2024年のNHK大河ドラマは吉高由里子が主演を務める「光る君へ」です。ここでは出演キャストを一覧で紹介します。
また、出演者の不祥事で一人配役の変更がありました。代役を紹介しています。
主人公の紫式部は、千年の時を超えるベストセラー「源氏物語」を書きあげた女性で、「光る君へ」では紫式部(まひろ)の人生を描いています。
キャッチコピーは「この想い1000年前も1000年後も」です。
1000年前の雅な日本の平安中世を表現力豊かな俳優陣で表現してくれるのか、とても楽しみですね。
変わりゆく世を自らの才能と努力で生き抜いた女性・紫式部の愛と人生物語で脚本は大石静氏が務めます。
放送予定 | 2024年1月〜12月 (放送開始は2024年1月7日) |
作 | 大石 静(オリジナル作品) |
制作統括 | 内田ゆき |
演出 | 中島由貴/佐々木善春 |
脚本の大石静も「なぜ紫式部があんなに奥深くて、行間に人生哲学や権力批判や文学論を込めた作品を書けるようになったのか」と「光る君へ」のテーマを語っています。
ただ、源氏物語ファンにも楽しめるようなオマージュが所々にちりばめられているらしいので、大河を観ながら「源氏物語」の勉強にもなりますね。
大石静「過去の大河ドラマ」の脚本は2006年の「功名が辻」です。
⇒「大石静(脚本家)」が描く大河ドラマ2024年「光る君へ」の見どころ。
放送前から注目を集めていたのが作中での「源氏物語」の扱いですが、制作統括の内田ゆき氏は「源氏物語を描くことはありません」ときっぱりと述べています。
その理由は「紫式部自身が、彼女が感じる思いをどのようにフィクションにしていくか、それが後半の見どころになる」とコメントしています。
内田氏のコメント:
紫式部(まひろ)や藤原道長と長く関わる人々、そしてドラマの前半を動かす貴族たちを演じる皆さんを発表いたしました。特別な絆で結ばれている紫式部と藤原道長ですが、それぞれの配偶者が加わって展開していく人間模様、是非ご注目ください。
平安の男女は優雅なうえにもアクティブで、お互いに影響を与えながら濃密な人生を生きていました。喜んだり悲しんだり、笑ったり怒ったりと、人間くさい魅力にあふれた平安貴族たちを、個性豊かな俳優陣がどのように演じられるか、どうぞお楽しみに。
主人公である紫式部(まひろ)を演じるキャストは「吉高由里子」さん、藤原道長を演じるキャストは「柄本佑」さんです。
それでは「光る道へ」で多く登場する他の藤原姓のキャストと、また朝廷を題材にした大河で外せないのは「天皇」ですので、天皇のキャストは誰なのか?
キャスト一覧で確認して下さい。
学問をつかさどる父・藤原為時のもとで並外れた文学の才を発揮し、想像力と好奇心を育みます。
のちに、まひろが書きつづる「源氏物語」は、道長のバックアップを受け、天皇や貴族の間で大ベストセラーとなります。
武家台頭の時代を目前に、華やかに開いた平安文化の花。きらびやかな平安貴族の世界と、懸命に生きて書いて愛した女性が紫式部(まひろ)です。
10世紀後半、京で生まれた一人の女の子は「まひろ」と名付けられます。父の藤原為時は漢学や和歌に秀でた文人の家系です。
ですが、下級貴族である一家の暮らしぶりはけっして豊かではありません。
まひろの文学の素質は幼いころから際立ったものがあり、弟への講義を横で聞くだけで、漢学も和歌も覚えてしまうほどでした。
学問はまひろにとって、心の中の豊かな世界観の礎となっていたのです。少女のまひろが出会った運命の人がのちの最高権力者となる藤原道長です。
まひろと道長はやがてお互いに惹かれていきますが、両家の家格の違いと、まひろの母の死にまつわる秘密が、二人の関係に影を落とすのです。
⇒吉高由里子(キャスト)が大河ドラマ2024年「光る君へ」で演じるまひろ(紫式部)とは。
父・藤原為時譲りの学問好きで、漢籍を暗唱できるほど、利発ゆえ少しおませなところもあります。
ひょんなことから知り合った三郎(のちの藤原道長)に興味を引かれ、素性を知らぬまま再会を待ち望みます。
第1話「約束の月」で登場しますが、第2話のまひろ吉高さんにバトンタッチです。
⇒「光る君へ」第1話「約束の月」のあらすじ(ネタバレ)と感想。
吉高由里子が演じるまひろ(紫式部)をアマゾンの「NHKオンデマンド」でぜひ見て下さい。
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ところで大河ファンなら既にご承知かも知れませんが、2024年1月から再配信が決まった2016年の「 真田丸」でも「 源氏物語」は出てきます。
第27話 真田丸「不信」で関白秀次と寧々が「源氏物語10帖」の会話をしていました。
平安の貴族社会で、最高の権力者として名を遺した男性が藤原道長です。
名門、藤原北家に生まれ、兄の道隆、道兼の陰で、一見目立たない存在でした。しかしどこか光るもののある青年貴族に成長します。
やがて思わぬ事態が重なり、若くして政権の中心に躍り出ることになり、戸惑いながらも、次第に政治家としての力をつけていき、その非凡さが表出します。
道長は、娘たちを次々と天皇の后とし、続く代々の天皇の外戚となることで、頂点に上りつめていくのです。
まひろ(紫式部)とは幼いころに出会い、のちに「源氏物語」の執筆をバックアップし、后となった娘に学問を授けさせるために宮中に出仕させます。
二人には身分差があり、一定の距離があるかに見えるが、実は、その心は生涯離れることのできない、ソウルメイトとしてつながっていたのです。
互いの人生の輝き、喜び、そして苦しみをつぶさに見つめあうことになる道長とまひろ(紫式部)の物語が始まりました。
のちの藤原道長。父・兼家は権力闘争に明け暮れているが、本人は兄の道隆、道兼の陰で目立たず、のんびり屋な性格。
庶民の文化に興味津々(しんしん)。偶然出会ったまひろと親しくなります。
道長の嫡妻・源倫子を黒木華が演じます。左大臣・雅信の娘で宇多天皇のひ孫です。
おおらかさと強さをあわせ持つ女性で、紫式部とも交流があり不思議な関係が築かれていきます。
第3話で登場します。まひろが和歌を学んでいる倫子のサロンに参加し出会います。後に、道長の正室になり、道長の出世に伴って政治に巻き込まれていきます。
道長との間には2男4女に恵まれ、娘たちはいずれも入内し、その補佐役としても活躍します。
しかし、夫の道長や娘の彰子が信頼を寄せるまひろに嫉妬心も見え隠れしています。
⇒黒木華(キャスト)が大河ドラマ「光る君へ」で演じる源倫子とは。
道長の嫡男・藤原頼通が、第34話「目覚め」で初登場します。権力者の父のもと、若くして出世します。10代にして権中納言となります。
26歳の時、道長から後一条天皇の摂政を譲り受けます。が、政治に興味がなく、父には尊敬と反発の複雑な思いを抱き続けていきます。
のちに宇治に平等院を造営します。演じる渡邊圭祐は大河ドラマ初出演です。
三浦は大河ドラマ「どうする家康」の織田信長の幼少期を演じました。
光る君へでは雅な舞を演じています。
⇒大河ドラマ2024年「光る君へ」第29話「母として」のあらすじ(ネタバレ)と感想。
道長の長女です。(2024年4月23日発表がありました)
幼いうち(12歳)に一条天皇に入内し、定子と競う立場となります。紫式部(まひろ)は才を見込まれ、彰子のもとに宮中女房として出仕します。
彰子は亡き藤原定子の息子・敦康親王の養母を務めながらも、一条天皇にふさわしい妃になろうと努力を重ねます。
その結果、寛弘5年(1008年)9月、21歳になった彰子は無事に一条天皇の第2皇子敦成を出産しました。
その後、優秀な女房が集う文芸サロンを作り上げます。
⇒2024年大河ドラマ「光る君へ」で見上愛が演じる藤原彰子とは。
藤原妍子は道長と倫子の子。18歳年上の居貞親王(三条天皇)に入内し、後に中宮となります。
三条天皇の長年の妃・藤原娍子に4人の皇子がいたため、妍子も皇子を期待されます。贅沢好きであけすけな性格です。
兄の藤原頼通に続いてわずか15歳で公卿に列します。26歳で大納言・藤原斉信や権納言・藤原公任を越えて内大臣に昇進します。
一条朝から後三条朝まで65年にわたって政権の中枢を担います。
倫子の父。
藤原氏の勢いには一歩譲るが左大臣に上りつめます。愛娘の倫子を入内させるべきか悩むが機を逃してしまいます。
源雅信の妻で倫子の母。まひろ(紫式部)には遠縁にあたります。倫子をのびのびと育て、穏やかな家庭を築いています。
藤原道長のもう一人の妻。
道長との間に4男2女を授かります。道長の嫡妻・倫子の娘たちは入内し、息子たちは若いうちから昇進するのを見てライバル心を燃やします。
わが子たちの立身出世に期待をかけます。
父の源高明が政変で追い落とされ、幼くして後ろ盾を失います。のちに、まひろ(紫式部)の存在に鬱屈(うっくつ)がたまっていきます。
明子の兄。
父の高明を政変後に失うも、持ち前のバランス感覚で地道に出世します。当初は道隆に仕えていたが、道長に権力が移るのを冷静に見定め、頭角を現していきます。
道長の政治を補佐し、彰子の中宮大夫となり、以後20年にわたり彰子に仕えます。この間に権大納言に昇進しています。
藤原斉信、藤原行成、藤原公任と並んで一条朝の四納言と呼ばれています。
明子の嫡男。光る君へでは雅な舞を演じ、一条天皇から巌君の舞の師に従五位下の位を授けました。
⇒大河ドラマ2024年「光る君へ」第29話「母として」のあらすじ(ネタバレ)と感想。
上村海成が演じる藤原頼宗は道長と明子の子です。
温厚な性格で、倫子の息子たちと良好な関係を育み、彼らに後れを取りながらも着実に出世を重ねていきます。
のちに藤原伊周の娘を妻にします。優れた歌人としても名声を高めます。
百瀬朔が演じる藤原顕信は道長と明子の子です。
母の明子から出世を期待されて育ちます。三条天皇から道長に対して「顕信を蔵人頭に」と打診がなされるが、道長はこれを辞退します。
出世を阻まれた顕信は絶望して出家、比叡山に入ります。
60代・醍醐天皇の孫である源伊陟の娘です。彰子付きの女房の筆頭格として、高貴な家柄の女房たちを取りまとめています。
身分の低いまひろにも平等に接するなどの優しさも持っている歌人でもあり「源氏物語」の良き理解者です。
道長の妻・倫子の姪(めい)で、小少将の君の実姉です。貴族の夫と離婚後、倫子に選ばれて彰子付きの女房となります。
彰子の影響で「源氏物語」に興味を持ち、その内容について女房たちと楽しく語り合います。
瀬戸さおりは、藤原道綱(道長の異母兄弟)の娘で「宰相の君(藤原豊子)」を演じます。彰子とはいとこに当たります。
藤原豊子は、まひろ(紫式部)とともに、藤原道長の長女で一条天皇の中宮彰子に仕える女房です。
彰子の出産にも立ち会い、その第1皇子・敦成親王の乳母も務めました。まひろとは良き関係を築いていきます。
第32話「誰がために書く」で登場し、第37話「波紋」では、一条天皇の発案で、「源氏物語」の朗読会を開催した時の物語を読み上げる役目を果たしました。
ちなみに、瀬戸さおりさんは「鎌倉殿の13人」で北条時連(時房)を演じた瀬戸康史の妹です。
道長の妻・倫子の姪で、大納言の君の実妹です。倫子に選ばれて彰子付きの女房となります。
身分の低いまひろとも分け隔てなく親交を深めます。まひろが彰子に特別扱いされてもおおらかに構えています。
女房の後輩であるまひろが自分よりも彰子の信任を得ていることが気に入らず、学識をひけらかしているなどと陰口をたたく隆子です。
また、まひろと道長が親密な関係ではないかと疑っています。
大河ドラマは「青天を衝け」で大倉喜八郎の妻・大倉徳子を演じています。
道長の妾・明子の姪です。身分の低いまひろが彰子の女房になれたことをいぶかり、同じ思いの左衛門の内侍とともにまひろを牽制します。
まひろが一条天皇や彰子に特別視されていることに不満を抱いています。
「彰子のサロン」の6名です。
佐々木蔵之介は紫式部を温かく見守る夫・藤原宣孝を演じます。
紫式部(まひろ)は藤原宣孝と結婚し、一女を授かるも僅か2年数ヶ月で宣孝が病に倒れ亡くなります。
夫の死後に紫式部は「源氏物語」の執筆します。二人の出会いや、短いですが夫婦として過ごした時間に想像を膨らませています。
ドラマでの藤原宣孝は第2話「めぐりあい」でまひろの成人を祝う裳着の儀式に立ち会います。「世渡り上手で華やか、押しの強いキャラ」です。
⇒2024年大河ドラマ「光る君へ」で佐々木蔵之介(キャスト)が演じる藤原宣孝とは。
紫式部(まひろ)の父。
藤原一門であるが、下級の貴族で、裕福な生活とは縁遠く、和歌や漢籍に通じる文人であり、まひろに文学の素養を授けます。
紫式部(まひろ)の母。
不器用ゆえに官職に恵まれない夫・藤原為時に尽くし、衣服を食べ物に換えるなどして暮らしを支えています。
豊かとはいえない暮らしの中でも、家族の前では笑顔を絶やさず幼いまひろや弟の太郎を、愛情深く育てる優しい女性です。
しかし、早くして死んでしまいます。まひろにもっといっぱい教えたいことはあったと思います。
ちはやの死は「まひろ」にとって大きな出来事になったことでしょう。
ドラマでは第1話で退場です。不条理にも道長の兄であり藤原兼家次男の道兼に殺されてしまうのです。
⇒「光る君へ」第1話「約束の月」のあらすじ(ネタバレ)と感想。
紫式部(まひろ)の弟で、幼名は太郎。
勉学が苦手で、文学の才がある姉としょっちゅう比較されています。のんびり、ひょうひょうとした性格です。
⇒高杉真宙(キャスト)が大河ドラマ2024年「光る君へ」で演じる藤原惟規とは。
福元愛悠は幼少期の賢子を演じます。
まひろ(紫式部)の娘、10歳の賢子を演じるのは「梨里花」です。まひろと藤原宣孝の娘ですが宣孝は賢子が幼い頃亡くなりました。
ですので、祖父の為時にかわいがられて育ちます。まひろには反発する時期があるが、その文才を受け継ぎ、やがて宮仕えすることになります。
物語の実の父は道長のようです。反発する時期をどう演出するかが楽しみです。
賢子は、明るく情熱的で、後に女性としては異例の従三位という高位に上りつめたと言われています。
第37話、第38話でまひろに反発する賢子が登場します。
⇒大河ドラマ2024年「光る君へ」第37話「波紋」のあらすじ(ネタバレ)と感想。
⇒大河ドラマ2024年「光る君へ」第38話「まぶしき闇」のあらすじ(ネタバレ)と感想。
まひろが不在の時は「書物が友」だったという祖父の為時。孤独な賢子の胸の内を迫真の演技を演じていました。
梨里花は、現在14歳。2023年から女子中学生雑誌「ニコラ」専属モデルとして活躍中。2歳のときから子役として活躍しています。
大河ドラマには2021年放送の「青天を衝け」で茂姫役で出演しています。
成長した賢子は、南沙良が演じます。第39話「とだえぬ絆」で登場します。情熱を秘めた天真爛漫な少女に育ちました。
叔父の惟規が亡くなった時、賢子は初めて母の涙を見ることになります。
それまで賢子は母の真意が分かっていなかったのですが、母にとって叔父が大切な家族だったこと、家族のことで母もなくことがあることを初めて知ります。
母の見方が変わる瞬間です。
オリジナルキャラクターの双寿丸との出会いで人生が変わります。また道長が本当の父であることをいつ知るかも注目ですね。
⇒南沙良(キャスト)が大河ドラマ2024年「光る君へ」で演じる藤原賢子とは。
ちなみに南沙良は「鎌倉殿の13人」で頼朝の娘・大姫を演じました。
⇒大河ドラマ2024年「光る君へ」第39話「とだえぬ絆」のあらすじ(ネタバレ)と感想。
絵を描くかたわらで、文や歌の苦手な者のために代筆業を営む男。実は、まひろが文や歌を作っている。まひろが創作することへの、最初の入り口となる。
町辻で風刺劇を披露する散楽の一員です。当時の政治や社会の矛盾を面白おかしく批判しています。
その自由な言動に、まひろ(紫式部)と藤原道長は影響を受けますが、直秀は本性のわからない謎めいた男なんです。
⇒毎熊克哉(キャスト)が大河ドラマ「光る君へ」で演じる直秀とは。
まひろの従者・乙丸(おとまる)を演じるは矢部太郎。まひろに振り回されながらも付き従っています。
まひろの幼少期からそのそばに付き従い、まひろが内裏に出仕するとまひろの娘・賢子に付き従います。
恋人のきぬとともに藤原為時に仕えていきます。
まひろ(紫式部)の友人。父の藤原為時が世話をする女性の、以前の結婚で生まれた娘です。
愛情に飢えた、一風変わった娘で、まひろを慕い親しくなります。やがて父親の九州赴任についていくことになります。
まひろ(紫式部)の弟・藤原惟規の乳母(めのと)。
惟規を溺愛し、行く末に気をもみながら仕えています。まひろの姫らしくない振る舞いには、やきもきすることもありました。
まひろが出仕するとまひろの子・賢子の従者も務めました。
藤原道長の従者。道長が少年のころから忠実に仕えています。道長のまひろへの想いを知る人物で、まひろの従者・乙丸と奇妙な連帯感を持っています。
やっかいに思っていた道長とまひろの絆をやがて理解します。
伊藤健太郎は双寿丸というオリジナルキャラクターを演じます。物語前半で亡くなった直秀なのか?
と、一瞬のカットで第37話「到来」で登場します。
⇒大河ドラマ2024年「光る君へ」第37話「波紋」のあらすじ(ネタバレ)と感想。
「光る君へ」の前編で登場した毎熊克哉が演じた「直秀」の裏の顔は盗賊でした。貴族たちから金品を盗んでは貧しい庶民に分け与えていました。
そして、直秀は道長とまひろのキューピットで二人は結ばれたのです。まひろは直秀の言葉「おかしきことこそ、めでたけれ」の意味を大事にしながら生きてきました。
道長は父や兄たちとは違い、家のためではない「民のための政」をすることを直秀に誓いました。2人の将来に影響を与えた直秀。
しかしその道長とまひろは今や庶民の人々と出会う機会がない日々を過ごしています。
オリジナルキャラクターの双寿丸は賢子を盗人から救ったことで、その屋敷に出入りするようになり、まひろとも知り合います。
武者として生き方に独自の考えを持っており、興味を持った賢子はひかれていきます。
「光る君へ」の後編で双寿丸がどのように物語に関わっていくのでしょうか?とても楽しみです。
藤原氏の中でも、名門中の名門で、権力を得て政治のトップに躍り出ようと画策します。
いずれは天皇の外祖父となり、栄華を息子らに継がせようと作戦を練ります。
⇒段田安則(キャスト)が2024年大河ドラマ「光る君へ」で演じる藤原兼家とは。
道長の母。兼家の嫡妻。出世街道を突き進む夫を支えつつ、とりわけ三兄弟の行く末を思い、見守っている。
道長の母であり、兼家の嫡妻です。出世街道を突き進む夫を支えつつ、とりわけ三兄弟の行く末を思い、見守っています。
兼家の妾(しょう)。一人息子の道綱を溺愛しています。
和歌に長たけており、兼家との日々を「蜻蛉日記」として残しました、才色兼備の女性で、まひろも幼いころから、蜻蛉日記を読みこんでいます。
道長の次兄で、物語ではヒール役粗暴だったという設定です。
兄の道隆にすべてがかなわず、父の愛情に飢えています。その苛立ちの矛先が道長に向くこともあり、紫式部(まひろ)との間には、ある因縁があるのですが…。
その因縁とは、第1話「約束の月」でまひろの母「ちはや」を殺してしまうのです。
⇒「光る君へ」第1話「約束の月」のあらすじ(ネタバレ)と感想。
⇒玉置怜央(キャスト)が大河ドラマ「光る君へ」で演じる藤原道兼とは。
円融天皇と詮子の子・一条天皇が産まれたのは、天元3年(980年)です。ただ、円融天皇には、詮子の他にも藤原遵子という女御がいました。
遵子の父は、関白・藤原頼忠です。第2話で登場しますね。遵子が女御となったのも、詮子と同じ978年でした。遵子は子を産むことはありませんでした。
お子はいませんでしたが、皇后(中宮)になります。その要因として詮子が天皇の寵愛を受けていなかったこともあったでしょう。
詮子はその寂しさを弟の道長に第2話「めぐりあい」でこぼしていましたね。
⇒吉田羊(キャスト)が大河ドラマ「光る君へ」で演じる藤原詮子とは。
道長の長兄であり、兼家の嫡男です。
才色ともに優れており、上品さ、明るさをも兼ね備えた、申し分のない跡継ぎで、父・兼家は権力を弟たちではなく、息子に継がせようとしています。
⇒井浦新(キャスト)が2024年大河ドラマ「光る君へ」で演じる藤原道隆とは。
道隆の嫡妻です。
宮仕えの経験があり、はきはきした知的な女性で、道隆のあとを継ぐ息子たち、そして天皇への入内が見込まれる娘の定子の教育に力を入れています。
⇒板谷由夏(キャスト)が2024年大河ドラマ「光る君へ」で演じる高階貴子とは。
道隆の嫡男。才色兼備の自信家の青年で、若くして、父の引き立てによりスピード出世を果たします。
父亡きあとは、妹の定子への一条天皇の寵愛を頼りに、道長の甥ですが火花を散らすライバルとなります。
⇒三浦翔平(キャスト)が大河ドラマ「光る君へ」で演じる藤原伊周とは。
藤原伊周の妻・源幾子が第29話で登場します。
⇒大河ドラマ2024年「光る君へ」第29話「母として」のあらすじ(ネタバレ)と感想。
道隆の長女です。一家の繁栄を願う父の思いを一身に負い、年下の一条天皇に入内(じゅだい)します。
清少納言らが集う、才気にあふれたサロンを作り上げ、一条天皇の最愛の妃(きさき)となりますが、悲運に見舞われます。
幼少の定子が11話「まどう心」で初登場します。
⇒高畑充希(キャスト)が「光る君へ」で演じる藤原定子(さだこ)とは。
藤原隆家は、伊周、定子の弟。兄と同じく、道長との闘いの末、一家没落の憂き目を見るが、冷静かつ闊達な性格で乗りこえていく。
のちに大宰府に赴任し、大陸から攻めてきた刀伊(とい)と対峙することに。
※)永山絢斗の代役(2023年8月9日出演が決まっていました)
⇒竜星涼(キャスト)が2024年大河ドラマ「光る君へ」で演じる藤原隆家とは。
枕草子の作者である清少納言を演じる「ファーストサマーウイカ」ドラマでは「ききょう」と言う名で登場します。
歌人・清原元輔の娘で才気煥発。一条天皇に入内した定子のもとに女房として出仕し、心からの忠誠を尽くします。
⇒ファーストサマーウイカ(キャスト)が大河ドラマ「光る君へ」で演じる清少納言とは。
女流歌人。源倫子の女房であり、さらに一条天皇の中宮となる娘の藤原彰子にも仕えました。
姫たちに学問を指南するうちに、文学好きなまひろ(紫式部)とも交流することになりますが、まひろと道長のただならぬ関係を察知します。
⇒凰稀かなめ(キャスト)大河ドラマ「光る君へ」で魅せる赤染衛門の世界。
泉里香はあかねを演じます。まひろとは、四条宮の和歌を学ぶ会で知り合い、親王二人に愛された、恋多き華やかな女性です。
和歌には突出した才能を持ち、やがて彰子の女房となります。今回の脚本では、当時としては珍しく前衛的で多彩な魅力を持つ人物です。
第30話「つながる言の葉」で初登場しますが、とても大胆な演出でびっくりします。
⇒大河ドラマ2024年「光る君へ」第30話「つながる言の葉」のあらすじ(ネタバレ)と感想。
⇒泉里香(キャスト)が魅せる大河ドラマ「光る君へ」と和泉式部(あかね)の魅力。
一条朝 四納言藤原行成を渡辺大知が演じます。道長よりも6歳下で、道長政権下で蔵人頭に抜擢されます。
細やかな気遣いで実務に能力を発揮し、欠かせない存在として支え続けます。文字の美しさでは右に出る者がおらず、もてはやされました。
⇒渡辺大知(キャスト)が大河ドラマ「光る君へ」で演じる藤原行成とは。
一条朝 四納言「藤原斉信」を演じるのは金田哲さんです。道長、公任とともに青春時代を過ごします。
道長の長兄・道隆のもとに仕えるも、道長が出世しはじめると、変わり身の早さを見せ、腹心として地位を築いていきます。
ききょう(清少納言)とも交流がある貴族です。
⇒金田哲(はんにゃ)が大河ドラマ「光る君へ」で演じる藤原斉信とは。
一条朝 四納言「藤原公任」を演じるのは町田啓太さん。頼忠の息子です。道長とは同い年で、友情を育むが、出世レースが進むにつれ関係が変化してきます。
音曲、漢詩、和歌など文化面に秀でており、まひろ(紫式部)の源氏物語に興味を持ちます。
⇒町田啓太(キャスト)が大河ドラマ「光る君へ」で演じる藤原公任とは。
道長の異母兄弟。
知性豊かな母を持つが、本人は一向に才に恵まれず、父の兼家からは、嫡妻の息子たちより格段に軽く扱われています。
性格は明るくお人よしで、憎めないところもある男性です。
藤原公任の妻・敏子が第30話で登場します。
⇒大河ドラマ2024年「光る君へ」第30話「つながる言の葉」のあらすじ(ネタバレ)と感想。
道長の一回り年長の公卿。
儀式での失敗など、その無能ぶりはしばしば嘲笑されていました。しかし、競争相手である公卿たちが早く亡くなったことで、政治の中枢に残ります。
天皇の側近である藤原実資を秋山竜次さんが演じます。実資は藤原小野宮流の当主です。
道長の先輩格で有職故実な人物。いわゆる政治や儀式のしきたりに詳しく学識があります。
そして、非常にまじめな常識人です。検非違使庁の別当(現在の警察の長官)も務め配流に抵抗した藤原伊周を鼻息荒く追い回すシーンはコントギリギリのシーンでしたね。
正義と筋道を重んじると同時に、プライドが高く頑固者で、道長にとっては尊敬しつつも煙たい存在となります。
⇒秋山竜次(キャスト)が2024年大河ドラマ「光る君へ」で演じる藤原実資とは。
藤原兼家のライバル。橋爪淳は公任の父・藤原頼忠を演じます。
公任の父。娘を円融天皇に入内させるも皇子を得られず、政治的な力を持てません。兼家が辣腕(らつわん)を振るいはじめるとさらに押され、名ばかりの関白になります。
橋爪淳のコメント
大石先生が命を吹き込む平安時代の人物「頼忠」が、あたかもそこにいるかのように生きることができたらおもしろいだろうなぁと思っています。
どんな言葉をしゃべり、どんな行動をする人なのか、そこから見えてくる頼忠の在り方を見つめながら頼忠を生きたいと思います。
「光る君へ」では5人の天皇が登場すると思われます。
62代 村上天皇 在位22年(946年−967年)
63代 冷泉天皇 在位 3年(967年−969年)
ここから登場。
(在位年数はすべて足かけ年数)
居貞親王。冷泉天皇の皇子で67代天皇。(2024年4月23日発表がありました)
いとこの一条天皇よりも四歳年長でありながら、その東宮(皇太子)として二十年以上を過ごします。
叔父である道長の次女・妍子を妃に迎えるが、即位したのち、道長との確執は深まっていきます。
⇒木村達成(キャスト)が大河ドラマ「光る君へ」で演じる三条天皇の魅力とは?
2021年の朝ドラ「カムカムエヴリバディ」で“ジョー”こと大月錠一郎の幼少期を演じました。
2011年9月10日生まれの12歳です。りりしい中にもあどけなさの残る少年天皇をチャーミングに演じています。
66代天皇。道長の甥(おい)で、幼くして即位しました。
入内した道隆の長女・定子を寵愛するが、のちに道長の長女・彰子も入内し、世継ぎをめぐる政争に巻き込まれます。
理性の勝った性格の一方、文学が好きで、紫式部の源氏物語に強い興味を抱きます。
⇒塩野瑛久(キャスト)が2024年大河ドラマ「光る君へ」で演じる一条天皇とは。
64代天皇。道長の姉・詮子が入内し、懐仁親王(やすひとしんのう/のちの一条天皇)を授かります。
道長の父・兼家は、孫の懐仁親王を一日も早く天皇とし、外祖父として権力を握ろうとします。
譲位を勧められた円融天皇は悩むことに。
65代天皇。
東宮(皇太子)のころから、紫式部(まひろ)の父・為時による漢籍の指南を受けていました。
即位後、兼家の孫である懐仁が東宮となったために、早々の譲位を画策され、大事件が起きるのです。
藤原よし子は、花山天皇の女御。寵愛を受けるが早逝。天皇の出家のきっかけとなります。
第7話「おかしきことこそ」で退場しました。
⇒「光る君へ」第7話「おかしきことこそ」のあらすじ(ネタバレ)感想。
藤原義懐は、花山天皇の叔父。若い天皇を支える役として急速に出世するが、藤原兼家の謀略によって天皇は退位し出家します。
一夜にして権力を失うはめに。
片岡千之助は敦康親王(あつやすしんのう)を演じます。
一条天皇と定子の第一皇子で、道長の長女・彰子のもとで養育され、次の東宮候補でしたが、母代わりの彰子を慕うようになります。
しかし、彰子にも皇子が生まれたことで運命が変わっていきます。
光源氏のモデルとなったという説のある敦康親王。
本来ならばそのまま皇太子になられるはずが、人々の思惑、また世の中の流れによって、悲劇的な運命を辿られる生涯でした。
三条天皇と藤原娍子の第1皇子。
父の即位により親王宣下を受け、式部卿に任じられます。父の譲位後、東宮に立てられるが、道長の圧力を受けてほどなく辞退します。
のちに道長の娘・藤原寛子を妃とします。
陰陽師安倍晴明(あべのはるあきら)を演じるのはユースケ・サンタマリアです。
陰陽師(おんみょうじ)とは、陰陽寮に属する天文博士で、並外れた占いの才能を持ち、常人にはない力があると畏怖される存在です。
天皇や貴族の生活はもちろん、政局にも大きな影響を及ぼします。
⇒ユースケ・サンタマリア(キャスト)が「光る君へ」で演じる「安倍晴明」とは。
宋からやってきた商人らの長。
船が漂着し、越前に逗留しています。実は、宋の朝廷から、ある密命を負っており、越前国守の藤原為時と交渉にあたるのです。
朱仁聡らと共に越前にやってきた、宋の見習い医師・周明
まひろに宋のことばを教えていくなかで二人は親しくなっていきます。優しく穏やかだが、どこか謎めいたところがある男です。
21話「旅立ち」で登場します。21話ではまひろや岸谷五朗演じる父、藤原為時は越前に移ります。
松下浩平が演じる「周期」は「光る君へ」のオリジナルキャラクターです。松下さんは大河ドラマ初出演です。
松下さんと吉高さんは2021年10月期のTBSドラマ『最愛』で初恋相手役として共演していますが、光る君へで恋人となるかは定かではありません。
オリジナルキャラクターなので大石静さんの脚本次第ですかね。
⇒松下浩平(キャスト)が2024年大河ドラマ「光る君へ」で演じる“周明”とは。
2024年9月11日(水)(旧ツイッター)で発表がありました。
藤原妍子(ふじわらのきよこ)
藤原道長と嫡妻・倫子の次女。東宮・居貞親王(のちの三条天皇)の妃(きさき)となるが、東宮がはるかに年長であることに不満を抱く。キラキラした贅沢(ぜいたく)な衣装や道具が好き。
藤原頼宗(ふじわらのよりむね)
道長と源明子の長男。倫子と競う母・明子の期待を背負って育つ。道長と倫子の長男の頼通に比べて出世は遅れたが、のちには兄弟と共に異母姉の彰子を支える。
敦明親王(あつあきらしんのう)
三条天皇の皇子。狩りが好きで、活発な性格。のちには東宮となるはずであるが、外戚が弱く後見がいない。我が孫を東宮にと望む道長の圧力にさらされることになる。
平為賢(たいらのためかた)
藤原隆家と親交のある武者。隆家が大宰府に赴く際に従い、刀伊(とい)の入寇(にゅうこう)の際に軍功を立てる。為賢のもとで、双寿丸は武術の研鑽(けんさん)に打ち込んでいる。
菅原孝標の娘(すがわらのたかすえのむすめ)
名前はちぐさ。のちに『更級日記』を記す。伯母は藤原道綱の母。父の赴任先にいた子どものころより『源氏物語』に憧れる。京に戻ったのちにようやく全巻を手に入れて感動し、暗唱するまでに読みこんでいる。
2024年7月25日(木)(旧ツイッター)で発表がありました。
2023年11月17日(金)X(旧ツイッター)で発表がありました。
2023年8月31日(木)X(旧ツイッター)で発表がありました。
引用:ヤッフーニュース(2023/6/16)
キャスト変更(降板)は必須ですね。
自宅で大麻を所持したとして、警視庁が16日、大麻取締法違反の疑いで俳優の永山絢斗容疑者(34)を逮捕したことが捜査関係者への取材で分かった。捜査関係者によると15日夜、東京都目黒区内のマンションに警視庁の捜査員が家宅捜索に入り、永山容疑者から事情を聴き、逮捕した。
過去の逮捕者(降板者)
2022年5月20日記者発表がありました。
大河ドラマ俱楽部の管理人です。
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ただ視聴するだけでなく「あらすじと感想」を紹介しています。
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