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大河ドラマ2023年「どうする家康」第15話「姉川でどうする!」のあらすじ(ネタバレ)と感想。

2023年どうする家康

大河ドラマ2023年「どうする家康」第15話「姉川でどうする!」のあらすじ(ネタバレ)と感想をお届けします。

「姉川でどうする!」では徳川家康がもっとも忙しい時期を描いています。元亀元年(1570年)の「姉川の戦い」です。

休む間もなく、織田信長に浅井・朝倉討伐の先陣を申し付けられますが、浅井長政からは「共に信長を討ち取らん」と呼び掛ける密書が届くのです。

予告編では「浅井に付きたい」と苦渋の表情を浮かべていましたね。

近江・姉川を挟んで両軍が向き合い、決戦の時が迫る中、家康は信長を裏切るか否かまさに「どうする家康」です。

さて、先週の第14話「金ヶ崎でどうする!」では、お手玉小豆(あづき)と侍女の阿月(あづき)を掛け合わせての展開でした。

阿月の死は決して無駄にはなっていませんね。ただ家康は殿(しんがり)を務める厳しい撤退でした。

項目 内容
2023大河ドラマ どうする家康
放送話 第15話
放送日 2023年4月23日(日)
週タイトル 姉川でどうする!
視聴率 %(先週比:)
出演者 松本潤(役:徳川家康)
大森南朋(役:酒井忠次)
松重豊(役:石川数正)
山田裕貴(役:本多忠勝)
杉野遥亮(役:榊原康政)
有村架純(役:瀬名)
岡田准一(役:織田信長)
北川景子(役:お市)
ムロツヨシ(役:秀吉)
古田新太(役:足利義昭)
中村勘九郎 (役:茶屋四郎次郎 )
大貫勇輔 (役:浅井長政)
酒向芳 (明智光秀)
音尾琢真(役:鳥居元忠)
岡部大(役:平岩親吉)
小手伸也(役:大久保忠世)
板垣李光人(役:井伊直政)
脚本 古沢良太 

大河ドラマ2023年「どうする家康」のキャスト一覧。

さて、「どうする家康」は家康(リーダー)と家臣達(部下)との絆を描いた物語とも言えます。

個性的な家臣達(部下)をどう活かすのか?職場で「リーダー」の方ならきっと共感することでしょう。

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「どうする家康」第15話「姉川でどうする!」のあらすじ。

元亀元年(1570年)6月28日未明の「姉川の戦い」が描かれます。2020年放送の「麒麟がくる」では第32話「反撃の二百挺」で少ない尺ですが中盤で描かれています。

なんやかんや(!)で金ケ崎の戦いを乗り切った家康たちが京の織田信長の屋敷にたどり着きました。

疲労困憊の家康をよそに、秀吉は木の実を噛み潰したもので怪我をしているように装い、いかに自分が信長のために大変な戦を潜り抜けてきたかを大袈裟にアピールしました。

畳に散乱した木の実などを見て、信長もその芝居に気が付きつつも、秀吉に蹴りを入れたうえで労いの言葉をかけました。

「あ、徳川様も僅かな手勢ながらようやっておられましたでぇ」とついでのように言い捨てて退出する秀吉をげんなりとした表情で見ている家康に、新たな出陣命令が下ります。

しかし、長く国を開けるのは心配だと、家康は一度三河に帰りたいと申し出ます。

すると信長は「来るか来ぬかはお主が決めろ。ただし、よぉく考えてな」と言いながら家康の耳に手をかけ、可愛がるように弄びます。

そして耳元に口を近づけ「乱世を終わらせるのは、誰じゃ」と囁くと、その耳に噛みつきました。

驚く家康に、信長は一変して無表情になり、美しい小さな器を差し出します。家康が訝しげに器を受け取ると、その中は金平糖が4粒、入っていたのでした。

「どうする家康」第15話「姉川でどうする!」のネタバレ。

徳川家康の「姉川の戦い」

浅井長政は家康に密書を送ります。その密書を受け取った家康は、

徳川家康
徳川家康

わしは……浅井長政につく。織田信長を討つ!

といいます。家臣の本多忠勝鳥居元忠らは同調しますが、酒井忠次がそれを制するのです。

家康は一国の主になってまだ日が浅く未熟です。演出的にもその重さを感じさせていません。

徳川家康
徳川家康

浅井殿が好きだから、あの方は、立派なお方じゃ!人を罠にはめたりはせぬ!

と家臣達に訴っていましたね。

しかし、最終的には酒井忠次石川数正の訴えを聞きいれ、浅井・朝倉を討つという決断を下すのでした。

エンディングでは、のちに家臣団の1人となる井伊虎松(直政)が初登場しました。

新天地の遠江・浜松の民は家康に敵意を持っています。家康は浜松をどう治めるのか、「どうする家康」です。

松本潤は2023年大河ドラマ「どうする家康」でキャスト徳川家康を演じる。

酒井忠次はその時。

酒井忠次の印象は「穏やかな人柄でまとめ役」そして、宴会では「えびすくい」ですよね。

でも「姉川の戦い」ではちと違います。迷いがある家康に対して、冷静沈着に意見を言うのでした。

家康は、

徳川家康
徳川家康

浅井殿の言うとおり、信長に義はないんじゃ

といいます。すると、忠次は、

忠次:義? 義とは何でござる?と家康に問い返すのです。家康は「お前は学がないからな」となんと失礼な言い方にも、

忠次:義なんてものは、きれい事! 屁理屈にすぎませぬ! これは我らと織田勢を引き裂かんとする浅井の策略! 乗ってはいけませぬ!と言い切るのです。

大森南朋が2023年大河ドラマ「どうする家康」で演じるキャストは酒井忠次。

石川数正は!

家康が信長を討つというと数正は、

数正:~まあ、恐らく、あの桶狭間のあとのぐっちゃぐっちゃに逆戻りじゃなあ~。殿。あのぐっちゃぐっちゃをもう一度やりますか?

もう一度やって生き延びられるとお思いでござるか?と、戦乱の世の厳しさを説く数正がこの時はまだ未熟な家康に意見します。

松重豊が2023年大河ドラマ「どうする家康」で演じるキャストは石川数正。

「どうする家康」のあらすじまとめはこちらです。

大河ドラマ2023年「どうする家康」のあらすじ(ネタバレ)と感想のまとめ一覧。

引用:英雄たちの選択

徳川家康の長い人生のなかでも、最も忙しく、無理に無理を重ねた過酷な1年がある。それが元亀元年(1570)家康29歳の年だ。姉川の戦いなど3度の大軍事遠征を強行し、さらに岡崎から浜松へ、本拠地の大移転まで行った。なぜこの1年にそこまで無理を重ねたのか?姉川の戦いの最新研究や、これまであまり注目されることのなかった将軍・足利義昭との関係を鍵に、家康のターニングポイントとなった「運命の1年」をひもとく。

紀行。浜松城。

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「どうする家康」第15話「姉川でどうする」の感想。

まさかの「なんやかんや」で片付けられた金ケ崎の戦いに「嘘でしょ?!」と思いつつも、そのストーリー展開に息を飲んだ15話「姉川でどうする」でした。

浅井・朝倉の軍勢と手を結べば、気運としては信長を討てる可能性が高い、がしかし、そこで放たれた忠次の「義とは屁理屈に過ぎない」という言葉にハッとしました。

なぜ、そこまでして浅井に付きたいのかと言う忠次の言葉に「浅井殿が好きだからじゃ!」と答える家康。

えええ…「好きだから????」

攻撃の合図

攻撃の合図である法螺貝の音が響いても一向に出撃しない家康軍。

その本心を試すように、織田軍からは家康の本陣に向けて銃が放たれると、それに怒り狂った家康は「お前(信長)にこき使われるのは真っ平じゃ!」という心からの言葉を叫んでします。

まさに、忠次が言っていた「義とは屁理屈にすぎない」を実証してしまいましたね。

信長が嫌で、長政が好きだから長政につきたい。随分、子どもな言い分です。

忠次と数正は許さない。

しかし、今回は忠次と数正が簡単にそれを許しません。

「では、織田勢に攻めかかりますか。それならそれで、お指図を」「今なら信長を倒せます。しかし倒した後どうするのか?

信長亡き後、将軍は、天下はどうなるのか。

三河はどうなるのか。遠江は尾張は美濃は、武田との仲はどうなるのか」「桶狭間のあとのぐっちゃぐっちゃをもう一度やりますか。

もう一度やって生きのびられるとお思いですか。

殿がやれると申されるのならば従いまする」その言葉に、家康は、自分がなにを言っていたのか、どんな立場にいるのかを理解したように見えました。

死と隣り合わせの合戦上でなお、良き教育係な忠次と数正です。

敵は浅井と朝倉。

揺れ動く家康の心をよそに、浅井勢はどんどん近付き、織田勢からもどうするんだとばかりに鉄砲が撃ち込まれてきます。

そして、ついに家康は腹をくくりました。敵は、浅井・朝倉と。

しかし、なんとか浅井・朝倉勢を撃退したものの、長政を取り逃がしてしまった家康。

その時、信長は!

信長はそれを咎(とが)める事はせず、全てを見通した顔で「これからは判断を間違えるなよ、白兎」とがぶりとまた耳に噛みつきます。

今度は千切れんばかりにガッツリと!!怖すぎます!しかし、そうは言っても、感情表現の仕方は独特ではあるものの、信長はなんとしても家康を手元に置いておきたいのだろうなという、心の現れなこうどうにもみえました。

家康は遠江に赴任、その時!

あれだけ、家康を嫌う遠江なのに歓迎の舞なんて怪しいと思っていたら案の定でしたが、その踊り子がまさかの女装した井伊直政!!

板垣李光人が2023年大河ドラマ「どうする家康」で演じるキャストは井伊直政。

ここからどう、家康の味方になっていくのかも含めてドキドキの展開でした!

松本家康の演技に感動。

今回、特に印象に残ったのは徳川家康役の松本潤さんです。

第1話「どうする桶狭間」の、本当におぼこい元康から、少しずつ、少しずつ、成長を重ねている様子を細やかな演技で見せてくれています。

「敵は、浅井・朝倉!!」と絞り出すような声で叫び、長政からの密書を破り捨てたところは、今までの「自分の感情で動く自分」との決別のようにも思えました。

数正達の言葉で、もっと広い視点を見る事を知った家康。

そういう小さな一つ一つ(物語にとっては大きな一つ、一つ)を自然な演技で見せてくれる松本潤さんの演技に感動しました。

松本潤が2023年大河ドラマ「どうする家康」で演じるキャストは徳川家康。

視聴者の感想。

引用:ヤッフーニュース

いろいろと厳しい評価を受けている「どうする家康」ですが、名バイプレーヤーが松本・家康を支えていますね。
まさに、徳川四天王の如く。

徳川家康が天下を取れたのは「文武」に秀でた家臣たちの働きがあってこそですね。

酒井忠次、榊原康政、本多忠勝、井伊直政、本多正信、正純親子、大久保忠隣、土井利勝、酒井忠世、松平信綱…

ブレーンに南光坊天海、金地院崇伝など

そして様々な修羅場を乗り越えて自身の器を大きくした徳川家康。

挙げたらきりがないくらいの有能な文武の家臣団。

他の大名が天下を取れるはずがないですね。

この先、三方ヶ原の戦いや本能寺の変での神君伊賀越え、豊臣秀吉とのいろんな駆け引きを経験して、天下取りへ邁進していく徳川家康を松潤がどう演じていくか、楽しみにして見ていきたいと思います。

まとめ。

次週は第16話「信玄を怒らせるな」です。今までは「〇〇でどうする?」だったものが「怒らせるな」と、ある意味答えが出てしまっているだけでもドキドキします。

ついに信玄が立ち上がりますね~。歩き巫女の千代が旅支度を始めているのも気になりますし、源三郎(家康の義弟で武田の人質)救出作戦も気になります。

史実を知っていても、こんなにドキドキするのは、脚本家の古沢さんが「その時代に生きた人々の想い」をつぶさに書いているからでしょうね。

「どうする家康」がどんどん面白くなり、毎週日曜日が楽しみです!

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