大河ドラマ2022年「鎌倉殿の13人」第13話「幼なじみの絆」のあらすじ(ネタバレ)と感想。

大河ドラマ2022年「鎌倉殿の13人」第13話「幼なじみの絆」のあらすじ(ネタバレ)と感想をお届けします。

先週の第12話「亀の前事件」では頼朝の浮気が大騒動に発展してしまいました。激怒した北条時政は伊豆へと戻ってしまいましたね。

時政:「嫌になっちまったんだよ。何もかもが」鎌倉での出来事にほとほと疲れた時政は、宣言通り伊豆に帰りました。

三浦義澄が鎌倉に戻るよう説得に来るも、絶対に帰らないと意固地なままです。

京に戻りたがっていたりくも、「土いじりもやってみると楽しいもんですねぇ」 と一言。 りくはりくで、頼朝が謝るまでは戻らないとの強情ぶり。

そうは言っても鎌倉の様子は気になるようで、義村に色目を使って情報を聞き出そうとします。

一方、北条に対抗しようとする比企家は時政が鎌倉を離れたことを好機と捉えた比企能員が義経に近ずくのです。

比企の娘の三浦透子が演じる「里」も登場します。

小栗旬 役:北条義時
大泉洋 役:源頼朝
菅田将暉 役:源義経
坂東彌十郎 役:北条時政
浅野和之 役:伊東祐親
小池栄子 役:北条政子
宮澤エマ 役:実衣(みい)阿波局
新垣結衣 役:八重
宮沢りえ 役:牧の方(りく)
野添義弘 役:安達盛長
杉本哲太 役:源行家
國村隼 役:大庭景親
梶原善 役:善児(オリジナルキャスト)
市川猿之助 役:謎の増・文覚
田中泯 役:藤原秀衡
栗原英雄 役:大江広元
三浦透子 役:「里」
青木崇高 役:木曾義仲
秋元才加 役:巴御前
八嶋智人 役:武田信義
佐藤二朗 役:比企能員よしかず
堀内敬子 役:道(比企の妻)
中川大志 役:畠山重忠
市川染五郎 役:木曽義高(義仲の息子)
江口のりこ 役:亀の前(頼朝の妾)
迫田孝也 役:源範頼のりより
新納慎也 役:阿野全成ぜんじょう
横田栄司 役:和田義盛
山本耕史 役:三浦義村
佐藤B作 役:三浦義澄

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「鎌倉殿の13人」第13話「幼なじみの絆」のあらすじ。

放送日:4月3日
視聴率:12.9%(▼0.2%)

亀の前事件で鎌倉殿の頼朝と御家人の間に亀裂が生じます。

「妾にうつつを抜かし、舅にも愛想を尽かされるようでは、坂東武者の主とは言えん!」と御家人が離れていきます。

危機感を覚えた三浦義澄は、我らの思いを頼朝に伝えてくれと、義時に頼むのです。

一方義時は八重のことをいちずに思い、鎌倉と江間を往復する日々を送っていました。 そして、ついに義時の一途な「幼なじみの絆」の愛が八重に伝わった瞬間もありました。

「鎌倉殿の13人」第13話「幼なじみの絆」のネタバレ。

比企家の好機。

比企能員は時政の不在を比企家の好機と捉えます。

時政が伊豆に戻った事で、今こそ比企の出番・北条にとって代わるチャンスだと考えている比企能員。

頼朝の嫡男・万寿を立派に育てるだけでは足りないと考えた比企は、娘たちを源氏に差し出し、血縁関係を結ぼうと試みます。

比企尼の孫娘にあたる”つね”と”さと”を頼範と義経に合わせますが、頼範はきっぱりとそれを拒みました。

一方、義経は”さと”から目を離す事が出来ず、そのまま一夜を過ごしたことで義時とともに行く信濃行きは叶いませんでした。

源行家が再び現る。

一方、平家に敗北し再起を図る源行家は頼朝を頼って鎌倉を訪れます。

杉本哲太が演じる源行家は頼朝へ「所領をくれ」と訴えます。 しかし、頼朝は無謀な戦で弟(義円)を死なせたとなじります。

そして・・・「金輪際、鎌倉に足を踏み入れないでもらいたい」さらばでござる。 と追い返すのです。

義仲登場。

行家は、頼朝から拒絶されると、今度は信濃源氏の棟梁・木曽義仲を頼ります。 京へ一緒に挙兵しようと訴えますが、義仲はそれには応えません。

旅の疲れを癒やすようにいうと、同席していた巴御前が立ち上がり「蒸し風呂の支度は出来ております」と案内するのです。

頼朝と同等の勢力を持つ義仲は、北陸を押さえ、今にも京へ攻め上らんとしていました。

青木崇高が「鎌倉殿の13人」で演じるキャスト木曾義仲とは?

義仲は息子・義高を人質として差し出す。

頼朝のいとこでもある義仲が平家に近づこうとしているといううわさが流れます。

木曽義仲の真意をはかるため、源模範と、北条義時、そして三浦義村が信濃に向かいました。

焚き火を囲み、川魚を焼きながら、義仲は「源氏が一つになり、平家を滅ぼす。これが俺の望みだ」。といい、 平家と通じていない証しとして、人質を要求されると、

叔父上(源行家)は渡せん。どんな男かは関わりない。俺は自分を頼ってきた者を追い出すような真似はできぬということだ。

その言葉に偽りはないようで、義仲は頼朝の希望通り、身内それも嫡男の義高を人質として差し出す事を約束します。

横暴なイメージがあった義仲ですが、鎌倉殿の13人では義理堅く知的なキャラクターで登場しました。

義仲の息子・源義高が登場。

義仲から人質の話しを聞かされた義仲の長男・義高は、鎌倉行きを承知します。

義高:「父上のためなら、どんな苦労も厭いませぬ」 並々ならぬ決意を以て言う義高。源氏同士が争わぬ限り、必ず戻ってこられると言い添える義時

義高の肩を力強く抱いて「父を信じろ」という義仲に、義高も力強く頷きました。

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木曽義仲が平家に近づくという噂は?

平家と通じているといううわさについて義仲は、 「うわさとは流す者に都合よくできている。惑わされてはならん」と義時を諭します。

義仲の猛々しさも感じから信濃源氏の棟梁として芯の通った武将であると義時は感じたと思います。

一方、義村が気になっていたのは義仲に付き従っている巴御前。

義仲を「素晴らしいお方です」と言う巴に、義仲は初恋の相手かと茶々を入れる義村。 すると巴御前は、義仲とは幼なじみです。

巴御前は「色恋はとうに捨てた。私はあのお方に終生尽くす事に決めている」 と言い切ります。

義時は巴に大いに親近感を覚えるのでした。

義仲の幼なじみ巴御前が登場。

巴御前は木曽義仲(青木崇高)の愛妾(あいしょう)。

武勇に優れ、敬愛する義仲とともに戦場を駆け抜ける強く気高き女武者です。 義仲に終生尽くすと決めている巴御前、迷いがなく、とても凛々しい。

巴御前の「色恋はとうに捨てた」の発言に義時は幼なじみの八重とダブったのでしょうね。

巴御前のはっきりした物言いと義仲への強い信頼が心に響いたと思います。

義時の幼なじみは八重。

義時は鎌倉での激務の間をぬって江間にいる八重に山菜など持って会いに行くのです。

でも・・・ 八重は迷惑そうでした。

八重は「小四郎殿、私、つらいです。勝手すぎます。あなたはそれでいいのかもしれないけど。 それに、要らなかったら誰かにあげてって、なんで私が山菜好きな人をわざわざ探さないといけないんですか」と言います。

義時
私は好きなのです。八重さんの、笑っている姿が・・・。

八重は「笑えないです」

義時
いつか、八重さんに笑いながら・・“お帰りなさい”と言ってほしい。

八重は「笑いながら言う人なんていません」

義時
だから、また来ます。

八重は、「また来ますって、自分の家でしょうが」 義時の好意も分かっている八重は、その行為も好意も「つらい」のだと訴えます。

幼い頃から一途に八重を想って来た義時。 そして、義時は鎌倉殿の命で信州の義仲に会いにいきます。

その時、義仲の側にいる巴御前が義仲とは“幼なじみ”だということを聞いた義時

信州へ出発する前に、自分の「幼なじみである八重」に笑いながら「おかえりなさい」と言ってほしいと、あふれる思いを伝えていましたね。

でもでも、江間に戻った義時は八重に追い出される頼朝を目撃してしまいます。 いつものように、八重に信濃の土産を渡すのですが・・・。

八重はなぜです?なぜ私に尋ねないのです。鎌倉殿と会っていたのかと、なぜ問い詰めないのですか?。

八重は私のことを慕ってらっしゃるんでしょう?だったら、聞いたらどうなんです。何もございませんでした。

八重はかつて心を通い合わせた相手が、今も想いを引きずっているだなんて、殿方の勝手な思い込み。ホッとされましたか・・・

その言葉を聞いても義時は平常心で・・・

義時
これは、信濃の山中で採れた茸です。茸はお嫌いなんでしたっけ?

そして、義時は自分の気持ちを率直に応えるのです。

義時
どちらでも、よいのです。ここに鎌倉殿を招き入れたとしても、私は構いません。私と八重さんは幼なじみ。私の想いは、あの頃からずーっと変わりません。

義時はさらに続けます。

義時
私はそれを大事にしたい。八重さんに振り向いてもらいたい、そんな大それたことはもう考えません。振り向かなくても構わない、背を向けたいのなら、それでもいい。私はその背中に尽くす。八重さんの後ろ姿が幸せそうなら、私は満足です。

と言い・・・ その真摯な言葉と、幼い頃から変わらない義時の愛情に、八重の心は大きく傾きます。

義時
しばらくここには戻りません。八重さんはどうか、ここにいてください。あなたはやっぱり伊豆の景色がよく似合う。伊東の館に紫陽花を届けたあの日から、ずっとそう思っておりました。帰ります。

と鎌倉に戻ろうとする義時の姿に、八重は・・・

八重の返事。

八重は「待って。小四郎殿、お役目、ご苦労さまでございました」と頭を下げ、柔らかな笑みを浮かべて”お帰りなさいませ” と言うのでした。

義時の思いが八重に伝わった瞬間でした。

義時は座り直し「ただいま、帰りました」と男泣きしていましたね。

初恋の人・八重。第11話ではきっぱりと義時の求婚を断った八重。でもその八重の心を動かした瞬間でもありました。

亀の教え。

政子は亀に直談判しにの隠れ家に来ていました。

「家まで焼き払ってまだ足りない?」と聞く亀に、政子は「足りません」と一言。 すると、あっさりと身を引く約束をする

これで話しは終わりと思った政子に、亀は突然和泉式部の和歌を詠んで聞かせます。 政子は今は御台所とは言え、元は田舎の小さな豪族の娘。

その知識の無さと向上心のなさをは辛辣に言い当てるのです。

自分が本当に鎌倉殿の妻としてふさわしいのか、よく考えなさい。足りないものがあったらそれを補う。
あなた、御台所と呼ばれて恥ずかしくない女になりなさい。憧れの的なんだから、坂東中の女の。

政子は、今の己の立場を自覚し、素直なまでにに教えを乞います。

江口のりこが「鎌倉殿の13人」で演じるキャスト”亀の前”とは。

亀の言葉によって、後の尼将軍と呼ばれる政子が産声をあげた瞬間でもありました。

鎌倉殿の13人まとめ記事はこちら

大河ドラマ2022年「鎌倉殿の13人」のあらすじ(ネタバレ)と感想の一覧。

「鎌倉殿の13人」第13話「幼なじみの絆」の感想。

第13話「幼なじみの絆」は前回と異なり比較的心穏やかな話でした。

義時と八重、義仲と巴御前。 2組の「幼なじみの絆」を描き頼朝の女たらしの脚色も第13話の魅力でしょう。

実に三谷幸喜さんらしく、コメディパートとシリアスパートが見事にマッチしていて、あっという間の時間でした。

しかし、頼朝は相変わらず女性にだらしないというか何というか…。

とは言っても、頼朝に関わった女性同士が妙な連携で気付きを得たり、自立したり、 誰かの想いに気が付いたりしてそれぞれの「道」を確立していくのは、ある意味頼朝のおかげとも言えるのかもしれません。

伊豆に戻って畑仕事も始めた“りく”の、何となく含みのある物言いや、少し複雑そうな時政の表情も気になります。

義経は相変わらずの自由っぷりですし、木曽の今後の動きも気になりますよね。

でも何より一番は、長年の想いが八重に届いた義時です。良かったねぇ!と画面を見ながらつぶやいてしまいました。

時代の動きや背景、人々の心の動きが心に迫ってくる大満足の第13話「幼なじみの絆」でした!

視聴者の感想。

まとめ。

次回は第14話「都の義仲」

予告では、「北条を討つおつもりか」なんて不穏な発言も。 平家討伐に乗り出した義仲に、頼朝が焦りを見せ始めます。

大河初出演となるココリコの田中直樹さんの姿も見えましたね! 田中さん演じる、公家の頂点に立つ九条兼実のほくそ笑む姿は一体なにを意味するのか。

後白河法皇も登場し、時代が大きくうねっていきます。

第14話「都の義仲」の放送を、楽しみに待ちましょう!