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大河ドラマ2025年「べらぼう」第8話「逆襲の金々先生」のあらすじ(ネタバレ)と感想。

2025年べらぼう

大河ドラマ2025年「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺」第8話「逆襲の金々先生」のあらすじ(ネタバレ)と感想をお届けします。

遂に、富豪の烏山倹校が登場します。倹校は花の井いや改め「瀬川」に会いに松葉屋に来ます。烏山倹校は後に瀬川を身請けする人物です。

第8話は瀬川の胸の内の苦しさを表した週でした。花魁は吉原にいる間はまじで男を好きになってはいけない決まりがありました。

しかし、でも、瀬川は幼いころから実は蔦重を想っていたのです。(第8話は幼い二人の思い出シーンを描いています)

でも、でも、そんなことは口が裂けても言えないことです。瀬川は蔦重が出版で大儲けして自分を身請けして欲しいと心から願っていたのではないかと思われる週です。

項目 内容
2025大河ドラマ べらぼう~蔦重栄華乃夢噺
放送話 第8話
放送日 2025年2月23日(日)
週タイトル 逆襲の金々先生
視聴率 9.8%(先週比:▼0.2%)

 

さて、今週の「べらぼう」はいかがでしたか…。14話「蔦重瀬川夫婦道中」で描かれた蔦重と瀬川の悲しくも辛い別れ。

瀬川は鳥山検校からの離縁状という愛を受け、蔦重と一緒になることを一瞬考えますが、それは蔦重の為にならずと吉原を出て江戸市中に消えていきました。

これも瀬川の愛なのですね。

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「べらぼう」第8話「逆襲の金々先生」のあらすじ。

横浜流星 (役:蔦屋重三郎)
小芝風花 (役:花の井=五代目瀬川)
市原隼人 (役:鳥山検校)
高橋克実 (役:駿河屋市右衛門)
安田顕 (役:平賀源内)
渡辺謙 (役:田沼意次)
綾瀬はるか (役:語り)
脚本 森下佳子(前作:2017年おんな城主直虎)

蔦重が手掛けた吉原細見「籬(まがき)の花」は、瀬川の名を載せたことで評判となり、瀬川目当てに客が押し寄せ、吉原が賑わいました。

ただ、瀬川は客をさばききれず、他の女郎たちが相手をする始末に、蔦重も一喜一憂するのです。そんな中、瀬川の新たな客として盲目の大富豪、烏山検校が現れます。

一方、偽板の罪を償った鱗形屋は、青本の新作「金々先生栄花夢」が街でも評判で次郎兵衛も面白そうに読んでいました。

主人公は横浜流星が演じる蔦重こと「蔦屋重三郎」です。

蔦重が生まれ育った「吉原」とは。

さて、蔦重は生まれ育った吉原で出版業の礎を作ります。ではその吉原が当時どんな役割をしていたか?現在の吉原とはちょいと違うようです。

「べらぼう」第8話「逆襲の金々先生」のネタバレ(吉原の蔦重)

鱗形屋は、「節用集」の偽板の件を訴えた柏原屋にわび金を払い、奉行所からの裁きは板木と摺り本の召し上げという軽いもので済みました。

蔦重の吉見細見の宣伝。

西村屋の「新吉見細見」も出来は悪くありません。西村屋の店頭には、興味を示した客が沢山いました。

そんな西村屋の前に、呼び売りの一隊とともに蔦重が現れました。

太鼓を鳴らし「籬の花」は「新吉見細見」の半値で買えるうえに、大名跡を襲名した瀬川のことも載っていると派手に宣伝するのです。

蔦重の吉見細見「籬の花」は地本問屋での交換の場で西村屋の「新吉見細見」に圧勝しました。

花の井改め瀬川は。

第8話のテロップも「瀬川」になっていましたね。

蔦重が吉原細見を売り、瀬川が客を呼んで吉原は大盛況になりました。吉原の親父たちは上機嫌で蔦重を褒めそやします。

しかし、女郎たちは喜んでばかりはいられません。なぜなら、瀬川を目当てに押し寄せた客の相手を他の女郎たちがこなせばならないからです。

瀬川自身も身を粉にして働きました。(少し乱れた夜の瀬川が映っています)気丈に振る舞う瀬川ですが、その身はボロボロなのです。

瀬川の心の支えは。

瀬川が疲れ果てた体を束の間休めるときには、禿時代に蔦重がくれた赤本「塩売文太物語」を読み昔を思い返すのです。

瀬川が心の支えにしていたのは、幼いころから蔦重への想いなのです。

しかし、遊女の瀬川が自由の身になるには、大金を払ってもらって身請けされる道しかないのです。しかし、蔦重にそんな財力はありません。

瀬川にとっては、もしかしたら蔦重が本屋として成功することに、叶わぬ夢を見ていたのでしょう。

塩売文太物語とは

瀬川が読んでいた「塩売文太物語」とは、親に勘当された貧しい文太が塩焼きの仕事をはじめ、持ち前の勤勉さで長者となる立身出世の物語です。

まるで、親に捨てられた蔦重が、江戸の出版王に駆け上っていく姿と重なるように読んでいたのでしょう。

蔦重が「文太」のような大富豪となれば、その富をもって自分を身請けしてくれるかもしれないと、そんな儚い願いを夢見ていました。

瀬川が富豪の烏山倹校と出会う。

そんなある日、瀬川のもとに鳥山検校がやって来ました。目の見えない鳥山は幕府から認められた高利貸しとして巨万の富を築いていたのです。

「初会の花魁は座っているだけ」。烏山がかすかな瀬川の物音から瀬川の様子を読み取ることに、驚きます。

そんな瀬川を気遣って、退屈しないようにと立派なお度産(金目の)と本を贈ります。目が見えないから気を使わずに読んでくれて構わない、という言葉を添えて贈りました。

そんな鳥山の配慮に、瀬川も本を読み聞かせをすると言います。

すると、「それは吉原のルールに反するのでは」と、鳥山はここでも律儀な姿勢を見せるのです。

しきたりに反することだが、花魁の姿を目で楽しむことができない代わりに声で楽しんでもらおうと瀬川は言うのです。

そして、瀬川は驚きます。瀬川が手に取った本は、あの鱗形屋が起死回生を図った新作の青本「金々先生栄花夢」だったのです。

蔦重も青本を手にしていた。

瀬川が驚いていた頃、蔦重も、鱗形屋の新たな青本「金々先生栄華夢」を手にしていました。次郎兵衛が、面白いのでたくさん仕入れたほうがいいと勧めてきたのです。

そこに描かれた人々の当世風のふるまいや言葉は、蔦重と鱗形屋が青本作りに取り組んでいた頃、蔦重が聞き集めてきたことばかりだったのです。

第6話「鱗(うろこ)剥がれた節用集」で孫兵衛と蔦重が楽しそうに青本作りの話をしていましたね。

鱗形屋が復活?

この本が売られていることは、鱗形屋が早くも版元として復活したことを意味します。

ならば、蔦重が地本問屋の仲間に入るという鶴屋との約束はどうなるのかと瀬川は心配していたのです。

そこに蔦重が瀬川に会いにやってきました。九朗助稲荷に出ていって話をすると、当の蔦重は落ち着いていました。

吉原の親父たちに相談したところ、皆で地本問屋たちへの対抗策を考えてくれたのです。

扇屋のおやじさんなんて、「地本問屋を皆まとめて吉原漬けにして、首回らねえようにしちまえって」言ってくれたようです。

吉原を建て直そうとする仲間が増えたのは、瀬川のおかげだと蔦重は礼を言います。そして「女重宝記」という本を手渡すのです。

蔦重が瀬川に対する想いとは。

瀬川の思い出赤本「塩売文太物語」は蔦重への「恋心」が重なる一冊です。

しかし、蔦重が瀬川に贈った「女重宝記」は「鈍感さ」のです。まったく瀬川の女心を分かっていません。

「女重宝記」とは当時の女性が嫁入りした先で必要とされていた知識や教養をまとめたものです。

瀬川にとっては、蔦重から「自分ではない誰かと一緒になって幸せになってくれ」と言われているように感じたと思います。

ただ、この時点では、蔦重は瀬川には、名のある武家や商家に身請けされて幸せになってほしいと思っていたのでは。

女郎は世間知らずなために身請け後苦労する者が多いと聞くが、この本を読めば必要な知識が学べるそうだと蔦重は言います。

花の井(小芝風花)
花の井(小芝風花)

はは、ばからしゅうありんす。

蔦重への想いを胸に秘めた瀬川は思わずそうつぶやくのです。だがすぐに笑顔を見せて、本を受け取ります。

「馬鹿らしゅうありんす」と瞳をうるませながら笑った瀬川の言葉に、心が折れる音が聞こえた気がしました。

この時の瀬川の表情を是非再視聴して下さい。

地本問屋と吉原の親父たち。

鱗形屋が、鶴屋や西村屋など地本問屋たちとともに、蔦重を訪ねてきました。蔦重は駿河屋の座敷に一同を招き入れ、吉原の親父たちも集まりました。

鶴屋は、今後、地本問屋仲間は長い付き合いの鱗形屋を支えていくので、蔦重を仲間に入れる約束はなかったことにしたいと切り出します。

蔦重は、自分は吉原関係以外の本は一切出さず、吉原細見はただで渡すと、好条件を並べます。

これを聞いた地本問屋たちに迷いの色が見えると、鶴屋は彼らを座敷から出させ、今日同行していない者からも意見を預かっているのだと述べます。

鶴屋の無礼。

鶴屋は「吉原者は卑しい外道、市中に関わらないでほしいと願う方々がいる」と言うのです。蔦重がその人々と直接話をさせてほしいと頼むと、鶴屋は笑みを浮かべて答えます。

「皆さま、吉原の方とは同じ座敷にもいたくないって具合で」…

すると、激高した駿河屋市右衛門が鶴屋を座敷から引きずり出し、階段の下に放り投げたのです。階下にいた西村屋が下敷きになり、鱗形屋たちが慌てています。

市右衛門は「俺だってあんたらと同じ座敷にいたくねぇんだわ」と言います。吉原のほかの親父たちも思いは同じで、地本問屋たちに吉原の出入り禁止を宣言したのです。

「べらぼう」のあらすじ(ネタバレ)感想の一覧はこちら。

「べらぼう」第8話「逆襲の金々先生」のネタバレ(幕府内の出来事)

先週は幕府内の出来事のシーンは全くありませんでした。それでも蔦重の行動シーンだけでも見ごたえのある週でした。

第8話は源内と意次の会話シーンが数秒あり、金儲けのヒントになる話でしたね。

それは、次々と客を取らざるを得ない花の井あらため5代目・瀬川ですが、瀬川の周囲にも大きなお金が動きます。

その勢いに乗じて、平賀源内が田沼意次に提案します。

平賀源内(安田顕)
平賀源内(安田顕)

日光社参の道中も、瀬川の道中のように見世物にすれば金になるのでは。

と。

「べらぼう」第8話「逆襲の金々先生」の感想。

第8話は吉原の花魁(瀬川)であっても恋心を持っているのだと言うことを描きたかったのでしょう。

だが、瀬川の想いをくみ取れない(いやくみ取ってはいけない)蔦重の言動になんとも心がモヤモヤする展開した。

吉原の遊女たちを幸せにしたいと願う蔦重は「みんな」を対象にしています。しかし、瀬川は違うのです。

蔦重からすれば、瀬川の存在は、「幸せにしたい遊女たち」の中の1人に過ぎません。しかし瀬川からすれば「金々先生栄花夢」で金兵衛が栄華を極めた夢から目覚めて虚しさを感じたように思えるのです。

蔦重の夢に自分の夢を重ねて奮闘してきたことが、すべて手のひらからすり抜けていくような感覚になったことでしょう。

視聴者の感想。

引用:ヤッフーニュース

今回は瀬川さんの蔦重さんの幸せを願い、そして蔦重さんへの想いを心の糧に、苦界を生きぬいてきた彼女の一生が、凝縮された回だったと思います。

彼女が苦しい仕事の疲労の時に読む『塩売文太物語』。

それは蔦重さんに幼き日にもらった本。まさにこの本の内容のようにいつか蔦重さんが商売で大成功して、自分を迎えにきてくれる、それを支えに毎日毎日を耐え忍んできたのだと感じました。

「まことのことがわからないならできるだけ楽しいことを考える」のが、朝顔さんから受け継いだ二人の流儀。

蔦重さんが恋心を抱いていないことは薄々、気がついていましたが「まこと」がわからないから楽しい夢を見ることができたのではないでしょうか。

その心の支えがポキリと折れた音が私の耳にも届いた気がしました。

まとめ。

瀬川は心も体も疲れ果てています。いままでの努力は誰のために行ってきたのか?その想いが崩れ落ちた瞬間がありました。

さらに次週は心の支えを失ったと思う瀬川がさらに苦しい日々を過ごす週となります。

次週は第9話「玉菊燈籠恋の地獄」です。

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