2021年大河ドラマ60作品目は「青天を衝け」です。日本資本主義の礎を築いた渋沢栄一の生涯を描いた大河ドラマです。
その出演キャストを一覧で紹介します。
「青天を衝け」は幕末から明治を駆け抜けた実業家・渋沢栄一の生涯を描いていますが、徳川慶喜もパラレルで描いています。
さて、あなたは吉沢亮さん主演「青天を衝く」の何話がお好きですか?それと出演者で一番好きな俳優さんは誰ですか?
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大河ドラマ2021年「青天を衝け」のキャスト概要。
吉沢亮さんや高良健吾さんをはじめ俳優さんはイケメンが多いですね。
その中でも、栄一の父を演じる小林薫さんや栄一を幕府に引き上げてくれた平岡円四朗役の堤真一さんなど個性的な俳優さんが視聴者の心を掴み高視聴率の一因になっています。
また、女優さんの顔ぶれが素晴らしいです。栄一の妻・千代を橋本愛さんが、そして栄一の母を個人的に大好きな和久井映見さんが演じています。
渋沢栄一の運命は徳川慶喜の出会いによって大きく変わりますね。
その二人の人物が並行して描かれる2021年大河ドラマ「青天を衝け」の放送は2021年2月14日スタートしました。
前作の「麒麟がくる」の最終回が2月7日になってしまった影響からです。
さて、大河ドラマ第1作「花の生涯」は1963年(昭和38年)4月~12月の放送でした。
なんと半世紀前ですね。
第1作の時代背景も激動する江戸幕府の幕末でした。ちなみに前作59作品目の「麒麟がくる」は室町時代の幕末でしたね。
そして、節目となる60作品目の「青天を衝け」も激動する江戸幕府の幕末です。
主人公は幕末の武士たちと「資本主義の父・渋沢栄一」ですので、視点を変えての作品となりますね。
そして忘れてはならないのは激動の時代には必ず陰で支える女性がいます。
「緻密な計算」と「人への誠意」を武器に、近代日本のあるべき姿を追い続けた渋沢栄一と出会う女性達を演じる女優さんにも注目しましょう。
青天を衝け「明治編」の女性キャストたち。
明治時代はあらゆる面で一気に近代化が進みます。江戸時代では意識していない、文化、風習、思想が西洋式に変わっていきました。
そんな中で女性たちは家族社会を献身的に支えながらも、立場や役割に変化が起きるのです。
時代の一部ですが青天を衝くの女性たちを紹介します。
橋本愛が演じる明治になった栄一の妻・千代とは?
栄一は益々多忙になっていきます。栄一の裏方として、住み込みの書生たちの世話から子ども達の教育まで心血を注ぎます。
大内くにの存在も寛容に受け入れ愛する長女・うたの結婚を見届けると流行りのコレラに感染してしまい帰らぬ人になってしまうのです。
大島優子が演じる豪商・伊勢八の娘・伊藤兼子(かねこ)。
横浜の油商・伊藤八兵衛の娘・兼子は波乱万丈な人生を送ることになります。
八兵衛は事業に失敗し没落。その後の兼子は婿養子の夫と離縁します。そして家計を助けるために芸子の道に進みます。
生きるために、家族を養うために芸者となりなんと三味線の師匠として出入りしていた「やす」(木村佳乃)と出会うのです。
そうです、やすは栄一と深くかかわった円四朗の妻です。
この縁で栄一と兼子の物語が始まるのですね。
そして、栄一と再婚し亡くなった千代さんの養育院を引き継ぐことになるのです。
朝倉あきが演じるのは大隈重信の妻・大隈綾子。
幕府の外国奉行として活躍した小栗忠順は綾子のいとこです。
忠順は戊辰戦争で処刑(ベロにネジをのせたシーン)され、綾子の一家も維新によって没落します。
20歳で大隈と結婚し、仲むつまじい夫婦関係を築いていきます。
グランド前アメリカ大統領の来日時は、千代らとともに接待役として活躍します。
井上 馨の妻・井上武子を愛希(まなき)れいか
大河ドラマ初出演。
井上 馨の養女・井上末子を駒井 蓮
大河ドラマ初出演。
青天を衝け「明治編」渋沢栄一の家族キャスト。
渋沢栄一は血洗島村(現在は埼玉県・深谷市)の豪農の家に生まれました。藍球つくりと養蚕を営む百姓の家で生まれ育ちます。
そして、栄一は幕末の動乱期に尊王攘夷思想に傾倒しますが、最後の将軍・徳川慶喜との出会いで人生が転換します。
(余談ですが、慶喜と栄一の初対面シーンは神奈川県相模川沿いでのロケでした)
栄一はその出会いで日本近代化に向けて奔走します。幕末から明治時代に日本の資本主義がどのように生まれ移り変わっていくのか?
新しい視点で描かかれる大河ドラマ、今までの大河ドラマでは描かれなかった作品に期待したいと思います。
主人公の渋沢栄一を演じるのは吉沢亮さんです。
主人公・渋沢栄一は吉沢亮。
渋沢栄一は武蔵国榛沢郡血洗島村の豪商・渋沢家の「中の家」の長男として生まれます。
第1話「栄一、目覚める」と第2話「栄一、踊る」では幼少(子役)の栄一が登場します。
幼い栄一は人一倍おしゃべりで剛情っぱりです。第1話「栄一、目覚める」ではその剛情っぱりの演出がありました。
青年(吉沢亮)になり従兄である惇忠の影響を受け、読書に没頭する日々を送ります。
そして、勤勉な父・市郎右衛門の教えを受け、藍玉づくりの仕事の奥深さを知り、思わぬ商才を発揮するのです。
勤勉な父・市郎左衛門から養蚕や藍玉づくりを学び、藍葉の商いを通じて栄一は商才を磨いていきます。
⇒吉沢亮(キャスト)が主演の2021年大河ドラマ「青天を衝け」は1万円札の顔「渋沢栄一」
栄一の妻・千代は橋本愛。
千代は尾高惇忠(新五郎)、尾高長七郎の妹です。栄一よりひとつ年下で、喜作も交えた三人は幼なじみとして育ちます。
第1話「栄一、目覚める」と第2話「栄一、踊る」で控えめで口数は少ない幼少期の千代が登場します。
千代はずっと栄一に思いを寄せて第8話「栄一の祝言」で栄一と結婚します。
栄一と結婚してからは、多忙な栄一に代わって渋沢家を守るそうですが、幼馴染から嫁にそして家を守る妻としてどのような演技をみせてくれるのか?
橋本愛さんのイメージは2019年の大河ドラマ「いだてんの小梅役」がなぜか強く残っています。
今回の千代は小梅役とは真逆な役ですよね。
おの りなが演じる栄一の長女・渋沢うた(歌子)
渋沢うた(歌子)を演じるは小野莉奈さんです。莉奈さんは大河ドラマに初めて出演します。大河に出ることで家族が何より喜んでくれたそうでその事が嬉しかったようです。
うたは父・栄一のDNAを受け継いでいるようです。とにかくおしゃべりですね。
第36話で穂積陳重とお見合いのシーンがありますが、会話をリードしているのは「うた」でしたね。
さて、維新後の渋沢家は家族水入らずの暮らしが実現します。その後、千代の勧めで女学校で学び、愛媛県士族で東京大学教授の穂積陳重と結婚します。
これを機に名を歌子とします。良妻賢母で婦人会活動などに積極的に参加します。しかし最愛の母・千代はコレラで帰らぬ人になってしまいます。
栄一の息子・渋沢篤二を泉澤祐希
第37話より登場10歳のころ、母・千代が急逝。
栄一の息子は渋沢篤二(キャスト:泉澤祐希)
まだまだ母親が恋しい10歳のころ、母・千代が急逝。母代わりとなった姉・歌子が厳しく育てるが、多忙を極める父・栄一が実業家として偉大になるほどに、嫡男の立場が重圧となっていく。やがて放蕩を重ねるように。
栄一の孫・渋沢敬三を笠松 将
渋沢家の跡継ぎ
栄一の娘・渋沢琴子を池田朱那(あかな)
琴子の夫・阪谷芳郎を内野謙太
歌子の夫・穂積陳重(ほずみもぶしげ)を田村健太郎
青天を衝け「明治編」の政府キャストたち。
外国奉行支配・キャスト杉浦愛蔵(譲)は志尊淳。
パリ編から登場している志尊淳さんが演じる杉浦愛蔵(譲)です。
徳川昭武の随員としてパリ万博へ派遣され、そこで栄一と親交を深め、やがて家族ぐるみのつきあいをするほどの仲になります。
維新後は静岡へと移り、やがて明治新政府に出仕して、栄一が立ち上げた民部省改正掛の一員になります。
そこで前島密らと郵便制度の確立に努めるのです。第29話の郵便を語るシーンは是非見て下さい。
伊藤博文(初代総理大臣)は山崎育三郎。
長州藩士族で、攘夷派の志士だったが、ロンドン留学を経て開国論者になります。
大日本帝国憲法の起草者の一人であり、幕末から明治へ日本を近代化に導いた偉人です。
山崎育三郎さんは大河ドラマ初出演です。2015年にTBS系で放送したドラマで「下町ロケット」では味のある演技をしていました。
明治18年12月22日、政府は内閣制度を創設。
太政・左右大臣や参議を廃止、内閣総理大臣と国務大臣からなる内閣を新たに設置、行政の最高機関となりました。
太政官制度では太政大臣が単独で政府の最終決定を下せましたが、内閣制度では、内閣全員の合議へと改められました。
伊藤博文はドイツの憲法を参考に、天皇が国を治め、政府が強い権限を持ち、国民をまとめていく憲法を作り始めます。
1889年、大日本帝国憲法が発布されます。国会や選挙のことが初めて定められ、この翌年、第1回目の帝国議会が開かれました。
井上薫は福士誠治。
第30話「渋沢栄一の父」で栄一に廃藩置県の断行を命じます。30話で栄一は大事な父・市郎右衛門と永遠の別れになってしまいます。
大隈重信は大倉孝二。
佐賀藩士族で、英語を学ぶために長崎へ遊学します。維新後は、外交交渉の能力を買われて新政府に入ります。
渋沢栄一を政府に誘い、総理大臣、外務大臣等を歴任、近代産業の発展に貢献、政党や大学も作った、誰もが知る明治大正期のビッグネームです。
⇒第17話「篤太夫、涙の帰京」で初登場します。
三井組番頭・三野村利左衛門はイッセー尾形。
三野村利左衛門の言葉で栄一は政府の職にギモンを抱きます。
三菱商会の岩崎弥太郎は中村芝翫(しかん)
岩崎弥太郎の弟・岩崎弥之助を忍成修吾
大倉喜八郎を岡部たかし
青天を衝け「渋沢家・血洗島」のキャストたち。
栄一の父・渋沢市郎右衛門は小林薫。
「中の家」を立て直すため婿養子として入り、「藍玉づくりの名手」と呼ばれました。栄一の生き方を誰よりも支援しました。
栄一の父役の「小林薫」さんは「おんな城主・直虎の南渓和尚」でも出演していましたね。
南渓和尚の小林薫さんとダブります。とてもいい味を出す役者さん。栄一の父役のキャスティングは素晴らしいです。
小林さんは第1話「栄一、目覚める」から登場します。
特に感動するのは第12話「栄一の旅立ち」です。
栄一と喜作は幕末の京に向かうのですが、息子を送り出す時に父の言葉は深い意味がありますね。
栄一の母・「渋沢ゑい」は和久井映見。
和久井映見さんが演じる「渋沢ゑい」は、大変な日々の中でも「苦しいときほど楽しまねぇと」と歌を歌い始めるおおらかな女性だそうです。
このキャスティングも見事ですね。和久井さんの表情には演技と思えない母の優しさを感じます。
どの時代まで出演するか今は解りませんが、できるだけ長く出演して欲しいですね。
和久井さんも第1話「栄一、目覚める」から登場しています。
和久井映見さんは2006年の大河ドラマ「功名が辻」で信長の妻・帰蝶を演じていましたね。
栄一の姉・「渋沢なか」は村川絵梨。
大河ドラマ初出演の村川絵梨さんです。連続テレビ小説「風のハルカ」の脚本が大森美香さんでしたのでその縁ですかね。
大森さんの脚本がとても好きなようです。
青天を衝けでは栄一の姉ですから第1話(子役)から登場します。そして第5話「栄一、揺れる」では縁談の話が持ち上がるのです。
でもその縁談は破談してしまいます。親族から反対されて情緒が不安定になってしまいます。その時の栄一の姿は姉さん思いのかっこいい栄一です。
栄一の妹・「渋沢てい」は藤野涼子。
藤野涼子さんは大河ドラマ初出演です。
栄一の妹で、年の離れた栄一にかわいがられ、天真らんまんなお兄ちゃん子です。
栄一にとっては、何でも話せ、生涯にわたって信頼のおける肉親でした。やがて栄一の妻となる千代の心の友になります。
「俺の嫁になってくれ」(平九郎)
今週のぐるぐるシーン。江戸に行ってしまう平九郎に、ていがあげたお守り。撮影後、お守りを持ってパチリ。
とてもかわいい渋沢てい役は藤野涼子さんで大好きな女優さんです。朝ドラの「ひょっこ」でも出演していました。
平九郎がていさんに思いを伝えるシーンは第23話ですね。このシーンはとても切なかったですよね。
渋沢喜作は高良健吾。
高良健吾が演じるキャスト渋沢喜作は渋沢一族の一家「新屋敷」の長男です。栄一より2歳上で、幼なじみとして育ち、生涯の相棒です。
直情的ですが情に厚く、弁が立つ知性派の栄一とは正反対の性格です。ただ、幕末の混乱の中で彰義隊を結成し、栄一とは異なる道を歩みます。
栄一の従兄喜作の妻・「渋沢よし」は成海璃子。
成海璃子が演じるキャスト渋沢よしは情熱的な喜作にひと目ぼれし、みずからアプローチします。
結婚後は、喜作がすっかり尻に敷かれ、栄一と喜作が京へ旅立ってからは、千代のよき相談相手となって、共に夫の留守を支えます。
第12話「栄一の旅立ち」では普段は気丈な妻ですが、さすがに喜作が京へ旅立つ時は寂しいと抱き着きます。このカットもグッときますね。
尾高家の母・「尾高やへ」は手塚理美。
手塚理美さん演じるキャスト尾高やへさんは惇忠、長七郎、千代、平九郎の兄妹を育てあげた尾高家の母です。
第8話「栄一の祝言」で千代が栄一へ嫁入りしますが、そっと千代の手を取って中の家の前で手を放す時、「母の手から離れた」その瞬間はやはり涙ですね。
やがて惇忠たちは尊王攘夷の思想に突き進んでいくようです。母として温かく見守る姿を演じる「やへ」さんと優しい手塚さんがダブりますね。
尾高惇忠(新五郎)は田辺誠一。
田辺誠一が演じるキャスト尾高惇忠は下手計(しもてばか)村にある尾高家の長男です。
早くから水戸学に傾倒し、従弟である栄一や喜作に学問や剣術を教え、大きな影響を与えました。
栄一や喜作の“兄い”として、優しく穏やかに成長を見守る尾高惇忠(じゅんちゅう)です。
第8話「栄一の祝言」まで視聴した感想として「栄一や喜作」たちの兄さんなんですが常に対等の立場でフラットな関係でいるなーとの感想です。
今後、尊王攘夷の思想に「栄一や喜作」が傾いてくると思いますが、その時の尾高惇忠がどのような指導をするか?
第12話「栄一の旅立ち」では、横浜焼き討ち計画を断念し血洗島編最後となり第13話からは京が舞台になります。
尾高惇忠のその後の登場はいつになるか?は解りませんが、尾高惇忠は明治維新後に富岡製糸場の初代場長となります。
尾高惇忠の妻・「尾高きせ」は手塚真生。
手塚真生は大河ドラマ初出演です。惇忠の妻です。各地から草もうの志士が訪れるほど、文武に精通した人格者の夫を寡黙に支えます。
長男の務めがあるため、家を出ることができない惇忠の歯がゆさを、言葉にはしないがひそかに感じています。
尾高長七郎は満島真之介。
満島真之介さんの役は尾高家の惇忠の弟・尾高長十郎で、栄一の従兄です。
神道無念流の剣豪として名をとどろかせるようになり、栄一にとって憧れの存在です。
ただ、第12話「栄一の旅立ち」では栄一たちの無謀な計画を命を張って止めるシーンはとても切なく寂しさも感じましたね。
この満島真之介さんの演技を是非オンデマンドで再視聴してほしいですね。
兄の惇忠に代わって江戸や京へ遊学に行き、世情を栄一らに伝えていく重要な人物です。
尾高平九郎は岡田健史。
岡田健史さんは尾高家の末っ子、渋沢栄一とは従弟の役です。偉大な兄たちの背中を追いかけ、姉の千代を心から慕い、文武両道で心優しい美青年に育ちます。
栄一のパリ行きにともない見立て養子となるが、そのことがきっかけとなり幕府崩壊の動乱に巻き込まれていきます。
岡田健史さんは大河ドラマ初出演です。
渋沢宗助は平泉 成。
渋沢一族の中で最も財をなした「東の家(ひがしんち)」の当主です。
血洗島村の名主として、栄一の父・市郎右衛門と共に村をまとめる顔役のような存在。甥(おい)の栄一の名付け親であり、時に口うるさく栄一に小言を言います。
渋沢まさは朝加真由美。
朝加真由美さんは大河ドラマ初出演なんですね。宗助の妻であり、栄一の伯母です。
人はいいが少々おせっかいな性格で、親戚である「中の家」でも何かにつけて世話を焼きたがります。
宗助とのコンビネーションが絶妙で、なんだか憎めないおしどり夫婦です。
青天を衝け「徳川家」のキャストたち。
制作側から初回の冒頭、徳川家康が登場し、いわばナビゲーターとしての役割を担うとの発表がありました。
初代征夷代将軍・徳川家康は北大路欣也。
「こんばんは徳川家康です。今日はまず日本の歴史です」第1話「栄一、目覚める」を視聴してこの演出にはびっくりしました。
でもどうして江戸幕府幕末に幕府を開いた征夷大将軍・徳川家康が登場するのでしょうか?
2020年「麒麟がくる」で登場した徳川家康の続編なんですかね?
であれば明智光秀の子孫が「天海僧正」となったという説はありですよね。
栃木県・日光には「明智平」という観光地もありますからね。
イントロで家康が登場し日本史の講義をします。太平な世の中「江戸時代」を築いたのは徳川家康だとアピールしていました。
家康は第1話だけなんでしょうか?第2話も楽しみにしていました、すると第2話「栄一、踊る」でも登場しました。
第1話「栄一、目覚める」も第2話「栄一、踊る」も徳川家康の語りは「こんばんは。徳川家康です」で番組開始時からでした。
しかし、第3話「栄一、仕事はじめ」と第4話「栄一、怒る」ではオープニング後に家康の語りが入っていました。
そして、そして第5話「栄一、踊る」では番組開始からオープニングまでの間に、「徳川家康です。今日も出てきましたよ」と急に語りのシーンが入りました。
1話~5話で3パターンですね。
次週はどのパターンを使うのでしょうか?と思っていましたが第6話「栄一、胸騒ぎ」では家康はイントロからの登場でした。
でも遂に第13「栄一、京の都へ」では登場しませんでした。お休みしましたと第14話「栄一と運命の主君」では再登場して語っていました。
さて、北大路欣也さんがナビゲーターを務める徳川家康を起用した理由ですが・・・。
それは、徳川幕末期を題材にした大河ドラマは今までも沢山ありました。そして幕末は非常に複雑ですよね。
大河ドラマ「龍馬伝」の坂本龍馬が主人公であれば土佐藩の思惑が入ります。
大河ドラマ「西郷ドン」で西郷が主人公になれば薩摩や長州、佐幕派などの視点でどうしても描かれますよね。
ドラマの主人公や見る人の立場によっては大きく解釈が変わるのがこの江戸時代の徳川幕府・幕末のドラマです。
北大路さんをナビで選んだのはとても奇抜なアイデアだと思います。
征夷大将軍・徳川家康の視点で見ると幕末がどのように映るのか?
とても興味がありますね。脚本家の大森美香さんは、
渋沢栄一さんが生きる江戸時代から現代までを俯瞰して見られる方が欲しいと思った。
ナレーションでもよかったのですが、幕末で江戸時代を閉じるという意味では、どうやって江戸幕府を開いたかということがとても大事。
そこを俯瞰して見るにはどうしたらいいかと考えたとき、家康さんが適任だと思ったんです。
とコメントをしています。
そして、オリンピックで中断していた「青天を衝け」ですが、終戦記念日の8月15日第24話「パリの御一新」の放送がありました。
御一新とは明治維新を指すのですね。
そこで徳川幕府の終焉に北大路欣也扮する「徳川家康」のあいさつ「こんばんは、徳川家康です」があるのか?と期待しましたが、生憎登場はありませんでした。
そして、家康とともに登場し、華麗なパフォーマンスをする黒衣の方は一体何者なのか。いつもギモンでした?その答えが解りました。
NHKドラマ制作者のコメント:引用:ヤッフーニュース
黒衣は、パントマイムの動きをベースに舞台作品を演出する小野寺修二さん主宰の「カンパニーデラシネラ」のメンバーらが演じている。普段は国内外の劇場で公演を行ったり、小中学校に赴いて作品を上演したりしている。
では、なぜ黒衣なのでしょうか?
NHKドラマ制作者のコメント:引用:ヤッフーニュース
「黒衣はいわば、家康の心、もしくは分身のようなものかもしれません」と言う。彼らは布やふすまなど、身の回りのものを使って家康の語りを視覚化する。
第24話からは江戸時代から明治時代にいよいよ突入します。
家康さんや黒衣は今後も登場するのでしょうか?明治維新。それは日本国の「時代が大きく変わる」始点です。
その激動時に人がどのように生きていたかを描く「青天を衝け」で家康さんと黒子さんたちがどのような表現をしてくれるのか?とても楽しみです。
第12代将軍・徳川家慶は吉幾三。
江戸幕府第12代将軍徳川家慶。
実子の家定を将軍とすることに不安を覚え、慶喜を後継ぎにしたく、舞を教えたりとまるで本物の親子のようにかわいがります。
第1話で幼い慶喜と対面した時「実子」に似ているとのセリフで表現していますね。
第13代将軍・徳川家定は渡辺大知。
江戸幕府第13代将軍は徳川家定です。家定の役を渡辺大知さんが演じます。他人との交流が不得手であり、乳母の歌橋にだけ心を開いています。
父・家慶の急逝で将軍となりますが、周囲は飾り物と見ていました。そのため、期待を一身に浴びる慶喜にひそかに嫉妬心を抱くのです。
第14代将軍・徳川家茂は磯村勇斗。
江戸幕府第14代将軍は徳川家茂です。その役を磯村勇斗さんが演じます。
将軍継嗣問題で徳川慶喜の対立候補となるも、大老・井伊直弼(なおすけ)の計略によって、若くして将軍の座につきます。
公武合体のため皇女・和宮と結婚。やがて将軍後見職に付いた慶喜に支えられるが、自身の無力さを嘆き、発奮します。
家定の正室・篤君天璋院は上白石萌音。
薩摩藩主・島津斉彬(なりあきら)の養女から、家定の正室となります。
2008年の宮崎あおいさんが演じる「篤姫」でも描かれていましたが、家定に後継として一橋慶喜を認めさせるという密命を背負っていた篤君です。
ところが家定が早世。天璋院と名乗り、徳川の女性として生きる決心をするのです。
上白石萌音さんは、2011年「江~姫たちの戦国」では徳川家光の妹である和子(東福門院)を最終回だけですが演じています。
2018年「西郷どん」では、西郷隆盛の弟である従道の妻・清として登場。出番はわずかながら夫を支える妻を演じております。
2021年「青天を衝け」では「篤姫の役」で3回目の大河ドラマ出演となります。
家定の乳母・「歌橋」は峯村リエ。
乳母として幼いころから養育にあたってきたため、家定から全幅の信頼を寄せられています。
慶喜を嫌っており、将軍継嗣(けいし)では幼い慶福(よしとみ)を推します。
「イモ公方」と呼ばれたほど芋好きの家定と和やかに芋菓子を作ることもしばしば。
家茂の正室・和宮は深川麻衣。
和宮は孝明天皇の妹宮です。
幼い頃より許婚(いいなずけ)がいたにも関わらず、幕府が目指す公武合体の象徴として、14代将軍・家茂との縁組みが浮上します。
和宮は固辞するもかなわず、泣く泣く降嫁した。しかし、家茂の誠実な人柄に触れ、次第に心を開いていくのです。
番組では第9話「栄一と桜田門外の変」で登場し、第10話「栄一、志士になる」で京から江戸へ嫁入りします。
家茂と対面するシーンで十二単を着用した和宮役・深川麻衣さん。着物を何枚も重ねるのでとっても重かったそうです。
青天を衝け「水戸藩」のキャストたち。
水戸藩主・徳川斉昭は竹中直人。
水戸徳川家第9代藩主の徳川斉昭を秀吉役のキャラが強い竹中直人さんが演じます。第1話から登場しますね。
斉昭は先進的で実行力に富み、気性の激しさもあって、のちに「烈公」と呼ばれます。
それゆえに幕府内には敵は多いようです。
栄一の主君となる慶喜の父でもあり、幼少期から慶喜の才に期待し、暑苦しいほどの愛情深さで育てました。
徳川斉昭の妻・吉子(登美宮)は原 日出子。
水戸藩9代藩主・徳川斉昭の正妻であり、慶喜の母です。
夫の斉昭は豪傑で気性が荒かったが、宮家出身の吉子を慈しみ、夫婦仲はとてもよかったようです。
波乱続きの水戸藩を見守り、内助の功を発揮します。
水戸藩・徳川慶篤は中島 歩。
第9代水戸藩主・徳川斉昭(なりあき)の長男・慶篤(よしあつ)は慶喜の兄です。
父・斉昭が隠居を命じられたことで家督を相続するも、老公として君臨する父に振り回されがちな存在です。
安政の大獄では登城禁止に処され、後に藩内で巻き起こる、天狗(てんぐ)党の乱を抑えることができず苦心します。
斉昭の側近・藤田東湖は渡辺いっけい。
水戸藩主就任から支えた斉昭の腹心です。演じるは渡辺いっけいさんですね。
「回天詩史」など数々の著作が尊攘志士に愛読され、信望を集めましたが、第5話「栄一、揺れる」の安政の大地震で非業の死を遂げるのです。
斉昭の側近・藤田東湖の息子・藤田小四郎は藤原季節。
水戸学の大家・藤田東湖の息子です。
江戸の酒場で栄一と出会い、ふがいなさをいさめられて発奮します。
やがて水戸藩の過激派を率いて「天狗(てんぐ)党」を結成し、悲劇の争乱を起こすのです。
武田耕雲斎は津田寛治。
藤田東湖と共に藩主・斉昭を支えた、尊攘派の水戸藩士です。
やがて東湖の息子・藤田小四郎が起こした「天狗(てんぐ)党の乱」をいさめる立場に立つも、小四郎に懇願されて総大将となり悲惨な最期を遂げるのです。
青天を衝け「一橋家」のキャストたち。
第15代将軍・徳川慶喜は草彅 剛。
水戸藩主・徳川斉昭の七男に生まれ、一橋家を継ぎ、徳川幕府最後の将軍となるのは徳川慶喜です。
ドラマでは側近の平岡円四郎の目利きで渋沢栄一と第1話「栄一、目覚める」で出会いますが一瞬で終わりましたね。
円四朗と栄一の出会いは第12話「栄一の旅立ち」です。
それは青天を衝け第11話「横濱焼き討ち計画」慶喜から離れていた円四朗が戻ってきた時から運命の出会いが始まったのです。
栄一と一橋慶喜の出会いは何話だかまだ分かりませんが、慶喜は財政改革に手腕を発揮した栄一を重用します。
幕府終えんの時を迎えてからも、慶喜と栄一の厚い信頼関係は終生に及んだようです。大河ドラマ青天を衝くではどこまで描いてくれるのでしょうか?
2021年の大河ドラマ「青天を衝け」でキャスト徳川慶喜を演じるのは元スマップの草薙剛さんです。
江戸幕府最後の将軍として、大政奉還を行って260年続いた江戸幕府を閉じました。
戊辰戦争においては日本の国力をそがないためにひたすら恭順を続け、江戸の無血開城を導いたのが徳川慶喜です。
慶喜の養祖母「徳信院」は美村里江。
一橋家当主・徳川慶寿(よしひさ)の正室となるも、若くして死別し「徳信院」と名乗ります。
慶寿の後継も亡くなり、慶喜が次いで後継となったため、わずかな年齢差で養祖母となるのです。
ふたりは特別な信頼関係で結ばれていました。
慶喜の正室「美賀君」は川栄李奈。
美賀君は病にかかった慶喜の婚約者の代わりとして正室になりますね。第6話「栄一、胸騒ぎ」で感情の起伏が激しいシーンがあります。
それは一橋家の未亡人である徳信院と慶喜の恋仲を疑い慶喜に詰め寄りしーんです。
付かず離れずの夫婦だそうですが、やがて慶喜のよき理解者となりますが、青天を衝けで慶喜と美賀君の二人の晩年まで描くのでしょうか?
慶喜の側近・平岡円四郎は堤真一。
旗本の息子でありながら不甲斐ない日々を送っています。
第3話「栄一、仕事はじめ」、で栄一が父と一緒に江戸に行った時にすれ違います。
縁あって第4話「栄一、怒る」で慶喜の小姓となります。
ほれこんだ一橋慶喜からの信頼を厚くし、筆頭クラスの用人にまで昇進していきます。
第1話で栄一と慶喜が出会うシーンで円四郎が後ろで微笑むシーンは印象的でしたね。
このシーンはキャストが揃う最初ロケだったそうです。5月8日の土曜スタジオパークでゲスト出演していた時にお話ししていました。
第9話「栄一と桜田門外の変」で慶喜が謹慎になり円四朗も江戸から離れます。
そして第11話「横濱焼き討ち計画」では慶喜と再会します。ここから栄一と慶喜の出会いの距離が近くなってくるのです。
第13話「栄一、京の都へ」で栄一と喜作を助けますね。これ以降の二人は一橋家の家臣になって活躍するのですね。
第14話「栄一と運命の主君」では遂に円四朗の計らいで慶喜と栄一が対面します。
そして第16話「恩人暗殺」で円四朗を演じる堤真一さんも退場してしまいます。
とても味のある円四朗で堤さんは大好きな俳優さんです。
2005年上映された「ALWAYS 三丁目の夕日」で魅せた小さダイハツミゼットに乗って上野駅で新入社員を待つ社長役は今でも脳裏に焼き付いています。
円四郎の妻・「平岡やす」は木村佳乃。
吉原の売れっ子芸者であったが、放蕩無頼(ほうとうぶらい)の生活を送っていた武士・平岡円四郎に見初められてその妻となります。
とびきり美人だが気はめっぽう強く、粗野で破天荒な円四郎も頭が上がりません。
一橋家家臣・猪飼勝三郎は遠山俊也。
一橋家の側用人(そばようにん)です。
若かりし小姓時代、慶喜に怪我をさせるという失態をおかすが、戒めることなく寛容に受け入れた慶喜にほれ込みます。
いかにも人のよい性質で、一橋家に仕官したばかりの栄一や喜作の世話をあれこれと焼くのです。
一橋家家臣・川村恵十郎は波岡一喜。
一橋慶喜の側近・平岡円四郎の部下として柔軟に動き、鋭い目つきで情報収集に努めます。
江戸の酒場で見かけた、威勢のいい栄一と喜作に最初に目を付けます。
攘夷(じょうい)派から命を狙われる円四郎のそばに付き、護衛を務めていますが・・・
16話で円四朗は暗殺されてしまいますので塩十恵十郎を演じる浪岡一喜さんも退場してしまうのでしょうか?
飲み屋の片隅に座って鋭い目で、栄一たちを観察していましたね。川村の眼力で円四朗は栄一の才を見抜いたのです。
16話で退場してしまうのは少し寂しい思いです。
一橋家家臣・黒川嘉兵衛はみのすけ。
文久3(1863)年より一橋家に取り立てられます。
将軍後見職となった一橋慶喜の上洛(じょうらく)に先駆けて京都入りし、平岡円四郎と共に慶喜の側近として仕えました。
やがて円四郎が暗殺されると、一橋家の用人筆頭となり、栄一は黒川の部下として働くことになるのです。
みのすけさんの大河ドラマは2回目です。前回は「おんな城主直虎」で家康の家来を演じていました。
一橋家家臣・原市之進は尾上寛之。
若いころから英才の誉れ高く、水戸・弘道館の訓導として藩士を教育していました。
将軍後見職となった一橋慶喜の警護のため、武田耕雲斎の計らいで一橋家で働くことになります。
円四郎の暗殺後、禁裏御守衛総督に就いた慶喜の側近として重要な役割を果たしました。
青天を衝け「江戸幕府」のキャストたち。
大老・井伊直弼は岸谷五朗。
彦根藩主の14男として不遇な人生を送りますが、兄の病死により藩主に就任します。
さらに大老となり、幕府の実権を握り「安政の大獄」を断行して、慶喜らに非情な制裁を下すのです。
青天を衝けの井伊直弼は岸谷五郎さんが演じます。少しやさしく気が小さな井伊をどのように演じてくれるのか?
岸谷五郎さんも大好きな俳優さんで2011年の大河ドラマ「江~姫たちの戦国」で秀吉役を演じていましたね。
老中・阿部正弘は大谷亮平。
大河ドラマ初出演です。25歳で老中となった若きエリートです。
ペリー来航後の国難に立ち向かうため、水戸藩主・徳川斉昭を海防参与に登用するなど手腕を発揮します。
開国か鎖国かに揺れる幕府の舵(かじ)取りに、心労を重ねついに第6話で倒れ若い命を落とすのです。
老中・堀田正睦は佐戸井けん太。
一度は老中を罷免された身ながら、阿部の要請で再び老中に復活します。
阿部の急死後は幕府の中枢を担い、開国を推し進めようとするも失敗し、井伊直弼が大老となったことで、再び罷免されることになる。
勘定奉行・川路聖謨は平田満。
努力と才能で勘定奉行まで上り詰めた切れ者です。幕末の外交問題に欠くことのできない存在となります。
師と慕う人の息子である平岡円四郎に目を掛け、徳川慶喜の側近として円四郎を推薦します。
海防掛・永井尚志は中村靖日。
大河ドラマ初出演です。ペリー来航後、海防掛に就任します。
海防参与となった徳川斉昭の過激な言動に振り回され、将軍継嗣(けいし)問題では一橋派に属していたため、安政の大獄にて罷免。
やがて慶喜を補佐する立場になります。
青天を衝け「パリ編」のキャストたち。
水戸藩・徳川昭武は板垣李光人(りひと)。
第9代水戸藩主・徳川斉昭の十八男、慶喜の異母弟にあたり、幼名は松平昭徳(あきのり)。
昭武は将軍となった慶喜の名代としてパリ万国博覧会へ出向くことになり、ナポレオン3世との謁見という大役をはたし、随行した栄一と特別な絆を結びます。
大政奉還によって帰国を余儀なくされ、最後の水戸藩主となります。
昭武を演じる板垣李光人の大河ドラマ出演は2015年の「花燃ゆ」に続いて2回目です。10代で2度の大河ドラマ出演になりました。
外国奉行・栗本鋤雲は池内万作。
幕府の奥医師を免じられて蝦夷(えぞ)地へ左遷されてしまいます。
ただ、箱館奉行組頭としての功績が認められて目付となり、さらに外国奉行に昇進します。
幕府の財政問題を解決するため、栄一らがいるパリへと向かいます。
外国奉行支配・田辺太一は山中聰聰。
愛称は田兄(でんけい)。
遣欧使節団の一員としてフランスに渡った経験を持ち、昭武に随行するパリ万博メンバーとして再びパリへ向かいます。
このパリ万博で、日本の幕府とは別に、薩摩藩が独立して出品しようとしたことから、薩摩藩の代理人・モンブラン伯爵に猛抗議するのです。
外国奉行・向山一履は岡森諦。
パリ万博の使節団では全権公使を務めます。フランス側の通詞・カションと折り合いが悪く、仲たがいになります。
日本から来た後任の栗本鋤雲に代わり、ひと足早く帰国します。維新後は静岡へ移り、学問所の頭取として教育に力を注ぎます。
外国奉行支配・福地源一郎は犬飼貴丈。
長崎で蘭学を学び、外国奉行の通詞として活躍します。幕府の使節の一員として二度渡欧したことで開かれた文化を体感し、新聞記者への夢を抱くのです。
維新後は大蔵省に入るが、やがてジャーナリストに転身し友人である栄一から、慶喜の伝記を編さんしたいという相談を受けます。
大河ドラマ初出演です。
奥詰医師・高松凌雲は細田善善彦。
一橋家の軍制所に勤める医師であったが、慶喜が将軍を継承したことで、幕府の奥医師となります。
昭武のお付き医師として、栄一らと共にパリ万博へ随行します。
そのまま留学生としてフランス医学を学んで帰国。旧幕府軍と新政府軍が戦った箱館にて、敵味方の区別なく治療にあたるのです。
傅役・山髙信離は山本浩司。
昭武の傅役としてパリに随行。万博後は昭武とともにパリにとどまり、留学生取締役となります。
維新後は明治政府の官僚となり、国内での博覧会の準備などに携わります。
青天を衝け「京都幕末編」のキャストたち。
薩摩藩士・五大才助(友厚)はディーン・フジオカ。
第13話「栄一、京の都へ」で登場しますね。
長年の長崎遊学によって世界情勢に通じ、貿易による富国強兵を唱えて渡英します。
栄一と共に生きた人物ですね。パリ万博に薩摩藩として参加しています。のちに「西の五大、東の渋沢」と称された実業になります。
さて、栄一とは何話で会うのでしょう。どのような場面なのでしょうか?
薩摩藩士・西郷隆盛は博多華丸。
久光が目指す公武合体実現のため、流罪を赦免されて藩政に復帰します。大坂にある薩摩藩士・折田要蔵の塾に、一橋家の命で偵察に来ていた栄一と出会います。
⇒第15話「篤太夫、薩摩潜入」で登場し、篤太夫(栄一)と酒を交わします。
周りの薩摩藩士たちは栄一に不信の目を向けていたが、西郷は共に豚鍋をつつきながら栄一を見定めようとするのです。
薩摩藩士・大久保利通は石丸幹二。
薩摩藩の実権を握る国父・久光の側近として、公武合体を実現するために上京します。
裏工作に奔走しつつ、腹の内が読めない慶喜を強く警戒します。
第13話「栄一、京の都へ」で登場しますね。
第14話「栄一と運命の主君」では薩摩に戻ります。
やがて、明治新政府では大蔵卿に就任するが、部下となった栄一とは近代化をめぐる路線の違いで対立します。
新選組副長・土方歳三は町田啓太。
誰もが知る新選組の「鬼の副長」土方歳三を演じるのは「町田啓太」さんです。
大河ドラマは2018年の西郷どんに続き2回目の出演になります。
第13話「栄一、京の都へ」で初登場し、第16話「恩人暗殺」の池田屋事件で再登場します。
池田屋事件で功績を上げた新選組副長の土方歳三ですが、幕臣になった栄一とある任務で出会います。
土方も武州多摩の農民から武士になった方ですよね。武士への憧れが人一倍強かった人物だと思います。
この二人の出会いは第20話「篤太夫、青天の霹靂(へきれき)」です。
この二人の接点はなさそうですがお互いが農民から武士になったので(武州出身者)何かシンパシーを感じたのでしょうね。
どのような演出になるのでしょうか?楽しみですね。
福井藩主・松平慶永春嶽(しゅんがく)は要 潤。
松平春嶽を演じるは要 潤さんです。
松平慶永は「才ある美しいものを好む」という気質からか、慶喜の英邁(えいまい)さをいち早く見抜いてすっかり心酔するのです。
第4話「栄一、怒り」では、いきなりお風呂のシーンがありましたね。ほんとドッキリです。
橋本佐内役の小池鉄平さんとは初めから裸のお付き合いです。インパクトのある登場しーんでした。
春嶽は徳川慶喜を次期将軍に押し上げるべく奔走し井伊直弼と対立します。安政の大獄で隠居した後、慶喜と共に京へ上り、政界に復帰します。
そして、慶喜に助言をするのです。
福井藩士・橋本左内は小池徹平。
小池鉄平さんは大河ドラマ初出演です。第4話で松平慶永(春嶽)と裸の付き合いで登場しますね。
藩主の慶永に才能を見いだされ、藩医の立場から側近になります。
将軍継嗣(けいし)運動の中心となり、慶喜の側近・平岡円四郎を巻き込んで、慶喜の英邁(えいまい)さを伝える文書を完成させますが、
安政の大獄で若き命を失います。
薩摩国父・島津久光は池田成志。
息子である薩摩藩主・茂久(もちひさ)の後見となり、「国父」として藩政を動かします。
公武合体を推進するため、薩摩より兵を率いて上洛(じょうらく)します。
雄藩による政治参画を実現するため「参与会議」を発足させ、参与メンバーである一橋慶喜とは横浜鎖港をめぐって対立します。
薩摩藩士・折田要蔵は徳井優。
昌平黌(しょうへいこう)で蘭学(らんがく)を学び、兵学に通じる方です。
迫り来る異国の脅威に備え、大阪湾に砲台を築造するため、幕府から御台場築造掛(おだいばちくぞうがかり)に抜擢(ばってき)されました。
栄一はその人となりを探るという命を受け、大坂にある折田の塾へ潜入捜査することになります。
宇和島藩主・伊達宗城は菅原大吉。
第8代宇和島藩主。
将軍継嗣問題では慶喜擁立に関わったことから、安政の大獄では隠居謹慎に処された。島津久光の公武合体運動によって政界に復帰します。
朝議参与に任命されるが、久光や松平春嶽(しゅんがく)らと共に開国の道を唱え、慶喜と衝突します。
土佐藩主・山内容堂は水上竜士。
第15代土佐藩主。
安政の大獄では、将軍継嗣に慶喜を推したことで隠居謹慎を命じられますが、その後、朝議参与に任命。
容堂の酒好きは有名で、伊達宗城からは酔狼君(すいろうくん)とあだ名されたほど。容堂が慶喜に建白したことで、大政奉還が実現します。
会津藩主・松平容保は小日向星一。
強力な軍事力を誇った会津藩の藩主・松平容保を小日向さんのご子息・星一さんが演じます。
大河ドラマは初出演です。
文久2(1862)年、過激な攘夷派が横行する京の治安維持のため、幕府から会津藩に白羽の矢が立てられるのです。
容保は病床にあったが、徳川家への忠誠心から上洛し、京都守護職に就任します。容保の下で、市中警護のための浪士隊「新選組」が活躍します。
桑名藩主・松平定敬は小日向春平。
兄の星一さんと兄弟で出演ですね。大河ドラマ初出演です。
定敬は14歳の若さで婿養子に入って桑名藩主となります。
定敬は同い歳だった第14代将軍・家茂からの信任が厚かったため、家茂の上洛と共に京都へ初上洛します。
京都所司代を命じられ、兄・容保と共に京都の警護にあたります。
鳥羽伏見の戦いの際、容保・定敬兄弟は第15代将軍・徳川慶喜と行動を共にしました。
第15話で初登場です。
長州藩士・井上聞多(馨)は福士誠治。
福士さんも大河ドラマ初出演です。長州藩の尊王攘夷派のひとりです。ですが、伊藤俊輔らとロンドンに渡り、開国派に転じました。
下関戦争で長州が敗戦すると、伊藤と共に英国公使との調停にあたります。
維新後は大蔵省に入り、その右腕となったのが栄一です。気性の荒い井上と馬が合った栄一とのコンビは「雷親父と避雷針」と呼ばれるほどだったようです。
青天を衝け「京・公家」のキャストたち。
第百二十一代天皇・孝明天皇は尾上右近。
異国を毛嫌いし、攘夷の決行を幕府に迫ります。
とはいえ倒幕を望んではおらず、公武合体に理解を示し、妹・和宮の家茂への降嫁も認めました。
攘夷派の公家たちが長州藩と手を組むようになると、三条実美(さねとみ)ら七卿を京より追放。
禁裏御守衛総督(きんりごしゅえいそうとく)となった慶喜を頼みにします。
公家・岩倉具視は山内圭哉(たかや)。
朝廷改革を志す公家。
桜田門外の変で井伊直弼が殺害された後、公武合体を計画する幕府と交渉する立場にあった岩倉は、和宮降嫁を後押しました。
しかし尊王攘夷派から佐幕派とみなされ、排斥の圧力によって孝明天皇からも疑われるようになり、やがて蟄居(ちっきょ)の命を受けます。
NHKの番組は2015年9月から2016年(全156回)に放送した連続テレビ小説「あさが来た」の山本雁助役を演じています。
この作品の脚本も大森美香さんなので青天を衝けでも選ばれたのでしょう。
大河ドラマは「新選組」に登場しています。
公家・中川宮は奥田洋平。
公武合体派の中心の一人。
安政の大獄で一橋派として処分されるが、井伊の死後に赦免されます。
孝明天皇の信頼を厚くし、薩摩藩や会津藩と手を結んで、急進的な攘夷・倒幕を唱える長州派の公家を京都から追い出しました。
やがて孝明天皇の死によって求心力を失います。
公家・三条実美は金井勇太。
攘夷派の公家。
長州藩の尊攘派と手を結び、攘夷祈願のための孝明天皇の行幸計画を主導するが失敗します。
中川宮らが主導した八月十八日の政変で京都から追放され、長州へと逃れることになります。
明治維新後、官位が戻され、明治新政府の議定に岩倉具視(ともみ)と共に就任します。
青天を衝け「栄一に影響」を与えたキャストたち。
江戸の武具商・梅田慎之介は渡辺徹。
江戸の武具商。
横浜焼き討ち計画を実行するため、栄一と喜作が武器の調達に梅田の店を訪れます。
百姓の姿をした二人を見ていぶかしがるが、武士顔負けの心意気と金払いのよさにほれ込み、力を貸すことを決めるのです。
第11話「横濱焼き討ち計画」で登場しますね。
砲術家・高島秋帆は玉置宏。
玉置さんが大河ドラマに出演するのは「2012年の平清盛」以来です。
玉置さんが演じる高島秋汎(しゅうはん)も日本を変えようと努力をしている洋式砲術家です。
保守派の陰謀で投獄され、その後、栄一が生まれ育った武蔵国(むさしのくに)・岡部藩(おかべはん)の牢(ろう)に移されます。
やがてペリー来航により、秋帆の見識が幕府に求められて赦免になります。
岡部藩代官・利根吉春は酒向芳(さこうよし)。
栄一が暮らす血洗島村を治めている岡部藩の代官です。
時折、中の家(なかんち)にやってきては横柄な態度で馳走(ちそう)をむさぼり、宗助や市郎右衛門に莫大な御用金や人足を求めます。
やがて大人になった栄一も対立することになります。
剣術家・真田範之助は板橋駿谷。
大河ドラマ初出演です。
北辰一刀流・千葉道場で腕を磨いた剣豪です。
各地の道場を巡っては武者修行を続け、尾高の道場に手合わせを挑んできたことをきっかけに、栄一たちとの友情が生まれます。
儒学者・大橋訥庵は山崎銀之丞。
江戸の儒学者。
「思誠(しせい)塾」を開き尊王攘夷を唱え、多くの塾生に影響を与えます。
栄一の従兄(いとこ)である尾高長七郎も塾生のひとりであり、大橋の思想に傾倒。大橋の旗振りによって老中・安藤信正の暗殺計画を企てます。
江戸幕府 勘定奉行の小栗忠順は武田真治。
小栗は遣米使節として渡米し、帰国後は江戸幕府の勘定奉行として理財の才を発揮しました。
財政改革における栄一のあこがれだった人物でした。
武田真治さんは『江~姫たちの戦国~』以来の大河ドラマ出演です。
⇒第17話「篤太夫、涙の帰京」で初登場します。
米国海軍軍人・「マシュー・ペリー」はモーリー・ロバートソン。
大河ドラマ初出演です。
日本を開港させるという使命を背負い、黒船を率いて浦賀に到着。幕府に国書を手渡し、その半年後に約束通りに再来航しました。
煮え切らない幕府に強気の交渉で挑み、日米和親条約を締結させます。
「青天を衝け」キャストの総評。
第26話から物語の舞台はいよいよ明治に入ります。栄一の人生を変えたのは平岡円四朗と徳川慶喜でしょう。
しかし、明治になると慶喜は駿府に隠居しています。ただ栄一は慶喜が将軍の任から外されて一般人になってもずーと尊敬しています。
青天を衝けはやはり栄一と慶喜の関係がこの大河ドラマの大きなテーマなんですね。慶喜の晩年をどこまで見せてくれるのか注目ですね。
まとめ。
実業家である渋沢栄一。一般人である人物を主人公にした大河ドラマは初めてかもしれません。
次代は幕末ですので、時代背景は過去の大河でもかなり多いと思います。そして、もう一人の主人公が徳川慶喜です。
慶喜も大河ドラマでは1998(平成10)年1月~12月に放送した第37作の「徳川慶喜」を本木雅弘さんが演じていますね。
本木雅弘さんは59作の「麒麟がくる」で斉藤道三も演じていました。
さて、青天を衝けの女性キャストを演じる女優さんの中には大河ドラマ初出演の方が今回は多いようです。
江戸時代の幕末からドラマは始まりますが、超男社会の時代に女性がどのような役割をしていたのかを知ることもできますね。
2021年放送開始は例年とは違いますが、久しぶりに関東が舞台であり非常に身近な東京・北区の地も登場するのでとても楽しみです。
私の生誕地でもある「北区・王子」をどのように描いてくれるのか?大いに楽しみたいと思っています。
大河ドラマ俱楽部の管理人です。
NHK大河ドラマをこよなく愛し毎週楽しみに視聴しています。
ただ視聴するだけでなく「あらすじと感想」を紹介しています。
でもリアルタイムで見ることができない時は見逃し配信で見たり
時々は歴代の大河も視聴しています。
管理人の大好きな大河ドラマをまとめていますので見逃し配信
と一緒に楽しんで下さい。
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