大河ドラマ2023年「どうする家康」第20話「岡崎クーデター」のあらすじ(ネタバレ)と感想をお届けします。
信玄亡き後も武田軍の強さは変わらず、武田勝頼は徳川領に攻めこみます。
総大将の徳川信康は石川数正らと応戦するが、苦戦を強いられ、瀬名や亀も、負傷兵の手当てに走り回ります。
病で浜松から動けない家康は、忠勝や新たに家来となった井伊虎松を援軍として送ります。
そんな慌ただしい状況の裏で、岡崎城ではある陰謀が仕組まれていたのです。
その陰謀とは!?
20話の注目ポイントは、
- 大岡弥四郎事件(謀反)
- 井伊虎松が家康の家臣に
- 瀬名と千代の密談
- 五徳と瀬名のすれ違い。
です。
さて、さて、先週19話の家康は題名通り「お万」をお手付きにしてしまいました。お万のお子は今後登場するのでしょうか?
賢いお万⇒「どうする家康」第19話「お手付きしてどうする!」
項目 | 内容 |
2023大河ドラマ | どうする家康 |
放送話 | 第20話 |
放送日 | 2023年5月28日(日) |
週タイトル | 岡崎クーデター |
視聴率 | 10.4%(先週比:▼1.1%) |
出演者 | 松本潤(役:徳川家康) |
阿部寛(役:武田信玄) | |
有村架純(役:瀬名) | |
細田佳央太(役:徳川信康) | |
久保史緒里(役:五徳) | |
毎熊克哉(役:大岡弥四郎、岡崎城奉行) | |
立川談春(役:佐久間信盛) | |
松本まりか(役:女大鼠) | |
山田孝之(役:服部半蔵) | |
眞栄田郷敦(役:武田勝頼) | |
板垣李光人(役:井伊直政) | |
大森南朋(役:酒井忠次) | |
松重豊(役:石川数正) | |
山田裕貴(役:本多忠勝) | |
杉野遥亮(役:榊原康政) | |
古川琴音(役:千代) | |
岡田准一(役:織田信長) | |
北川景子(役:お市) | |
ムロツヨシ(役:秀吉) | |
古田新太(役:足利義昭) | |
中村勘九郎 (役:茶屋四郎次郎 ) | |
大貫勇輔 (役:浅井長政) | |
酒向芳 (明智光秀) | |
音尾琢真(役:鳥居元忠) | |
岡部大(役:平岩親吉) | |
小手伸也(役:大久保忠世) | |
甲本雅裕(役:夏目広次) | |
脚本 | 古沢良太 |
さて、「どうする家康」は家康(リーダー)と家臣達(部下)との絆を描いた物語とも言えます。
個性的な家臣達(部下)をどう活かすのか?職場で「リーダー」の方ならきっと共感することでしょう。
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「どうする家康」第20話「岡崎クーデター」のあらすじ。
天正2年(1574年)岐阜城の主殿、広間の縁側で織田信長は明智光秀を相手に酒を飲んでいました。信玄は死んだが、その後を継いだ勝頼は徳川を苦しめています。
翌年、天正3年(1575年)勝頼の勢いはそれ以上に増していました。4月12日の信玄の三回忌が終わると勝頼は宣言します。
岡崎を取る!!
「狙うは松平信康。そしてその母、築山殿じゃ」と狙いを定めました。岡崎では勝頼の息のかかったものたちが暗躍を始めていたのでした。
勝頼の戦はこれからが本番で、一気呵成に攻め込んでくる様子です。一方、勝頼の陰謀がひたひたと近づいてくることを家康はまだ知りません。
「どうする家康」第20話「岡崎クーデター」のネタバレ。
瀬名や亀たちが、負傷兵の手当てに走り回っていますが、そんな時、五徳は?
瀬名:「そなたも三河の女子(おなご)であろう!」に、五徳を叱ります。しかし五徳は・・・
五徳:無礼者!私は「織田信長の娘じゃ!」と引きません。この二人の騒動後の展開をどのように描くのか。
⇒久保史緒里が2023年大河ドラマ「どうする家康」で演じるキャストは「五徳姫(初出演)
徳川家康が倒れる。
病で浜松から動けない家康は、本田忠勝らを援軍として送ります。そんな慌ただしい状況の裏で、岡崎城ではある陰謀が仕組まれていました。
その陰謀とは優秀な家臣だった弥四郎が家康を裏切るのですが、なぜ裏切るのか?20話でのテーマですね。
⇒松本潤は2023年大河ドラマ「どうする家康」でキャスト徳川家康を演じる。
武田勝頼は強い。
信玄亡き後も武田軍の強さは変わらず、勝頼は徳川領に攻めこみます。攻め込みながら、勝頼は「あの城は、いずれ必ず内側から崩れる」と策を講じているのです。
⇒眞榮田郷敦が2023年大河ドラマ「どうする家康」で演じるキャストは「武田四郎勝頼」(初出演)
大岡弥四郎事件。
「お命頂戴つかまつる」信康の寝所を襲ったのは、信康を補佐し、信頼も厚かった弥四郎。しかし、この謀反は事前に信康側に知れていました。
瀬名の優しさに心打たれた山田八蔵が、弥四郎と自分をはじめ、武田と通じている者達がいることと、襲撃計画の内容を信康らに伝えていたからです。
弥四郎の訴え。
捕らえられた弥四郎が「ずっと戦をしておる。ずっとじゃ。織田信長に尻尾を振って、我らに戦って死んで来いとずっと言い続けておる。
御恩だの忠義だのは我らを死にに行かせるためのまやかしの言葉じゃ。皆もうこりごりなんじゃ。
終わりにしたいんじゃ。だが終わらん。
信長にくっついとる限り戦いは永遠に終わらん無間地獄じゃ。
叫ぶように言うその言葉は、確かに一理あります。誰だって好き好んで戦の毎日を送りたくはない。
一兵卒の悲しみや苦悩の入り混じったまさに『本心』でした。
井伊虎松(直政)は家康に仕える。
井伊虎松は家康に「殿にこの国を守っていただきたい」と頼みこみます。家康が井伊虎松に刀を差しだし虎松は家康の家臣になるのです。
聞かせてくれんか? わしを憎んでいたお前が、なぜわしに仕官することを願い出たのか
私は幼い頃より民の悲しむ姿、苦しむ姿ばかりを見てきました。しかし殿の話をする時は皆、愉快そうに大笑いします
民を恐れさせる殿様より、民を笑顔にさせる殿様の方がずっといい。きっとみんな幸せに違いない。
虎松は「武田に行ったらすごいのがいっぱいいて出世できそうにありません」と正直なところを打ち明けます。
また、徳川家臣達を評して「こっちは変ちくりんなのばっかりで」と言います。そして、「もう少し由緒ある家臣がいた方がよいでしょう? 井伊家のおいらとか」
と付け加えるのです。
確かに井伊家は名門で、今川が支配していた遠江の国衆でした。井伊家のルーツは古く、平安時代中期の井伊共保(ともやす)が家祖だと言われています。
井伊家の菩提寺は「龍潭寺」で寺の近くにある井戸で共保が産湯を使ったとの話も伝わっています。
幕末の大老・直弼の先祖ですね。
井伊家の大河ドラマは2017年の「おんな城主直虎」で描いています。
⇒板垣李光人が2023年大河ドラマ「どうする家康」で演じるキャストは井伊直政。
千代と瀬名の密談。
神秘的な雰囲気漂う千代はある場所で勝頼の策を実行に移していたのです。そうです、信康の家臣達の謀反でしたね。
そのクーデターも一件落着し、瀬名は築山に千代を招くのです。
ようおいでくださった
何と素敵な所でしょう。まさか、築山殿直々にお招きいただけるとは、思いませんでした
またお会いできてうれしい。お千代さん
私を覚えておいででございますか
うん、昔、お寺で楽しい踊りを。こたびも、あなたではないかと思っておりました。2人きりで話しましょう。お茶を点てますね
おできになるとお思い?この私を取り込もうなんて
家臣に手出しされるくらいなら、わたくしがお相手しようと思って。そちらにとっても、望むところでは?お友達になりましょう。
エンディング近くでのシーン。この女性二人の会話から一気に緊張感が高まりました。
瀬名はお万の方(19話出演)の言葉「戦のない世は女子がつくる、お方様のようなお方なら、きっとできる」で背中を押されたのか?
この二人の関係、千代(武田)と瀬名(徳川)がどう展開していきのか、大注目です。
⇒古川琴音が2023年大河ドラマ「どうする家康」で演じるキャストは「謎の女・千代」(大河初出演)
「どうする家康」のあらすじまとめはこちらです。
⇒大河ドラマ2023年「どうする家康」のあらすじ(ネタバレ)と感想のまとめ一覧。
紀行。静岡県 浜松市。
龍潭寺は「おんな城主直虎」でもたびたび紹介されていました。井伊家の菩提寺です。虎松、後の直政を演じる板垣李光さんが訪れました。
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「どうする家康」第20話「岡崎クーデター」の感想。
今後の伏線が詰まった第20話でした。
天正3年、(1575年)「長篠・設楽ヶ原の戦い」。天正7年、(1579年)「築山殿事件」をどのように描くのか?
エンディングで描いた千代=武田家と瀬名=徳川家の会話やイントロで描いた五徳と瀬名のやり取りは、その伏線ですね。
「築山殿事件」は、五徳が瀬名や松平信康の罪状を告発する「十二ヶ条の訴状」を父・織田信長に送りつけたことが原因で起きるのですが、その描き方にも大注目です。
負傷兵の手当とする瀬名。
戦略がうまく行かず、多くの負傷兵を出した松平陣。城に溢れかえる傷病兵を手当てして回る瀬名に家臣たちは気が気ではない。
「お手が汚れまする」という言葉にも「そなたらの血や汗ならば本望じゃ」と答えます。
手当てに専念する様は、瀬名の持ち前の気質に加え、お万の「人に尽くし、癒しと安らぎを与える」という言葉が影響していたのかもしれません。
⇒有村架純が2023年大河ドラマ「どうする家康」で演じるキャストは瀬名(築山殿)(大河初出演)
瀬名と五徳のすれ違い。
柱の陰からその様子を見ていた五徳は、瀬名に率先して手伝うように言われ「このような汚い男たちに触れることなどできませぬ」と答え瀬名を激怒させました。
しかし、これは実は五徳は初めて見る戦の現実に怯えていたのではないかと思います。プライドの高さ故、怯えていたのを悟られたくなくての言葉にも感じました。
そこを瀬名に叱りつけられてしまったのだから反抗心も手伝っての自分は三河の女子などではなく「私は…織田信長の娘じゃ!」だったのだろうと思うと、何とも言えない気持ちになります。
激しい戦の中、瀬名と五徳のすれ違いも加速していってしまった感が否めません。
五徳は冷酷?
血反吐を吐くような思いを伝えた弥四郎を五徳は冷酷な表情のまま棒で突くシーンがあります。
「このことは我が父に子細もれなくお伝え致します。この者達をしかと処罰なさいませ。この上なくむごいやり方でな」と言い放ちました。
物語としても大きな転機になる言葉ですし、五徳の書く『罪状十二か条』への布石が討たれたと感じました。
⇒久保史緒里が2023年大河ドラマ「どうする家康」で演じるキャストは「五徳姫(初出演)
井伊の赤鬼が誕生。
ついに家康の家臣となった虎松。
弥四郎たちとの戦いで、猛攻を見せる様子に「井伊の赤鬼」の片鱗が見えました!身軽で勇猛で、存在感が凄かったですね。
何故、武田ではなく自分に仕官すると言うのかと問う家康に「民の悲しむ姿、苦しむ姿ばかりを見てきました。
しかし、殿の話をするときは皆、愉快そうに大笑いをします。民を恐れさせる殿様より民を笑顔にさせる殿様の方がずっといい」と答えました。
⇒板垣李光人が2023年大河ドラマ「どうする家康」で演じるキャストは井伊直政(虎松)。
虎松と弥四郎の対比。
ずっと戦続きで疲弊しきった民の代表でもある弥四郎と、「皆を笑顔にする殿さまのほうが良い」という虎松。
どちらも同じ徳川の下でのことであるので、見事な対比でしたよね。
家康に仕官した理由として徳川の家臣が「へんちくりんなのばっかりで、もう少し由緒ある家臣がいたほうが良いでしょう。井伊家の甥だとか」と、
冗談めかして言うところも、虎松の可愛らしさがでて、あの個性豊かな家臣団が更に賑やかになりそうでワクワクしました。
視聴者の感想。
次週の舞台は「長篠」ですね。
直政が家康の小姓になったのは1575年14歳のとき、同年長篠の戦いがあり1577年16歳のとき高天神城の武田戦から1582年武田滅亡までに大出世。1584年小牧長久手の対秀吉戦で井伊の赤備え初披露、一気に徳川四天王へその時まだ24歳。あるいみ恐ろしい家臣。
引用:ヤッフーニュース
四天王が揃いました。
ここから一気に駆け上がる虎松改め万千代の赤備えが楽しみです。殿にはまだまだ辛い事が待っているけど…。とにかく四天王が揃いましたね!刀を授けるシーンはぐっときました。その上どちらも顔が良い!
引用:ヤッフーニュース
まとめ。
次週は第21話「長篠を救え!」です。遂に長篠の戦いが描かれます。
武田勢に包囲された長篠城を救い出すため、家康は信長に援護を求めます。2万をこえる軍勢を率いて岡崎に現れた信長は、参戦の条件として驚くべき条件を提示して…というストーリー。
予告で流れた「さあ、どうする家康」という信長のセリフにネットも沸いていました。
家康の転機ともなる長篠の戦。どんなストーリー展開になるのか楽しみです。
大河ドラマ俱楽部の管理人です。
NHK大河ドラマをこよなく愛し毎週楽しみに視聴しています。
ただ視聴するだけでなく「あらすじと感想」を紹介しています。
でもリアルタイムで見ることができない時は見逃し配信で見たり
時々は歴代の大河も視聴しています。
また、管理人の大好きな大河ドラマ出演者の他のドラマや映画を
まとめていますので見逃し配信と一緒に楽しんで下さい。
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