大河ドラマ2023年「どうする家康」第21話「長篠を救え!」のあらすじ(ネタバレ)と感想をお届けします。
21話は、「瀬名(徳川)と千代(武田)の密談」、「信長の命(信長の家臣となる)」、「亀姫の縁談」、「長篠・設楽原の戦い前の徳川内部」が描かれます。
武田に包囲された奥三河の長篠城。城主・奥平信昌(白洲迅)はピンチを伝えるため、鳥居強右衛門(岡崎体育)を岡崎へ送り出します。
強右衛門の手紙を受け取った家康は、織田に援護を求めます。信長は柴田勝家、丹羽長秀、羽柴秀吉ら織田家の重臣達3万を超える軍勢を率いて岡崎へやって来ます。
そして天下一統に突き進む信長は、参戦の条件として家康に驚くべき条件を提示するのです。
それは徳川との同盟を破棄して、家臣として信長に臣従しろということなのですが、21話の「どうする家康」の家康の結論はいかに・・・
さて、さて、先週20話の「どうする家康」は第20話「岡崎クーデター」でした。
20話エンディングの千代と瀬名の密談は今後の徳川家の大事件を予見させるやり取りでした。何度見ても興奮します。
瀬名・信康事件の伏線がところどころ描かれてきました。今後どのような描き方をするのか大注目です。
項目 | 内容 |
2023大河ドラマ | どうする家康 |
放送話 | 第21話 |
放送日 | 2023年6月4日(日) |
週タイトル | 長篠を救え! |
視聴率 | 10.8%(先週比:△0.4%) |
出演者 | 松本潤(役:徳川家康) |
阿部寛(役:武田信玄) | |
有村架純(役:瀬名) | |
當真あみ(役:亀姫) | |
岡崎体育(役:鳥居強右衛門=すねえもん) | |
細田佳央太(役:徳川信康) | |
久保史緒里(役:五徳) | |
立川談春(役:佐久間信盛) | |
松本まりか(役:女大鼠) | |
山田孝之(役:服部半蔵) | |
眞栄田郷敦(役:武田勝頼) | |
板垣李光人(役:井伊直政) | |
大森南朋(役:酒井忠次) | |
松重豊(役:石川数正) | |
山田裕貴(役:本多忠勝) | |
杉野遥亮(役:榊原康政) | |
古川琴音(役:千代) | |
岡田准一(役:織田信長) | |
北川景子(役:お市) | |
ムロツヨシ(役:秀吉) | |
古田新太(役:足利義昭) | |
中村勘九郎 (役:茶屋四郎次郎 ) | |
大貫勇輔 (役:浅井長政) | |
酒向芳 (明智光秀) | |
音尾琢真(役:鳥居元忠) | |
岡部大(役:平岩親吉) | |
小手伸也(役:大久保忠世) | |
甲本雅裕(役:夏目広次) | |
脚本 | 古沢良太 |
さて、「どうする家康」は家康(リーダー)と家臣達(部下)との絆を描いた物語とも言えます。
個性的な家臣達(部下)をどう活かすのか?職場で「リーダー」の方ならきっと共感することでしょう。
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「どうする家康」第21話「長篠を救え!」のあらすじ。
家康はもう一度信長に助けをもとめるしかないとの結論にいたりますが、天正3年(1573年)の信長は本願寺の戦いで苦戦していました。
また、天皇に「譲位」を望んでいる年でもあります。
この様子は「どうする家康」では描かれることはないとは思いますが、2020年の「麒麟がくる」で放送されました。
さて、瀬名と千代の密談が行われますが、千代の過去が21話でわかるのでしょうか?続きはネタバレで・・・。
「どうする家康」第21話「長篠を救え!」のネタバレ。
第21話「長篠を救え!」のイントロ。
武田はいつでも受け入れるという千代に、瀬名は「旦那様は?」「お子は?」と質問をしていきます。
千代が今のように生きることになった原因は『戦』であることを気づかせたうえで「あなたから幸せを奪ったのは、本当はどなたなのかしら?」という質問が、深く千代に刺さりました。
「私とあなたが手を結べば何かが出来るんじゃないかしら。徳川のためでも武田のためでもなくもっと大きなこと」
と言う瀬名のセリフは『争いのない世界』を示唆しているのしれません。
⇒有村架純が2023年大河ドラマ「どうする家康」で演じるキャストは瀬名(築山殿)(大河初出演)
しかし、千代はその問いには答えずに、瀬名のことを『毒』と表現するのです。
「その綺麗な眼に引き込まれて要らぬことを喋ってしまう毒でございます」男たちの血で血を洗う争いとは違う、女性ならではの戦い方を見た気がします。
⇒古川琴音が2023年大河ドラマ「どうする家康」で演じるキャストは「謎の女・千代」(大河初出演)
そしてそのころ、長篠城は武田軍に包囲され落城寸前、徳川の援軍を待ち続けていたのでした。
鳥居強右衛門(岡崎体育さん)が、長篠城を助けてくれと徳川へ助けを求めて走ります。
行き倒れえていた強右衛門を熊か猿と勘違いした亀姫が、死んでいるのかどうかを確かめるために石を投げ、その石がどんどん大きくなっていくのも面白かったです。
最後に持ち上げようとしていた大きな丸い石は、以前に七の助が瀬名に献上(?)した漬物石だと思います。
⇒岡部大が2023年大河ドラマ「どうする家康」で演じるキャストは平岩親吉(七之助)
こんなところで小技回収というのも実に古沢良太さんらしいです。
強右衛門は体が大きいから、握り飯も大きいほうが良かろうと爆弾のような握り飯を作る亀姫の朗らかさに和みました。
家康の断言。
なかなか援軍を出さない信長に焦れた家康が「織田と手を切る」と断言。
一種の脅迫のようなものを受けた信長は静かに大きな怒りをはらませて、大軍を率いて家康の元へ。そこへ亀の輿入れ話しを断りたいという信康の申し出まで。
その提案をきっかけに、織田から「盟約を取りやめる」という話になります。
「手を切るっちゅうことです。徳川様が!そうお思いだとか」と、完全にやり返されてしまいます。
流石に信長です、何枚も上手です。
織田の家臣となって長篠を救うか、織田の敵となるか「さぁ、決めよ。さぁ、さぁ、さぁ、さぁ!どうする、家康!」と恐ろしいまでに責め立てた上でのタイトル回収!
それも見事ですが、信長と家康の気持ちのぶつけ合いに痺れました。
⇒松本潤が2023年大河ドラマ「どうする家康」で演じるキャストは徳川家康。
強右衛門走る。
見かねた亀姫が自ら奥平に嫁ぐ決心をしたことと、瀬名の機転で難を逃れ、まずは信長も家康も長篠を救うことに…。
その知らせをもって長篠に帰る途中の強右衛門は勝頼達に捕らえられ「徳川は来ない」と伝えるよう言われてしまいます。
脅され、嘘の情報を奥平に流してしまう強右衛門が、亀姫の姿を思い出し本当の情報を味方に知らせます。
それをすれば自分は殺されてしまうことを知っているのに…。
味方の目の前で磔にされ処刑される姿が、あまりにも悲しく、同時に未だに強右衛門の話が語り継がれている理由がわかった回でした。
「どうする家康」のあらすじまとめはこちらです。
⇒大河ドラマ2023年「どうする家康」のあらすじ(ネタバレ)と感想のまとめ一覧。
紀行。愛知県 新城市。
21話の紀行は松重さんのナレーションだけでした。
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「どうする家康」第21話「長篠を救え!」の感想。
21話はまさに、「鳥居強右衛門の話」と言って良いのではないでしょうか。
徳川に助けを求めに行くさなか、水中を泳ぐ強右衛門を応援するように流れたのが、強右衛門を演じる岡崎体育さんの歌う強右衛門の歌!
まさか大河でキャラクターソングが聞けるとは…!斬新でしたね。
ろくでなしの逃げたがりの泣き虫男が、人生の最期に大切な人達のために全てをささげる忠義と情、その優しさに涙が出ました。
岡崎体育さんが演じるからこその愛嬌と哀しみが見事でした。
まとめ
次回は第22話「設楽原の戦い」。
徳川・織田の連合軍は長篠城の西・設楽原で武田軍と対峙します。しかし、信長は馬防柵を作るだけで、動きません。
痺れを切らした家康がわずかな手勢で夜襲をかけるという策にでます。
策は功を奏し、武田軍が攻めかかってきたそのとき、3000丁の鉄砲が火を噴く…というストーリー。
戦の仕方が変わる瞬間ですね。
いよいよ物語も中盤に差し掛かり、ここから家康がどう天下人になっていくのかも含めて目が離せない展開になりそうです!
大河ドラマ俱楽部の管理人です。
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