大河ドラマ2023年「どうする家康」第22話「設楽原の戦い」のあらすじ(ネタバレ)と感想。

大河ドラマ2023年「どうする家康」第22話「設楽原の戦い」のあらすじ(ネタバレ)と感想をお届けします。

22話は、家康・信康のいらだち、信長の作戦、勝頼の誤算が描かれます。

徳川・織田連合軍は長篠城の西・設楽原で武田軍と対じします。だが織田信長は馬防柵を作るばかりで動こうとしません。

しびれを切らした家康は、わずかな手勢で武田の背後から夜襲をかける危険な賭けに出ます。

策は功を奏し、武田勝頼は攻めかかってきます。信長はその瞬間を待っていたのです。そしてその時、3000丁の鉄砲が火を噴いたのでした。

この恐るべき作戦で武田軍を圧倒し、壮絶な戦場を前に家康と信康親子は衝撃を受けます。

さて、先週の「どうする家康」は第21話「長篠を救え!」でした。イントロの千代(武田側)と瀬名(徳川側)の密談は瀬名の今後への伏線ですね。

一方、長篠城主・奥平信昌の家臣・岡崎体育が演じる鳥居強右衛門岡崎へ決死の覚悟で突進し城主の意を伝えます。

この演技が視聴者の心をつかみましたね。

項目 内容
2023大河ドラマ どうする家康
放送話 第22話
放送日 2023年6月11日(日)
週タイトル 設楽原の戦い
視聴率 10.8%(先週比:±0%)
出演者 松本潤(役:徳川家康)
阿部寛(役:武田信玄)
有村架純(役:瀬名)
細田佳央太(役:徳川信康)
久保史緒里(役:五徳)
立川談春(役:佐久間信盛)
松本まりか(役:女大鼠)
山田孝之(役:服部半蔵)
眞栄田郷敦(役:武田勝頼)
板垣李光人(役:井伊直政)
大森南朋(役:酒井忠次)
松重豊(役:石川数正)
山田裕貴(役:本多忠勝)
杉野遥亮(役:榊原康政)
古川琴音(役:千代)
岡田准一(役:織田信長)
北川景子(役:お市)
ムロツヨシ(役:秀吉)
古田新太(役:足利義昭)
中村勘九郎 (役:茶屋四郎次郎 )
大貫勇輔 (役:浅井長政)
酒向芳 (明智光秀)
音尾琢真(役:鳥居元忠)
岡部大(役:平岩親吉)
小手伸也(役:大久保忠世)
甲本雅裕(役:夏目広次)
広瀬アリス(役:於愛の方)
脚本 古沢良太

大河ドラマ2023年「どうする家康」のキャスト一覧。

さて、「どうする家康」は家康(リーダー)と家臣達(部下)との絆を描いた物語とも言えます。

個性的な家臣達(部下)をどう活かすのか?職場で「リーダー」の方ならきっと共感することでしょう。

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「どうする家康」第22話「設楽原の戦い」のあらすじ。

世に言う「長篠の戦い」が長篠城の西に広がる設楽原したらがはらで始まりました。織田・徳川連合軍、3万以上の大軍勢が布陣しました。

天正3年(1575年)

天正3年(1575年)5月21日の夜明け、左衛門尉率いる奇襲部隊は、多少もたつきながらも、武田のとびヶ巣山砦を攻め落ちました。

長篠を争って、織田・徳川の連合軍と勝頼率いる武田軍が対峙しました。しかし、織田・徳川軍は陣を敷くだけで一向に攻撃をしてきません。

馬塞ぎの柵を作るばかりの様子に、武田軍も苛立ちを隠せません。

「何を考えておる信長!家康!」穴山梅雪が言う裏で、実はすでの世紀の大決戦の火ぶたは斬っておとされていたのでした。

「どうする家康」第22話「設楽原の戦い」のネタバレ。

長篠の戦は、織田・徳川勢の圧勝で終わりました。しかし、それは今までの戦とは全く異なるシステマティックな戦いであったのです。

  • 攻めかかってくる武田軍を、馬塞ぎの柵の隙間から火縄銃で撃つ。
  • 撃ち終わった兵は粛々と後列に回り、準備をしていた2列目の兵が最前線に出て撃つ。
  • 運よく火縄銃から逃れ柵にたどり着いた者は、容赦なく槍で突かれ死んでいく。

先陣を切ったあの山県昌景でさえも織田の元に辿りつけませんでした。

大はしゃぎする秀吉。

戦いの様子を呆気に取られた様子で見る家康たちをよそに、「面白ぇように死んでいく~!実に愉快でごぜぇますなぁ!」と秀吉が“大はしゃぎ”をしています。

一体何丁の鉄砲を用意したのかと問う家康に、秀吉は冷静に「三千」と答えます。

「最早兵が強いだけでは戦には勝てん。銭持っとるもんが勝つんだわ!最強たる武田兵も、虫けらのごとくだわ!」と高笑いをする様には言葉が出ませんでした。

勝利後も、信長と秀吉は再び碁を打っていますが、信長は恐らく、秀吉が自分に近い力を身につけ始めていること、野心を抱いていることをすでに見抜いている様子でした。

ムロツヨシが2023年大河ドラマ「どうする家康」で演じるキャストは豊臣秀吉。

冷静な信長。

秀吉の大はしゃぎを信長が咎め「最強の強者たちの最期を慎んで見届けよ。武田勝頼、見事なり」と言うが、これはそのまま『兵力』での戦の終焉を意味する言葉なのですね。

兵の強さが競われる今までの戦であれば、勝頼は見事、だがその時代は終わったのだと告げるような信長のセリフと、

それをうわ塗るように「総がかりじゃあ!一匹残らず殺すがやぁ!」と、人を殺す事を楽しんでいるかのような秀吉の声にゾッとしましたよね。

岡田准一が2023年大河ドラマ「どうする家康」で演じるキャストは織田信長。

家康と信康は信長の家臣となる。

徳川が信長の臣下となり、下された命は勝頼の討伐。

設楽の戦で「これは、戦にございまするか…?これはなぶり殺しじゃ…」呆然と言っていた信康は、先陣に立ち兵を鼓舞し、敵を倒し続けていきます。

返り血を浴び、敵を殺し、その武功を自慢げに話すその様子は、箍が外れてしまったような、そうすることでしか己を立たせられないのであろうという事が見てとれて切ない思いでした。

細田佳央太が2023年大河ドラマ「どうする家康」で演じるキャストは「徳川信康」

箍が外れてしまった信康。その姿を見る瀬名の表情はとても複雑な様子でしたよね。

織田の戦術としては間違っていないが、圧倒的な力と恐怖で他者を制するものは、その過程で様々な軋轢を生み、それが未来の不安の種となりやがて己の足を掬ってしまうのだなぁと、深く考えさせられる22話でした。

「どうする家康」のあらすじまとめはこちらです。

大河ドラマ2023年「どうする家康」のあらすじ(ネタバレ)と感想のまとめ一覧。

第22話は「長篠の戦い」が描かれています。史実に基づき制作した「歴史探偵#9」ではその戦術を詳しく解説しています。

初回放送日: 2021年5月19日

長篠の戦い。信長の戦法は、「三段撃ち」ではなく「レジ待ち撃ち」だった!?武田軍を打ち破った信長の秘密兵器も登場!最新科学と現場調査で戦国の一大決戦の常識が覆る。

「歴史探偵#73」では、徳川四天王と題し左衛門尉率いる奇襲部隊を実際に歩きその足跡を紹介しています。

是非ご覧ください。

紀行。愛知県 新城市。

22話の紀行は松重さんのナレーションだけでしたね。

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「どうする家康」第22話「設楽原の戦い」の感想。

武田勝頼役の眞栄田郷敦さんが素晴らしかったですね。

織田・徳川の連合軍の圧倒的な兵力を前に、父・信玄であれば絶対に討って出ることはしないであろう状態。

信玄公は充分な勝ち目なき戦は絶対にしなかったという家臣の言葉に「だから武田信玄は天下を取れなかった」と言う。

これは、やはりどこかに『父を超えたい』という人間らしい気持ちがあるからだろうか。

「手堅い勝利を100重ねようが1の神業には及ばぬ」と言うのも正論かつ信長が台頭してきた桶狭間のことも指しているように思えますよね。

見事な虹を「吉兆」とし、「目の前に信長と家康が首を並べておる」。このような舞台はもう二度とないぞ」「我が父が申しておる! 信玄を超えてみせよ」と言い放つのでした。

狂気の沙汰とも取れますが、人心掌握に長けているともとれます。

今までの『父・信玄を超えられなかった男』といういわゆる無能な武将と言うイメージとは異なる、新たな勝頼を見事に表現されていたと思います。

眞榮田郷敦が2023年大河ドラマ「どうする家康」で演じるキャストは「武田四郎勝頼」(初出演)

視聴者の感想。

引用:ヤッフーニュース

信玄は勝てるように準備を整えて、勝てると思った戦いしかせず、無理な戦いはしなかった。だから勝率が高かったけど、天下には届かなかった。

実際に信長を打倒するどころか信長と直接対決することすら叶わなかった。

勝頼は信玄のすべてを受け継がせるということに感謝しつつ、信玄を超えたいという思いも強かったのでしょう。

勝頼の演説した内容も納得できるし、将兵への説得力も充分にあった。 信長はどんどん勢力を拡大していて、直接相対する機会などもうないかもしれない。

信玄なら兵を引いたであろうことを理解しながら一見すると無謀としか思えない突撃に踏み出した理由付けを上手く描いていたと思います。

引用:ヤッフーニュース

なぜ、信長が鉄砲にこだわったのか。俗説ではあるが、尾張の兵がめちゃくちゃ弱かったから、というのがある。

一番、衝撃的だったのが姉川の戦い。

信長の軍は、13だったか15だったか陣を敷いて迎え撃ったが、ほぼ突破されあわやというところまで来たときに、家康軍が横から相手を突き崩したことでかろうじて勝てたという話がある。

そのときの三河兵と尾張兵のやられ方の違いに衝撃を受けた信長は考えた結果、鉄砲にちからをいれると共に長槍の改良に手をいれた。

長篠の戦いは、弱兵でも武器は使いようで強くなることを見せつけたとも言える。

財力を有効に活用しそれをうまく使ったことで戦場を一気に変えたといえるではないかと。

まとめ。

次週は第23話「瀬名、覚醒」です。

瀬名と千代が密会をしていることを知った五徳は、それを信長に告げるのです。すると信長は水野が武田と通じていると家康に言いがかりをつけ、水野を処分させました。

苦渋の決断の結果、水野を手にかけた家康は、侍女である於愛に癒しを求めるようになるのです。

その一方で設楽原の合戦依頼心のバランスを欠いていた信康に、瀬名はある夢を打ち明ける…というストーリー。

この時代に生きている人々が、当然ではあるが自分の心に従って動いた結果…いったいどんな未来が待っているのだろうと、史実を知っていても、先の展開にドキドキしています。