大河ドラマ2023年「どうする家康」第17話「三方ヶ原合戦」のあらすじ(ネタバレ)と感想を紹介します。
先週の第16話「信玄を怒らせるな」では、遂に信玄の軍が移動しました。
そして、17話では遂に家康が苦戦した「三方ヶ原の戦い」武田軍との戦いが描かれます。
武田信玄は徳川の拠点を次々に制圧します。打つ手のない家康は、信長の本軍が加勢にくるまで浜松城に籠城すると決めます。
しかし、浜松に攻め寄せてきた武田本軍は、なんと浜松城を素通りしてしまい、西へ向かおうとしています。
このまま武田軍を通せば、遠江の民から見限られ、信長の逆鱗に触れてしまいます。
何より、瀬名ら家族のいる岡崎城が危ない。打って出るべきか、籠城を続けるか?第17話の家康も「どうする、どうする」の連続ですね。
項目 | 内容 |
2023大河ドラマ | どうする家康 |
放送話 | 第17話 |
放送日 | 2023年5月7日(日) |
週タイトル | 三方ヶ原合戦 |
視聴率 | 10.1%(先週比:▼0.5%) |
出演者 | 松本潤(役:徳川家康) |
阿部寛(役:武田信玄) | |
有村架純(役:瀬名) | |
寺島進(役:水野信元) | |
木村昴(役:渡辺守綱) | |
細田佳央太(役:徳川信康) | |
久保史緒里(役:五徳) | |
立川談春(役:佐久間信盛) | |
松本まりか(役:女大鼠) | |
山田孝之(役:服部半蔵) | |
眞栄田郷敦(役:武田勝頼) | |
板垣李光人(役:井伊直政) | |
大森南朋(役:酒井忠次) | |
松重豊(役:石川数正) | |
山田裕貴(役:本多忠勝) | |
杉野遥亮(役:榊原康政) | |
古川琴音(役:千代) | |
岡田准一(役:織田信長) | |
北川景子(役:お市) | |
ムロツヨシ(役:秀吉) | |
古田新太(役:足利義昭) | |
中村勘九郎 (役:茶屋四郎次郎 ) | |
大貫勇輔 (役:浅井長政) | |
酒向芳 (明智光秀) | |
音尾琢真(役:鳥居元忠) | |
岡部大(役:平岩親吉) | |
小手伸也(役:大久保忠世) | |
甲本雅裕(役:夏目広次) | |
脚本 | 古沢良太 |
さて、「どうする家康」は家康(リーダー)と家臣達(部下)との絆を描いた物語とも言えます。
個性的な家臣達(部下)をどう活かすのか?職場で「リーダー」の方ならきっと共感することでしょう。
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武田軍は、疾きこと風の如く、侵掠すること火の如く、動かざること山の如し。信玄の軍旗に記された「風林火山」そのままで家康に迫ってきます。
信長は「信玄を食い止めろ。俺が必ず行く」と援軍を約束します。
その信長は三方ヶ原の戦いの1年前元亀2年(1571年)には比叡山延暦寺と壮絶な戦いを繰り広げていました。
三方ヶ原の戦いの元亀3年(1572年)では将軍・義昭が武田信玄に上洛の要請をし信玄が「織田信長を討つ」と宣言し「遠江」の家康を攻めるのです。
2020年の大河ドラマ⇒麒麟がくる第36話「訣別」で描かれています。
いざ、風のごとく進め!
信玄が軍を進めると同時に、遠江や三河でも戦支度が進められていました。
妻・登与を抱きしめて別れを告げる忠次、忠勝に止められても戦に出ると言って聞かない忠真、「武田を打ちのめしてやりなされ」励ましを受ける信康。
遠江の城に集まった家臣を前に家康が檄を飛ばします。
この地を守り抜き、武田信玄に勝つ!今こそ、我らが桶狭間を成す時ぞ!
ついに、三方ヶ原の戦いの火ぶたが切って落とされました。
これはわしの弱い心じゃ。ここへ置いてゆく、瀬名。そなたは何があっても強く生きよ
瀬名や息子・松平信康のいる三河・岡崎には指一本触れさせないと誓った家康は、瀬名にこう言い残しました。
家康は瀬名に木片を削って作った兎を手渡し、築山を去っていきました。
⇒松本潤は2023年大河ドラマ「どうする家康」でキャスト徳川家康を演じる。
勝者はまず勝ちて、しかる後に戦いを求め、敗者はまず戦いて、しかる後に勝ちを求む
戦の経験に長けた信玄は徳川軍が追ってくることを予想し三方ヶ原台地で待ち構えていました。
信玄の言葉が現実化する瞬間です。
⇒阿部寛は2023年大河ドラマ「どうする家康」でキャスト武田信玄を演じる。
山県昌景の軍と合いまみえた忠勝と忠真は、血まみれになりながらもなんとか帰還。
「山県昌景の手勢、まぁまぁでござったわ!」と強がる忠勝の傷を心配して、忠世が手当てをさせよとすると、、、
「手当は無用!見ての通り、かすり傷一つ負わなんだので」と返す忠勝。
どう見ても血まみれなのですが「返り血じゃあ!」とむきになって叫び、笑ったまま目をむいて気絶してしまいます。
怪我をしている忠勝自体が斬新でしたし『傷一つ負わなかった』という伝説を『本人がそう言い張ったので!』にするとか…
強いだけの忠勝ではなく、忠勝のチャーミングさが見えて魅入ってしまいました(状況は大変なのですけれどね!)
⇒山田裕貴が2023年大河ドラマ「どうする家康」で演じるキャストは本多忠勝。
武田軍の侵攻は勢いを増し、その数と速さになすすべもない徳川勢は、信長に援軍を依頼します。
しかし、出てきたのは水野信元。
「浜松で信玄を食い止めよ」という伝言のみで、援軍は出さないというのです。それを承諾するわけにはいかない家康は信元に言伝を頼みます。
⇒寺島進が2023年大河ドラマ「どうする家康」で演じるキャストは水野信元。
「ともに二日だけ城を抜け出し、いつものところで鷹狩りをしよう」。この時の家康の目は意志を宿して強く、口調も今までのような弱さが感じられません。
どんどん武将らしくなってきましたよね。更に、信長との密会でも、自らを餌とする策を講じる家康。
成長著しい!しかし、信長から、どうあっても三千の兵しか借りられないことを理解した家康は
「…徳川と織田は一蓮托生であることをどうかお忘れなく…!」と絞り出すような声で言います。
⇒松本潤が2023年大河ドラマ「どうする家康」で演じるキャストは徳川家康。
信長は、家康の前に座り、両手を重ね、家康の右腕を己の肩に、自分の右腕を家康の手に置き言いました。
「俺とお前は一心同体。ずっとそう思っておる。信玄を止めろ。俺は必ず行く!」
その言葉通り信長は、3ヶ月もあれば朝倉勢を討てるという秀吉に「ひと月じゃ」と言い渡すのでした。
本気で、一カ月で家康の陣へ駆けつける考え。ここが、氏真との違いでもありますよね。
目の前のことに必死すぎて、大切にしなければいけない松平軍を後回しにした甘さと、大切だからこそ、約束を守ろうとする信長。
これぞ、戦国の『将』の器の違い!これぞ、戦です。
⇒岡田准一が2023年大河ドラマ「どうする家康」で演じるキャストは織田信長。
一方、腹をくくった家康は、可愛らしい兎を手彫りしています。そして瀬名に会いに築山に。
「この乱世では、弱さは害悪じゃ」そう言った家康は、その兎を瀬名に手渡し「これは儂の弱い心じゃ。ここへ置いていく。持っていてくれ」
そういわれた瀬名は、黙って兎を受け取ります。
「殿、いつか必ず取りに来てくださいませ。殿の弱くて優しいお心を。瀬名はその日を待っております」その言葉を聞いた家康は黙ってその場を立ち去りました。
振り向きもせずに…。
この先の事を想像してしまいますよね。瀬名、この兎抱きしめたまま殺されちゃうのだろうなぁとか考えるだけで涙が出てしまいました。
⇒有村架純が2023年大河ドラマ「どうする家康」で演じるキャストは瀬名(築山殿)(大河初出演)
意を決した徳川勢と武田軍の戦いが始まるかと思いきや、武田軍は浜松城を素通りしようとします。
泡を食った徳川軍は、策を巡って仲間内で揉めに揉めました。
そして、「我らは信玄よりも浜松の地を知っている」地の利を活かして信玄を討つという作戦に沸く家康軍。
「どうする家康」のあらすじまとめはこちらです。
⇒大河ドラマ2023年「どうする家康」のあらすじ(ネタバレ)と感想のまとめ一覧。
第17話「三方ヶ原合戦」はいかがでしたか?家康の最大なる危機だった三方ヶ原の戦いの史実を詳しく紹介している番組は「英雄たちの選択」です。
引用:英雄たちの選択
徳川家康の長い人生のなかでも、最も忙しく、無理に無理を重ねた過酷な1年がある。それが元亀元年(1570)家康29歳の年だ。姉川の戦いなど3度の大軍事遠征を強行し、さらに岡崎から浜松へ、本拠地の大移転まで行った。なぜこの1年にそこまで無理を重ねたのか?姉川の戦いの最新研究や、これまであまり注目されることのなかった将軍・足利義昭との関係を鍵に、家康のターニングポイントとなった「運命の1年」をひもとく。
細田佳央太さんが紀行に出演していましたね。あなたも家康で盛り上がっている「静岡県」へ行ってみませんか。
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『侵略すること火のごとし』の言葉通り、次々と城を落としていく武田軍。難攻不落と言われた高天神でさえもあっいう間に武田の手に落ちていきます。
しかし思い出してみれば、信玄は家康に会う前から忠真の病のことや瀬名の好みまで知っていました。
そう考えると、合戦の地となるであろう場所は事前に調べつくしているに決まっています。華々しいOPテーマ曲をバックに疾走する徳川軍。
見ているこちらまでも『勝ちに行くぞ!』という気持ちにさせておいて、準備万端で完璧な布陣を取っている武田軍と対面させる。
武田軍の侵攻と徳川軍の作戦の説明のテンポの良さと、徳川軍がその策を選ぶように仕向けた武田軍の知略の見せ方、ずらりと待ち構える武田軍を見てハッとする家康。
映像だからこその表現に息をのみながらも「嘘でしょ?どうするの?!」と思わず声が出てしまった『三方ヶ原合戦』でした。
武田軍が最強の軍団であることを「NHKオンデマンド」内にある「歴史探偵#70武田信玄 最強の秘密」で科学的に分析しています。
武田信玄役の阿部寛さんの存在感が凄いです!年齢を重ねたことで出る渋さと重厚感。なにもかもをお見通しな余裕と戦略の知。
徳川勢をうまくおびき寄せ、三方ヶ原において完璧な布陣で迎えた信玄のセリフ「勝者は先ず勝ちて、而る後に戦いを求む。
敗者は先ず戦いて、而る後に価値を求む。わっぱよ、戦は勝ってから始めるものじゃ」口角をほんの少し上げただけの笑みに余裕と威圧感が感じられます。
『この男に勝てるわけがない』と思わせてくれる阿部寛さんの信玄の演技に脱帽です!
⇒阿部寛が2023年大河ドラマ「どうする家康」で演じるキャストは武田信玄。
引用:ヤッフーニュース
これまでドラマで三方ヶ原の戦いは色々見ましたが、ほとんどが浜松を通過された家康が「おのれ信玄、バカにしおって」とか言って逆上して出撃して惨敗するという描き方だったのに、信玄が緻密に計画を練って家康を追い詰めていく描写が丁寧に描かれていて、良かったです。 それにしても信玄が凄すぎる。戦国最強というのも納得でした。
次週は第18話「真・三方ヶ原合戦」です。「徳川家康打ち取りました!」
秒速で敗戦が決定した三方ヶ原の家康。徳川軍の屍の山を見て目に涙を浮かべる井伊直政も印象的でした。
家康のトレードマークである金陀美具足をまとった武将が討ち取られ、その首も槍につるされています。
「殿は、きっと、大丈夫」涙ながらに言う夏目広次がやはり影武者となるのでしょうか。
それとも忠真?!
次週のタイトルは「真・三方ヶ原合戦」どんな「真」になるのか、しっかりと見届けたいと思います!
大河ドラマ俱楽部の管理人です。
NHK大河ドラマをこよなく愛し毎週楽しみに視聴しています。
ただ視聴するだけでなく「あらすじと感想」を紹介しています。
でもリアルタイムで見ることができない時は見逃し配信で見たり
時々は歴代の大河も視聴しています。
管理人の大好きな大河ドラマをまとめていますので見逃し配信
と一緒に楽しんで下さい。