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大河ドラマ2023年「どうする家康」第8話「三河一揆でどうする」のあらすじ(ネタバレ)感想。

2023年どうする家康

大河ドラマ2023年「どうする家康」の第8話「三河一揆でどうする」のあらすじ(ネタバレ)と感想をお届けします。

家康の命を懸けた最大なるピンチを第8話でいかに切り抜けていくか?今週も山場が沢山ありますね。

先週の第7話「わしの家」で家康の考え方は甘かったと思います。とんでもない間違いをしてしまい、三河一向一揆が勃発してしまいました。

項目 内容
2023年大河ドラマ どうする家康
放送話 第8話
放送日 2023年2月26日(日)
週タイトル 三河一揆でどうする
視聴率 12.1%(先週比:▼1.0%)
出演者 松本潤(役:徳川家康)
有村架純(役:瀬名)
市川右團次(うだんじ)(役:空誓上人)
古川琴音(役:お千代)
山田孝之(役:服部半蔵)
音尾琢真(役:鳥居元忠)
岡部大(役:平岩親吉)
甲本雅裕(役:夏目広次)
脚本 古沢良太 

⇒大河ドラマ2023年「どうする家康」のキャスト一覧。

さて、「どうする家康」は家康(リーダー)と家臣達(部下)との絆を描いた物語とも言えます。

個性的な家臣達(部下)をどう活かすのか?職場で「リーダー」の方ならきっと共感することでしょう。

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「どうする家康」第8話「三河一揆でどうする」のあらすじ。

元康が孔子の論語を読んでいると、義元が現れます。

政において大切な事は兵を満たし、食を満たし、民に信頼される事だという教えを聞きながら、義元が戯れに…と一つの事を尋ねるのです。

「この国の主は誰ぞ?」と。

勿論、義元だと答える元康に、義元は「否!」と答え、さらにヒントを与えます。

「この国の主でもあり、この天下の主でもある」と・・・。

すると元康は、天子様だと答えます。

優しい笑みを浮かべる義元を見た瞬間、家康の意識が急に現在に引き戻されました。

そこにいたのは、義元ではなく、武器を手にした農民たちや子供。義元から貰った金荼毘具足を身に着け横たわっている家康は、今まさにその民衆たちに襲い掛かられようとしていたのでした。

1563年(永禄6年)

家康は一向宗の実態を調査し、これまでだれもが成しえなかった「年貢の徴収」を実行するのです。

しかし、瀬名は浮かぬ顔・・・。

そんな時、奉行の屋敷が襲われ、本證寺に送った家康の使者も門徒によって切り捨てられてしまいます。

遂に三河一向一揆が始まりました。瀬名は・・・。

瀬名
瀬名

お寺と戦をするつもりですか?

・・・と家康に問いかけます。家康はこの時点でも早く収まると思っていたのでしょう?

武力で抑え込もうとする家康。しかし、有能な軍師がいるらしく、すべての作戦が裏目に出てしまいます。

松平昌久など周囲の領主も寝返る中、家康は半蔵を寺へ潜入させます。そこで半蔵は意外な“軍師”の姿を目撃します。

「どうする家康」第8話「三河一揆でどうする」のネタバレ。

本證寺のお堂。

本證寺のお堂には打倒家康の思いで、門徒たちが大勢集まっていました。彼らの中心には空誓がいます。

空誓上人
空誓上人

助けを求めておる者を放り出すわけにはいかん。ここは誰もが救われる場所じゃ。

・・・。

空誓上人
空誓上人

それを踏みにじる者は、たとえ殿さんであろうと御仏の敵、仏敵じゃ

市川右團次は2023年大河ドラマ「どうする家康」でキャスト「空誓上人」を演じる。(大河ドラマ初出演)

その時、家康と家臣たちは?

本證寺(ほんしょうじ)、上宮寺(じょうぐうじ)、勝鬘寺(しょうまんじ)、そして、土呂御本堂本宗寺(とろごほんどうほんしゅうじ)に各地から門徒が集まってきました。

徳川家康
徳川家康

そんな馬鹿な・・・。

家康は予想外の大事にうろたえています。

松本潤は2023年大河ドラマ「どうする家康」でキャスト徳川家康を演じる。

謀反勢力は?

松平昌久と吉良義昭そして怪しげな妖艶な女・千代が酒を飲み交わしています。

信長の予測が現実のものとなってしまいました。

さらに、上野の酒井忠尚、八面の荒川義広、桜井の松平家次らが峰起(ほうき)するんです。

古川琴音は2023年大河ドラマ「どうする家康」でキャスト「謎の女・千代」を演じる。

服部党の出番。

服部半蔵は家康の命令で本證寺へ潜入。女大鼠が空誓を背後から射ようとした緊張の瞬間、敵方の軍師が現れます。

女大鼠の矢は半蔵の手で中断。半蔵の目力がアップされ、その目の先にいたのは・・・。

山田孝之は大河ドラマ「どうする家康」でキャスト「服部半蔵」を演じる。

家康は狙撃されます。長吉は家康をだましていたのです。そして裏切り者はまだいたのです。

家康の夢、今川義元が再登場。

第1話「どうする桶狭間」で織田信長に討たれ、“退場”した家康の師・今川義元が家康の夢の中で再登場します。

自ら本證寺攻めを決断した家康は、長吉が案内した場所から侵入していきます。

しかし、その場所は長吉が仕組んだ罠でした。何者かが家康を狙っていたのです。案の定誰かに銃撃され、倒れます。

その銃弾の2発が家康の兜に命中するのです。家康は倒れ脳裏に浮かんだのが、駿府人質時代の義元でした。

義元は家康に問います。

今川義元
今川義元

この国の主は、誰ぞ?

家康の「太守様」・・・との答えに義元は

今川義元
今川義元

否~!

と。そしてこう説いたのです。

「あの者たちが汗水垂らして得た米と銭で、我らは生きておるのじゃ。我らは民に生かしてもらっておるのじゃ。よく覚えておけ。民に見放された時こそ、我らは死ぬのじゃ」

その民(一向一揆)と戦うことになったこの時の家康は目から涙がこぼれていました。

野村萬斎は2023年大河ドラマ「どうする家康」でキャスト今川義元を演じる。

家康を救ったのは「長吉」

長吉の誘いで本證寺に自ら乗り込んだ家康ですが、銃撃され意識を失います。長吉が裏切っていたことはもちろん知らなかったでしょう。

一向宗の民から最後の止めを受けた時、家康を騙した長吉がその身代わりになりました。

長吉も殿と一向宗の間で「もがき苦しんでいた」のでした。家康は最愛なる部下をここで死なせてしまいました。

家康を罠にはめた長吉が身を挺して家康をかばい家康の命を救ったのです。

軍師は誰?。

長吉が最後に残した言葉は「裏切り者はまだ近しい家臣の中にいる」でした。その言葉を聞いて・・・。

家康は心配する家臣たちを前に怯えます。

その時、本證寺に忍び込んでいた服部半蔵が裏切り者の正体を告げます。一向宗の軍師は「本多正信」でした。

松山ケンイチは大河ドラマ「どうする家康」でキャスト「本多正信」を演じる。

第8話「三河一向一揆」で、家康は戦う一向宗(三河の民)や家臣そして夢の中の義元から多くのことを学んだと思います。

エンディングでは家康を狙撃したのは正信だったことを半蔵から聞きます。

正信は口ばかりでいい加減な行動が多いことから、家康は戦う戦力には数えていませんでした。

家臣たちも「臆病者のイカサマ師」と呼んでいましたね。

戦いを前に正信が登場したシーンでも「どうにもこうにも足の具合がよくなくて……」などの理由で逃げ出しました。

しかしエンディングでの家康を狙う正信の眼差しは、いい加減にも臆病にも見えませんでした。

1話から8話までのあらすじ(ネタバレ)と感想のまとめはこちら
⇒大河ドラマ2023年「どうする家康」のあらすじ(ネタバレ)と感想一覧。

第8話「三河一揆でどうする」の紀行。

◆ 愛知県 岡崎市
・岡崎公園
・勝鬘寺
・上宮寺

◆ 愛知県 安城市
・本證寺

愛知県 安城市 本證寺

本編放送後に縁の史跡などを紹介する「紀行」第8話では「三河一向一揆」の舞台になった「本證寺」も紹介していました。

7話の紀行は松本潤が登場していましたが、8話では、石川数正役の松重豊のナレーションだけでした。

TWからNHKの紀行動画も視聴できますのでゆったりした松重さんのナレーションをお楽しみ下さい。

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「どうする家康」第8話「三河一揆でどうする」の感想。

三河一揆は3話にわたり描かれます。7話で一揆のきっかけを語り、今週の8話で一揆側の民の真情が描かれました。

その描き方の導入が嬉しい今川義元の再登場ですよね。

食でもなく、兵でもなく、最重要は「民の信頼」と家康に諭す義元。その時、家康は涙を流していましたね。

空誓が家康を仏敵としたことで、多くの民が本證寺に集まるのです。

「進む者は往生極楽。退く者は無間地獄よ」と信仰心を逆手にとって民衆を煽る千代は、やっぱりどこかの忍びなのではないかと勘繰ってしまいます。

信仰が人々の心の多くを占める中での戦いは熾烈を極めますよね。家臣の多くが一向宗、しかも相手は仏。

でも殿が立ち上がってしまった以上、寺に屈するわけにはいかない。その板挟みとなって苦しむ人の心を夏目広次役の甲本雅裕さんが見事に演じていました。

この一揆に乗じて吉良と松平も手を組み、家康の家臣たちに役職をちらつかせて寝返りを指そうという姑息な周到さ。

まさに魑魅魍魎闊歩(ちみもうりょうがかっぽ)する戦国時代です。

ついには、常に家康に付従っていた長吉までが元康を裏切り、家康は銃で撃たれてしまいます。

兜に当たり、気を失った家康の脳裏には、夢で見た義元が浮かびました。

天下の主は民であると説いた義元は「あの者達が汗水たらして得た米と銭で我らは生きておるのじゃ。我らは民に生かしてもらっているのじゃ。

民に見放された時こそ、我らは死ぬのじゃ」。

目が覚めた家康の目に映ったのは、鍬を武器代わりに手にしたまま息絶えた子供。

この瞬間、すごく大事なことを悟った家康ですが時すでに遅し。民衆が武器を手に襲い掛かってきます。

それを防いだのは長吉。身を挺して己の命と引き換えに家康を守り、裏切ったことを詫びました。

一方で家康の命を受け、空誓を亡き者にするために寺に潜んでいた半蔵たちは一向宗側の軍師の正体を掴む。

その軍師が、本多正信だと知った家康の目に浮かんだ涙に心を掴まれました。

すごい回でしたね!息する間もないというか、緊迫した回。ほんの少しの出番でしたが、本多正信が家康に狙いを定めて銃を構えるシーンは圧巻でした。

今までへらへらと軽いイメージを与えていたのに、ここで一気に正信なりの正義と言うか矜持(きょうじ=プライド)のようなものが見えて「おお…」と唸りました。

さすが松山ケンイチさん!さらに、家康の松本潤さんも素晴らしい。

こんなに情けなく、右往左往する家康は大河史上初だと思いますが、そのか弱い、どうしようもない、まだ何者でもない家康を見事に演じていますよね。

「どうする家康」は、家康が人生に幾度も訪れる「どうする」を乗り越えて、最終的にあの「徳川家康」になっていく様子を描くのだろうなと思っています。

ですので、毎回毎回一緒になって「どうする?!」と考え、まるで家臣団の一人になったような気持ちで観ています。

視聴者の感想。

引用:ヤッフーニュース

史実では三河一向一揆でなく三方ヶ原で死の淵を彷徨うことになるが、半蔵さんもなかなかに苛烈な人生を歩んでいたんだなぁ… 奇跡的に生還を果たし高天神城攻めではもう1人の半蔵・渡辺守綱や大鼠(史実は男性名だけどここはまりか嬢だろうな…)らと大須賀党として活動して功を重ねたみたいです。 イカサマ軍師と次に組むのは伊賀越えかなぁ?

引用:ヤッフーニュース

三河一向一揆の時、本多正信は一向宗側につきましたよね。 軍師は正信のことかな?

まとめ。

家康の三大危機の1つ「三河一向一揆」がついに佳境を迎えそうです。

正信が裏切った理由を今作はどう描いてくるのか「過ちを犯したのは殿だから」と言う正信のセリフが気になります!

家康と正信が対峙することで、なにかが大きく変わるのではと予想!「どうする」が訪れる度に、結果的に何かを選び取っていく家康に注目していきたいです。

次週第9話「守るべきもの」はこの三河の「家」民をも含めた松平なのでしょう。

400年以上前でも国の政治は民のために行うもので領主として生きていく上での家康に試練を与えたのですね。

(現代の政治も同じですが、国民のために政治を行っているでしょうか?)

家康はこの時まだ20代の青年。

その成長の走りを戦死した雑兵から忍者や一向宗宗徒の家来や領民など、下層の人々の生き様を丁寧に描いていました。

次週は第9話「守るべきもの」です。

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2023年どうする家康
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