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大河ドラマ2024年「光る君へ」第33話「式部誕生」のあらすじ(ネタバレ)と感想。

大河ドラマ2024年「光る君へ」第33話「式部誕生」のあらすじ(ネタバレ)と感想をお届けします。

今週は、遂に「式部誕生」の週ですね。やっとまひろの「源氏物語執筆作業」が本格的に始まります。

まひろは藤壺で源氏物語の執筆作業に勤しむのですが、中宮の女房達が急ぎしくしており思うように筆が走りません。

そこでまひろは道長に頼み、やはり家で執筆活動をすることにしました。さてさて、源氏物語は帝が面白く読み進めるのでしょうか。

先週は⇒2024年大河ドラマ「光る君へ」第32話「誰がために書く」でした。

項目 内容
2024大河ドラマ 光る君へ
放送話 第33話
放送日 2024年9月1日(日)
週タイトル 式部誕生
視聴率 10.4%(先週比:▼0.8%)

さて、「光る君へ」のまひろ(紫式部)と藤原道長の関係に引き込まれ、柄本さんと吉高さんの魅力に魅了されていると思います。

脚本は大石静。描き方はとてもセクシーです。平安時代の“セックス&バイオレンス”がキャッチフレーズですからね。

心豊かで裕福な大河ファンはすでに「NHKオンデマンド」で二人の関係シーンを再視聴しているとは思います。

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「光る君へ」第33話「式部誕生」のあらすじ。

寛弘3年(1006年)

道長に頼まれ、まひろは彰子が暮らす藤壺に住み込みで働き始めます。

まひろは早速、物語の続きを書こうとしますが、宮中での暮らしに慣れず、思うように筆は進みません。

悩んだまひろは、道長の反対を押し切り、家に戻って執筆することにしました。数ヶ月後、書き進めた物語を持って藤壺を訪ねると…

一方この頃、一条天皇の命で除目の儀に復帰した伊周が不穏な動きを見せ始めています。

紫式部(まひろ) 吉高由里子(役:紫式部)
藤原道長 柄本佑(役:藤原道長)
まひろの父・藤原為時 岸部五郎(役:藤原為時)
藤原隆家(道隆の次男) 竜星涼(役:藤原隆家)
一条天皇 塩野瑛久(役:一条天皇)
道長の友 町田啓太(役:藤原公任)
道長の友 金田哲(役:藤原斉信)
道長の後輩 渡辺大知(役:藤原行成)
歌人・清少納言 ファーストサマーウイカ(役:ききょう)
藤原彰子 見上 愛(役:藤原彰子)
脚本 大石静

「光る君へ」第33話「式部誕生」のネタバレ。

寛弘3年(1006年)

中宮・藤原彰子に仕える女房の中には高貴な身分の姫もいました。

彼女たちは、身分が低いまひろが一条天皇のために物語を書くと言う特別な役目を与えられていることに反感を持っていました。

大河ドラマ2024年「光る君へ」で吉高由里子(キャスト)が演じるまひろ(紫式部)とは。

まひろは「藤式部」

まひろは「藤式部とうしきぶ」という呼び名と、執筆のための「房」を与えられて、早速仕事に取り掛かりました。

だが、他の女房達が彰子の身の回りの世話や内裏の公卿との取次のために慌ただしく行き交じっているため、集中できません。

この日は、夜遅くまで房で執筆を続けたのち、女房の「つぼね」で床に就きました。しかし、女房の中には大きないびきをかく者もいてよく寝付けませんでした。

房:小部屋。
局:簡単な仕切りで区切られた空間。

寝床は俯瞰の映像(真上から見下ろした斬新なアングル)で見るとよく分かりますね。

女房たちの局は几帳(間仕切り)で仕切られているだけでなので、いびきや寝言が丸聞こえなのでまひろは熟睡できません。

さらに、翌朝、女房たちは早くから起き、忙しくそれぞれの仕事を始めます。そうなるとまひろも知らぬ顔はできず、慣れないながら女房たちを手伝いました。

夜になり、自分の房で筆をとる頃には疲れ果てており、思うように物語を書き進めることはできませんでした。

大河ドラマ2024年「光る君へ」で吉高由里子(キャスト)が演じるまひろ(紫式部)とは。

まひろの願い。

藤壺での生活では執筆作業がはかどらないので、実家に帰って執筆したいと道長にお願いしました。

すると、道長はまひろを叱りながら願うのです。

「帝は、続きができたらお前に会いたいとおおせだ。お気持ちが変わらぬ前に続きが欲しい。お前の才で帝を藤壺に…頼む」と言うのです。

道長の心配事。

道長は、一条天皇の心が藤原伊周に傾いていることを危惧していました。伊周の復位は敦康あつやす親王の後見を見据えてのことと思われます。

ゆねに彰子がこのまま皇子を産まなけらば伊周が権力を握る可能性が高くなります。

まひろは、「私が書くものに、まことにそのような力があるのでございましょうか」

道長は、「分からぬ。されど今の俺にはそれしかない。賭けなのだ」

大河ドラマ2024年「光る君へ」で柄本佑(キャスト)が演じる藤原道長とは。

まひろは藤壺を去る。

まひろは、以前一条天皇に献上した原稿に手を入れ、続きも書き足していました。さらにその先の展開も構想していました。

まひろは道長に、実家で必ず続きを執筆することを約束します。道長はしぶしぶ受け入れました。

彰子に挨拶。

藤壺を去る前にまひろは彰子に挨拶に行きました。ちょうど周りには女房はいません。まひろと彰子は二人だけで少ない言葉を交わしました。

まひろ:「お寒くございませんか」

彰子:「私は冬が好き」

彰子は自分の意思を示すのをまひろは初めて目にしました。この日も彰子は桃色の着物をきていました。

女房たちは、彰子が桃色が好きだと言っていたが、実は「空のような青色」が好きなのだと言います。

長く話すことはできなかったが、去り際に彰子は物言いたげにまひろのほうを見つめるのです。

大河ドラマ2024年「光る君へ」で見上愛(キャスト)が演じる藤原彰子とは。

まひろは実家に戻り執筆作業。

家族と別れてからわずか八日で実家に戻ったまひろは、すぐに執筆に取りかかりました。

まひろと彰子の短い会話。

寛弘3年(1006年)5月

まひろは原稿の続きを届けに再び藤壺を訪れます。先ずは彰子に挨拶に行くと、彰子も物語を読みたがっているようです。

そこでまひろは手短に話の設定を語って聞かせます。

「ある天皇の御代、深い寵愛を受けた更衣が皇子を産んだ。皇子が三歳の時、更衣は他の女御たちからの嫌がらせで病み亡くなる。

天皇は忘れ形見の皇子を宮中に呼び寄せた。美しく賢く、笛の名手であるその皇子が物語の主人公だ。」

と。

彰子は、帝みたい。その皇子の名は?とまひろに嬉しそうに尋ねるとまひろは、「光る君」でございます。と答えました。

主人公の名は「光る君」で「光る君へ」のタイトル回収が33話で行われましたね。

一条天皇はまひろと会う。

まひろは道長を介して物語の続きを一条天皇に献上しました。するとその後、一条天皇はまひろに会いに藤壺にやって来ました。

彰子と道長も同席し、まひろは一条天皇との再会を果たしました。一条天皇は「光る君」の物語に心をとらえられた言いました。

帝は「皆に読ませたい」とまひろに言います。道長も表情には現れませんでしたが心の中では「やったー」と思ったことでしょう。

大河ドラマ2024年「光る君へ」で塩野瑛久(キャスト)が演じる一条天皇とは。

道長のお礼。

後日道長は、まひろへの褒美にと扇を贈りました。そこには、かつてまひろと三郎(道長)が川べりで出会った際の様子が描かれていました。

ふたりが出会った時の再現シーンが流れていました。まひろもこの絵を見て思い出したのでしょう。

それにしてもさすが大石静さんですね。この場面での脚本はぐっときますよね。

道長を脅す興福寺の別当。

寛弘3年(1006年)7月

土御門殿に興福寺の別当・定澄じょうちょうが訪ねてきました。定澄は道長に、興福寺の僧兵そうへい3千人が木幡山に集まっていると告げます。

そして、自分たちの訴えを聞き入れるようにと迫り、「それが成らねば、この屋敷を取り囲み、焼き払いたてまつります」と言うのです。

すると、道長はひるむことなく、定澄を見据えて「…やれるものならやってみよ」と言い話しました。

大河ドラマ2024年「光る君へ」のあらすじ(ネタバレ)と感想のまとめ一覧。

紀行。小倉山の麓(源氏物語最古の写本)

紫式部が記した『源氏物語』。その原本は、今は残されていません。
現存する最古の写本は、鎌倉時代に藤原定家(ふじわらのさだいえ)が残したものであるといわれています。

失われつつある公家社会の文化や華やかさを後世に残そうと、写本作りに尽力した定家。
定家の写本は、以後『源氏物語』の主流となり、広がっていきました。

藤原定家は、小倉百人一首を編纂(へんさん)した人物としても知られています。
小倉山の麓で選定を行ったことにちなみ、その周辺には100基の歌碑が築かれました。

京都府京都市小倉山

小倉百人一首の旅で「光る君へ」のまひろの世界に入り込んでみましょう。

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「光る君へ」第33話「式部誕生」の感想。

33話では「式部誕生」の週タイトルで示しているように序章が終わり第2章に入った感があります。音楽の付け方も映像表現も変わりましたよね。

まひろは道長に「書きたいものを書く」と宣言してきました。道長が一条天皇が気にいらないと言われても頑として受け入れませんでした。

その気丈さが伝わってきますね。

31話でまひろが「源氏物語」を思いつき、カラフルな和紙や絵巻物がパラパラと落ちてくるシーンはまさに序章でした。

34話以降、源氏物語の続きがどのように描かれるのか、大石さんのマジックがどのシーンで表現されるのでしょうか。

視聴者の感想。

引用:ヤッフーニュース

この方の感想は面白いですね。たぶん54帖まで読んだ方だからの感想だと思います。

「源氏物語」って、そもそも、おもしろうどすか? なんや、「源氏」やら「匂の宮」らの色恋沙汰やら女遍歴が、 これでもかコレでもかと、延々と繰り返され、 えろう退屈に感じましたどすえ。 ほんま、えろう、けったいに長いんどすわ。 しまいまで、読み通すの、ほんま、シンドウおすえ。

まとめ。

次週は第34話「目覚め」です。

「光る君へ」では珍しく興福寺との争いが描かれますが、道長の対応が彼の今後の政権の維持に影響するのでしょうか。

またまひろが執筆する「源氏物語」の続編をどのように表現するのか注視しながら視聴していきます。