大河ドラマ2022年「鎌倉殿の13人」で市原隼人(キャスト)が演じる”八田知家”を紹介します。
13人のうちの1人である八田知家は、北関東を治めた武将です。
頼朝の父・義朝から鎌倉幕府3代目将軍・実朝まで4代もの間、源氏に仕えましたが、北条の敵か味方かわからない、ミステリアスな人物でもあります。
今回、脚本を手掛ける三谷幸喜さんが八田知家をどのように描くのか、そして市原隼人さんがどう演じるのか、期待が高まります!
それでは、八田知家とはどんな人物なのでしょう。
下野宇都宮氏の2代目当主・宇都宮宗綱の4男として誕生。しかし、源義朝の落胤という説もあり、出生については不明です。
(落胤=父親に認知されない庶子、私生児のこと)1156年の保元の乱では、源頼朝の父・義朝の下で戦いに参加しています。
頼朝が平氏討伐のために挙兵した時にも、早い段階で参陣し、同年、頼朝より下野国茂木郡地頭職に任じられています。
その後も頼朝の下で戦い、平氏滅亡に貢献しました。
1193年には、曽我兄弟が父の仇である工藤祐経を討った事件を利用して、北条時政とともに多気義幹を罠にはめ、没落させています。
その後、本拠地を下野から常盤に移し、常盤守護に任命されました。
頼朝の死後、嫡男の頼家が2代目将軍に就任すると、有力御家人13人による合議制が敷かれます。知家は、13人のうちの1人として加わり、幕政をおこないました。
周りに流されずに自分の世界観で生きるところを、信頼されたのでしょうか。
1203年には、頼朝の異母弟・阿野全成が北条氏と反頼家派を形成。先手を打とうと考えた頼家の命により、全成を謀殺します。
1218年、死去。
義朝から4代もの間、源氏に仕えた生涯でしたが、頼朝死後の激しい派閥争いの中、どの派閥に属していたかはっきりとしない謎の多い人物です。
頼朝の父・源義朝の落胤(私生児)かもしれないということから、八田は第21話「仏の眼差(まなざ)し」で私生児の「鶴丸」を義時に引き合わせます。
もちろん鶴丸は三谷さんの脚本で八田の私生児かもしれないことに”かけた”のでしょう。
とても深い脚本で視聴しているときはなぜ鶴丸を義時に引き合わせたのかわかりませんでした。鶴松はその後、義時一家に多くの波紋を呼ぶことになりましたね。
登場するときは、いつもマッチョな胸元をのぞかせていた八田知家。ワイルドな魅力で 視聴者からは「セクシー」「色気がすごい」と人気がありました。
宋船計画の責任者でしたがその船が航海することは叶いませんでした。43話で静かに退場しました。「鎌倉殿の13人」においては珍しく命あっての幕引きでした。
⇒「鎌倉殿の13人」第42話「夢のゆくえ」のあらすじ(ネタバレ)と感想。
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⇒大河ドラマ2022「鎌倉殿の13人」のキャスト一覧。残りのキャスト発表。
幕府宿老の中のミステリアスな存在である八田知家。史実として分かっていることが少ない人物です。
そんな八田知家という人物を「鎌倉殿の13人」で三谷さんがどう描き、市原さんがどう演じるのか、登場する前から楽しみにしていました。
最初に登場するシーンは道を修復していますが、積極的にやろうとしているのか、やらされているのかの真相は分かりません。
ちょっと扱いづらい人間だったのではないかと思います。そんな難しい役を演じた市原隼人さんに感謝です。
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