話を作ったのです。
散楽一座がこの話を上演したところ、観客に大いに受け、評判を呼びました。
散楽一座が兼家一家を物笑いにしていることが、右大臣家に仕える武者たちの耳に入ります。怒った武者たちは上演中の辻に押しかけます。
そこで一座の面々と乱闘になってしまいました。
観客も巻き込まれたため、その場に居合わせたまひろと乙丸が助けようとしていると騒ぎを知った道長が駆けつけます。
さらに検非遺使の一団も現れると一座の面々は逃げ去り、道長は混乱の中からまひろを連れ出します。
⇒柄本佑(キャスト)が2024年大河ドラマ「光る君へ」で演じる藤原道長とは。
まひろと道長は、以前に直秀に連れていかれた隠れ家に避難しました。
そこで、互いに想う気持ちを抑えきれなくなり見つめあうのです。だがそこに直秀と乙丸が現れ、
邪魔しちゃった?
とボッというのです。まひろは乙丸に帰りましょ!と言われ、さみしく屋敷に帰るのです。
あるとき、道長は、四条宮でともに学ぶ藤原斉信、藤原公任、藤原行成らと、打キュウの試合に出ることになりました。
(打キュウとはイギリスのポロの原型となった競技です)
斉信は和歌の集いの姫たちに、試合への招待状を出していました。源倫子たちは喜んだが、まひろは道長も試合に出ると知り行かないと断言しました。
しかし、試合当日になってまひろは思い直します。道長を見ても自分の心が動かなければいいのだから…と。
あえて道長がいる場に出向いて心を鍛えようと決めて打キュウの会場に向かったのです。
試合会場に着くと倫子と共にききょうがいたことに驚きました。道長たちが馬に乗って入場すると、まひろはそれ以上に驚きます。
道長の組になんと直秀がいるではありませんか。この日、行成が急な腹痛で来られなくなったようです。
散楽の役者を貴族の仲間に入れることはできないので斉信には自分の腹違いの弟だと嘘をついていました。
試合が始まると、姫たちははしゃいで歓声を上げますが、まひろは道長と目を合わないように倫子の飼い猫をあやし続けていました。
それでも時折、道長の活躍が目に入り、思わず胸がときめくのです。
道長たちの勝利で試合が終わったとたん、雨が降り出しました。突然の雨に混乱して倫子の猫が逃げ出し、まひろは慌てて後を追ったのです。
探し歩くうちに、猫が建物に入っていくのが見えました。そこが道長たちの控え所だとは知らずに、まひろは建物の一室に入り隠れていました。
すると、斉信と公任が姫たちを好き勝手に品定めする声が聞こえてきました。
⇒金田哲(キャスト)が2024年大河ドラマ「光る君へ」で演じる藤原斉信とは。
⇒町田啓太(キャスト)が2024年大河ドラマ「光る君へ」で演じる藤原公任とは。
彼らは、まひろを「地味でつまらない」と評し、「女ってのは本来、為時の娘みたいに邪魔にならないのがいいんだぞ。あれは身分が低いからダメだけど」と言い、
さらに、「女こそ家柄が大事だ。そうでなければ意味がない」と聞くに堪えない言葉が飛び交っていました。
まひろは公任と斉信の会話を聞くに堪えず、表に飛び出し走り去っていきました。走り去るまひろの姿を格子の隙間から目にしていたのは直秀でした。
道長は控室で直秀の左腕に傷があるのを見てしまいます。道長は盗賊の左腕に矢が当たった場面を思い出します。
直秀の正体を察した瞬間でした。この後この二人はどのようになるのか?敵味方になってしまうのか?
まひろは道長からの文を燭台の火で燃やし、返歌を送ることことはしませんでした。それは道長が斉信や公任の醜い言葉を否定しなかったからです。
その様子を知り、道長が伝えてきた恋心をきっぱりと拒もうと決めたのです。この二人が結ばれることはないのです。
⇒吉高由里子(キャスト)が「光る君へ」で演じるはまひろ(紫式部)とは。
第1話からのあらすじ一覧はこちら。
⇒大河ドラマ2024年「光る君へ」のあらすじ(ネタバレ)と感想のまとめ一覧。
まひろは男たちの醜い言葉を聞いてショックだったと思います。でもそれ以上に道長が否定もしなかったことが悔しかったと思います。
帰宅し恋文を燃やし道長を忘れようとしますが、でも本心はまだ道長を想っています。忘れることはできません。
もう少し先に二人は結ばれる瞬間がありますが、それでもまた離れてしまいます。道長とまひろのラブロマンスはまだまだ続きそうです。
「二人の目の演技」を観ながら楽しみたいと思います。
関連番組は「平安時代」の史実を歴史専門家が解説しています。より「紫式部」や「源氏物語」を深く知ることができ「光る君へ」の理解も深まります。
歴史探偵では、主演の吉高由里子さんと柄本佑さんがゲストで出演し「光る君へ」の歴史感を語っています。
又、陰陽師の真相を探るべく、現代の京都を巡る「闇の都ツアー」を探偵が敢行し、妖怪、怨霊、疫病など平安京にはびこる闇を探りました。必見です。
⇒「歴史探偵」のキャストと放送時間、そして「光る君へ」の史実を知る。
英雄たちの選択では、当時の史実を研究している歴学者さんたちが「紫式部」や式部の名作「源氏物語」を解説しています。
また、藤原道隆の子で今回不祥事を起こした代役として竜星涼さんが演じる隆家の働きも紹介しています。
⇒「英雄たちの選択」のキャストと放送時間、そして「光る君へ」の史実を知る。
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第7話は盛りだくさんでした。まだまだ書ききれていません。配信を再視聴し追記していきます。
最大な山場であった、まひろと道長の恋の行方も気になりますよね。まひろは道長の恋文を燃やしてしまいますからね。
また、直秀の正体を知った道長が今後どう動くのかもとても気になります。
演出的には打きゅうシーンです。
引用:ヤッフーニュース
まひろが考えた散楽のストーリーは、本当に面白かった。キツネの思わせぶりなセリフとサル達それぞれの愛嬌のある身ぶり、しなやかな動き。表情豊かで、貴族を皮肉っていてもいなくても、単純に面白い。
ただ、頭の上に牛糞を載せないとダメだと言う所から、貴族への批判がハッキリしてきて、大丈夫かなと内心ヒヤリ。
案の定、貴族の警護団が・・・。
でもそれを知って、止めに走った道長。まひろから、自分が作った話だったと聞いた時、それなら私も見てみたかったと。何と柔らかい心の持ち主。
そんな道長なら、打球のピンチヒッターにも加わってくれた直秀に、さりげなく伝えてほしい。盗賊はやめろ、自分はお前とその仲間達を捕らえたくはないと。
直秀にまだまだ、まひろ、道長に絡んでいってほしいので、捕まってほしくない。
散楽も、まだ見せて欲しい。直秀が道長の本当の異母兄弟なら、もっと面白いのに。(史実には無いか?)
第7話「おかしきことこそ」でも「道長と直秀」の関係性に注目しました。二人の立場は大きく異なっています。
貴族である道長。
それに対して直秀は散楽一座の一員で裏では盗人なのです。もちろん直秀は大石さんのオリジナルキャラクターなのでストーリーの味を深くしているのですが…。
散楽は藤原家中心の政治をおかしく批判する風刺劇を庶民に披露しています。でも、道長と直秀の関係性は敵ではないのです。
逆に直秀は道長に好感を持っていますし、道長も直秀を憎んではいません。この先、直秀はまひろと道長のキューピットとしての存在が続くのでしょうか?
まひろが描いた今回の風刺劇は神のふりをした狐を直秀が演じます。おどけた化粧を施しふと見せた直秀の笑顔。
それは元来優しい男性であることを感じさせる姿でした。
さて、次週は第8話「招かれざる者」です。まひろが憎い母を殺した兼道と遭遇してしまいます。この時、まひろはどのような行動をするのか?
また予告で兼家が倒れていましたが、これが彼の最期なのでしょうか?来週が楽しみです。
大河ドラマ俱楽部の管理人です。
NHK大河ドラマをこよなく愛し毎週楽しみに視聴しています。
ただ視聴するだけでなく「あらすじと感想」を紹介しています。
でもリアルタイムで見ることができない時は見逃し配信で見たり
時々は歴代の大河も視聴しています。
管理人の大好きな大河ドラマをまとめていますので見逃し配信
と一緒に楽しんで下さい。