徳川家康が征夷大将軍に任命されて江戸幕府を開き15代将軍徳川慶喜が「大政奉還」して江戸幕府を閉じるまでの265年の歴代徳川将軍を紹介します。
ここでは、NHK大河ドラマで主人公として登場した番組名はもちろん歴代の大河ドラマで登場した徳川将軍を紹介します。
今までの大河ドラマでの傾向で徳川家が登場するのは、戦国時代(安土桃山時代)末期か江戸時代の幕末です。
2008年以降の大河ドラマでは、戦国時代に初代将軍徳川家康と2代将軍徳川秀忠で、幕末を描いた大河ドラマは12代から15代までの将軍が登場します。
作 | 放送年 | タイトル | 主演 | 主人公 | 徳川将軍 |
64 | 2025年 | べらぼう | 横浜流星 | 蔦屋重三郎 | 10代家治 |
62 | 2023年 | どうする家康 | 松本潤 | 徳川家康 | 初代家康 2代秀忠 |
60 | 2021年 | 青天を衝け! | 吉沢亮 | 渋沢栄一 | 12代家慶 13代家定 14代家茂 15代慶喜 |
59 | 2020年~2021年 | 麒麟がくる | 長谷川博己 | 明智光秀 | 初代家康 |
57 | 2018年 | 西郷どん | 鈴木亮平 | 西郷隆盛 | 13代家定 14代家茂 15代慶喜 |
56 | 2017年 | おんな城主直虎 | 柴咲コウ | 井伊直虎 | 初代家康 |
55 | 2016年 | 真田丸 | 堺雅人 | 真田信繁(幸村) | 初代家康 2代秀忠 |
54 | 2015年 | 花燃ゆ | 井上真央 | 杉文 | 14代家茂 15代慶喜 |
53 | 2014年 | 軍師官兵衛 | 岡田准一 | 黒田官兵衛 | 初代家康 |
52 | 2013年 | 八重の桜 | 綾瀬はるか | 新島八重 | 13代家定 14代家茂 15代慶喜 |
50 | 2011年 | 江〜姫たちの戦国〜 | 上野樹里 | 江 | 初代家康 2代秀忠 |
47 | 2008年 | 篤姫 | 宮崎あおい | 篤姫 | 12代家慶 13代家定 14代家茂 15代慶喜 |
上記では江戸中期の大河ドラマはありません。江戸中期時代を描いた大河ドラマは西田敏行が主役の1995年放送「八代将軍 吉宗」だけです。
ここでは8代将軍徳川吉宗と9代将軍徳川家重が描かれます。
しかしながら、2025年までは、4代将軍家綱、6代将軍家宣、7代将軍家継、10代将軍徳川家治と11代将軍徳川家斉は登場していません。
2025年の「べらぼう」で始めて10代将軍家治が登場しますが、11代将軍家斉の発表はありません(1月現在)
家斉が登場すれば徳川歴代将軍で大河ドラマに登場していない将軍は3名となります。
2023年の大河ドラマは家康が主人公で松本潤が演じました。
近年では家光が登場する大河ドラマはありません。古くは、2000年放送の39回「葵 徳川三代」で尾上辰之助が演じています。
それと、1989年放送の「春日局」で江口洋介が演じました。
家綱が登場する大河ドラマはありません。
家綱が将軍になる17世紀半ばになると政権は安定し武力で大名を抑え込む必要がなくなります。
ただ、1657年の明暦の大火などで社会不安が増してきます。幕府は人心の安定を重んじ、武力でなく法律や秩序による統制を基本とします。
「文治政治」にシフトチェンジする時代にはいりました。
「文治政治」は綱吉の時代へと引き継ぎます。
綱吉が登場する大河ドラマは1982年放送の「峠の群像」で竹脇無我が演じています。
家宣が登場する大河ドラマはありません。
家継が登場する大河ドラマはありません。
1995年の放送でタイトルもズバリ「8代将軍吉宗」で西田敏行が主演を務めました。有名な政策「目安箱の設置」です。
不満を持つ庶民と直接つながることで、吉宗は求心力を高めようとしたともいわれています。それは、江戸城内に支持基盤を持っていなかったための一手段だったのかも知れません。
さて、享保元年(1716)年に8代将軍として徳川吉宗が選ばれますが、その約35年後に生まれたのが蔦屋重三郎です。
大河ドラマ2025年「べらぼう」の主人公です。
紀州藩主だった吉宗が将軍に抜擢されたことで、吉宗は紀州藩から信頼できる人材を幕臣として登用しました。
そのうちの1人が田沼意次の父で、紀州藩士の田沼意行です。
田沼意行が取り立てられたことで、息子である意次は、次の9代将軍となる吉宗の息子・家重のそばで仕えることになったのです。
1995年の放送「8代将軍吉宗」で登場。中村梅雀が演じました。
家重は名君・吉宗の息子とあって期待が大きかったようです。しかし名君の息子ゆえかある意味2代目なのでコミュニケーションは上手ではなかったようです。
しかし、家重は人を見る目がありました。将軍になると、田沼意次を重用して1万石の大名に取り立てています。
やがて息子の家治に将軍の座を譲って大御所となりますが、翌年に亡くなりました。そして、10代将軍を務める息子の家治にある遺言を残します。
それは「意次を大事にせよ」です。
2025年放送「べらぼう」で眞島秀和が演じます。
吉宗が家重に将軍の座を譲った時は家治は10歳でした。ただ、吉宗は大御所として、権勢を振るっていました。
家治は、おのずと父よりも祖父の吉宗の影響を多く受けて育つことになるのです。
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2008年放送の宮崎あおいが主演の「篤姫」で登場しています。徳川家慶(いえよし)は家定の父です。ペリー来航の混乱の最中に病死しました。
演じたのは、斉木しげる。
2008年放送の宮崎あおいが主演の「篤姫」で登場しています。家定を演じたのは堺雅人です。家定は篤姫の夫です。
2008年放送の宮崎あおいが主演の「篤姫」で登場しています。家茂は元紀州藩主です。演じたのは松田翔太です。
幕末を描く大河ドラマは流石に多くあり、21世紀に入ってからも7作品あります。その中でも2021年放送の「青天を衝け」の慶喜は明治時代まで描かれました。
ここでは、慶喜が登場した大河ドラマを一覧で掲載します。
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